昭義のひとりごと2007年11月分  


このページは私の日記のようなものです。私の感じること、周りで起こったことを書きます。


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生徒さんへの重要な連絡があります。こちらです。(2007.12.2)必ずご覧下さい。

栄子先生のひとりごとはこちらです。理恵子の公式サイトはこちらです。
根津理恵子の ポーランド通信第9回がアップされました。 こちらからどうぞ!


11.30

 今日はエロイカ、メシアン、ベルクの順に練習しました。昨日おとといとソロなしでベルクのコンチェルトを練習しているので今日のソリストとの合わせはあっさり終わるものと思っていましたが、指揮者とソリストの両方から色々な注文が出て午後2コマびっしりかかりました。それにしてもツィンマンマーさんのソロは素晴らしいです。この難曲がなんという事なしに弾かれているように聞こえてきます。
 1曲目のメシアンの微笑みは響きの綺麗な曲で、弦のゆっくりした部分と管の動きのある部分の交代が面白いです。
 メインプロのエロイカは細部に至まで音量やニュアンスのコントロールの行き届いたものになっていると思います。現代曲の後にこのクラシカルな曲を聴くのはとても珍しいプロです。会場でどのように聞こえるのかとても興味があります。

 練習の後大崎のゲートシティに用事があり、そのあと家に戻ってレッスンをしました。今日は金曜日で渋滞がかなり激しく、余り道を知らない所なのでナビに従ったのですが、予想より時間がかかってしまいました。明日は土曜日なので渋滞情報をよく聞いて道選びさえ間違わなければ下の道でも大して時間はかからないでしょう。


11.29

 この所夜更かしが続いているので昨日今日の練習はいささかきつかったでした。ギルバートさんは練習のしかたがサンティ先生と似て、マエストロの風格があります。似ているのは私達の反応が思っているのと違う場合妥協せずに追求していくところです。今回のプロはメシアン、ベルク、ベートーヴェンという普通考えるのとは逆の順番です。1曲目のメシアンの微笑みは弦楽器は遅い所しか弾かないので、全然難しい所はありません。速い所は全部管打楽器が活躍します。また面白いのはコントラバスがいない事です。
 2曲目のベルクのヴァイオリン協奏曲はソリストのツィンマーマンさんがリサイタルをキャンセルしたという事で、定期には出演して頂けるのか心配です。今回はギルバートさんの指揮のおかげで前半の現代曲も弾く事はそれほど負担ではありません。
 後半のベートーヴェンのエロイカは音量のコントロールがとても細かく、譜面を正確に読むと普段とは違う面が出てきます。休憩時間にギルバートさんが「英雄はとても面白い曲です。」と私に話しかけて下さいました。今回のアプローチは譜面を正確に再現するというもので、聴いてとても楽しめると思います。

 おととい買ったPalm TXですが、これには無線LANの機能がありホームページを見る事が出来ます。このPalmは英語版なので付属のメールソフトは日本が通らないそうですが、日本語の通るソフトを選べばPalmでメールのやり取りが出来るようです。私の家ではすんなりホームページを見られたのですが、練習所ではうまく行きませんでした。(前のCLIE TH-55にも無線LANの機能はあったようですが、試した事はありませんでした。)
 無線LANが使える所ではこの小さなPalmで用がすむわけでとても便利です。(とはいってもホームページのアップロードは無理ですので、Palmだけで用がすむわけではありません。)昨日Palmのレザーバッグを買ってきて中身も追加ソフトを色々入れたので、日本語の入力以外はとても使いやすく変身しました。


11.28

 今日はアラン・ギルバートさんの練習初日でした。今日は家に戻ってからとても忙しく、練習の様子については明日ご報告します。


11.27

 今日はN響はお休みですが、私は10時前に松戸の聖徳短大に、11時には秋葉原に、12時に日本橋丸善に行って午後1時からは家に戻ってレッスンという強行スケジュールでした。
 昨日ゲネプロ前に昇天したCLIEの後継は表示領域がTH55とほぼ同じで、CPUのスピードもほぼ同じ英語版のPalm TXになりました。ただ英語版なので、日本語の表示には日本語化ソフトのインストールが必需です。データのバックアップをとってからMissingSyncで同期をとってみたら順調に進みましたが、その後リセットしたら今度は起動しなくなってしまいました。そこでハードリセットをしてJ OSを入れ直す事にしました。色々やる事があり、結局夜11時過ぎになってやっと解決しました。
 昨日は演奏会の後渋谷マークシティで食事をしてから家に帰り、それからネットでPalmの後継機種を調べていたらアッという間に午前3時になってしまいました。今日は栄子先生を聖徳に送り、その足で秋葉原と日本橋丸善に行きました。
 今日もレッスンが終わってからずっと掛かり切りでPalm TXを使えるようにしました。明日からの定期が眠くならないように、今日は出来るだけ早く寝ないといけません。

 もう1つの用事丸善はシステム手帳のリフィルが欲しいからです。今まで使っていたシステム手帳が時とともにどんどん肥大化してしまったので、出先で邪魔にならないように薄くまとめる事にしました。出先で細かいデータが必要になる事はほとんどないので、スケジュール管理に特化した手帳にする事にしました。
 予定だけでなく実際に何をしたかも手帳に残そうと思っています。その意味では24時間リフィルが良いのですが、それだと1つの用件を書く場所が余り大きくないのです。


11.26

 今日はNHK音楽祭でした。ゲネプロは終了予定時刻をオーバーするくらいの熱の入れようでした。サンティ先生の指揮はスケールがとても大きいのですが、弱音のニュアンスも素晴らしいです。昨日書いたマスカーニのイリスの太陽の賛歌など出だしと終わりでは同じ曲とは思えないくらいの差があります。静かな曲は会場中が引き込まれて行くのが分かります。その静寂を楽しんだあとはスケールの大きさを味わうという、コントラストの妙味も味わいました。
 前半は会場もまだ乗り切らない感じでしたが、後半は1曲ごとにすごい拍手でした。そのためゲネプロの時の様子からは割と早めに終わるような気がしていたのですが、実際には9時を回っていました。この1曲ごとのカーテンコールが思いの外に時間がかかっていたようです。
 今日の演奏会は楽しそうなので、栄子先生と理恵子が聴きに来ました。とても楽しめたようです。弾いている私も普段の演奏会以上に楽しめました。

 実は今日とてもショッキングな事がありました。ゲネプロが始まる前にCLIEを水の溜まった中に落としてしまいました。ディジタル手帳と言われたPEG TH55という物でとても大事にしていたのですが、再起不能のようです。今ではCLIEを初めとする日本語版のPalm互換機はないので、別のPDAに移るか英語版のPalmを日本語化して使うかのどちらかしか方法はありません。今までの蓄積を活かすなら英語版のPalmですが、W-ZERO3[es]にも興味があります。


11.25

 今日もNHK音楽祭の練習でした。今日はまずドビュッシーの「海」を練習しました。今回は曲目の大変さの割には練習日数が2日なので、消化するのが大変でした。もう1日あるとずいぶん楽なのですが。海と韃靼人の踊りは何回か弾いているので良いのですが、それ以外の曲はほとんどが初顔合わせです。
 とはいっても明日のコンサートは聴いてとても楽しめると思います。プロ後半の最初のマスカーニの歌劇「イリス」の太陽の賛歌は、まるでコンサートの最後のような盛り上がりです。

 この前近くのショッピングセンターの靴屋さんに行って色々試しに履いたら、その中に足にピッタリ合う物がありました。早速それを買って2日連続で履いたのですが、とても具合が良くもう1足木型は同じでスタイルの違う物を買ってしまいました。それの手入れをしていたらその昔ちょっとだけ履いたエナメルの靴が見つかったので、今日エナメル専用のクリームで手入れをして明日の本番から使う事にしました。

 明日はNHK音楽祭ですからいつものようにゲネプロと本番があります。普段と同様11:00から13:15までゲネプロがあり、そのあと来年4月の室内楽のステップで弾くピアノトリオの譜面を新しく揃えようと思っています。(曲目の候補はほぼ決まっているのですが、そろそろ最終決定をして発表しないといけません。)良いCDがあったら一緒に揃えようと思っています。またハンズに行って来年の月間リフィルを探して、その後楽屋に戻って本番に向けて昼寝をする予定です。それでも微妙に時間が余るのですが、無駄な買物をしないように気をつけないといけません。


11.24

 今日は合唱とバンダ付きの曲を練習しました。N響はオペラはほとんど弾かないので、有名な曲でもその仕組みがよく分かっていません。最初に通して弾くとうまく噛み合わないのですが、サンティ先生が細かく説明されるので何回か弾くうちにまとまって行きます。それにしてもどの曲もとても難しく、想像していたよりはるかに大変です。明日はドビュッシーの海から練習します。
 今回もサンティ先生はお国物のイタリア物の他に、チャイコフスキー、ベートーヴェン、ドビュッシーにボロディンと色々な国の曲を振られています。それも暗譜ですべて頭に入っているのには本当に脱帽です。

 今日は3連休の中日、交通情報を聞くとそこら中で事故があり市川インターを入った途端に1km程渋滞していました。その先は順調で江戸橋も浜崎橋もほとんど渋滞していませんでした。明日は連休の最終日、今日のように順調だとうれしいのですが........


11.23

 今日は私の出身高校東京都立新宿高校第19回卒業の同期会がありました。会場は新宿三井ビル54階の三井クラブでした。当時はA組からH組まで1学年8クラス400人という大所帯でした。今日は100人以上は集まっていたでしょう。私は5分ほど遅刻してしまったのですが、最初会場に入った時には「このオジサンだれだろ?」という感じでしたが、しばらくしたら当時の顔がどんどん浮かんできました。1次会は12:00〜14:00まででしたが、そのあとクラス担任のS先生を中心として同じクラスの人達14人が近くのライオンで2次会をして盛り上がりました。恩師の方達も8人のうち6人がご健在で、皆さんご出席されていました。最高齢の先生は今90歳で、私達と変わらぬお元気さには驚かされました。
 今日会った人の中には今私が使っているNIKONのAF(オートフォーカス)を研究してこられた人がいて、しばらくカメラの話で盛り上がりました。そして1次会の最後にクラスごとに私のカメラで写真を撮りました。
 2次会のあと皆と再会を約束して別れました。同期会はほぼ5年おきにやっているのですが、今度は2〜3年のうちにしようという話になりました。

 明日からは来週月曜日のNHK音楽祭の練習が始まります。指揮はサンティ先生、国立劇場合唱団との共演でドビュッシーの「海」のあと色々なオペラの中の曲を演奏します。そのあとはアラン・ギルバートさん指揮で12月のAとC定期、下野竜也さん指揮のB定期、アンドリュー・リットンさん指揮の第九と進んで行きます。


11.22

 今まで離れに置いてあったステレオはVictorのコンポ+VictorのSX7IIというものでした。このVictorのSX7IIはとても重いしっかりとした作りですが、全体としてはどこに原因があるのかは分かりませんが余り音の抜けが良くなかったのです。(まだちゃんと音が出るので、これらをどうしようか今迷っています。欲しい生徒に売ろうかな......?)
 昨日離れに持って行ったシステムはARCAM FMJ23T+SV-3+WS-350B(樽アンプ)+Entry Sです。音離れは今の方がはるかに良いです。そのあと1階の小さいレッスン室のステレオを聴き込みました。(SV-9t+kitLS3/5A)TL-51XとModel2の接続ケーブルは光と同軸ではこの部屋では光の方が良いようです。同軸ケーブルはその昔太い同軸ケーブルを買ってきて自作したものです。音の抜けや響きの感じが光の方が良かったです。

 今年は6月にPeccatteが急逝してしまいその時はとても焦りましたが、その後継としてHenryを手に入れて音楽感まで含めて奏法がまるで変わりました。年末には小さいコンサート(非公開ですが)で30分ほど弾く事になり、その成果を聴いて頂ける事になりました。ルクレールのソナタ、ウィニアフスキのスケルツォ・タランテラ、サラサーテのツィゴイネルワイゼンというプロです。


11.21

 今日は朝から家の用事で出かけていたので、落ち着いたのは夜8時を過ぎてからでした。
 昼前に家に戻った時に昨日大橋さんにお願いしたピンジャックが届きました。ハンダをとるために今付いている同軸のピンジャックに何度もハンダ鏝を当てているので、熱による劣化も心配だったので夜になってから新品と交換しました。ネジを外して2ヶ所ハンダをやり直すだけですからすぐに終わりました。
 それが終わってから昨日ふと思いついた離れのkitLS3/5Aのシステムと前のソルフェージュレッスン室のEntry Sのシステムを入れ替えました。つまり離れにSV-3+SV-9t+Entry Sを持って行き、1階の小さい方のレッスン室に昨日組み上げたTL-51X+Model2+SV-14LB+SV-9t+kitLS3/5Aというシステムを入れる事にしました。

 これでリビングはSV-501 SE+Stirling、1階レッスン室はSV-91B+DevonとSV-4+LS5/9の2つ、小さい方のレッスン室はSV-9t+kitLS3/5Aという陣容になりました。これでずっと懸案だった我が家のステレオが整理されました。


11.20

 この休み中には離れのシステムを作り上げたかったので、最後に残ったModel2を作りました。ハンダ付けがほとんどないので他のキット屋さんのアンプに較べて短時間に作れました。実は同軸のピンジャックをハンダ付けする時に、ハンダが流れてプラスとマイナスがショートしてしまいました。ハンダの吸い取りリボンを使ったりやすりを使ってみたのですがうまく行きません。そこでサンバレーの大橋さんに新品のジャックを送って頂くようにお願いしました。同軸のピンジャック以外はすべて配線しましたが、なんともしゃくなので再度挑戦したら何とかハンダが全部とれました。もっと自分で頑張るべきだったと反省しながらも、うれしくなって最後までModel2を作ってシステム一式を組み上げました。(直せた事をお知らせしようと思ったら、既に発送されたというメールが来ていました。大橋さん、お騒がせして本当に申し訳ありませんでした。)
 離れの防音室のシステムは前にご紹介したようにTL-51X+Model2+SV-14LB+SV-9t+kitLS3/5Aというラインナップです。まだつないだだけの状態で片付いていないので写真ではご紹介出来ません。変わったところというとModel2は横長、SV-14は縦長なのでModel2を横に向けて縦長の状態で一番下に置き、その上にSV-14を載せた事です。機器の並べ方とスピーカーのセッティングは更に一工夫必要です。この部屋は栄子先生のレッスン室ですが、栄子先生も良い音だと喜んでくれました。
 これで我が家にはSV-91B+DevonとSV-4+LS5/9という私の部屋、SV-501 SE(あるいは42シングル)+Stirlingというリビング、樽アンプ+Entry Sという1階のもう1つのレッスン室に加えて今回SV-9t+kitLS3/5Aという離れの防音室のシステムがやっと完成しました。手持ちのアンプをどんどん使っていますが、まだSV-501iと完成品のTriodeのVP-Mini88 MkIIが余っています。


11.19

 朝はポブウォツカ先生のお見送りに成田に行き、家に戻ってから昼過ぎに練習所に行きました。練習所に行ったらベートーヴェンの8番の3楽章が聞こえてきました。初めの予定では今日はレオノーレ1番、交響曲第8番、第7番と練習する事になっていましたが、実際には8番で時間一杯になってしまったようです。私の用事は結局空回りに終わってしまい、「骨折り損のくたびれ儲け」を地で行ってしまいました。
 今日は成田と練習所への行きは順調だったのですが帰りに大渋滞に巻き込まれ、ウンザリして家に帰ってきました。そういえば成田への行きの途中で3車線の東関道の中央車線に手押し車が落ちていました。たまたま隣の車線だったので無事でしたが、トラックのドライバーには自分の積み荷についてもっと気をつけて欲しいです。そういえば今日和歌山で悲惨な事故があったようです。


11.18

 今日は色々の用事をこなしているうちにアッという間に夜になってしまいました。最近はガソリンの高騰のせいで渋滞がいくぶん緩和されているような感じがします。今朝も都心までとても順調に行く事が出来ました。明日も朝早くに成田に行きます。その後午後から練習所に会議があるので出かけます。明日は1日で150km走行という感じです。(成田往復が100km、練習所往復が50kmです。)
 では、明日早いので.........zzzzzz


11.17

 朝はゆっくり寝て睡眠不足を解消して、昼過ぎにホールに向けて出発しました。今日は珍しく事故による渋滞がなかったので、とても順調にホールに着きました。軽く食事をしてから本番に臨みました。

 昨日と同様にとても色彩的な臨場感にあふれた本番であったと思います。来週のB定期のベートーヴェン特集がどうなるのかとても楽しみです。(とはいっても私は降り番です。)
 今日は楽章の合間の静かな時に会場からいびきが聞こえてきました。とても心地の良い音楽だったので思わず寝てしまったわけで、今日は良い演奏だった・・・・のかな?
 今日の定期でチェロの田澤さんが卒業されました。カーテンコールの時に花束を渡されてサンティ先生からねぎらいの言葉をいただいていました。長い事お疲れさまでした!

 家に戻って弾いていたらスリッパがなんと、私のケースの中にピッタリ嵌まっていました。

 スリッパは完全に自分の寝床だと思っているような体勢です。

 今度のお休みの間にはこの前やり残したModel2を作ります。そして防音室のシステムTL-51X+Model2+SV-14LB+SV-9t+kitLS3/5Aを完成させます。今から考えるとこのシステムにはCECのCD3300R等が最適でしたが、ラインナップを考えた時はTL-51X+Model2が定番でした。これでメインシステムが2つ、サブシステムが2つ、TU-870(6BM8シングル)+Entry Sというミニシステムが1つという体制になります。これでスピーカーは全部使い切りましたが、アンプはSV-501iとVP-Mini88 MkIIが使わずに残っています。


11.16

 今日はゲネプロの時も本番の時も1番の交響曲を弾いている時にふと雪景色が浮かんできました。「冬の日の幻想」という副題を納得する瞬間でした。この曲を弾いて初めての経験です。全体に抑え気味の演奏なのですが、とても色彩的な演奏になっていたと思います。普通ならスーッと音量が大きくなっていく所も、細かく音量をコントロールしています。エフゲニー・オネーギンのポロネーズは時々弾く事がありますが、今回の表現力は素晴らしいです。今回の演奏を聴くとチャイコフスキーに対するイメージが変わると思います。是非とも皆さんに聴いて頂きたいです。

 ゲネプロが終わってから東急ハンズに行って来年の手帳のリフィルを探しました。結局例年買うリフィルにしました。私が主に使う縦型のリフィルはほとんどのものが土日の巾がウィークデイより狭くなっています。すべての曜日の巾が同じタイプのものが欲しいのですが、書き込む欄が小さくて使いにくい物がほとんどです。今使っている物は土日が少し巾が狭いのですが書き込む欄の大きさがちょうど良いので、能率手帳のリフィルを使っています。もう1つの理由は12時と18時に線が引いてあって時刻が見やすい事です。

 昨日書いた嶋田さんのリサイタルは前売りは既に完売だそうですが、当日券は若干出されるそうです。


11.15

 今日は「エフゲニー・オネーギン」のポロネーズ、「ロメオとジュリエット」、交響曲第1番の順に練習しました。どの曲も最初に通して、それから気になる所をつまんで行くというやり方で進みました。サンティ先生は動きのある速い所より、ゆっくりした所をとても細かく練習していきました。先生の豪快さの方が最初は目立つのですが、練習の仕方を見ていると細かいニュアンスをとても大事にされています。細かいニュアンスをコントロールしてよく出すように、と何度も注意されていました。明日の本番もよくコントロールされた演奏になると思います。

 今度の日曜日に理恵子はN響ヴァイオリニストの嶋田慶子さんのリサイタル(静岡の江崎ホールで15:00開演です。)に伴奏で出演します。
 モーツァルトのロンド・ハ長調、ベートーヴェンのソナタ第7番、グリーグのソナタ第3番、サラサーテの「序奏とタランテラ」と「カルメン幻想曲」というプログラムです。まだ若干チケットはあるようなので、お近くの方はぜひお聴き下さい。


11.14

 今日は1日交響曲第1番を練習しました。初めはロメオとジュリエットとエフゲニー・オネーギンのポロネーズも練習する予定でしたが、結局この2曲は明日に回されてしまいました。サンティ先生はチャイコフスキーについても全部頭の中に完璧に入っていて、イタリア人の指揮するチャイコフスキーという感じではありません。最後の1コマで1番を全曲通して弾いて今日の練習は終わりました。

 今日は夜7時から浜離宮朝日ホールでの白井篤さんのリサイタル(ピアノ:大須賀恵里さん)に出かけました。N響の人達もたくさん聴きに来ていました。フォア・シュピーラーとして弾かれながらこのようにリサイタルを開かれるのはとても大変な事です。
 開演前にロビーでコーヒーを飲んでいたらN響の大ファンという方に声をかけて頂き、毎日ひとりごとを読んでいますと言われてうれしくなりました。ありがとうございました。

 昨日書かなかったのですが、SV-14のレベル調整は自然と+10dBになりました。意識して比較したのではありませんが、何となく聴いていると自然とそこに落ち着くという感じです。骨格がハッキリ聞こえる事と音の膨らみというか充実感とのバランスが+10dBが一番良いように感じます。これは私の環境で私が聴いた時の感覚ですから、違う環境下でどうなるかは分かりません。
 このSV-14は可愛くて音も充実しているプリだと思います。プリアンプはオーディオの骨格を決める物ではないと思いますが、プリのキャラクターで音のバランスはかなり変わります。音の広がりと芯のどちらを聴きたいかによって選ぶ物はまるで違ってきます。そこで何を選ぶかこそがまさにその人の個性なのです。


11.13

 今日は午前中に交響曲の4楽章を、午後から「ロメオとジュリエット」と「エフゲニー・オネーギン」のポロネーズを練習しました。チャイコフスキーについてもイタリア物と同じく細かくニュアンスをつけられています。テンポは全体に速めで颯爽としています。チャイコフスキーについてもほぼ暗譜で振られています。

 家に戻ってきたらサンバレーに入院していたSV-14LBが着いていました。私の部屋は理恵子が合わせの練習で使っていたので、玄関脇のレッスン室のシステムにつないで音を聴きました。

 この部屋はレッスン室なので右の写真のように邪魔にならないようにスピーカーをベイ・ウィンドーの中に入れていたのですが、どうも音が平板で伸びが悪いので左の写真のように配置替えしました。CDプレーヤーの出力をSV-3とSV-14に入れて、その出力を樽アンプの入力1と2につないで比較してみました。SV-14の彫りの深さというか輪郭のクッキリした感じがとても印象的でした。SV-3の大らかな感じとは一味違います。その時の音楽の聴き方、気分に合わせてプリを選ぶのも楽しみの1つです。


11.12

 昨日1日動き回ったせいで昼前まで寝入ってしまいました。そして気がついたらもう夜になってしまいました。

 明日からはサンティ先生のチャイコフスキー特集です。今年もそろそろ終わり、来年の手帳のリフィルを買わないといけない季節です。(私はA5判のシステム手帳を使っています。システム手帳だといつでもリフィルを替える事が出来るので重宝しています。)私は土日が休日という仕事ではないので、本当はすべての日の欄が同じ大きさの物が欲しいのです。その形のリフィルで書き込み欄が大きい物が欲しいのですが、なかなか希望の物が見つかりません。今度のC定期のゲネプロのあと東急ハンズに行って探してみようと思っています。

 私自身はやっと落ち着いたので、いよいよこれから「芸術の秋」のモードに入れます。この前完成したSV-4+LS5/9とSV-91B+Devonを更に聴き込んでいこうと思っているところです。この2つは音源からの距離感が違うので、その時の楽しみ方によってどちらかを選んでいきます。TANNOYの方が私にはピッタリくるのですが、LS5/9を聴くと色々参考になる物が浮かび上がってきます。聴いているとつくづくRogersは手ごわいスピーカーだなと思います。出力は小さくても質の良いドライブ力を持ったSV-9tやSV-4のようなプッシュプルアンプが最適のようです。

 理恵子が戻ってきて色々なコンサートの記録をアップしました。こちらをどうぞ!キレイな写真もたくさんあります。


11.11

 朝5時に起きて成田往復、家に戻って1時間昼寝をして理恵子を送りがてらホールに行って2日目の本番、終演後また浜離宮へと色々走り回って結局250km近く走ってしまいました。この上ボエームの本番を弾いていますが、さほど疲れた感じはありません。ボディ剛性が高い車の御利益を身をもって体験した一日でした。

 本論のボエームですが、毎回微妙に色々なところが変わります。そこでちょっとした錯覚からはみ出したりしますが、それにもかかわらずとても楽しく弾けました。私自身は今日の方が良かったように感じました。世界的にもイタリアオペラをこのように聴かせられる人はもうほとんどいないでしょう。まるでサンティ先生がお釈迦様で、ソロやオケが色々動き回っても所詮はお釈迦様の手の内にあるという感じです。カーテンコールの時は先生もとてもうれしそうにニコニコなさっていらっしゃいました。
 来週はチャイコフスキー特集で、交響曲第1番、歌劇「エフゲニー・オネーギン」のポロネーズ、幻想序曲「ロメオとジュリエット」というプロです。そしてその次はベートーヴェン特集、レオノーレ序曲第1番、交響曲第8番と第7番です。


11.10

 昨日の本番をお聴きになった方からたくさんメールをいただきました。皆さんとてもボエームを堪能出来たとおっしゃっていて、弾いた者としてはとてもうれしいです。演奏会形式であっても充分に楽しめたというご感想がほとんどでした。これはひとえにサンティ先生の息もつかせぬような持って行き方のおかげです。舞台装置なしに音だけでこれだけ楽しめるのですから。明日も昨日以上に楽しめる演奏会になるといいなぁ〜〜

 明日は理恵子と栄子先生が戻ってきます。理恵子は明日帰国して早々に浜離宮朝日ホールで弾く事になっています。私は理恵子を送りがてら、ホールに行きます。そしてあさってからは普段通りの生活が戻ってきます。また私の部屋は理恵子に使われるのでしょうが、何とか間を縫ってステレオを楽しもうと思っています。


11.9

 今日は弾いていてもとても楽しい弾き甲斐を感じた演奏会でした。折角のボエームなのでオペラとして弾きたかったな、というのが偽らざる印象です。
 細かい部分については練習の時と違っていたり、勘違いでテンポを取り違えたりと色々な事がありました。オペラをほとんど弾かない私達にとっては細かいやり取りに慣れていないので、ちょっとした事でもドキッとしてしまいます。明日は休みであさってに2回目の本番ですが、これで終わってしまうのは勿体ないです。

 Peccatteの頭を飛ばしてしまってからほぼ半年が経ちましたが弾き方もほぼ落ち着きました。Peccatteの弓の中でも特に重めで剛弓だった前の弓はとても扱いにくかったのですが、それで苦労させられたおかげで今度のHenryは割とすぐに馴染めました。弓の強さと筋力の関係からかPeccatteよりはHenryの方が私には合っていたようです。今になって振り返ってみると、弓が変わって奏法だけでなく音楽に対する感じ方も変わりました。自分自身の基本的な部分は変わらないのですが、横で聴いている人にはかなり変わったように見えるようです。
 自分が楽器や弓を選んでいるのですが、その楽器や弓を弾いていくと知らないうちに逆にそれらに支配されてしまいます。その事によって自分が成長出来れば良いのですが、相性が悪いと空回りに終わってしまう事があります。楽器や弓は単なる道具ではなく、場合によっては自分の先生になったり相棒になってくれたりするのです。今回の出来事を単なる事故ではなく、奏法と感覚を変えるチャンスに出来て良かったです。


11.8

 Panther(10.3)→Tiger(10.4)→Leopard(10.5)と変わってきたMac OS Xですが、やっとLeopardで本命が出てきた感じです。ガイドブックを読んで良さそうなので、周辺機器の事を忘れてバージョンアップしました。カラーレーザーのOKIのC8600dnとCANONのMP960のLeopard対応版ドライバはどちらもまだ発表されていません。いくらインターフェースが良くなってもプリント出来なければ意味がないので、虎(Tiger)に再度ご登場願いました。魅力的なLeopardに較べると、Tigerは今まで通りではあるのですがちょっと物足りないものを感じてしまいます。
 Tigerに戻してその後始末をしたあと、散らし放題になっていた我が家の掃除をしました。ついでに布団も干したのですが、天気予報を見ると週末までは天気は下り坂との事、今日やって大正解でした。とはいっても思った以上に時間がかかってしまい、終わったらレッスンの時間になっていました。

 今日は家の片づけをするつもりだったので、車の1年点検(これでまる2年が経ちました。)をしてもらいました。今までは1年経つと色々のところがやれてきたのですが、さすがにBMWは2年経った今もほとんど劣化を感じさせません。本体価格は高いですがきちんと整備しておけば飽きずに気持ち良く乗れます。走行距離が多いのでマイクロフィルターを交換しましたが、定期点検の分はサービスフリーウェイに入っているので無料でした。
 今度の長距離走行は来年1月の名古屋往復です。その後3月に東北の演奏旅行に乗っていくつもりです。2月には足利にも行きますが、この程度だと長距離という感じは全然しません。

 明日はいよいよボエームの本番初日です。歌のソリストの負担を考えての事でしょうが、明日は本番のみ夜7時からです。今回A定期ですが、明日金曜日が初日です。
 昨日がゲネプロで1日おいて明日が本番ですが、始めからきちんと噛み合うかいささか心配です。1幕の最初からとても速くて難しいのです。
 と同時に明日は理恵子がAix en Province(エクサン・プロバンス)でショパンの2番の協奏曲を弾く日です。


11.7

 昨日はハウプトプローベのあと家に戻ってから、この前届いたLeopardをインストールしました。インストール自体は順調に終わりLeopardの片鱗は楽しめたのですが、C8600dnもMP960もLeopard対応のドライバがないのでプリントが出来ないのです。何か問題があった時に元に戻せるように内蔵HDDのバックアップをとってあったので、あきらめてTiger10.4に戻しました。昨日の夜から今朝にかけての作業はすべて無駄に終わった事になりガックリきました。
 OSをバージョンアップするのは周辺機器のドライバが出揃ってからでないと、今回のようなお粗末を演じる事になります。今回のLeopardはとても多くの新機能があるようですが、それと同時にファイルの構成などもかなり変更があるようです。
 MacPeople付属のガイドブックに紹介されていたCarbon Copy Clonerというソフトを使って元々のハードディスクのコピーをとってあったので、再度OSのインストールをしなくてもすみました。

 昨日からホールでの通し練習です。

 サンティ先生は譜面など見なくても練習番号や各パートの音の動きなどを暗譜されていて、場合によってはソロのパートまで歌われています。信じられないような記憶力です。
 このようにどんどんテンポの変わっていく曲だと、一度こけるとしばらく元に戻れません。特に第2幕の最後のpizz.(指で弦をはじく)とarco(弓で弾く)の切り替えのところが難物です。
 写真でご紹介した「チンバッソ」という楽器、VerdiとかPucciniのオペラで使われるチューバとかコントラバストロンボーンと同じ音域を受け持つ珍しい楽器です。こちらもどうぞ!(最下段のVariations on the Trombone p.2をクリックして下さい。そこに色々な珍しい楽器が並んでいます。)
 明日は1日休みで、あさっては夜7時から本番です。


11.5

 今日は第3幕第2幕の順に練習し、明日からはホールでの練習になります。N響はあまりオペラを弾かないので、曲が進んでいく時に次がどうなるかがあまりよく頭に入っていません。よく弾かれる交響曲の場合は私達も曲の進行が頭に入っています。でも今回はルバートなどそこら中にあり、ソロの歌い方によってどうにでもなるというところがあるので、オペラは弾き慣れていないととても大変です。
 最初のオケだけの練習のあと歌が入った練習が始まって、最初は別の曲を弾いているような感じになりました。でも昨日今日の練習で全体の進行も見えてきました。明日あさっての練習で更に馴染んでいくでしょう。

 スリッパが明け方に起こしにくるのは最初はおなかが空いているからだと思っていたので、食べ物をお皿に入れてから寝るようにしていました。ところがそうしても起こしにくるのです。どうも遊んで欲しいようで、おなかが空いている訳ではありませんでした。眠くて仕方ないのですが、しばらく頭を撫でてやったら、満足して足下の方に移って寝入ってしまいました。


11.4

 今日はソロの方達が入って午前中に第1幕、午後から第4幕を練習しました。先生は細かいところまで少しも妥協せずに、思った通りになるまで何回も繰り返して練習していきます。明日はコーラスやバンダが入っての練習になります。その後はホールでの通し練習になります。(6日にHP=ハウプト・プローベ、7日にGP=ゲネラル・プローベという通し練習をします。)
 普通定期は初日の11時からゲネプロをするのですが、今回はゲネプロと本番は別の日です。歌のソロにとっては同じ日にゲネプロと本番をするのは考えられない事なのでしょう。私達にとってもこれだけの長丁場になるとゲネプロと本番が同じ日だといささかキツイです。

 昨日は5号線で事故があったので錦糸町から先は渋滞していましたが、今日は渋滞もなくアッという間に練習所に着きました。休日は下の道も空いているので、気持ちよく走れます。

 いよいよ秋も深まってきて、夜になると落ち着いて音楽を聴く雰囲気になってきました。本当に芸術の秋ですね。


11.3

 今日は午前中に4幕を、午後からは第1幕を練習しました。譜面を見ずにソロのパートを歌いながらそれぞれのパートを完璧に指揮されるという離れ業を眼前に見せられてただただ驚くばかりです。今回のボエームは名演になるでしょう。今からとても楽しみです。唯一残念なのは今回は演奏会形式である事です。オペラとして舞台付きでやりたかったです。今回はA定期ですが開催日は変則的で、初日は金曜日、2日目は1日おいて日曜日になっています。
 練習は明日からソロが入ります。いよいよ練習も佳境に入ってきます。

 この前Appleのホームページを見ていたらMacOS X 10.5 Leopardの紹介が出ていました。まだ出たばかりのOSですからバグはあるとは思いますが、Appleの本領発揮のOSと言えそうです。
 Appleのホームページを見て気に入ったので早くどれかにインストールして様子を見たいのですが、今はとてもそんなことをしている時間的余裕がありません。CPUに対する負担はそれほど大きいものではなさそうなので今のPowerbookでもその実力を発揮出来そうです。昨日手元にLeopardは送られてきました。


11.2

 今日はボエームの第2幕第3幕を練習しました。まだ第4幕には手を付けていないという進行ですが、これだけ細かく練習されるとこちらにとってはむしろ安心です。それにしてもこれだけの曲の仕掛けがすべて頭に入っていて、スコアなど見なくても良いというのは驚きです。ここまで頭に入っているのが曲を理解したという事だという事を身をもって教えて下さいました。明日までオーケストラだけの練習で、その後あさってがソロ付き、しあさってがソロ+合唱付きです。
 これだけ充実した練習をしたのは久し振りです。そのかわり練習が終わるととても疲れています。でも気持ちの良い疲れです。
 今回ヴィオラのエキストラにいらっしゃっているMさんは今から30年以上前に何回か行われたイタリアオペラ公演でボエームを演奏されたそうです。私は入団してすぐこのイタリアオペラの最後の公演で弾きました。(その時の演目が何であったかは覚えていません。)

 今朝は明け方に3回ほどスリッパに起こされました。起こされないように食べる物を皿に入れてあるのですが、それでも私を起こしに来ます。窓を開けて欲しいようなのですが、夜中に窓を開けるのは不用心なので無視しています。ですからしばらくするとまた「ニャァ〜〜〜」と起こしに来ます。でも凶器のような長い爪を額に当てられるとドキッとします。


11.1

 いよいよ今年もあと残すところ2月になってしまいました。今日からサンティ先生のボエームの練習が始まりました。

 今日は1日かけて第1幕だけを練習しました。N響はほとんどオペラを弾かないので私達は地図を見ながらドライブしているのに、先生は裏道まで知り尽くしているようなものです。ですから最初の3日はオケだけの練習、4〜5日目は歌が入っての練習、その後2日ホールで通し練習という進行です。
 見ての通りの体格にも関わらず指揮はとても若々しくエネルギッシュです。その上ソロを歌いながら譜面など見ずにどんどん練習が進んでいきます。オペラは歌との絡みがあるので、4日目にならないとその本領は分からないでしょう。

 ポーランドにいる理恵子が先日Sopotというところでリサイタルを開きました。その様子が理恵子のページに紹介されています。どうぞご覧下さい。


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