ひとりごと2003年12月分  


このページは私の日記のようなものです。私の感じること、周りで起こったことを書きます。


このページは下から上へ順番に日付が新しいものになっています。
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栄子先生のピアノ教室プロフィールひとりごとも是非ご覧下さい。


12.31

 昨日OS XでCANONのPIXUS950iのプリントを色々試しているうちに夜が更けてしまいました。起きてからはExplorerのOS X上の動作を色々試してみました。細かい不都合な点をのぞけばプリントもX上でも大体出来ます。今度栄子先生用にiBookが来ます。1GHzのものです。ヒョッとすると私のPowerbookより速いかも?年末になってから注文したので、まだしばらく経たないと配達されないでしょう。これはもうPantherが搭載されていて、OS9では起動しないようになっています。いやでもOS Xに慣れないといけないということです。という事で私も仕方なくOS Xに移行せざるを得なくなりました。
 プリンタを選ぶのに今まではセレクタでやっていましたが、10.2ではプリントセンターを起動させないといけません。というように今までの常識が何の役にも立たないようになってしまいました。これからしばらく奮闘しないといけないようです。(また夜寝るのが遅くなりそうで.........)

 皆さま、良いお年をお迎え下さい。


12.30

 いよいよ年末も押し迫りました。今日は庭の樹に付けたイルミネーションを取り外しました。枝が細い樹なので三脚に上るとどうしても屁っぴり腰になってしまいます。そのあと近くのガソリンスタンドに行って給油と洗車をしてもらいました。年賀状の残りをプリントしましたが、やはり宛名職人の動作は今一つよく分かりません。(MacOSだけにプリンタのドライバをインストールした状態でも、裏面印刷のフォントは強制的にOsakaになってしまいます。これは宛名職人のv.9以降全てに起こる不都合です。)
 今OS Xでプリントしてみたら、ちゃんと指定したフォントでプリントされました。でもOS XのPrinter Driverは機能が低くてOS9ほどの自由度はありません。今年の年賀状は全部プリントしてしまったので、今度は来年です。その頃にはもう少し対応も良くなっていることでしょう。そろそろOS Xに移行しないといけないのかもしれません。

 栄子先生が自分でロールオーバーをトライしたようです。ブロードバンドが普及した今となってはこの程度のことは全然負荷にはならないです。昔のモデムやISDNでの接続ではグラフィックに凝ると表示が遅くなるので、今まで私はロールオーバーに手を出さなかったのです。(複雑なスワップイメージは一応試してはみています。)でも栄子先生のページを見ると私もやりたくなりました。

 昨日寝る前に送られてきたSV-91Bの箱を開けたら、今までの物以上に大きいA3の組立マニュアルがついていて中を読むとサンバレーのこのアンプにかける意欲がよく伝わってきました。
  私が何故サンバレーの物に拘るのかというと、それは買う前にその音をちゃんと聴く機会を持てるからです。店頭でいくら聴いても自分の家とは環境がまるで違います。それにノイズだらけの店頭でいくら聴いても参考にならないのです。他のメーカーでも試聴品を貸してくれるのでしょうが、私の場合にはそういう接点を持てるのは秋葉原の某専門店のKさんとサンバレーの大橋さんだったのです。(KさんにはMYRYADのCDプレーヤー、RogersのLS 5/9、TANNOYのStirling HE等今の私のシステムの中核を担うものを家で聴かせて頂きました。残念なことに今年の6月にはこの方は定年で引退されました。)
  サンバレーの大橋さんとはSV-3を作ったのが最初のお付き合いでした。(サンバレーを紹介してくれたのは同僚の真空管アンプの師匠Yさんです。それからSV-501i、SV-501 SE、SV-722(Macintosh型)、Model2DAC、そして今回のSV-91Bと作っています。)今では演奏とアンプ作りと分野は違いますが、私は同志のような気がしています。Kさんといい大橋さんといい私の好みを充分承知でいらっしゃるので、私にはとても参考になります。


12.29

 今年も残すところあと2日になりました。今日は一日掛けて年賀状の手直しと印刷をしました。宛名はOKIのレーザープリンタで、裏面はCANONのPIXUS 950iでプリントします。宛名のプリントはレーザープリンタなのでスピードも速く快適ですが、裏面になるとインクジェットプリンタは1枚あたり40秒ほどかかるので持っている年賀ハガキ全てにプリントするのにはかなりの時間がかかりました。それでも以前プリントごっこを使っていた時よりはかなり速くできました。写真のように一面ベタにプリントするわけではないのですが、インクの減りはかなり速いです。特にフォトシアンのインクの減りがとても速いです。
 いま使っているソフトは宛名職人ですが、去年v.10を導入したときに履歴の一括入力が出来ないので、v.9に戻した覚えがあります。今年もまたやってみたのですが、やはり出来ませんでした。試しにホームページに行ってみたらアップデータがあるようなので、ダウンロードしてインストールしたらそれは解決しました。(去年の暮に既にアップロードされていたようでしたが、私は見に行かなかったのでその存在を知りませんでした。残念.....)でもプリントの時のフォントが行書体を指定してもOsakaになってしまうのは困りものです。それにしてもこういう宛名書きソフトがあると年賀状という作業はそれほど負担になりません。(確認に時間はかけていますが、プリント自体は3時間弱で出来ました。)

 今日夕方楽しみにしていたサンバレーのアンプが到着しました。年末という荷物が集中する時期にしては出荷から1日以内ととても速く到着しました。音色の変化と繊細さ(線が細いという意味ではありません。)に富むStrad型のSV-501 SEと音が面で進んでくるdel Gesu型のSV-91Bの聴き較べは面白いです。私はどちらにも魅力を感じますが、強いて言えばSV-91Bの方が私の好みに合います。とても重い箱に入ってきて、箱を持ち上げた時にはぎっくり腰をやりそうになりました。新年になったら早速作ります。

 しばらくメールの送信が出来なかった理恵子がやっと送受信ともに出来るようになり、写真まで送ってこられるようになったのには安心しました。接続のポイントを変えたらちゃんとつながるようになったのです。ポーランドの通信事情は安定しているのかどうかよく分かりませんが、チョコチョコ問題が起きているようです。でもホームページを見たりメールが出来て時々携帯から電話がかかってきたりすると、感覚的には国内旅行をしているようにしか感じません。今の留学は昔とはかなり違うようです。
  同じことは私が演奏旅行の時に栄子先生が感じているでしょう。昔は海外旅行になると通信手段は手紙が主で、目の玉の飛び出るほど高い国際電話はタマにかけるだけでした。(結婚してすぐの頃の40日間の東南アジア旅行ではよく手紙を書いたものですが、家からは郵便が何日で着くのか分からないのであまり手紙は来ませんでした。それに手紙のやり取りにはタイムラグがあり過ぎました。)でも今ではどこにいてもメールでどんな用でもこなせるようになりましたから、世の中変わったものです。でもその分どこにいてもつかまってしまうので、良いような悪いような..........


12.28

 今日でレッスンの方も仕事納めでした。来年は6日に仕事始めになります。今日は午後から年賀状作りを始めました。ただ勢いで作ってしまうと必ず間違いがあるものなので、今日は印刷の直前までやり試し印刷までやってそこで止めています。(案の定つまらない間違いがそのあと見つかりました。)
 試し印刷をしていたら「プリンタのインクがなくなりました」というメッセージが出たので、近くのショッピングセンターに行ってインクのカートリッジをたくさん買い込んで来ました。街は寿司屋の前には松飾りというようにもう賀正ムードが横溢しています。
 今日買い物に行ったらさぞかし混んでいるのだろうと観念していたのですが、まず駐車場にすんなり入れた上に、ショッピングセンターの中も空いているのです。正月前の最後の日曜日という感じでは全然ありませんでした。テレビを見ると海外への脱出ラッシュだったそうで、故郷に帰る人も含めて近郊は空いているのかもしれません。ディーラーにタイアの空気圧を見てもらおうと思って行ったらなんと今日から年末年始の休業に入っていました。たまたま人がいて空気圧は見てもらえました。
 私自身は家で寝(?)正月です。旅行に出たくても長男スリッパを放り出すわけには行かないので.......そういえば今朝スリッパはエサが欲しいということで初めて前脚で寝ている私の額をノックしました。栄子先生は以前からノックされていたのですが、私は今日が初めてでした。「ニャ〜!」という声とともに額をノックされたのはしばらく忘れられないでしょう。それにしてもかわいかったニャ〜〜〜

 私にとってはステレオは商売道具の1つですからちょっとでも可能性があれば少しでも上を望みます。(でも行き過ぎると音楽を楽しむのを妨害します。バランスがとても難しいのです。)でも音楽を楽しむのだったらエレキットの6BM8とEntrySで充分です。私も寝室にこれを置いて楽しんでいます。これなら10万弱で結構楽しめます。私の場合一家3人が(今は2人ですが理恵子が帰国すれば3人です。)同時に違う曲を勉強する必要があるので、どうしてもある程度のものを最低でも3つ持つ必要があるのです。ですから普通の人から見ると贅沢に見えるのでしょうが、家族全員が音楽を演奏するなら当然の投資です。そういう環境で色々の物を集めた結果から、安いもので充分なのです。(勿論安くても良い物でなければダメです。コストパフォーマンスが大事なのです。)とにかく買う時には自分の家で時間をかけて聴いてから買うことです。店頭で聴いて良さそうに思えても、家でジックリ聴いたら大した事なかったということがとても多いからです。今までと違うということとそれが良いという事は違うのです。


12.27

 昨日の夜遅かったので朝9時頃起きて外を見たら、なんと一面の銀世界。もうちょっと早かったら本当にホワイト・クリスマスだったのに........

 今日は今年最後の演奏会でした。今日は結局全ての楽章がゆったりしていて、普段の第9と同じ感じでした。どちらかと言うと今日のテンポの方が落ち着いていて良かったように思いました。来年の初仕事は6日のC定期の練習です。

 今度の冬休みにまた300Bのアンプ(SV-91B)を作るつもりです。今まで色々なステレオを手に入れましたが、今その遍歴を通して感じている事を簡単にまとめます。最初にQUAD+Devon(TANNOY)で聴いていました。CDはメリディアン、レコードはリンソンデックです。それから6BM8、6BQ5、KT88を経て300Bに到達しました。スピーカーもB&WのCDM-9NT、RogersのLS5/9、ALR JordanのEntry S、TANNOYのStirling HEを手に入れました。CDプレーヤーはMYRYADとARCAM、レコードプレーヤーはREGAのPlanar25を手に入れました。結局何を感じたのかというと、どんなステレオを手に入れても結局はステレオは持ち主の個性で鳴るのだという事です。楽器と全く同じです。楽器の場合演奏家が自分の思うように鳴らし込んでいますが、博物館に飾ってある楽器はそれがいかに名器であってもその状態では鳴り切っていないものです。同様にステレオも持ち主が自分の理想とする音に向かっていつも鳴らしていないと、ちゃんと鳴ってくれません。ステレオの演奏家は持ち主なのです。ですから今度SV-91Bを作っても多分私の家ではどのアンプでも似たような感じに鳴ると思います。どのアンプでも私が自分の好きな音で鳴らすのですから......楽器の場合と同様持ち主の音楽感こそが一番大きなファクターなのです。
 横で聴いている人にとっては楽器の違いより弾き手の違いの方が大事なのですが、弾いている本人にとっては当然のことながら楽器の違いはとても大きな問題です。弾いた時の反応そのものが楽器によって違うのですから当たり前のことです。限られた予算と自分が巡りあえる楽器を勘案してどれかを選ぶのですから、その判断はその人の個性そのものです。ステレオも全く同様です。


12.26

 今日は第9の3日目、テンポも段々落ち着いてきて普段と同じような感じなってきました。3楽章のテンポが遅くないのだけは同じです。今年の第9は割と良くまとまっている感じです。今日はお昼頃から用事で色々なところを回ってからホールに行ったので本番前はいささか疲れていたのですが、眠気覚ましのドリンクを飲んで本番は乗り切りました。それが終わってから今年最後の忘年会に行き、今帰ってきたところです。渋谷の町はどこも大賑わいで皆さん今年最後の忘年会を楽しんでいらっしゃるようです。今年も残すところ明日の演奏会1回だけになりました。

 この気の早い松飾りは、NHKの西口を入ったところに飾ってあるものです。今日西口からNHKに入ったところに飾ってありました。でももう時期的には少しもおかしくないですね、たしかに。


12.25

 今日は家の中の片付けなどで一日アッという間に終わってしまいました。その割に何も出来なかったような気が........ポーランドにいる理恵子がこのところメールの受信は出来るのですが、自分の方から送信が出来ないという状態が続いています。一説によるとクリスマスの季節はこういう通信事情の悪化がよく起こるそうです。今は大事な用事は電話でしています。

 来年の5月に栄子先生と2人でコンサートを開きますが、その曲目をほぼ決めました。今回は初めてコンサートで弾く曲がとても多いです。うまくまとめられるか不安な部分はあるのですが、新しいことに挑戦してみようと頑張ってみることにしました。
 1.無伴奏パルティータ第3番/バッハ
 2.ソナタ/ルクレール
 3.悪魔のトリル/タルティーニ
 4.ポーランドの作曲家のヴァイオリン曲
   スケルツォ・タランテラ/ウィニアフスキー
   アレトゥーザの泉/シマノフスキー
   マズルカ/ザジツキ
 5.ツィゴイネルワイゼン/サラサーテ
というプロです。特に4番のポーランドの作曲家のヴァイオリン曲は、理恵子がワルシャワに行っているのでそれにヒントを得たものです。(初めて弾く曲というのは2、3、4のアレトゥーザの泉とマズルカです。これはいずれもオイストラフのCD「Pieces rares et virtuoses pour violon」を聴いて弾いてみようと思い立ったものです。)

 昨日書いた楽器と弾き手のことですが、弦楽器の場合は皆自分の楽器を持ち歩くので楽器と弾き手は不可分なところがあります。ですがピアノの場合は楽器はホールのものですから、同じピアノをたくさんの人が弾くわけです。すると同じピアノとは思えないほど人によって出てくる音が違ってくるのです。こういう例を見ると楽器の違いより奏者の違いの方が影響がはるかに大きいのです。弦楽器だって同じです。(弦楽器の場合は奏者がメインの楽器ではなくサブの方を弾いていてもほとんどの場合分からないものです。つまりその人固有の音は弾き手が決めているのであって、楽器が決めているのではないのです。〔ある人が自分の持っている楽器を色々取り換えて弾いても、聴いている人には皆ほとんど同じに聞こえるものです。〕勿論弾き出した途端に「これはすごいわ!」と思う場合もあります。でも普通の聴き手にはこの楽器の違いというのは分からないものです。分からないから弾き手の方はサブの楽器で弾く事があるわけです。どちらの楽器でもその人の個性はちゃんと聞き取れますし。)ウィーンフィルなどテュッティは団有の安い楽器を弾いているのにあのような素晴らしい音を出せるということが、楽器より腕ということの最も良い証拠でしょう。(勿論コンサートマスターやトップの人は名器を弾いていますが、全体としては大した楽器は使っていません。)

 今年もあと本番2日を残すのみとなりました。年明け早々の1月はデュトワ先生が指揮されます。最初のC定期の1曲目はストラヴィンスキーのディベルティメント「妖精のくちづけ」という曲です。私はこの曲を最初に知ったのはパールマンがリサイタルで弾いた時です。ですからこのディベルティメントはヴァイオリンの曲だと思っていたのですが、オーケストラの曲が元のようです。なかなか技術的に難しい曲で、リサイタルでもほとんど取り上げられない曲です。ですが私は聴いて楽しいのでこの曲は大好きです。(結婚前に栄子先生とこの曲を合わせた思い出があります。)メインプロはラフマニノフの交響的舞曲ですが、これもあまり弾かれない曲です。(このプロで1番有名なのは2曲目のサンサーンスのヴァイオリン協奏曲でしょう。)


12.24

 今日は第9の2日目、世の中はクリスマス・イブとやらで大渋滞でした。家からホールまで1時間半以上かかってしまいました。(そんな事もあろうかと充分余裕を見ています。)今日は栄子先生と一緒にホールに行きました。ホールに着いたら既に6時を過ぎていて、あまり早く着いたらどうしようという心配をする必要もありませんでした。
 栄子先生はN響の演奏会は久し振りに聴きに来ました。結婚前に栄子先生を第9の演奏会に誘った時のエピソードについては栄子先生のひとりごとをごらん下さい。
 演奏会の後どこかで食事をしようと色々電話をしたのですが、思いついたのが昨日なのでどこも予約など出来るはずがありません。家の近くのショッピングセンターの中の和食が前に長谷川先生と一緒に食べに行って美味しかったと栄子先生のお奨めがあるので、家まで慌てて戻って何とかラストオーダー前に滑り込みました。ゆっくり栄子先生とイブの食事が出来て幸せな気分で今家に戻って来たところです。
 ところで本題の第9のことですが、昨日は全体に速めでとてもあっさりした感じでした。今日は幾分テンポが落ちて昨日よりは時間がかかっていました。今回は2楽章や4楽章の速いところなどはどちらかというとゆったりしたテンポなのです。それなのに3楽章のテンポが異例に速いので全体の時間が短いのでしょう。このあと日を追ってテンポが落ちていったりして........

 色々の経緯があってまだ手に入っていないサンバレーのSV-91Bですが、そろそろ手に入りそうです。今度の冬休みの宿題になりそうです。これを作ったら部屋の環境にも手を入れようと思っています。
  色々な試聴記を読んでいると、楽器の違いを表現できるから良いステレオだと書いている人がいます。でもその楽器を違う人が弾いているのだとしたら何の意味もないのです。何度も言いますが楽器の違いより演奏する側の違いの方がはるかに大きいのです。(ヴァイオリンに限らず、ピアノでも同じピアノから弾き出せる音は演奏家によってまるで違うものです。)更に弾き手の違いならラジカセで聴いたって分かります。
  とにかく先入観念なしに虚心坦懐に音を聴いて下さい。それを続けることによって少しずつ音の聴き方が分かってくるのです。簡単なように見える音の聴き方だけでも実は長い訓練を必要とするのです。(私達もそうやって音を聴く練習を何年もやって初めて分かるようになったのです。)一番多い間違いは、違いを聴き分けることばかりに神経が行くことです。違いを聴き分けようとしてどうでも良いようなことばかりに神経が行ってしまうのです。例えば演奏について言うとどのように弾こうとしているかなど全然聴いていないで、ミスタッチや音程の違いだけを問題にしてしまうのと同じです。ステレオについても最低限演奏が良いのか器械が良いのか位はハッキリ区別して欲しいものです。あるCDが良く聞こえたとしても、それが演奏が良いからなのか器械が良いからなのかを冷静に区別して聴いている批評を読んだことは残念ながら一度もありません。「音色の変化がよく出ている。」などというのはその典型です。音色の変化を付けているのは演奏家の方ではないのですか?安い装置で聴いてもその変化はちゃんと聞こえていたりして?........元の演奏にない音色の変化をステレオがつけて下さっているのですか?もしそうだとしたら原音に忠実ではないことになる.......ちょっと考えただけでも試聴記というのはこれくらい矛盾を抱えた難物な筈です。


12.23

 今日は第9の本番初日でした。今回は2楽章など普段やらない繰り返しをしているにもかかわらず、ゲネプロの時には1時間10分で全曲弾きました。これは主に3楽章のテンポが速めなことによると思います。国立音大の合唱団は田中信昭先生が指導されていますが、以前とはかなり違うレベルの出来になっています。中間部などよくターザンの雄叫びのような声になるのですが、無理をしないようによく教えられているように思いました。
 明日は栄子先生が久し振りにN響の演奏会を聴きたいというので、第9公演を聴きに来ます。明日は本番だけなので、出かける時から一緒に行けます。終わってからゆっくり食事をしようと言っています。(スリッパが怒るかな?)栄子先生はNHKの食堂だけはいやだと言っています。
 実は今日は朝も昼もNHKの1階の食堂で食べました。(NHKには1階と5階に食堂があるのですが、今日は休日なので1階の食堂しかやっていません。)朝は朝食セットに焼き魚、納豆、卵を追加して(計340円、NHKの食堂の朝食は安いです。サントリーの場合など同じ程度の朝食で700円位かかります。)、昼は鮪キムチ丼を食べました。それから東急ハンズに行って、A5版のシステム手帳の入る少し大きめのショルダーバッグを買い込みました。(今まで使っているバッグと同じメーカーの物ですが、一回り大きなものに取り替えました。今までのバッグにはシステム手帳はうまく納まらなかったのです。)

 リビングのファイバーツリーの横でスリッパが寛いでいます。これはクッションをファイバーツリーの横に置いたら、スリッパがそこに納まってしまったところです。夜は私が寝ている布団の上で、私の足の間にこのような格好をして寝ています。


12.22

 今日も第9の練習でした。バーメルトさんはオーケストラが素晴らしいのであまり練習するところがないと言っていらっしゃるそうです。2、1、3楽章とまず練習してから午後は4楽章をソロ、合唱(国立音大)付きで練習し、早めに終わりました。合唱団は声を張り上げ過ぎないようによく訓練されていました。今回のソロはソプラノ:澤畑恵美さん、メゾ・ソプラノ:藤村実穂子さん、テノール:市原多朗さん、バリトン:石野繁生さんの皆さんです。明日の初日にはテレビとラジオの生放送があるようです。バーメルトさんは全体に速めのテンポでルバートせず、ドイツらしいキチッとした感じで進んで行きます。(といっても第2楽章はそれほど速くありません。第3楽章の緩徐楽章がとても速いのです。)もっとも本番になると変わったり本番を重ねるうちにゆったりとしたテンポになったりする場合があるので、明日の本番を迎えてみないと分からない部分はあります。

 今朝は一之江の先で事故がありカーナビの言う通りに迂回したのですが、家を出てから一之江まで30分以上かかりました。もっともその先はとても空いていてそこから練習所はアッという間に着いてしまいました。(結局ちょうど1時間かかりました。)年末になると殺気立っていて毎日そこら中で事故です。

 夜になって久し振りに下の部屋でCDとレコードを聴いたのですが、風邪で寝込んで久し振りに楽器を弾いた時と同じような感じがしました。リビングのステレオはいつも聴いているので音の出方はよく馴染んでいるのですが、下の部屋の音は手袋をはめて細かい手仕事をしているような感じなのです。元の状態に戻すのにはしばらくかかりそうです。ステレオもまさに楽器なのだとつくづく思わされました。


12.21

 今日はマティアス・バーメルトさん指揮の第9の練習でした。編成の大きい順に4、2、1、3楽章の順に練習しました。全体にとても速めのテンポで、練習だからなのか本番もこの速さでやるのか現在のところ不明です。今回はベーレンライター版で弾くので、ところどころ音が違います。スラーのかかっている音を切って弾くのかタイで弾くのかも普段と違います。皆さんも聴かれてところどころ「アレッ?」と感じられるかもしれません。
 今回は第9だけなので演奏会は1時間20分位です。去年はバッハ/ウェーベルンのリチェルカータが1曲目でこの曲が8分ほど、そのあと休憩10分で第9というプロでした。去年は1曲目を中途半端に感じました。よくあるのは前半にレオノーレの3番を弾いて、休憩後9番というものです。一番強力だったのは前半がベートーヴェンの1番、後半が第9というものです。1番はヴァイオリンは休みなく細かい音形を弾くので、まさに体力勝負です。最近は第9一曲だけというケースが多くなってきたようです。

 この前から夜になっても落ち着かず、なかなかステレオを落ち着いて聴く気分になりません。まだ大掃除も年賀状も手を付けられないので、しばらくステレオを聴く時間はないでしょう。今度の正月にはステレオの環境を整えようと思っています。セッティングを見直したり、組み合わせをもう一度追試してみたり、やるべき事はまだたくさんあります。(この前サンバレーにお邪魔した時から2つのスピーカーの間隔をあまり開かないセッティングを試してみたいのです。下の部屋は間にピアノがあるのでどうしてもスピーカーが離れてしまうのです。)


12.20

 今日のレッスンで生徒にもこの前感じた事をさせてみたのですが、生徒の場合もとても有効でした。(楽器を左肩に載せて、右手はあまり指を開かずに〔指を開きすぎると指が伸びてしまい、クッションが効かなくなるのです。〕親指と中指でしっかり持つのです。弾き始めは良い姿勢で構えていても、難しい所を弾くと左手が楽器を右に引っ張ってしまうのです。)弾きながらその事に気がつき、もう一度初めの良い姿勢に戻せることが出来ないといけないのです。この事は簡単なことではありません。楽器を左肩に載せるという感覚にならないとちゃんと持てないでしょう。

 スリッパはいつも昼間はこのような格好をして寛いでいます。右の写真はこの前撮ったものですが、これほど大きな図体になるとこの大きなCATLANDでも納まり切りません。でもスリッパはここがとても大好きで、朝になると必ずここのカーテンを開けて下さいと催促しに来ます。しばらく日なたぼっこをして身体が暖まると、この隣にあるベッドに入って寝ています。

 今年も練習所に行くのは明日あさっての2日だけになりました。来年はN響も3月の「神々の黄昏」、7月のヨーロッパ旅行が大きなイベントです。来年がどんな一年になるのか、不安半分期待半分です。是非皆さまにも応援していただけることを祈っております。


12.19

 今日は午前中に千駄ケ谷まで車で往復しました。例年12月になると1日くらい大渋滞になる日があるものですが、今年は今まで幸運なことにそういう渋滞にはあっていません。今日も交通情報では江戸橋まで35分と出ていましたが、実際には千駄ケ谷まで45分位で行けました。帰りも部分的に混んでいる所はありましたが、道の選び方が良かったのか行きとほぼ同じ時間で帰ることが出来ました。家に帰ってから近くのショッピングセンターに買い物に行きました。そのあと夕方自分の練習を始めたのですが、しばらくしたら足下に気配がして「ニャーッ」という声が聞こえてきました。そうです、スリッパです。机の上に載って手を伸ばして私に頭を撫でて欲しいと催促をするのです。さんざん相手をしてもまだ満足しません。

 おとといは家に帰って軽く食べてから、本番の直前に感じたことを試してみました。今日またその追試をしてみたのですが、やはり正解だったようです。切っ掛けは弓の持ち方なのですが、楽器の持ち方にも影響がありました。何を今更というようなことなのですが、基本の立ち戻ることが大切なようです。もう少し昇華してから皆さまにもご紹介します。


12.18

 今年もあと2週間になってしまいました。あとは第9公演を残すのみとなりました。
 今回のB定期も今日は2日目でした。演奏会の印象は昨日と同じです。ヤナーチェックも火の鳥も何ヶ所かで棒のタイミングがよく分からず、お互いにお見合い状態になっていました。

 年末になって帰りに新橋駅の横を通ると、タクシーだらけの無法地帯になっています。信号は守らないは、レーンは守らないは、どこにでもまず頭で突っ込むはで本当に不愉快です。無駄に時間がかかるだけなので遠回りではあるのですが、飯倉の入口から乗って内回りで江戸橋に行くのが良いようです。(今日の感じでは遠回りした方が速かったです。)

 来年から手帳を新しくしようと思っています。私はA5番のシステム手帳を使っているのですが、今まで今一つしっくり来ない所があったのです。ところがアークヒルズの丸善で色々なリフィルを見ているうちにとても良い方法を考えつきました。N響のスケジュールは毎月出るので、その月単位のスケジュールともっと長期のスケジュールをどうまとめるかが決まらなかったのです。N響の長期予定表(よく内容が変わるので未定表というあだ名がついています。)を月間スケジュールに書き移せば良いのでした。(時間入りの月間リフィルだと時間のないスケジュールの書きようがないですし、週間リフィルに書き込むと長期の展望がとれないのです。)これからはダブルブッキングを防げるでしょう。リフィルによってシステム手帳の使い勝手はかなり違います。(色々なリフィルを買い込んだので随分金はかかりました。また栄子先生に無駄遣いだと怒られる.......??)

 こんなことを書いていると、いつの間にか長男がPowerbookの横にいます。

 普段はこちらが手を出しても知らん顔をしているのに、長いこと相手しないとこのように必ずこちらの邪魔になるところに顔を出します。(顔ではなくて、お尻だって..........(笑))


12.17

 今日はB定期の本番でした。1曲目のショスタコーヴィッチのチェロ協奏曲は幾分暗くて長い外装の中に、不思議な魅力を秘めた曲です。本番の時も弾き終わった直後よりカーテンコールになった時の方が拍手が大きいという珍しい会場の反応でした。この曲の後ならこういう反応も無理ないと思います。後半はヤナーチェックのシンフォニエッタと火の鳥というどちらも20分程度の曲です。ヤナーチェックが終わるとまるで演奏会が終わったような感じになりました。「アレッ、後もう1曲あるんだよな?」と本気で思いました。アルブレヒトさんは思い入れが多いせいだとは思うのですが、棒が細かく揺れる所がとても多くて私自身は今一つタイミングを掴めませんでした。(多分私だけの問題だと思いますが......)今回で今年の定期演奏会も最後になります。アッという間にもう12月も後半になってしまっていました。

 実は昨日Powerbookを元に戻すのに午前3次位までかかり、睡眠時間は4時間位しかとれませんでした。さすがに今日はゲネプロの時は眠くて集中しないので体調は最悪でしたが、昼休みに楽屋でたっぷり寝たら本番は快調に迎えられました。このところ色々用事が多くてゆっくりステレオを聴く時間がありません。明日からはすこしユックリできると思うので、また色々な音楽を心ゆくまで聴きたいと思っています。(そんなにうまくいくのかな........?)


12.16

 昨日70万アクセスに到達したばかりなのに、私のPowerbookの調子がおかしくなり、それをリカバーするのに思いの外時間がかかり今日はひとりごとをアップ出来そうにありません。申し訳ありません。


12.15

 今日もアルブレヒトさんの練習2日目でした。ヤナーチェックにとても拘りがあるようで、今日は午前中一杯ヤナーチェック、午後はショスタコーヴィッチのチェロ協奏曲のカラオケの練習でした。分奏をしての細かい練習でした。ショスタコのチェロ協奏曲は滅多に弾かない曲なので、細かくカラオケで練習するのはこちらとしても助かります。ヤナーチェックについては今回今まで弾いた時とはいささか違う印象を受けています。私には最初に弾いた時のマタチッチ先生の黒光りしているような響きが強く印象に残っているのです。

 今日は夜表参道でNHK関連の忘年会がありました。私は今日が今年最初の忘年会でした。NHK関連のN響を囲む他の組織(NHKの外郭団体と言います。)の方達とゆっくりお話する機会を持てました。

 もうそろそろ70万人目のアクセスになるかなと思って様子を見たら、もう既にカウンターは700020になっていました。70万をゲットされた方は是非お知らせ下さい。


12.14

 今日は赤穂浪士の討ち入りの日で、昼食を食べに地下鉄の泉岳寺の駅の近くに行ったら写真のように泉岳寺の前は大にぎわいでした。

 普段は日曜日は練習所の近くの食堂はほとんど閉まっているのですが、今日は義士祭の日なのでどこもしっかり開業していました。今日はヤナーチェックのシンフォニエッタから練習して11:50からバンダの練習になったので、早めに食べに行けたのであまりお昼の混雑には付き合わされませんでした。写真のように泉岳寺の前にはたくさん店が出ていて、物すごい人出でした。

 本題の練習のことですが、今日はヤナーチェックのシンフォニエッタとストラヴィンスキーの火の鳥を練習しました。ヤナーチェック(Janacek)はこの前も書いた通り私にとっては思い出の曲です。今回の指揮者アルブレヒトさんのボーイングはとても弓を返させるものなので、時々ドキッとさせられました。昨年のN響夏を指揮されていたそうですが、定期は今回初登場です。


12.13

 今日は朝から勉強会の為に忙殺された一日でした。ちょうどうまい具合に晴れていたので洗車をしてもらいました。きれいになった自分の車を見るととても気持ちが良いです。それから勉強会のための準備をしてイザ出発したのですが、なんと錦糸町の手前で栄子先生の「あれっ、フィットペダル忘れた。」の声とともにもう一度家に戻りました。今日は土曜日、道が妙に渋滞していてなかなか前に進めません。会場には定刻の10分前にやっと着きました。

 本題の勉強会ですが、生徒達は皆とても頑張っていました。といってもうまく噛み合わなかった子もいます。勿論本人の練習不足が最大の原因ではあるのですが、練習したくなるように持って行けなかったこちらにも責任はあります。というような事を考えながら生徒達の演奏を聴いていたのですが、終わったらガックリ疲れました。終わったら外で食べようと栄子先生と話をしていたのですが、実際には家に帰ってカマンベールのおにぎりとみそ汁で軽く済ませました。(勿論私はお酒も飲みました。手取川の「しぼりたて」というもので、近くの地酒専門店で手に入れた物です。)明日からはB定期の練習です。Yさんのように昨日で今年の仕事は終わりという恵まれた人もいますが、私はこれから2本(B定期と第9)弾かないと新年を迎えられません。


12.12

 今日は明日の勉強会(非公開)を控えて最後のレッスンの連続でした。人前で弾くことの難しさを再確認しました。最初にまず1回通して弾かせると縮こまっているのですが、一息深呼吸させてから弾かせると急に音が伸びるのです。本番の時は1回目からちゃんと弾けないいけないので、1度目はダメだけれど注意されるとちゃんと弾けるというよくあるパターンから脱皮出来ないといけません。よく弾けるための条件というのはそれほど難しくはないのですが、プレッシャーをかけられた状態で1回目からその条件を満たすのは至難の業です。(その条件は誰でも充分承知していることです。)もっともそれが簡単なのだったら私達が苦労するはずがないです..........
 どんな環境でも1回目から思ったようには弾けないといけないのです。でもそれってとても大変なことです。ですから昨日は自戒を込めて書いたのです。(これからも同じ間違いをしないために.......)


12.11

 昨日書いたその昔のサトー無線渋谷店の店長さんは物すごく研究熱心な人で、独自のノウハウを持っている人でした。ディジタルの時代になってメインアンプとスピーカーの相性など実際に試してみないと分からないようになったということをさかんに言われていました。(アナログの時代の方が組み合わせを考えるのは楽だったそうです。)私がこの方に紹介していただいた物のうちMYRYADのCDプレーヤー、RogersのLS5/9、ARCAMのCD23が今も活躍中です。(リビングのシステムもMERIDIAN、Devonはこの方を通して手に入れました。)型落ちのものについては「家でしばらく聴いてみて気に入ったらお金を払って。」という形で手に入れました。私のように真空管のメインアンプを使うのだったら、スピーカーはStirlingが良いだろうと言ってよく店頭にあるスピーカーを次から次へと比較試聴させて頂いたものです。

 今から思うとこういうそれぞれの道の先輩のアドバイスはとても貴重ではあるのですが、その人の考え方の範囲内でしか動いていないうちは自分の個性が確立されていません。でもその意味が分かりもしないうちに勝手なことを始めるのはとても危険です。(個性ではなく単なる癖です。)音楽についても同じことが言えて、先生の言うことを聞いてそれを守っている間は自分の個性はまだないのです。特に理解できないことを言われた時の反応に、その人の器がよく表われます。全てを自分の範疇で処理したがる人は、自分の知らないことを言われるとそれを適当にアレンジしてすぐ分かったフリをするのです。(発想の仕方が大切なのに、現象面だけ真似をして良しとするのです。)でも反対にそういう事に影響され過ぎるのも考えものです。(私自身はその傾向が強いのです。)いつまでも人の意見に振り回されてしまうのです。
 最終的には自分が苦労して体得したものがあるかどうかが一番大切で、結局音に対して自分がどういうイメージを持っているかが分かれ道なのです。一番いけないのは大して努力もしていないのに自分はこれで良いと勝手に思い込むことです。(要領で世の中を渡ろうとしても、適当にやっている事を一番よく知っているのは自分自身です。イザとなった時には要領ではすまなくなりビビッてしまうものです。)


12.10

 今日は昼前から練習所に行きました。(降り番といってもなかなか自由時間を持てません。)練習終了後ヴァイオリンの2次オーディションがありました。(結果については公式の発表をご覧下さい。)
 お昼に会議があり、そのあと田町の駅前まで車で行ってオーディションの前に練習所に戻ったら、既に駐車場は満車の状態で車を入れる余地がありませんでした。隣のコインパーキングに空きがあり何とか車を入れられましたが、ヒヤヒヤしました。

 私がN響に入団した頃、公園通りの東武ホテルの向かいにサトー無線の渋谷店がありました。いつもゲネプロの後そこに入り浸っていたものでした。その時の店長さんに2年前に再会して、色々ステレオの悩みを聞いてもらいました。その過程でRogersのLS5/9、MYRYADのMCD500を手に入れられました。またMERIDIANの207IIの修理をその昔メリディアンの修理を担当していた人に個人的に紹介して頂きました。この前ディスクを読まなくなったという例のものです。(その方は今年の6月に引退されてしまい、今は悠々自適の生活を送っています。)こういう手づるを持った方は今ではほとんどいらっしゃいません。
 今私はプリもメインもまたDACもサンバレーの物を使っています。最初の縁はSV-3というプリアンプでした。その時のサンバレーの大橋さんとメールのやり取りで、私が申し上げたことに対して真っ正面から当たって下さったことをつい昨日のことのように思い出します。(随分失礼なことも言ったような気が........?)その頃からSV-501i、SV-501SE、SV-722(Macintosh型)、Model2と立て続けに作りました。(更に今SV-91Bを心待ちにしています。)どうしてサンバレーの物にそんなに拘るのかというと、私達プレーヤーの感覚を理解して、実際の楽器やオケの音のイメージをステレオを通して再現しようとされているからです。コスト・パフォーマンスを追及していくような価格帯の物であっても出来るだけ音を良くしようとされています。
 多分今日10日には新しいショールームをオープンされていると思いますが(勘違いだったらすみません......)、大橋さんはこのショールームを音楽とステレオを愛する人達の殿堂にしようとされています。是非成功させて下さい。


12.9

 この前から書いている右手の親指の問題は大体の方向性が掴めました。ヒョッとすると今までの色々な奏法上のヒントの中で一番有益であるかもしれません。最初に想像した以上の効果が弾く上に現れています。反射的に新しい弾き方が出来るようになるにはあとどの位掛かるのか分かりませんが、あとは慣れというか習慣の問題だと思います。今までたくさんのソリストの伴奏をして色々のヒントを得ましたが、今回のようにハッキリとした手応えを得たことはほとんどありません。(音を聴いていてもかなり音が変わったと自分でも思います。)
 何か良いヒントを得ても、練習していくうちにやり過ぎてしまい最初の良かったところよりやり過ぎによる弊害がより強く出てくるという場合がほとんどなのです。手応えを得たくて力んでしまうことがやり過ぎの原因ですが、どうしても意識が先走ってしまうのです。どんなことも長所と短所は表裏一体なので、バランスの取り方に気をつけられるかが勝負です。
 こういうことを見ると、生徒がうまく弾けないのは私のせいなのだなとつくづく反省させられます。この弾き方を直すというのはとても手間のかかる大変なことであって、最初から正しい奏法を身に付けておくことが無駄に時間を使わないために一番大切なことです。

 この前書いたKT88のアンプをしばらく聴いていたら、これも充分楽しめる音でした。でもそのあと普段聴いているSV-501 SEに取り替えたら音色が更に豊かになり音の伸びが更に良くなりました。今まで私がアンプを取り換えてきた経緯を追体験してみたわけですが、やはり私の選択は間違えていませんでした。もうこれでアンプなどのステレオの存在は忘れて音楽を楽しみます。自分の弾き方が変わったので同じ演奏でも違って聞こえるかもしれないので、持っているソースを全部聴き直してみます。(楽器選びも縁ですが、ステレオ選びも縁がものを言います。なにしろ今持っている物のほとんどがこういう良縁で手に入ったものです.........)


12.8

 今日は午前中に近くの歯科医に行き治療をしてもらいました。そのあと自分の練習をしましたが、昨日書いたウーギさんの教訓を続けてやってみました。親指の当たり方を調整していくと、右手の弓の持ち方の角度を微妙に変えないといけなくなりました。一番の成果は音を保たせること(テヌート)の大切さを再確認したことです。親指の動きを意識することがすごいヒントになります。親指の動きを音の大きさに合わせると流れをうまく表現できます。(弾く者にとっては大問題でも、聴く方にとってはあまり関係ないかもしれませんね。)そういえばStrad弾きとdel Gesu弾きの違いも弾く側にとっては問題でも聴く人にはあまり関係のないことですね。聴く方にとっては良い音が聴ければそれで良いわけですから。ヴァイオリン弾きにはそういう悩みもあるんだと思っていただければそれで結構です。

 今年もあと3週間位になりました。来週はB定期、そのあとは第9公演です。今年前座のない第9だけの演奏会です。第9の時にプロの前半に1曲でもあると仮にそれがレオノーレの3番(15分位)であってもそのあと15分休憩を取るので、終演はほぼ9時になってしまいます。日本では指揮者というと誰でも第9を振った経験はあるものですが、ヨーロッパでは第9はよほどの実力者でないと振れないものです。その昔シュタイン先生がN響で第9を振られた時にとてもナーバスになっていらっしゃった事を思い出します。向こうではこれほどの人でも緊張するような曲をいとも簡単に毎年何回も演奏して良いのでしょうか。こんなに毎年何回も弾くと感激を感じなくなってしまいます。これほどの名曲ですから手垢にまみれないようにしたいものです。(その昔音楽界の救済事業からこの第9公演は始まったというのは有名な話です。)
 今はN響はマーラーの5番をメインとするA定期をやっています。今回の指揮者ザネッティさんは色々な逸話の多い人のようなので、どのように指揮されるのか楽しみです。

 スリッパは昼間はいつもこのような格好で寝てばかりいます。新しいCATLANDにも身体が納まりきらず、ごらんのような有り様です。もっともここから落ちたことはないのはさすがに猫........


12.7

 今日はトビトビにレッスンがありなんとも落ち着かない一日でした。夕食後家にある3種類のアンプを取っ換え引っ換えしながら聴き較べをしました。300Bのアンプ2種類とKT88のアンプです。最終的に選んだアンプは変わらなかったのですが、とても有益な刺激を受けました。私が意外だったのは世評では一番細かく音を描き出すというアンプが私には一番まとまっていてバランス良く聞こえたのです。色々の違いを細かく描き出すのにそれが神経質ではないところに一番魅力を感じました。実はその他の2つのアンプの方が例えばペダリングの音などはハッキリ描き出しています。(このアンプの作者は多分音を細かく描き出すことを第一義に考えたのではなく、音の伸びを重視したのだと私は思います。音の伸びが表現できた結果として色々な音の違いを細かく描けるようになったのだと思います。)300Bのアンプ2種類についてはトランスの大きい方が良さそうに感じますが、実際に音を聴くとその大きいトランスの方がcrescendoしたあと音が飽和してしまい、トランスの小さいアンプの方が音の伸びが良いです。
 ただどのアンプを聴いてもそれなりに良いアンプであることを再確認できたのはうれしかったです。値段を考えずに1つのアンプとして聴く限りにおいてはどのアンプでも満足できるでしょう。ですから無用の混乱を生まないようにアンプの名前は伏せておきます。(といっても今までの私のページをお読みになっている方にはお分かりになるでしょう。)真空管のアンプだと値段に関係なく良く設計されたアンプはとても素晴らしい音を聴かせてくれます。逆に高くても白々しく聞こえるアンプがある事も確かです。楽器と同じくちゃんと比較試聴してから買わないといけません。今から考えると私もかなりの無駄遣いをしています。でもそれがあるからこそ今の私の音があるわけで、全部が無駄というわけではないのですが.........

 この前のウーギさんを聴いて得た私の教訓というのは右手の親指のあて方のことなのですが、強ければ強いほど良いというほど単純なことではなく他の力とのバランスをとらないといけません。弾いていくうちに新しい力のバランスがとれるようになって、筋力もついてくるでしょう。今のところは良い効果が出ていますが、それが持続するかどうかはしばらくやってみないと分かりません。(親指の弓へのあたりを意識すると、楽に弓のスピードが上がるのです。それに音のコントロールも今までよりずっとやりやすいのです。)

 栄子先生は今日の長谷川先生のレッスンがとても良かったとご機嫌ですが、色々の事が忙しくご報告は後日とのことでした。


12.6

 今日は定期2日目でした。何といってもウーギさんのヴァイオリンが楽しみだったのですが、今日も素晴らしい演奏を披露して下さいました。今日も楽屋や舞台袖ではウーギさんの音について話が盛り上がっていました。今回の名演を目の前に見て私自身もとても有益でした。del Gesuというのは弾いている所から会場の奥まで音の太さが変わらずに進んで行く感じです。一言で言うと「ドカーン」というような感じの音です。
 それに近くで聴くと「ジャリッ」という音が聞こえます。この音があるために音が遠くに跳ぶのですが、この音自体はかなり大きな雑音です。録音する時にこういう音をことさら強調して録って生らしさを強調するのは演奏家の意図とはいささか異なるものです。演奏家が焦点を当てている会場のS席(スイートスポット)での音を聴いて評価するのが本当でしょう。(会場ではまろやかに聞こえる音もステージの上ではいささか聞こえ方は違います。言ってみればドウラン化粧を眼前に見るのと同じです。参考になるにしても楽しめるかというと.........???)分解能の高い今どきのステレオで今日のウーギさんの演奏のような感激は不思議に今まで味わったことはありません。(音のとらえ方が違うのです。なんとも説明のしようがない........)

 来週1週間は私は降り番です。モーツァルトの第27番とマーラーの第5番の交響曲というプロで、マッシモ・ザネッティさんが指揮されます。その次のB定期はショスタコーヴィッチのチェロ協奏曲(チェロ:マリオ・ブルネルロ)、ヤナーチェックのシンフォニエッタ、ストラヴィンスキーの火の鳥というプロで、マルク・アルブレヒトさんの指揮です。2曲目のヤナーチェックのシンフォニエッタというのは私にとってはとても思い出深い曲で、私が初めてN響にエキストラで出演した時の1曲目でした。ちなみにメインプロはR.シュトラウスのドンキホーテでその時の指揮はロブロ・フォン・マタチッチさんでした。


12.5

 実はウート・ウーギさんはStrad弾きだという印象があったので、昨日の練習の時に音を聴いてあれっと思ったのです。どう聴いてもStradの音には聞えないし(音がちょっとダークな感じがしてStradの明るさとは違っていました。)、見た目にもStradには見えなかったのです。今日ホールに着いた時に話を聞いたら今回はdel Gesuを弾かれているそうです。ゲネプロの時にウーギさんがステージに来られるのを見ていたらまさにdel Gesuでした。前にベートーヴェンを弾かれた時にStradを弾かれ、素晴らしい音を聴かせていただいた印象が強く、ウーギさんはStrad弾きだという印象を持っていたのです。弾く前に調弦される時に、その音を聴くだけで物すごい楽器だなと思わせられます。(なんとも印象的なのは調弦している時にD線の音が物すごいのです。G線がすごい事はよくあるのですが、D線がこのようにすごい音を聞かせるのはとても珍しいことです。)この印象は私だけでなく、メンバーが皆異口同音に言っています。
 今日はアンコールにミルシュタインのパガニーニアーナを編集されたようなものを弾かれていました。ウーギさんはイタリアの貴族の出身で、Stradもdel Gesuも持っていらっしゃるそうです。持っているだけなら別にどうという事はないのですが、どちらもちゃんと弾きこなしていらっしゃるのには脱帽としか言い様がないです。世界的なソリストでもStrad弾きだと思っていた人がdel Gesuを弾くようになってつまらなくなるという例は枚挙にいとまがないのですが、ウーギさんはどちらも素晴らしい音で弾きこなしています。(いわゆるdel Gesu弾きの音とはいささか違う柔軟性に富んだ素晴らしい音です。昨日の練習の時にヒョッとするとStradの晩年の作品かなと思ったりしたのでした。)例外中の例外というべき存在です。ヴァイオリンらしい音をお聞きになりたいのでしたら明日の演奏会を是非お聴きになって下さい。今流行りのヴァイオリンとは一味も二味も違う伝統的な極く自然なヴァイオリン演奏を聴けます。演奏自体も細かい技術的な事より歌うことが一番の問題で、少々の技術的な傷など全然気にしていないのです。私達から見ると本当に演奏のお手本を教えていただいているような演奏でした。
 ザンデルリンクさんはショスタコーヴィッチの5番には特別の思い入れがあるようですが、お話を聞いていると普通と違う持って行き方も納得できます。ロシアの音楽は伝統的にテンポをとても細かく指定しているのです。チャイコフスキーなどもロシアの指揮者は皆譜面通りに弾かせます。ところがザンデルリンクさんは譜面に細かく指定してあるテンポ表示を無視しています。普通はそういうことをすると演奏に説得力がないものなのですが、今回のショスタコーヴィッチは指揮者の意図を反映した演奏になっていました。全体としてどう聞こえるかについては議論があるとは思いますが、自分の主張を音に表されていることは確かです。


12.4

 今回の定期は前半のブルッフのヴァイオリン協奏曲が聞き物です。(実は私がN響の入団オーディションで弾いたのがこのブルッフでした........今から25年以上も前のことですが、その時の緊張感を思い出しました。)何といってもソロのウート・ウーギさんのヴァイオリンの音が素晴らしいです。良い楽器を良い奏者が弾くといつも余裕で弾いているように聞こえ、絶対にギリギリで弾いているような印象を抱かないものです。楽器自体の持つ音自体がそういう不安を抱かせないのは勿論ではあるのですが、その楽器を名手が弾くと更にその音の深さ、幅に感動します。(これはお聴きになっている方はほとんど気がつかれていませんが、こういうソリストの素晴らしい音を楽しむに当たってはオケの方もソリストを邪魔しない音量で弾きながら貧弱な音にならないように弾ける技術を持っていないといけないのです。オケの音が大きすぎるとソリストは無理して弾かないといけないからです。今回もウーギさんはオケにもっと小さい音で弾くように何回も注文を出されていました。)
  名手の場合にはそれが仮に超一流の楽器でなくても不思議に、普通にヴァイオリンという楽器から想像する楽器の限界をはるかに超えた領域で演奏されています。普通ヴァイオリンというと神経質な音というイメージを持たれがちですが、巧い人はまるでチェロを想像させるような音の幅と深さを持っています。金切り声というような言葉が頭に浮かんでくる余地などないウーギさんの演奏を是非お楽しみ下さい。NHKホールの隅まで浸透するヴァイオリンの音を堪能できる良いチャンスです。(これこそステレオを通さない生で聴く醍醐味です。この爽快感はCDを通してはあまり伝わってこないものです。私が今まで聴いてCDでこの感覚を一番感じたのは、この前サンバレーに伺った時に持っていったオイストラフの小品集です。この感覚は音が大きいとか迫力があるとか言うのとは一線を画するもので、小さい音でもその存在感に魅了されてしまうのです。お宅でCDしか聴く機会のない方には特にこういう演奏を生で聴いていただきたいものです。ヒョッとするとステレオの音との違いに面食らっている間に演奏会が終わってしまったりして...........〔笑〕)
  今までにウート・ウーギさんはN響と3回ブラームス、ベートーヴェン、メンデルスゾーンと弾かれ、今回はブルッフということでヴァイオリン協奏曲の有名な曲を順に弾かれています。今日の練習では2度通して弾かれたのですが、初めはそれほど音が出ているという感じに聞こえなかったのですが、曲が進むに従って音が伸びてきてビックリさせられました。

 ヴァイオリン協奏曲のことばかり書きましたが、ショスタコーヴィッチの5番もザンデルリンク(Sanderling)さんのメッセージのこもった演奏です。昨日書いたフィナーレの最後の部分のAの音を何回も弾くところは、ショスタコーヴィッチのスターリンに対する抵抗の意志の現われだという説明をされていました。ザンデルリンクさんはお父様からオーケストラプレーヤーの精神状態をよく教えられているようで、プレーヤーが抵抗を感じるような練習の仕方はされません。その中で自分の思った通りの音を出させていくので、将来が楽しみな指揮者かもしれません。(実際に本番を弾いてみないと本当のところは分かりませんが.........)


12.3

 今日は12月の世界の若手指揮者シリーズ第1弾のシュテファン・ザンデルリンクさんのC定期の練習でした。2000年9月の北海道演奏旅行以来の登場で、定期は初登場です。(私はその時大腸のポリープの切除手術のために降り番をとっていたようです。ですから氏を見ても全然覚えがないわけです。)名指揮者のクルト・ザンデルリンクさんのお子さんです。ショスタコーヴィッチの5番の譜面はクルト・ザンデルリンクという判が捺してあるもので、お父様の財産を大事になさっている様子がよく分かります。
 テンポ設定は普通にやられるものとはかなり違います。特に目立つのはフィナーレの終わりの部分での普通のテンポのほぼ半分くらいの遅いテンポです。この部分のテンポはほとんどの場合2つ振りで行きますが、時々今回のように4つ振りで行くことがあります。表情の点でも特別な思い入れがあるのでしょうが、独特な持って行き方です。


12.2

 今日は急に1日お休みなりましたが、朝から色々とやる事がありやっと先ほど全ての用事が終わりました。(ずっと今日の用事が頭に残っていましたが、やっと解放されました。)仕上げにコーヒーを入れたのですがなんとコーヒーメーカーにポットをセットするのを忘れて、あたりがコーヒーでビチャビチャになってしまいました。今コーヒーを入れ直したところです。明日からは12月のC定期の練習が始まります。
 昨日の指揮者岩城さんが芸術院の新会員になられたそうです。おめでとうございます。

 「音がパートからパートに移っていく様子が大変スムーズで........」という文章を読んで皆さんはこれがどういう雑誌に載っているのかお分かりになりますか?これは真空管アンプの試聴記なのです。私が気になるのはこの「音がパートからパートに移っていく様子が大変スムーズで........」というのはアンプが良いからと書いている人は勝手に決めつけていますが、それは演奏が良かったからではないのでしょうか。下手な演奏だったらいくらアンプが良くても音の移りはスムーズにはいきません。アンプに興味がある人は演奏者による違いなど無視して、演奏はどれでも同じで全てはアンプが違うからだと結論づけるのです。演奏の違いはアンプの違い以上に奥が深いのに、そこの違いを無視して自分の分かる部品の違いのところだけを拡大して議論を展開するから話がおかしくなるのです。逆に音楽を聴く事だけに興味のある人はちょっとアンプを変えただけで聞こえてくる音が物すごく違うという経験は持っていません。演奏と再生装置の両方にホンのちょっとでも興味をもって音楽を聴くと、とても貴重な経験が出来ます。(毎日自分で弾いて、他の人の演奏をCDやレコードで聴いていてつくづくそう思うのです。)
 ただしやり過ぎには充分ご注意を。ステレオに入れ込み過ぎるといくらお金があっても足らなくなりますよ........六畳間に戦車を入れるようなものです。 それに訳も分からずに色々なものに手を出すと、いつも文句だらけで音楽を聴いて感動できなくなりますよ。そういう人の試聴記など読む分にはとても面白いのですが...............ハイ。困ったものです。


12.1

 今年もあと1月となりました。このホームページを始めてから6年半が過ぎ、おかげさまで今月の半ば頃にはアクセス数が70万人目を迎えそうです。そこで700000人目をゲットされた方は是非カウンターの部分の画面のキャプチャーを添えてメールを下さい。いつものN響グッズとともにこの前の理恵子のリサイタルのライブ録音のCDをさし上げます。
 この前ヴァイオリン関係とステレオのページを更新しましたが、これを機会にこのホームページも装いを新たにしようかと思っています。

 今日はNHKの509スタジオで「ローマ帝国」という番組の録音でした。作曲は渡辺俊幸さん、指揮は岩城宏之さんでした。録音は順調に終わり、予定より早く終わりました。
 今日は行きも帰りも首都高は事故だらけで、特に行きはやっと10時過ぎにNHKに着きました。(最近毎日首都高は事故のオンパレードです。もういい加減にして−−−!)それから慌てて朝食を食べましたが、落ち着かないことおびただしかったです。

 明日は最初は練習初日だったのですが、ショスタコーヴィッチの5番がメインなので練習は2日で良いという事になり、明日は休みになりました。


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