昭義のひとりごと2011年12月分  


このページは私の日記のようなものです。私の感じること、周りで起こったことを書きます。

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生徒さんへの重要な連絡があります。こちらです。(2011.12.30)必ずご覧下さい。

栄子先生のひとりごとはこちらです。理恵子の公式サイトはこちらです。
根津理恵子の ポーランド通信第17回がアップされました。 こちらからどうぞ!


12.30

 年越しのための一連の行事に追われています。今年も年賀状のプリントに悩まされました。プリンタの紙送りがうまく行かず、何枚かおきに「給紙ジャムです」というメッセージが現れます。その度に年賀状を引っ張り出して、プリンタのフタを開閉してプリントを再開させました。これが結構手間です。このプリンタは前にも紙送りに問題があり修理に出したのですが、戻ってくるのに1年以上かかってしまいました。それでも完璧に直った訳ではありません。でもこのプリンタは紙送り以外は問題なく動作しているので、かなり旧型ですが、新型に替える気になれません。それに今のOS(Lion)に対応したプリンタ・ドライバがあるので、まだ充分現役で使えます。
 今では2〜3世代以上後のプリンタが現役で、外形が1まわり小さくなり、速度も速くなり、5年の保証がつくようになりました。
 今月初めの発表会の時、最初プログラムの表紙を和紙のような紙にしたのですが、そのせいでドラムカートリッジ4本(黒、イエロー、マゼンタ、シアン)がダメになってしまいました。特別な用紙へのプリントは、用紙が対応しているかよく調べてからでないといけません。

 今日スタンドに給油と洗車をしに行きました。今年もあと1日なので、洗車をする人がたくさんいて1時間近く待たされました。
 また郵便局と銀行に行ったのですが、その時に通った商店街は正月の飾り付けの真っ最中でした。

 こうして激動の1年が暮れようとしていますが、来年こそは穏やかな良い年であることを祈っています。


12.27

 昨日も今日も無事終わりました。これで今年のN響の演奏会は終わりました。日に日にテンポがゆったりして、表情も変幻自在です。練習の時とは様子がかなり違うのですが、本番にはよくある事です。
 昨日は家に戻ってから色々やっていたら、眠くなってそのまま寝てしまいました。
 来年最初の演奏会はオーチャード定期ですが、私はのっていません。私は次のC定期が出番です。この時の2曲目、ヤナーチェックのシンフォニエッタは私が初めてN響に出演した時の曲です。その時はロブロ・フォン・マタチッチ先生指揮で、ヤナーチェックのシンフォニエッタとR.シュトラウスのドン・キホーテの2曲のプロでした。30年以上前の話です.........

 昨日も今日も錦糸町から江戸橋の間がとても混んでいるようだったので下道を行きましたが、下も年末の渋滞で大変でした。でも結果的には下を行った方が早かったようです。こういう時は幹線道路ではなく裏道を行った方が良いようです。


12.25

 今日は3日目、クリスマスの日にふさわしい良い演奏になったと思います。普通は日を追うに従ってオーケストラのペースになって行くものですが、スクロヴァチェフスキさんの指揮は自由さが増してきています。おとといも今日も客席を見るとほとんど空席がない状態で、スクロヴァチェフスキさんの人気はすごいです。
 明日19:00からもう1回ホールで、あさっては同じく19:00からサントリーホールで第9を弾いて、今年の演奏会は終わります。

 終演後六本木に行く人を乗せて走りました。ナビに逆らって外苑東通りを走ったら、ミッドタウンの前で渋滞に嵌まってしまいました。今までここはほとんど走ったことはなかったのですが、すごいクリスマスの人出ときれいなイルミネーションが見られました。
 それにしても今日は交通情報がそこら中で事故の×印を示していました。実際に走っていても、道を間違えて強引に割り込んでくる人がたくさんいて、合流分流は気をつけないといけません。明日あたりは仕事納めの前の渋滞が気になります。


12.24

 昨日寝る前に玄関脇の部屋のTL-51X+Model2と、奥の部屋のMYRYADのMCD500を入れ替えました。奥の部屋でTL-51X+Model2とMCD500をSV-310につないで、切り替えて聴いてみました。最初の印象はMCD500の方が浸透力があったのですが、微妙にMCD500の方が音量が大きく聞こえます。その分TL-51X+Model2のボリュームを上げてみたら、基本的性格にあまり違いはありませんでした。このMCD500は私の初代のオーディオ指南役の方に、スチューダーに似た音を持っているという事で紹介していただいた物です。DACを使わずアナログアウトを直接SV-310に入れています。
 玄関脇のシステムはスリム化した方が良いので、MCD500をこちらに入れることにしました。ラックも1段タナを外して、mini91Bもここに収納しました。おかげで机の上にはアンプ類はなくなり、スッキリしました。奥に持って行ったTL-51X+Model2で再生する時は、今までよりボリュームを少し上げることにしました。
 この過程で明らかになったのですが、現状ではDevonよりLS5/9の方が表現力があります。この前LS5/9を長辺置きして御影石をやめてから、音が気持ち良く前に出てくるようになりました。DevonはLS5/9と較べると、今一つ音が決まっていません。セッティングを見直す必要ありのようです。


12.23

 今日は第9の2日目でした。まず1つ用事をすませてから、ホールに向かいました。途中で皇居の前を通りましたが、今日は皇居に入って行く車が多かったです。今日は天皇誕生日ですから、参賀に来る人たちがたくさんいらっしゃったのでしょう。
 今日も錦糸町から先は渋滞しているようなので、錦糸町からは新大橋通りを走り、水天宮の先で右折して、永代通り経由で皇居の前に出ました。今日は休日、首都高は車の量は少ないのに渋滞していました。

 今日はマチネーということもあって、会場は1階2階はともに満席に見えました。3階はステージの上からはよく見えませんが、こちらもかなりのお客さんがいらっしゃいました。
 スタニスラフ・スクロヴァチェフスキという名前から、ヒョッとしてポーランド生まれでいらっしゃるのかな?と思いWikipediaで調べてみたら、案の定スタニスワフ(スタニスラフではなく)・スクロヴァチェフスキという名前でポーランド生まれでいらっしゃることが分かりました。
 1923年生まれでいらっしゃるので、現在88歳という事になります。指揮されている姿を拝見すると、とてもそのようなお歳には見えません。いつまでもお元気でいて欲しいです。


12.22

 今日は第9の本番初日でした。今回は色々な事が例外的な形で進行しています。まずソリスト&打楽器の登場が4楽章の始めであること、そしてソリストの位置が下手の第1ヴァイオリンの後であることです。特にソリストの位置は、会場でどう聞こえたのでしょうか?
 今日は忙しかった上に春から体調不良のため演奏会に来られなかった栄子先生が、久し振りにN響の演奏会を聴きにきました。本番の前に一緒に軽く食べようと思って公園通りを歩いたのですが、目ぼしいお店は忘年会ですべて貸し切りになっていました。
 今回は第9のみの1曲なので、ゲネプロはいつもより早く終わりました。東急ハンズで手帳のリフィルを買いに行きました。前は手帳のコーナーは高い階にあったのですが、今日行ってみたら2階に移っていました。システム手帳はあまり使われないのか、リフィルの種類は少なくなっています。私が欲しいのはバーティカル型のウィークリーと見開き3分割のマンスリーです。基本的にスケジュールはiPad2に移行し、MacBook Proと同期しているので、データは心配ないのですが、一応システム手帳にも残しています。

 とても元気なスクロヴァチェフスキさんの指揮のおかげで、終わった時の会場の拍手はとても盛り上がりました。年末を飾るにふさわしい第9だったと思います。明日は午後3時からのマチネーです。


12.21

 今日の練習はコーラス&ソロ付で4楽章から始まりました。その後1、2、3楽章の順に練習しました。スクロヴァチェフスキさんは fp の対比をとても大事にされていて、fff のところはほとんど注文がありませんでした。とても細かいニュアンスの聴かれる本番になるでしょう。
 今回はスクロヴァチェフスキさんとしては初めて対向配置になっています。ファーストの細かい動きが聴き取り難いので、私はどうしても対向配置は好きになれません。

 新年になると距離制料金という大義名分をつけた首都高の大幅値上げがあります。今の700円がほぼ900円になるのですから、実質的にほぼ3割の値上げです。6km迄が500円とかいう根拠の全然ない値上げがなんのチェックもなしに出てくるのは一体何なのでしょう。
 来月からは700円で行ける所だけ首都高を使うようにしようと思っています。


12.20

 今日から今年最後の第9の練習が始まりました。今日はオーケストラのみの練習で、明日合唱とソロが入ります。
 指揮はスクロヴァチェフスキさんで、1楽章から順に弾いていきました。どの楽章も最初の部分と弱音( p )の部分を重点的にとても細かく練習しました。どのようにまとまるのか、楽しみです。

 1階の玄関脇のレッスン室のAutograph miniは机に載せてありましたが、圧迫感があるのでスタンドに載せました。それに伴ってTL-51X+Model2を奥のレッスン室のMYRYADのMCD500と入れ替えようかと思っています。MCD500にすればラックの棚が1つ空くので、mini91Bをラックに収められます。
 あるいは玄関脇にMCD500を、TL-3N+SV192S+MC-3を1階奥のレッスン室に、TL-51X+Model2をリビングに、というのもありかな?いずれにしてもリビングと1階奥のレッスン室のどちらをメインのシステムにするか、悩ましいです。聴く機会はリビングが一番多いので、ここで良い音で聴きたいという気持ちもあるし、DevonとLS5/9がある奥のレッスン室で良い音を出したいという気持ちもあります。


12.15

 デュトワ先生は変幻自在に表情やテンポが変わるので、弾く方はかみ合わなかったら大変です。今日も私のところからでは、色々な表情は分かりませんでした。こういう時は手応えを感じられず、終わっても「やった!」という感じが持てません。客席ではどのように聞こえたのでしょう?
 今年はあと第9公演5回残すのみとなりました。今年はNHKホールで4回、サントリーホールで1回です。指揮はスクロヴァチェフスキさんです。


12.14

 今日はB定期の本番でした。弾いていてテンポがよく分からないというか、感じられなくなる事が何回かありました。私の座っているところのせいかもしれませんが、今日は「?」の連続でした。明日はハズレないように頑張ります。
 ゲネプロのあと楽屋に戻ってきたら、無性に眠たくなって一寝入りしてしまいました。気がついたら5時を過ぎていました。今日は楽譜を入力しようと思って準備していたのですが、無駄に終わってしまいました。


12.13

 今回のプロはデュトワ先生の本領発揮というプロで、先生のファンはとても楽しめるでしょう。先生はバルトークの第1楽章にとても思い入れがおありになるようで、とても時間をかけられていました。午前中はバルトーク、午後からヒンデミットに続いてプロコフィエフのピアノ協奏曲を練習しました。ソロのルガンスキーさんはこの難曲をサラッと何の苦もなく弾かれていました。

 夜になったらクロネコがこの前メールで教えていただいた61×61×16mmの黒檀ベースを持ってきてくれました。

 左がこの前手に入れた黒檀のベース、右が今回の黒檀ベースです。下の写真のようにStirlingに着けたスパイクを真鍮ベースで受け、それをこの16mm厚の黒檀に載せました。後側は最初は4点支持にするつもりでしたが、3点支持にした方が良さそうなので、方針変更しました。

 音を聴いた感じでは、帯域のバランスも良いですし、色々な事が気にならずにじっくり聴けます。特別に強くアピールしてくる訳ではないのですが、違和感なく楽しめるこの感じが素晴らしいです。今日はオーケストラ物を中心に聴いたのですが、時間のある時にヴァイオリンやピアノのソロ、室内楽なども聴いてみます。
 同じ黒檀でもこの2種類のブロックはかなり音が違います。私には今回の大きな黒檀ベースの方がピッタリ来ます。どこがどう、というより聴いて落ち着いていて違和感がないこの響きが気に入りました。同じ黒檀でも形大きさが違うと、響きはかなり違ってきます。同じ黒檀といっても、RogersとStirlingは山本音響工芸のアフリカ黒檀のベースを使っています。Autograph miniには東急ハンズで買った黒檀の立方体(多分縞黒檀)を使っています。それぞれのスピーカーを相手に自分の気に入った音が出るまで、かなり試行錯誤を繰り返さないとダメなようです。


12.12

 昨日の発表会の時は、会場に着いた時から多分埃によるアレルギーで、最初から最後まで鼻がムズムズしていました。裏方の仕事がある上に録音のことも気になるので、私はずっと舞台袖でヘッドフォンをかぶっていました。おかげで今回残念ながら写真は撮れませんでした。演奏会が終わって外に出たら鼻はムズムズしなかったので、会場の埃によるアレルギーだと思います。
 今日練習が終わって家に戻ってから、昨日のR-4による録音を聴きました。昨日も舞台袖で普通に聴くより、ヘッドフォンで聴いた方が細かいことまでよく分かりましたが、今日録音を聴いても細かい弾き方まで克明に分かります。昨日の会場は打ち合わせの時に、会場のマイクの音をもらえるという話だったので、R-4に大活躍してもらいました。この音を聴くとその甲斐がありました。
 R-4は40GBのハードディスクを内蔵し、2GBまでのコンパクトフラッシュにも対応しています。今では後継のR-4 Pro(80GBのハードディスク内蔵、コンパクトフラッシュのスロットはなし)とR-44(32GBまでのSDカードに対応 ハードディスクはなし)に替わっています。

 今日はデュトワ先生の今月最後のB定期の練習初日でした。
 ヒンデミット/ウェーバーの主題による交響的変容
 プロコフィエフ/ピアノ協奏曲第3番(ピアノ:ニコライ・ルガンスキー)
 バルトーク/オーケストラのための協奏曲
というプロで、今日はバルトークとヒンデミットを練習しました。バルトークのオケコン(オーケストラのためのコンチェルト)はしばらく弾いていなかったので、とても新鮮に感じました。ヒンデミットは聴いたことはあるような?でも弾いた記憶はほとんどありません。明日はこの2曲のあと、プロコフィエフのピアノ協奏曲を弾きます。


12.11

 今日は第18回ミューズ・コンサート(ミューズ音楽教室の発表会)でした。今回は東部フレンドホールではなく、江戸川区総合文化センターの小ホールが会場です。朝から調律をしてもらい、11:00〜12:30までリハーサル、そして13:00から本番でした。人数が多いこともあって、終演は16:30でした。現在の生徒達の他に、現在音大音高に在籍中の卒業生達も演奏してくれました。皆それぞれに頑張ってくれました。

 今回はEDIROLのR-4で録音しました。ビデオの業者の方が自前のマイクを持ち込んでいらっしゃったので、それをいただくこともできたのですが、違うマイクの音を録音した方が面白いので、会場の釣りマイクの音をもらいました。(右横のCANONコードで音をもらっています。)このR-4は44.1/48/96kHz 16/24bitで録音できます。今回は44.1kHz 16bitで録音しました。ヘッドフォンで聴いた感じでは、自分でマイクを立てるよりはずっと鮮度の高い音でした。


12.9

 Devonに履かせるインシュレーター、黒檀+真鍮&ステン、桜+真鍮&ステン、真鍮&ステンのみの3種を試してみました。それぞれ持ち味があり、それぞれに良い部分があるのですが、全体として一番自然に感じたのは真鍮&ステンのみでした。Rogers LS5/9やAutographminiでは決め手だった黒檀+真鍮&ステンは、今回目立ったメリットは感じられませんでした。真鍮&ステンのみの場合より音が固まって聞こえます。アサダ桜にすると音の伸びは良いのですが、音色には「?」が残ります。現状では音の伸び、音色ともに真鍮&ステンのみの場合が良いです。こうやってみると、スピーカーや設置場所の状態によって、合うものはかなり違うようです。オールマイティはない、ということです。DevonとStirlingのインシュレーターはまだしばらく試行錯誤が続きそうです。
 この前山本音響工芸の黒檀製V字溝受けについて書きましたが、ある方から61X61X16mmのベースがあることを教えていただきました。これなら黒檀のベース+真鍮&ステン・スパイクを実現出来そうです。このベースが手に入るのは来週半ば位になりそうです。そうしたら何かの進展があると思います。


12.7

 ずっとStirlingに履かせるインシュレーターについて悩んでいました。床に直置き、御影石、コーリアンのボード、そしてその上に真鍮&ステン・インシュレーター、黒檀ブロック、アサダ桜ブロックと色々試しましたが、どれも求める音を聴かせてくれませんでした。このところ黒檀+真鍮&ステン・インシュレーターが良い音を聴かせてくれているので、幅40cm位の黒檀の角材がないかと思っていたのですが、残念ながら適当な物は見つかりませんでした。一番期待していたのは、山本音響工芸の黒檀製V字溝受けだったのですが、幅25cmしかないので使えません。(スパイクを真鍮のベースで受けて、これを黒檀の角材に載せれば、黒檀+真鍮&ステン・インシュレーターと同じ状態になると思ったのですが.........)そこでダメ元で同社の黒檀製のスパイク受けを取り寄せて試してみました。前面の2本のスパイクをこれで受け、後ろは中央1点をこのベースに載せてみました。


山本音響工芸の黒檀+セラミック・スペーサーPB-18

 置き方がイメージ通りではないので、聴いた結果は「これで決まり!」ではないのですが、今まで聴いた中では一番響きが落ち着いて、音に芯が感じられます。そして音量を上げてもうるさく感じないのが素晴らしいです。高域が少し抑え気味に聞こえるので、高域用の42 Singleのレベルを少し上げました。今は黒檀+ステンのスパイクという、真鍮抜きの状態です。黒檀ブロックに真鍮+ステンを載せて、その上にStirlingを載せる、という方法もあるかもしれませんが、あまりに安定度が悪いので、これはパス!いささか中途半端ではありますが、しばらくはこのまま行きます。
 一緒にDevon用に黒檀のブロックも取り寄せたのですが、明日素面(しらふ)の時に試します。Devonは重いし、足場が悪いので、この前Devonを抱えてひっくり返ったことを思い出して、今日は止めました。
 それにしても再追試の結果、御影石はある部分良さがあるのですが、私には黒檀+真鍮&ステンの方がピッタリ来ます。残念ながら!

 今日飲んだのは大震災で被害を受けた塩釜の浦霞の山廃純米酒「貳百八拾號」です。この震災の影響で作られていないお酒もありますが、頑張って色々な物を出荷されています。その心意気を応援する意味でも、皆様に是非味わっていただきたいです。


12.5

 夕方からRogersに履かせるインシュレーターの聴き較べをしました。昨日一応決めた防振ゴム+御影石+真鍮&ステン・インシュレーター、真鍮&ステン・インシュレーターのみ、アサダ桜のブロック+真鍮&ステン・インシュレーター、黒檀のブロック+真鍮&ステン・インシュレーターの4つが候補でした。
 結論から言うと良かったのは2つ、真鍮&ステン・インシュレーターのみと黒檀のブロック+真鍮&ステン・インシュレーターです。防振ゴム+御影石+真鍮&ステン・インシュレーターは音が硬く、アサダ桜のブロック+真鍮&ステン・インシュレーターは何か焦点が合っていないような感じでした。
 真鍮&ステン・インシュレーターのみも音が活きているのですが、本命は黒檀のブロック+真鍮&ステン・インシュレーターでしょう。コーンという感じの音の芯が聞こえてきて、音が活きているのです。この調子だとDevonにも黒檀のブロックをあてがった方が良さそうです。

 上の写真はAutograph miniのセッティングです。Rogersも同様にスピーカースタンドに黒檀のブロックを置きその上に真鍮&ステン・インシュレーターを置いて、そこにLS5/9を載せました。(写真が暗くてよく分からないので、Autograph miniの様子をご紹介しました。)音の広がりを求める方は、真鍮&ステン・インシュレーターのみをとるかもしれません。でも私は黒檀のコーンという音の芯に惹かれました。どの場合も御影石はあまり良い結果は出ません。振動を伝えないという意味では良いと思うのですが、どうも今一つです。
 こうなるとStirlingをどうするか考えないといけません。今は防振ゴム+御影石の上に載せて、真鍮のスパイク受けを使っています。試すとすると黒檀のスパイク受けを使って、御影石かコーリアンを使うか直接床に置くかでしょう。Devonは黒檀+真鍮&ステンで決まりでしょう。問題はStirlingです。良い結論が出ると良いのですが.........


12.4

 マーラーの8番が無事終わりました。細部には色々ありましたが、なんとかこの記念碑的曲を弾きました。この次この曲が登場するのは一体いつのことでしょう?
 滅多に演奏されない曲のせいか、ステージから見ると客席は大入満員に見えました。それにしてもこの曲、ヴァイオリンはほとんど弾き詰めです。疲れました。

 夜になってからRogersのLS5/9の下に防振ゴム+御影石+アサダ桜のブロック+真鍮&ステン・インシュレーターを入れて聴いてみました。桜のブロックと真鍮&ステンを重ねたら良いのかと思ってやってみたのですが、音は引っ込んでしまいました。桜のブロックを外してみたら、その方が響きは良かったです。でももともとのスタンドに真鍮&ステン・インシュレーターを直置きした方が響きは多いです。御影石を入れると響きが抑えられるようで、使わない方が気持ちは良いです。どちらが良いバランスなのかしばらく聴いてみます。Devonについてはスタンド周りの足場が悪く、気楽に御影石を載せられないので当分今のまま行きます。今日聴いた感じでは、RogersもDevonも御影石なしで行きそうです。
 Autograph miniだけは他のスピーカーとキャラクターが違い、音をほぐして前に抜くことをまずしないといけません。試しに防振ゴム+御影石+アサダ桜のブロック+真鍮&ステン・インシュレーターを入れてみたら、案の定音は硬めで引っ込んで聞こえます。防振ゴム+御影石を外してみたら、かなり良くはなりましたが、これだ!という感じではありません。そこで桜のブロックを黒檀にして、黒檀+真鍮&ステンを今まで使っていた木の台に載せて、その上にAutograph miniを載せてみました。これが大正解、今まで気になっていたことが解消されました。やっとAutograph miniの使い方が掴めました。
 明日はもう一度Rogersに挑戦します。今日試した防振ゴム+御影石+真鍮&ステンと桜のブロック+真鍮&ステンと黒檀のブロック+真鍮&ステンの3つを較べてみます。あるいは真鍮&ステンのみが良いかも?
 今日のAutograph miniの黒檀+真鍮&ステンのように、聴いて「これだ!」と思うものが見つかるまで流浪の旅を続けるのでしょう。


12.3

 マーラーの8番の本番でした。私自身は今日が一番うまくかみ合いましたが、デュトワ先生の棒が見えたり見えなかったりするので、何とも悩ましかったです。明日は少し右に寄ってみようと思いますが、明日になるとまた前の人の位置が微妙に変わるでしょうから、明日も出たとこ勝負になりそうです。
 この曲は編成が極端に大きいので20年に1度位のペースでしか演奏されません。(公演にかかる経費も普通の曲とはケタ違いでしょう。)ですから今回の公演を聴かれた方はとても貴重な経験をされた事になります。明日の公演にいらっしゃる方にも。是非楽しんでいただきたいです。

 発表会を控えてのレッスンをしてからホールに向かいましたが、土曜日の午後という事もあって、両国の合流以外は順調に行けました。いつもこうだと有難いのですが.........
 そう言えばおとといレーダー探知器のGPSの測位がうまく行かなくなり、運転している間中GPSを探したままの状態でした。ところが昨日の朝エンジンをかけたらすぐに「測位しました!」というアナウンスが聞こえ、前日のことがまるでウソのように直ってしまいました。今日も順調に動作しています。お守りが直ってホッとしています。

 5月にスピーカーのインシュレーターを色々試行錯誤した時に、御影石+ステン&真鍮インシュレーターをあまり時間をかけて聴いていませんでした。御影石+黒檀or桜材が思ったような響きがしなかったので、元に戻そうという一心でスタンドに直接ステン&真鍮インシュレーターを置いていました。この前サンバレーのショールームで御影石+黒檀&桜の音を聴いて、いささか感じるところがあり、もう一度じっくり聴いてみようと思っています。


12.2

 今日はマーラーの第8番のゲネプロでした。歌手の方の喉を考えての事でしょうが、今日はゲネプロだけで、明日あさっては本番のみです。

 ご覧の通り、普段の定期からは想像出来ないような光景です。ゲネプロを通してみると、時間的には1時間20分+αという感じでした。明日は18:00から本番です。めったに見られない聴けない珍しい本番になるでしょう。

 10時過ぎに家を出る時に交通情報を見ると、小松川の辺りで事故となっていました。そこで篠崎で下に降り、結局そのまま下道でホールまで行きました。でも高速を使った時より20分ほど余計にかかったくらいで着く事ができました。いつもこの位で行けるのだったら、値上げされる首都高を使わず、少し早めに出て全部下道という選択もありでしょう。


12.1

 今日から12月、色々の大事件があった今年も残すところあと1月となりました。今日はNHKホールで千人交響曲の全員での練習でした。練習所にはとても全員を収容し切れないからです。この規模の大きさは何とも言いようがありません。私自身は覚えていないのですが、年配の人たちは何となく若杉さんが指揮された時の事を覚えているようです。
 今回出演されている以前は肩当てを使われていなかった方が、肩当てを使われていました。しばらく肩当て談義をしましたが、肩当てがあった方が楽に弾けるというお話でした。私自身は肩当てを使いませんが、これはとても個人的な微妙な問題です。各自が自分のやり方を見つけるのが肝要です。(私自身のポイントは鎖骨の作る面と左腕の角度の2つです。でもそのポイントは人によって変わってくるでしょう。)ですから生徒には自分で選ぶように言っています。

 時間いっぱいまで練習したあと、来週の発表会の打ち合わせに江戸川総合文化センターに行きました。ロビーにはLEDのクリスマス・デコレーションがあり、とても華やかな雰囲気でした。東急ハンズにもLEDのデコレーションが陳列されていました。今や節電のために電球ではなく、ファイバーやLEDに移っているようです。

 夕食後のひととき、サン=サーンスのヴァイオリン作品集のCDを聴きました。この前MC-3を導入した時に最初に聴いたのがこのCDだったのですが、その時ヴァイオリン・ソロの音が活きているのに驚かされました。今日もあらためて聴いて、その感を新たにしました。ソリスト(Ulf Hoelscher)が弾いている姿が目の前に展開されるようです。

 こんなにかわいい機器1つでこんなに表現が変わるとは、本当に驚きです。なくても充分楽しめますが、一度この音を体験すると、MC-3なしは考えられません。これが使える環境にある方には是非ともお奨めしたいです。


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