ひとりごと2005年10月分    

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このページは私の日記のようなものです。私の感じること、周りで起こったことを書きます。


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生徒さんへの連絡があります。こちらへどうぞ。(2005.11.1)ピアノの生徒さんは栄子先生から重要な連絡があります。必ずご覧下さい。


10.31

 今日からギルバートさんのB定期の練習が始まりました。今回は久し振りに対向配置で弾きます。イタリアと田園という今回のプロのような時にこの対向配置になると、ファーストとセカンドがどうしてもかみ合い難いものです。お互いに相手が遅れているように聞こえるからです。普段はお互いに頼りになる存在なのですが、対向配置だと聞こえ難いので頼りにはならないのです。(私達としては自分から対向配置をとる事はありませんが、指揮者が希望する場合はそれには応えるというのが基本的姿勢です。)
 ギルバートさんはまず全曲を通して弾かせ、それから細かいところを妥協せずにやり練習は手際良く進んで行きました。

 大橋さんのひとりごとに私の家にミルシュタインが降臨していると書かれていましたが、この音に最終的に行き着いたのはDevonとStirlingを入れ替えた事によります。 スピーカーへは部屋からとても大きなキックバックがあります。部屋の響きとスピーカーのキャラクターがちゃんと合うと「TANNOYというのは.....」等という世の中の定説からは信じられないような音が出てくるのです。例えばStirlingなどTANNOYのスピーカーの発音は遅いというのは単にセッティングに問題があるのとドライブするアンプと合っていない事の結果でしょう。我が家ではそのような傾向など少しもみられません。1階でも2階でも音の肌合いは違っていても、どちらでも2台のスピーカーの間に演奏者が私のためにそこで弾いてくれているように聞こえます。この感触は2つのスピーカーを入れ替えて初めて得られたものです。皆様も是非ともなにか冒険をしてみて下さい。仮にそれがうまく行かなくても必ず大きな収穫があると思います。(自分の想像するような音が出て来ないとすると、なにか思い込みがあってそれに拘っているからでしょう。考えられる全てのヴァリエーションを試してみて下さい。)


10.30

 今日は午前中から5人レッスンしました。クリスマスコンサートに向けて皆とても頑張っています。私も栄子先生と2〜3曲弾く予定にしています。(栄子先生は余裕で全然練習していないようですが、初見のエキスパートだから良いのかな?知らないよ?)

 夜になってCDを何枚もコピーしようとして、今我が家で一番古いiMacをOS9で起動してB's Recorderでコピーしようとしたら、色々エラーが出るわ出るわで大変でした。まずOS9のシステムフォルダを認識しません。OS9のインストールCDを持ち出してきてOS9のインストールからやろうと思ったら、出来ないと言い出しました。時間もないので古いPowerbookを起動してB's RecorderをインストールしてOS9でコピーしようと思ったのですが、これもうまく行きません。仕方なくiMacG5で外付けのCDライターを使わずにやったら何という事なしにちゃんと出来ました。古いiMacはハードウェアテストで見る限りはエラーはでないのですが、絶対におかしな部分があるはずです。

 今日これをやりながら1階でシューマンの1番と2番のCDを聴きました。音がとてもよくまとまっているCDで、分離とまとまりのバランスがとても良いのです。とにかく音を出す時に無理をしないで自分から響かせてやる事が一番大切なのではないでしょうか?この感覚は演奏にも通じるものがあります。何とも言葉では説明し難いのですが、ガリガリひっかきながら弾くのではなく広い会場の一番奥に向かって音を送ってやるようにしないと響いてくれないのです。その音を遠くに伝える力が凡器と名器の違いなのです。

 明日はアラン・ギルバートさん指揮でB定期の練習があります。対向配置で練習をするようですが(勿論本番も)久し振りの対向配置、どんな音になるのでしょうか?


10.29

 栄子先生が今朝戻ってきました。例によって私は成田に迎えに行きました。家に戻ってからショパンコンクールの時に売られていたCDを色々聴いて見ましたが、インターネットで流れていた音とは大差がありました。私などは家に居てインターネットを通してしか聴けないのでこれしか情報の入手経路はないので仕方ないのですが、これを聴いて全てが分かるとはとても言えないものだという事をあらためて知らされました。離れていても演奏の様子が分るという良い点はある反面、音の表情ニュアンスはあまり伝わっては来ないです。
 栄子先生から公表される表向きの話とはまるで違う色々な舞台裏の話をたくさん聞き驚くばかりです。

 栄子先生は40日ぶりに家に戻った訳ですが、長男スリッパは怪訝な顔をしています。栄子先生が抱っこしてもすぐに脚を突っ張って逃れようとするのです。でもグルーミングをしてもらう時は気持ち良さそうにしていました。1晩もしたら前のようにお母さまのあとを付いて回るようになるでしょう。


10.28

 先ほど栄子先生がワルシャワの空港から電話をかけてきました。vodafonだとワルシャワ市内からでもすぐに話が出来ます。今となっては携帯とインターネットの発展で世界中どこにいてもリアルタイムに情報が入るようになりました。栄子先生は明朝成田に着きます。

 今日は午前中に家の用事をすませ、午後からは東陽町まで用事で出かけ夕方からレッスンをしてアッという間に夜になってしまいました。普段だったら1日ではとても出来ないくらいの用事を駆け足でやらざるを得ない事になってしまったのです。今日もこれから台所の大掃除をします。今回はほぼ40日間一人で過ごし家事の大変さをつくづく思い知らされました。

 今週になってN響の練習が始まってからはただただ忙しく、落ち着いてステレオを聴く時間が持てませんでした。明日からは少しずつ時間をかけてまずコードの長さが足りなくて出来なかったMalt Audio BoardをSV-310の下に入れてみようと思っています。
 先ほどメールを読んでいたら今まで気がつかなかったBさんからのメールを発見しました。それは音楽の聴き方について説明して欲しいというものでした。音楽の聴き方には規則はありません。ある演奏を聴いてどう感じてもそれはその人の自由なのですが、音楽の世界に身を置く人達は何も説明しなくても演奏の聴き方には共通点があります。それは音が活きている事を最も大切にするという事です。音が活きている事が分かるためには当然聴いている本人がリズム感テンポ感がしっかりしていなくてはいけない訳です。最低限音楽と一緒に拍子がとれなければいけないでしょう。
 勿論音楽を聴いて楽しむのにそれが出来る必要はありません。そして自分でこの演奏は好きだけれどこれは好きではないと感じるのは自由です。その過程で私達演奏する立場の者と違う意見が出てくる事もよく理解は出来ます。そして私達にとってはとても大切で貴重な聴き手側の印象になります。でも音楽の本当のところが分かるためにはソルフェージュが出来る事は最低限の条件です。


10.27

 この1月以上独身生活が続いているので、このひとりごとを書く以前にしなければならない事が山のようにありなかなか思うように書けませんでした。それに私がPowerbookの前に座ってひとりごとを始めると「ニャ〜〜オン!」がやって来ます。人のすぐ前にチョコンと座ってグルーミングを催促するのです。この姿を写真に撮ろうと何度も挑戦したのですが、スリッパはカメラを見ると身構えてしまうのです。
 栄子先生は帰りの飛行機の切符を手配する事が出来あさって29日に帰ってくる事になりました。(最初はもっと早く帰ってくる予定だったのですが、1週間予定が伸びてしまいました。間際の変更だったためあさっての便しかとれなかったのです。)栄子先生が帰ってきたらスリッパは最初は恥ずかしがるでしょう。でもしばらくしたら足下にまつわりついて離れないでしょう。
 理恵子は来月の2回の演奏会を弾いてから日本に戻ってきて、日本で2回コンサートをしてまたリサイタルのためにワルシャワに戻るという強行軍をするようです。

 今日はNHK音楽祭の2日目でした。運命はともかくガーシュインの方はジャズのトリオがアドリブで演奏するので、毎回弾くものが違うのです。ですから演奏時間は終わってみないと分からないのです。今日は昨日より5分位終演時間が遅くなりました。
 昨日も今日も普段の定期とはお客さんの層が違いました。子供のための演奏会ですから当然子供たちとその親御さんたちが中心になる訳で、普段と同じNHKホールとは思えない様な拍手の迫力でした。(楽章の合間に拍手があったりして普通の演奏会とは違う雰囲気である事はたしかです。)演奏会の企画によってはもっともっとお客さんにアピール出来る方法がたくさんあるような気がしました。今までの枠に嵌めるのではない新企画が求められているのです。N響の演奏会も従来の定期路線だけでなく、もっと柔軟に色々な路線に打って出る必要があるのです。今回のNHK音楽祭の路線ばかりで良いという訳ではありません。ですがこういう将来のファンになるべき子供たちとそのご両親にもっと気楽に音楽に親しんでいただく事は忘れてはいけない大切な企画です。

 9月の下旬から続いていた独身生活も明日1日だけになりました。今回は外食はほとんどしませんでした。というのは1人で外で食べてもちっとも面白くないしただ高いだけだからです。


10.26

 先ほどNさんという方から1234567をゲットされたというメールをいただきました。Nさんは南カリフォルニア大学にいらっしゃる方で、海外にいらっしゃる方にもこのひとりごとを読んでいただけている事は大変うれしい限りです。その上今日は1600人もの方がトップページにいらして下さっていました。1日の記録としては今までで最高の記録です。
 来年はN響はアメリカ旅行が予定されています。来年は西海岸に行くのかどうか知りませんが、ロスアンジェルスに行けるとうれしいです。

 今日の演奏会はとても楽しかったでした。今日の演奏会は普段よりもお客さんの年代が若くて、チケットが完売だった事もあって拍手の迫力はすごいものでした。小澤さんの動員力には驚かされます。ゲネプロの時までは大丈夫かなと思う部分があったのですが、本番になったらまるで出来が違っていました。

 演奏会が終わって家のドアを開けたら、1日放ったらかしにされたスリッパが2階から「ニャ〜〜オ、ニャ〜〜オ」と甘えた声で鳴いてきました。人間様がいると邪魔されない所に隠れてしまうスリッパですが、人の気配がないと心配になるようです。今は布団のところで安心して寝ています。


10.25

 今日もNHK音楽祭の練習でした。午前中は運命とアンコール、午後はガーシュインを練習しました。運命についてはこちらが馴れた所為もあるのかもしれませんが、昨日ほどテンションが高いとは感じませんでした。しかし普段よりかなりハイテンションである事はたしかです。
 昨日の練習の様子の写真は私がNIKONのD70を使うようになったキッカケを作って下さった事務所のKさんに撮っていただきました。銀塩のカメラも使っていらっしゃる方で、撮っていただいた写真を見るととても参考になりました。
 午後からの練習が始まる前にソリストの皆さんはアドリブで弾かれていました。ガーシュインのピアノ協奏曲も楽譜通りではなく思った通りに色々変えて弾かれています。演奏時間自体は短いのですが、小澤さんの楽曲説明があるので演奏会自体はかなり長めになりそうです。

 今回のNHK音楽祭は自分としては割と軽い感じのコンサートだと思っていたのですが、とてもテンションが高くてとても気楽に弾ける演奏会ではありません。しばらく休んでいた身にとってはかなりハードなリハビリです。この前書いたミルシュタインのDVDから身に付けた事はとても良い調子です。楽器の肩への載せ方とそれに伴って楽器の向きが変わったのです。

 去年の10月23日のA定期の初日には中越地震と指揮棒事件が起こりました。 本番の始まる直前に大きな揺れに襲われ、演奏が始まってからもまた揺れがありました。そのすぐ後アシュケナージ先生が指揮棒をご自分の手に刺してしまったのです。プロの後半はコンマスの堀さんの弾き振りでチャイコフスキーの4番を弾きました。
 今日のテレビを見ると福知山線の脱線事故から半年だそうです。本当に最近は信じられないような事件事故ばかりがどんどん起きます。

 今は23:35ですが、今のアクセス数は1233567です。千の位が4であれば記念品贈呈になりますが、あと1000人です。多分明日中には達成するでしょう。1234567をゲットされた方は是非お知らせ下さい。よろしくお願い致します。


10.24

 22日に続いて今日も栄子先生からのメッセージがあります。こちらをごらん下さい。

 今日はほぼ1月振りのN響でした。午前中は運命を、午後はガーシュインとアンコールを練習しました。小澤さんの指揮は今まで経験した事のないような物凄いハイテンションでした。
 ガーシュインのピアノ協奏曲の練習になったら、運命の時とはまるで違う感じでビックリしました。今回の演奏会は演奏の前に小澤さんの説明があるようで、聞き所を教えてもらってから演奏を聴くというとても分かりやすい演奏会になりそうです。明日また同様のスケジュールで練習します。


10.23

 今朝大橋さんからMalt Audio Boardについてメールをいただいて、このボードについては木目の向きやラックの材質がすごく影響するという事を教えて頂きました。早速2階のTL51Xの下のボードをひっくり返して試してみました。すると正面からみて木目が横向きの方が音が魅力的でした。昨日はこちらの面の方に面取りがしてあったので何も考えずにたまたまこの向きで試しました。ラックの材質については私は今の木製のラックしかないので試しようがありません。鋳鉄製のラックだと効果覿面だそうですが、私の家では2階は栄子先生がもともと使っていたラック、1階は新たに作った作り付けのラックでともに木製です。1階のラックは壁に塗るのと同じ塗料を塗った木の板で出来ています。

 今の1階は写真のような状態なので、厚さ25mmのボードを入れる余地がないのです。SV-310の下に入れるのでしたらディスプレイの前の棚の上にSV-310を上げないといけません。これはコードの長さの問題もあり大問題になってしまうので、今はこの写真のようにSV-91Bの下だけに入れています。そう言えばSV-11FM(左下の段の上)はご機嫌ですよ。FMというソースを見直す事請け合いです。

 明日からはいよいよ久し振りにN響の練習です。次は演奏時間が1時間位の演奏会ですからリハビリには最適です。短めのプロでリハビリをしようと思っています。
 今日は夕食を作るのが面倒なので、駅のショッピングセンターで中落ち丼のパックなどを買って来ました。食べようとしたらなぜかスリッパがテーブルの上で正座しています。マグロやホタテの大好きなスリッパは遠くにいても良い匂いがすると必ずやって来て、テーブルの上にチョコンと正座をして「ください!」というポーズをします。マグロを小さく切って手に載せてあげたら切り身にして2枚分位をペロリと平らげました。もうそろそろ高齢猫用のお食事を食べるようになったスリッパです。前は美味しそうなものなら何でも食べていましたが、最近はカツオブシは食べないけどニボシなら食べるとか場合によってはその反対とか好みがハッキリしています。買ってきたばかりの鰹節などをあげると反応が普段と全然違います。明日また鰹節を1袋買ってこないといけなくなりました。まったく手のかかるとてもカワイイ長男です。
 いつも思うのですが、今ではスリッパは完全に家猫になっていますから外に放り出したら多分餌をとれないでしょう。家の中に入れてこのような環境で育ててしまったのは人間の方ですから、これからもいつまでも元気で家中を走り回れるようにちゃんと面倒を見てあげようと思っています。
  実はスリッパを手懐けたのは私です。小さい時に大きなグウタラ猫を飼っていた経験から、今の家に入った時から猫を飼いたかったのです。それがたまたま家の裏にスリッパのお母さんが来るようになり、餌をあげているうちに子供を3匹産みました。チーズや竹輪を小さく切ってあげていました。しばらくしたらお母さんと1匹がいなくなり、残った2匹のうち1匹がスリッパです。スリッパが家に入るようになった頃にもう1匹の雌の黒猫(ポチと呼んでいました。)もなぜかいなくなってしまいました。スリッパはとても頭の良い優しい子で、今まで一度もソソウをした事はありませんしじゃれている時以外に人に爪を立てたりもしません。それにノラの時からこちらが餌をあげるとポチが食べるまで待っていて、それから自分が食べるというやさしいスリッパでした。 いつまでも元気でいてね、スリッパ!今日も一緒に寝ようね!あら、もう寝てました。


10.22

 昨日書いた葛飾でのクラシックコンクールは私が審査するのは中学校の部だけでしたので、エントリーは44人でした。正味4時間半で44人ですから、目の回るような忙しさです。肝腎の点数を書くのを忘れてしまう事もありました。9時過ぎには無事終わり今家に帰ってきたところです。

 今朝サンバレーからMalt Audio Boardが届きました。大2枚(SV-91Bと2階のCDプレーヤー用)、中1枚(SV-310用)、小1枚(Model2用)の4枚です。SV-310だけはすぐつなげないので(寸法の関係から作り付けのラックにはこのBoardは入らないのです。棚の上に上げないとBoardを入れられないのです。)、それ以外の3枚を入れてみました。まず2階のModel2の下に小を入れ、大をまずSV-722の下に入れてみました。すると音は悪くはないのですが、発音が少し後ろに引っ込むような感じがして予想したのとはいささか違う反応です。そこでCDプレーヤーTL51Xの下に入れてみました。こちらも同じ傾向があるのですが、音ははるかにこちらの方が良い音です。今までTL51Xの下にはコーリアンのボードを入れていたのです。発音はコーリアンの方が良いですが、音のまとまりや肌合いはこちらの方が良いです。
 1階のSV-91Bの下には今まで何も入れていませんでしたが、やはりこのボードを入れると音は良くなりました。1階でも2階でもこのボードは発音が一瞬遅れるような気がしますが、こちらの方が音のソフトさとまとまりは上だと思います。(ボードの容積が大きいので全体が振動するまでに時間がかかるからではないかと思いますが.......?)
 今日色々やって感じたのは私の家の音の挙動に大きい影響を与えているのはコーリアンのボードかもしれません。ヒョッとするとCDプレーヤーのように可動部分のある物の方がこのMalt Audio Boardの効果が大きいのかもしれません。しばらくこの状態で聴いてみます。どんな物も使い方次第で毒にも薬にもなります。それぞれの特性をよく知って使うべきなのでしょう。


10.21

 明日はまた午後からかつしかシンフォニーヒルズで小中学校の部の審査があります。なんと113人のエントリーがあるそうです。こうなるとしばらく聴いてから書くなどというようにやっているとまるで間に合わない事になります。こういう場で聴いているとどうしても悪い事ばかりが気になってしまい、良い所を見つけるのはなかなか難しいです。特にアドバイスなど書く時間がないというのが本当のところです。
 といっても長い時間聴いたからといって結果が変わる訳ではありません。「こういう事を気をつけるともっと良くなるのでは?」というアドバイスの書き方に時間が割けないという事です。

 私は今回のヨーロッパ演奏旅行が降り番だったので、来週月曜から練習に行きます。NHK音楽祭スペシャル 2005 「こどものためのプログラム」という催しでプロは ベートーベン/交響曲第5番ハ短調「運命」 ガーシュウィン/ピアノ協奏曲 ヘ調  ほか という事で、初めに発表されていたのから変更されているようです。N響の公式ホームページには[指揮]小澤 征爾[ピアノ]マーカス・ロバーツ[ベース]ローランド・ゲリン[ドラム]ジェイソン・マーサリスと発表されています。(私達に渡されている予定表にはラプソディー・イン・ブルーと運命と出ていますが、指揮者の希望で変更されたようです。)


10.20

 今日はなんとなく夜更かしをして、気がついたら2時半を回ってしまいました。今日も私が弾き出すとスリッパがグルーミングの催促に来るので、全然マトモに練習出来ませんでした。わざと相手をしないとまた10分ほどして「ニャ〜〜オ〜!」が始まるのです。私が弾き始めるとテーブルの端にチョコンと正座して(手と足を揃えて私が相手するまで待っているのです。)私が頭を撫でるまで待っています。今は私の枕のところで先に寝ています。猫は「ニボシ」「カツオブシ」「待っててね!」くらいの言葉はちゃんと理解しているものです。
 今日はさすがに遅くなってしまったので、元気な事をご報告してもう寝ます。


10.19

 今は20:48ですが先ほど地震がありました。N響の皆さんも無事帰られたと思いますが、今の地震には驚かれた事でしょう。地震の大嫌いなスリッパが1階から「ニャ〜〜オ〜!」と鳴きながら上がってきました。テレビによると震度5弱とありますが、我が家ではそれほどには感じませんでした。このところ代り映えのしない日々を過ごしていて雨が降っていた事もあってあまり外にも出なかったので、毎日2食半位しか食べない日々が続いていました。実は近くのケーキ屋さんに行って美味しそうなクッキーを買ってきてデザートにそれを食べたら、なんとクッキーに入っていたアーモンドで下の歯に付け足していたセラミックが欠けてしまいました。その噛み合わせの相手の上の歯のセラミックもヒビが入っているとの事で、応急処置はしてもらいましたが月末に再度処置をしてもらう事になりました。この事があってあまり硬いものは食べられません。
 その上自炊の料理が油を使い過ぎていたため、油でお腹が一杯になってしまっていました。昨日辺りからやっと体調が良くなり、今日は夕食は魚と生野菜でさっぱりと済ませました。この方が身体のためには良さそうです。
 N響のこの次の練習は来週の月曜日なので、それまでには体調を万全にしておかないといけません。来週は小澤征爾さん指揮でNHK音楽祭が26(水)27(木)の2日にわたって開かれます。これからはそれに備えて行かないといけません。
 海外旅行というと時差ボケがついて回りますが、私はヨーロッパに行くよりは帰ってきた時の方が影響は大きいです。行った時には緊張しているし短期なので気が張っていればなんとかなるのですが、帰った時にはリラックスしているので影響が大きく出るのかもしれません。私はどちらの場合にも現地の夜になるまで絶対に寝ないで時間調整するようにしています。中途半端に昼寝をすると影響が大きいのです。
 時差ボケについては何年か前のヨーロッパ旅行で最初にバーミンガムに行った時にとんでもない事件がありました。夜中にホテルで気持ち良く寝ていたらホテル中に警報が鳴り響いたのです。フロントに電話しても応答はなく、外を見たら多くの人が着の身着のままで集まっています。私もあわてて外に出たのですが、あとで聞いたらエレベーターホールでボヤ事件があって警報が鳴ったそうでした。この事件のおかげでこの旅行では時差ボケに悩まされ続けました。現地に到着した時に上手く寝られないとあとまで影響が残ります。

 私の家ではレッスン室のテレビ用にVHS+HDD+DVDのダブルデッキを今年の7月に買ったのですが、ここ2週間ほどDVDを入れると「認識出来ないディスクが入っています。」というメッセージが出てMilsteinのDVDが1階では見られなくなっていました。今日メーカーの出張修理をお願いしてDVDのユニットを入れ替えて無事また見られるようになりました。私自身は2階のDVDで見られるのですが、生徒に見せるにはどうしても1階のデッキが動いてくれないと困るのです。それにしてもどんどん便利なものが出てきて目移りがして困ります。持ち歩きをしないならHDDに入れておくのが一番楽です。


10.18

 このところあまり体調が勝れなかったのですが、今日も午後になって調子が戻ってきました。N響の方は今日マドリッドからフランクフルトへ飛び、そこから成田に飛ぶという予定です。今はマドリッドの空港で出発待ちの状態だと思います。

 今日はキット屋店主のひとりごとにこの前私の家にいらっしゃった第9のIさんの訪問記が載っていてビックリしました。私が目指している事をそのまま分かって頂けて私としてはとてもうれしかったです。私はとにかく聴いて生が彷彿とする事だけを目指してきたので、特にオーディオ的快感を拒絶しようと思っていた訳ではないのです。というよりはオーディオ的快感には興味がないというのが本当のところです。勿論スペックが良ければその方が望ましいとは思いますが、性能が良かったからといって良い音が保証される訳ではありません。ですからオーディオ的快感は私の関心とは接点がないという事なのです。

 このところの雨続きで庭の花に水をやらなくても良いのはありがたいのですが、天気になったら手入れが大変になりそうです。それにすっかり秋めいてきて、外に出るには長袖をちゃんと着ないといけなくなってしまいました。来週からの練習には秋冬物で行かないといけなくなりそうです。栄子先生などまだ暑いうちにワルシャワに行ったので、帰ってきたらビックリするでしょう。
 このところスリッパは昼間は毛繕いをしたり寝たりでずっと静かにしているのですが、夜になると人が動く後を追いかけてすぐにグルーミングを催促します。弾いていても足下に絡まってきて爪を立てられます。今日もこれから弾くのですが、多分マトモに弾かせてくれないでしょう。


10.17

 去年までのN響の海外旅行でのインターネットの事情を振り返ってみると、ここ何年かで随分インターネット事情は変わってきました。このホームページを始めた頃は外国に行くとモデムで接続していました。大体24k位のスピードしか出なくて、1日分のメールを一度に読むととても長い時間がかかったものでした。私は外国での接続には最初はIBMに入っていましたが、IBMがATTに変わりました。(このIBMやATTでの接続は最初に接続する時にとても苦労する事が多いのが難点です。市外局番を入れたり取ったり、複数あるアクセスポイントを順番に試したりとうまく行かない時は大変なのです。)国内旅行にはBIGLOBEを使っていたのですが、外国でローミングサービスを使うと遅くて安定しない事がとても多かったでした。ATTで外国でインターネットに接続する場合は、アメリカとかヨーロッパではRegionが違うのでローミング料金は取られますが他のプロバイダのローミング料金よりはかなり安いです。このATTはアメリカが特に強力ですが、ヨーロッパでも接続の安定度は普通のローミングよりは高い感じがします。
 ところが段々年を経るに従って、ブロードバンドや無線LANがどんどん使えるようになってきました。去年のヨーロッパ旅行では最初の滞在地ブルージュ以外はほとんどがEtherか無線LANでした。問題はホテルの接続料が驚くほど高い事です。去年はこの接続料だけで旅行全体で3万位使っています。ただホームページのアップロードについてはセキュリティの問題があるせいか、上手くいかない事が多いです。ホームページのアップだけはモデムを使わないといけない場合とか、ホテルのビジネスセンターでないとアップ出来ない場合とか色々のケースがあります。
 日本のインターネット事情はあまり進んでいないとはよく言われる事ですが、Visitorとして外国に行くと日本の方がはるかに安くて快適です。Visitorでは向こうの速い回線を自由に使えないからでしょう。
 日本のホテルでアダプターを借りても外国のホテルのようにはお金は取られません。もっとも東横インのように無料でブロードバンドに接続出来るホテルがある以上1日何千円という値段はさすがに取れないでしょう。外国もそういうホテルが増えれば自然と接続料も下がるというものでしょう。
 来年はアメリカ旅行という話も漏れ聞こえてきますが、こちらはATTの本場ですからアクセスポイントには事欠きません。更にアメリカの場合市内通話はただという所が多いようで、2001年にクリーブランドでインターネットに接続した時は結局タダでした。これなら幾分スピードが出なくても文句はありません。

 このところ夜になると同じCDを1階と2階で聴き較べる事が多いです。同じソースでも肌合いがかなり変わって聞こえてとても面白いです。2階は色彩感豊か、1階はモノクロの迫力充分という感じです。


10.16

 N響のヨーロッパ旅行はあと今日明日を残すのみとなったようです。その様子は横山さんのホームページに詳しく載っています。(ただし写真が多くてとても重いので、TEPCOひかりの我が家でも全部を表示するのにすごく時間がかかります。)今日の演奏会は開演が21:00ですが、日本では21:00は終演時間です。去年はリュブリアナでお腹を壊した人がたくさん出たのですが、今年はそういう事もなく順調に進んでいるようです。帰国は19日の午後の予定です。

 この前MilsteinのDVDを見ていて感じた事があったと書きましたが、それから色々やってみてやっとまとまってきました。要はどうやって有効に体重を腕を通して弦にかけられるかの問題ですが、今まで色々の試行錯誤がありました。例えば楽器の身体の正面からの角度とか右肘の高さ(絶対的な高さより弦との相対的な高さが問題)とか右手の動く方向など色々のファクターが絡み合っているのです。それがこの前Milsteinの演奏を見ていて急に気がついた事があったのです。このように演奏する者はいつも、より楽により音楽的に弾けるように何かを求めているのです。今回の変わり方は多分見ている人にもハッキリ分かると思います。
 現在アマチュアオケに在籍している生徒さんが3人いますが、レッスンの時にやさしいデュオの曲を弾いてもらっています。その時ファーストとセカンドの両方のパートを練習してもらって、同じ曲を違う立場から見てもらうようにしています。自分が弾く事しか眼中にない場合が多いのですが、こうやって両方のパートを弾くと新発見があるようです。


10.15

 このところ夜よく寝られないので今日は朝から不調でした。今日は午後からソルフェージュのレッスンがあり、ソルフェージュの先生と生徒たちが来る事になっています。その前にあわてて駅前に買物に行き、手軽に食べられる物ばかり買ってきました。
 今日は一日あまり調子が良くなかったのでこれから少し練習して早々に寝ます。といっても私が弾き始めるとスリッパが横にやって来て頭を撫でろと催促するので困るのです。「ニャ〜〜〜!」まあそれが可愛いのですが.......

 昨日でオーディオの小道を一応まとめましたが、今日あらためて番外編を書き始めました。思いつく事を徒然なるままに書いていくつもりです。


10.14

 今日は色々の用事があるので出かける前にスリッパを探したのです。ところがどこを探しても見つかりません。窓はどこも開いてないので外にでる筈はないのですが、どこにも見つかりません。ピアノの上とかクローゼットの奥とか本棚の一番奥とか最近よくいる所はすべて捜したのですが、見つかりません。ところがなんとなんと!

 スリッパ入れの袋の中にスリッパがいました。小さい時から袋の中が大好きなスリッパは今もこういう狭い所が大好きです。見つかったのでホッとして出かけました。
 スリッパは相手してもらえないのでつまらないらしく、ふて腐れてこんな格好をしています。

 N響は今日ブダペストで演奏会です。ブダペストはウィーンから車で2時間位と聞いていますが、N響の移動はバスなので、途中で休憩したりするので3時間位かかるでしょう。明日はリスボンへの移動日、演奏会はありません。


10.13

 今日はこのところの睡眠不足を解決するためにゆっくり寝ていました。宅配便が9時過ぎに来たのですがパスしてしまいました。ゆっくり起きてから庭の手入れをしました。今日は水をやるだけでなくオルトランという殺虫剤を撒きました。本当は1週間に1回やるべきなのですが、やっと時間が出来たのでやりました。
 その後午後からこの前とった大腸のポリープの組織検査の結果を聞きに行きました。結果は良性でした。最初に検査してもらった時には一番大きい物は21mmで、その他にも7mm位の物が1つ、5mm以下の物が2つ見つかりました。今日先生にお話しを聞いたら21mm位の大きさの物になると癌である確率は半々くらいだと言われました。私の場合は幸運にも良性でしたが、もう少し放っておいたらどうなっていたか分かりません。この5年間で今回が10回目の検査だったという事でした。最初の検査で21mmのポリープが見つかったので、それを2ヶ月おきに4回にわたって取り、その後半年で検査をし、その時異常がなかったのでそれからは1年おきに検査を受けています。また来年の8月か9月に検査を受けるつもりです。

 今日は首都高で外苑か渋谷まで行くつもりだったのですが、錦糸町から先はかなり渋滞しているようなのでそこから下の道を行きました。病院は明治通り沿いの渋谷と原宿の中間ですが、近くまでは割と順調に行きましたがあと少しという所からはとても混んでいて結局は遅刻してしまいました。

 N響は今日はウィーンのMusikvereinで2度目の演奏をするはずです。横山さんのホームページはベルリンのゲネプロから更新されていないので、様子が全然分りません。今日の演奏会が終わると丁度半分終わった事になります。(明日はブダペスト、1日おいてリスボンとマドリッドで演奏会があって日本に帰ってきます。戻ってくるのは19日です。)


10.12

 今日は午後からパルテノン多摩でクラシックコンクールの審査がある日です。早朝に電話がありついでにその時間に起きてしまいました。ゴミ出しの時に庭を見たら花がしおれていたのであわてて水をやり、家の中を片付けてからスリッパの食事の用意をしてパルテノン多摩に向かいました。今日は道がとても順調で予定時間の2時間近くも前に着いてしまいました。ゆっくりお昼を食べてから13:40〜21:00まで高校の部の本選で32名の審査をしました。ファーストのKさん(ヨーロッパ旅行降り番)も審査員で来ていました。こういう場所でN響の人に会うとホッとすると2人で話し合っていました。
 結果については主催者発表をご覧下さい。最近は皆とても難しい曲に挑戦するようになっていますが、こういう場所でその演奏を聴くと2極化が進んでいるように思います。余裕を持って弾いていて音も音楽も素晴らしい人達と曲の難しさに萎縮してしまってただただ安全運転をしている人達の2極化です。本選を通過出来る人と出来ない人はとてもハッキリしています。

 9時過ぎに審査も終わり、家に戻ってから昨日作った野菜炒めを食べながら一杯飲んでいるところです。明日も夕方渋谷に行かなければいけません。明日はいささか面倒になってきたので外食しようかなと今から目論んでいます。


10.11

 昨日大橋さんとIさんに私の音を想像した以上に評価していただけて自分としても1つの区切りがつきました。今までも自分の音はそこそこだとは思いたかったですが、お2方に聴いていただいて私の思う事がそれなりに伝わるのだと分かりホッとして肩から力が抜けました。作者の想像しなかったような音がもし出ているなら、アンプの弾き手としては本望です。そこでそれをヒントに小道の第26回を書きました。一番言いたい事は私は目の前に演奏が浮かび上がり、そこにいる演奏家と話が出来るような雰囲気の再現を最大の指針としてきたという事です。たしかに音が大切なのですが、音の物理的側面だけに囚われている間は音楽は見えてきません。その空間にいる人の気配が感じられその人の奏でる音を聴くのが音楽なのです。その為には部屋の空間を奏者の奏でる音で一杯にして、その中で実際の音に近付けて行くのが一番の早道です。今の住環境ではまず遮音が最大のテーマになりますが、それは日本に住んでいる以上ある程度しかたないでしょう。でもその外に対して遮音された空間の中では出来るだけ良い音で響かせてやってその響きを整理してやる事が大切なのだと思います。外に対する遮音と中の音響とは分けて考えないといけないのです。外への遮音は音の導体を切ってやるしか方法はありません。その外界と遮断された空間の中では部屋の隅々まで良い響きで満たしてやらないといけないのです。思ったほど大きな音を出す必要はないのですが、浸透力はものすごく必要です。浸透力を表わす指標は何かないのでしょうか?といっても私にも思いつきませんが、そういう感覚指数みたいなものが出来たら良いのになぁ〜とは思います。
  同じ音量でもうるさい音とうるさくない音はあるのです。(音が詰まってしまうとうるさく感じるのです。音の伸びが良ければ音量など上げなくても充分大音量の幻想は得られるのです。それに実際の演奏も耳をつんざくような音では絶対に弾きません。再生音楽は生の演奏を感じさせる幻想なのですが、その中で最良の物を求めるのはそれなりにとても大変です。私達弾き手は生で聞けない場合はステレオの音を手本にして自分の音を磨いて行くのです。つまりステレオの音は私の音楽性そのものになるのです。)音量を絞っていても頭打ちを感じさせない音からは夢が広がります。
  とにかく聴いて爽快感を感じられるようにするのが第一歩です。迫力を感じたいのは誰も同じですが、迫力は大音量の中にあるのではありません。大音量の中で失われて行くローレベルのニュアンスにこそ音楽の神髄があるのです。ローレベルで聞かせられないステレオなんて私に言わせれば無用の長物であり騒音発生器でしかないのです。まずローレベルで音が引っ込まないようにしてみて下さい。その中から有益なヒントが得られます。大体ボリュームを絞るとあるところから急に音の表情がなくなります。その点を出来るだけ下げるのです。
 なお昨日私がかけたソースは特に厳選している訳ではなく、たまたま外盤専門店に行って1枚だけあったというような物を買い込んでいるし、これでなければダメというような事は全然ないので、これを聴けば突然ステレオの音が良くなる秘薬のようにとられては困るので型番等のご紹介はしません。マトモな処理をされている盤でしたらどんな物でも充分楽しめるし参考になります。残念ながら昨日かけた盤の中には1枚だけ感心しない物がありました。一番魅力になるべき奏者の特徴がどうやっても聴き取れなかったのです。


10.10

 大橋さんから10時に秋葉原で第9のIさんと待ち合わせてから私の家にいらっしゃるとの連絡があり、10時半過ぎにお二人がいらっしゃいました。最初に前に1階に置いてあったStirlingを2階のリビングで聴いていただきました。大橋さんの感想も2階にある方が良さが出ているとの事でした。Iさんは今までサンバレーの試聴室では何回かお話ししていますが、私の家に来ていただいたのは今回が初めてです。10枚近いCDを色々聴きながら私の音を聴いていただきました。それから1階のDevonの方に移りました。こちらも2階にあった時とは違う音を出していて、大橋さんはじっと聴かれていました。去年の9月に来ていただいて私の家の音はこんな感じというイメージが出来ていたと思うのですが、多分今回聴かれてまるで違うものになっていると思われたでしょう。
 Iさんはこの前大橋さんのお宅にご一緒にお邪魔した時にミルシュタインのバッハの無伴奏を持って来られたのですが、 私の家でも同じミルシュタインのバッハを聴いていただきました。1階と2階では音の感触は違いますが、目の前に弾いている姿が浮かぶような感じには驚かれたようでした。大橋さんのところのStirlingとはちょっと違う感触になっていると思いますが、これこそが使い手の違いでしょう。

大橋さんとIさん、1階のレッスン室で 今日聴いていただいたCD

 お昼にはご一緒に近くのショッピング・センターに行き、秋の味覚を楽しんだ後また家に戻り、1階の音を更に色々聞き較べしました。Iさんは早くお宅に戻ってミルシュタインを聴いてみたいといそいそとお帰りになりました。Iさん、是非ともそのご感想を教えて下さい。私のひとりごとをお読みになって色々想像なさっていたのと実際に聴いた感じはかなり落差があったものと想像します。こうやって実際の音の前で色々お話をすると私の感覚はお分かりいただきやすいと思うのですが、ネット上で文字を通してでは音の感覚は多分お分かりいただけないと思います。今の私のセッティングで聴くと世間でよく言われるTANNOYの弱点など使い方で充分回避出来るのだという事がお分かりいただけるでしょう。ちょこっと聴いただけで結論を出してしまう事の恐さを本当に分かっていただきたいです。TANNOYの場合私が本気でやり始めてから4〜5年経ってやっと本来の姿を見せてくれたのです。(楽器の場合は更に手強いもので、一生かけても楽器の本性に巡り合えないという事も起こり得るのです。オーディオも同じだと言えば同じですが、まだ組みしやすいです。)

 とても楽しいひとときを過ごす事が出来、遠路はるばるおいでいただいた大橋さんとIさんには本当にお礼を申し上げます。また東京にいらっしゃる時には是非おより下さい。
 夜になってお2人からメールをいただき、今回の私の音をとても評価していただきました。この事は私にとってとてもうれしい事です。というのはステレオで出している音は私の理想とする音のイメージなわけですから、その音が良くなければ私がこれから演奏上で向かおうとしている音が説得力がないという事になる訳です。去年の秋から色々やって来た事が自分だけでなく聴いていただいた方にも評価していただけたという事は私にとってとてもうれしかったです。


10.9

 昨日出発したN響のメンバーの様子が今日の夜になってもホームページにアップされていないところを見ると、ベルリンのホテルの環境が良くないのでしょう。(といっても今回はIntercontinentalに泊っているはずなので、環境はそれほど悪いとは思えないのですが。)今までも大体最初の滞在地では一発でつながった事はありませんでした。いつもホテルに着いてインターネットに接続してもうまくいかず、フロントに行ってインターネットの分かる人に部屋に来てもらって様子を見てもらうという事が多かったでした。残念ながら部屋の様子を見てもらってもほとんどの場合解決しません。ごく稀に部屋の設定ですぐつながる事もありますが、大体は色々なアクセスポイントを試したり、市外局番を付けたり外したり、外線発信の後のコンマの数を増やしたり、Lineの設定をトーンやパルスにしてみたりと色々やる事はあります。いつもひとりごとをアップ出来るまでに1時間以上のゴタゴタがあったものです。困るのはその費用は全部こちら持ちである事です。

 今日はレッスンをしてから夕方かつしかシンフォニーヒルズに行ってクラシックコンクールの中学校の部の本選を審査してきました。3時間で36人を審査するという強行軍で感想を書くだけで右手が痛くなってしまいました。結果については主催者の発表をご覧下さい。
 私の感想は自分の感じた事を思いきり恥ずかしがらずに表現しなければいけないという事を再確認しました。特に感じたのはゆっくり練習をちゃんとしている人としていない人の違いです。ただ譜面通りにズラズラ弾く練習しかしていない人は聴くとすぐ分ります。自信が持てていないので思い切りが悪く音が全然立ってこないのです。
 逆にただ迫力で押そうというハッタリ演奏も目立ちます。fp も同じ音でただ大きく弾くのでは聴いている方はたまりません。特に多くの人を審査する時はこういう演奏を聴くとキツイです。
 駐車場の閉まる3分前に何とか車を出して無事帰る事が出来ました。明日は大橋さんと第9のIさんがいらっしゃいます。今から楽しみです。

 家に帰るとスリッパは人のところに寄ってきていつもこのスタイルです。夜一人(一匹)でいると寂しくなるのでしょう。

いつもこうやって頭を撫でて、と催促。 今日は私の手をペロペロ舐めました。

10.8

 いよいよN響はヨーロッパに向けて出発しました。フランクフルトで乗り換えてベルリンに行き、ホテルに着くのは日本時間の朝4時位の予定です。

 私は午前中にレッスンをしてから秋葉原の損保会館で開かれている真空管オーディオフェアに行きました。2階が入口になっていて即売会場があります。各社の展示場は4階と5階にあります。近くのホテルニュー神田では真空管アンプ・テクノフェアも開かれているそうで、オーディオが普及している事の表れであって欲しいです。今回は一応すべてのブースを回ってみました。人出はかなり偏っている印象でした。
 私はサンバレーの展示を見に行くのが目的ですから、まず4階の他の展示を見てからサンバレーのブースに行きました。

 私が伺った時にはプッシュプルアンプの聴き較べという事で、SV-9t、VP-2000、VP-3000、SV-275、VP-3488を最初はブラインドで聴き較べ、種明かしをしてからまた色々なソースで聴き較べるという催しでした。実は途中で大橋さんに皆さんに紹介されて二言三言喋ることと相成りました。ご覧のようにスピーカーの前1m位の所からたくさんの人が座っているのでここでの結果を自分の家での参考にする事は全然出来ないとは思いますが、意外だったのはVP-3000の音が全然前に出て来なかった事とSV-275の大健闘です。(私は五極管、プッシュプルというのはどちらもあまり好きではなかったのです。プッシュプルは捨てたものではないという事はSV-9tでRogersのLS5/9を鳴らした時にも強く感じました。)VP-3000については他での印象とあまりにも違うのにはビックリしました。VP-2000は今まで聴いた中では一番良い印象を持ちました。いずれにしろこの部屋にこれだけの人(吸音体)が一杯に入っているという悪条件ですから、ここでの結果が他にも通用するとは思えませんが、とても面白い聞き物でした。
 自分の家でSV-9tでStirlingを鳴らした時に感じたものをここでは感じなかったので、やはり私の家と損保会館のこの部屋とでは音響条件がまるで違うという事なのだなと妙に感じ入った次第です。

 この催しが終わってから大橋さんと少しお話をして今度は5階の展示を見てからあわてて家に戻りました。軽くお昼を食べてから家に戻り、レッスンをまたしました。明日はレッスンのあとクラシックコンクールの審査のために葛飾シンフォニーヒルズに行きます。


10.7

 いよいよN響は明日ヨーロッパに向かいます。皆さんお身体にはくれぐれも気をつけて行ってきて下さい。明日は昼前の便でフランクフルトに飛び、そこからベルリンに向かいます。

 家の中の片付けもやっと軌道に乗ってきて、少しは見られるようになってきました。栄子先生がポーランドに行って半月以上が過ぎました。一人の生活もかなり馴染んできましたが、これからは外に出る用事がたくさんあります。家の用事は思うようにならないでしょう。

 オーディオの小道の方はこれから私が向かいたい方向やオーディオ界への希望を書いて行きたいと思います。私の音を聴いていただくのが私の考えを分かっていただくのに一番良いとは思うのですが、とてもそんな時間はとれません。その代わりと言っては何ですが、大橋さんと第九のIさんに月曜日に私の家の音を聴いていただきます。実は他にもいらっしゃりたい方がいらっしゃるのですが、お仕事で都合がつかないそうです。この方は今年の秋からN響のB定期の会員になられました。6月の理恵子のリサイタルにいらして下さったり、お時間があるとNHKホールでの定期にもいらして下さったりとよく演奏会を聴かれる方です。


10.6

 昨日の夜から今日にかけて心配事があり目が冴えてしまったのですが、やっと寝て2時間もしないうちに電話で起こされました。良い知らせだったので大変うれしかったのですが、今度はそのあとうれしくて目が醒めてしまい結局はほとんど寝ないうちに朝になってしまいました。

 N響のヨーロッパ旅行はあさって出発です。この旅行の詳細は横山さんのホームページをご覧になって下さい。
  私がこのホームページを始めたのは97年の5月17日ですが、そのキッカケになったのはその前年96年に理恵子が受けたスウェーデンのKil国際コンクールです。この時スウェーデンといっても私も行った事はなく滞在したKarlstadtという街についても何の情報もなかったのです。それでインターネットを使って情報を集める事を考え、急遽ISDN回線を引いてインターネットに接続する事にしました。それまで自分にはインターネットは縁のないものと思っていましたが、その当時よく遊びに行っていたスリースカンパニーのインターネットサービスPathインターネットに入りました。
 その時はYahooとかInfoseek、AltaVistaなどの検索エンジンを使ってSwedenとかKarlstadt、piano、musicをキーワードにして無作為に色々な人のホームページを捜してメールを出して質問して回りました。残念ながらあまり有益な情報は得られなかったのですが、インターネットの色々な側面には最初から触る事が出来ました。
 その翌年の中国旅行から今は懐かしきPowerbook2400を持って行くようになり、海外旅行もひとりごとでご紹介出来るようになりました。最初は東京にいる時はPathインターネットに、国内旅行はSonetに、海外旅行はIBMにつなぐようにしていました。今では私のホームページはヴァーチャルドメインを取ってそこに置いています。インターネットへはBIGLOBE経由でTEPCOのひかりで接続しています。国内演奏旅行でホテルにブロードバンドサービスがない場合はauのW01Kを使っていますが、それもBIGLOBE経由でつないでいます。更に海外演奏旅行の場合に備えてIBMのサービスを引き継いだATTGLOBALにも入っています。海外旅行の場合はブロードバンドが使えない場合はとても遅くて大変な昔懐かしいモデムを使ってATTの接続ポイントにつないでいます。ATTは世界中に接続ポイントを持っていて、普通のローミングサービスより安くて接続も安定しています。(ローミングを使っている人が接続が安定しないとこぼしている時にも、私は安定した接続状況だった事が何回もあります。)
 通関などでトラブルが考えられるような国に行くような時は私はその時使っているPowerbookは持って行きません。いつも1世代前のPowerbookを取ってあるので、それにホームページとメールのデータを移して持って行きます。そうすれば最悪Powerbookを取り上げられても戻ってから最新のデータを取り返す事は簡単に出来るからです。向こうに行って一番困るのはスパムメールです。スケジュールの都合でまる1日メールが確認出来ないと、百何十通のメールを読まないといけなくなるのです。モデムでの接続だとかかる時間は膨大なものになります。そのほとんどがスパムですから 本当にウンザリします。家に居る時はひかりなので100通近いメールでもすぐに読めるので、あとは題を見て要らない物は即座にごみ箱に入れて消してしまうだけです。もう慣れましたから本文など読まなくてもアドレスと題を見ればスパムは間違いなく分かります。

 今から9年前は私が一番海外旅行を経験していましたが、今では私が一番外国に行く機会が少なくなってしまいました。理恵子は年に3〜4回行き来していますし、栄子先生も年に2回位はポーランドに行っています。その分私が成田に行く回数はとても多くなりました。


10.5

 家事を色々しているとアッという間に夜になってしまいます。これだからやりたい事をしようと思ってもその前にやらなければいけない事があり、なかなかやりたい事が出来ません。ちょっとテーブルの上を片付けようと思っても書類を1つずつ見ているとアッという間に2時間位経ってしまいます。(色々な手続きをしないといけない事が山のように出てくるのです。ソフトのバージョンアップの案内が2つ3つあるとそれを片付けるのに結構な時間がかかるのです。クレジットカードでの決済はしたくないので、銀行に振り込みに行くとそれだけで30分位はすぐ過ぎてしまいます。)
 明日で内視鏡検査から1週間、そろそろ禁酒が解けます。

 真空管アンプはどの管でも替えるとたしかに音は変わります。問題はコストパフォーマンスでしょう。私は自分では去年の秋にSV-501 SEの300BとSV-91Bの管を全部WEにしました。その事によって音のイメージは私の求める方向に行っているので、管を替えて良かったと思っています。不思議な事に技術が進んでいるはずの現在の新しい管が存在感という観点ではオリジナルのWEの音に追いついていない事です。私の感じでは大間産の大トロ(WEの274B)が一番影響力が大きいようです。(サンバレーの店主のひとりごとにこの大間産の大トロの話が出ています。)今ではもうこの大トロを手に入れるのがとても難しくなっているようで、私も今持っている2本の大トロを大事にしないといけないと思っています。
 これに限らず、SV-722の12AX7もMullardのECC83にすると音の切れが良くなります。SV-501 SEの前段の6BM8(ECL82)も音への影響が大きいです。私にはTANGSRUMが一番しっくり来ます。
 WEの300Bと274Bは何と言っても値段が高く、とても気軽に試せません。私としては普通に使うのでしたら300BはPrimeTubesのVer.2を、274BはGoldenDragonの274Bを奨めたいと思います。普通の聴き方をしている時には演奏自体を楽しんでいるのであって、管の違いを聴こうとは思っていないはずです。管は普通に手に入れられる範囲から選択して、差額で色々なソースを揃える方が現実的でしょう。自分の音をレベルアップする方法は管を替える事だけではないからです。私の場合もスピーカーと部屋とアンプの組み合わせを変えて音がかなり変わりました。


10.4

 今日夕方買物に行き帰ってきてから隣の私の両親の家に用事で行きました。その時買ってきた物を玄関に置いていったのです。そしてしばらくして戻ってきたら玄関の様子がおかしいのです。よく見たら買ってきたアジの1匹が階段の下にいるのです。そうです。スリッパが買ってきた塩焼き用のアジを外に引っ張り出したのです。幸いシッポをかじっただけでやめたようで、シッポが少しちぎれているだけで身には何の傷もないのでそのまま焼いて食べました。スリッパはマグロとかホタテは大好きですがサンマとかアジは食べないのです。多分良い匂いがするのでちょっと触ってみたのでしょう。
 今は栄子先生がいないので、スリッパは栄子先生の布団を独占して堂々と1人で寝ています。今は家の中に人の気配がほとんどないので、スリッパは寂しいのでしょう。目が覚めると人のところに来て「ニャ〜〜〜」と頭を撫でるように催促します。

 今は1階でヴァーツラフ・ノイマン指揮のチェコフィルのドヴォルザークのスラブ舞曲を聴いています。日本コロンビアから発売されたスプラフォンのCOCO-75522というものです。このディスクはきれいに再生するのがとても難しく、よほどちゃんとした状態でないと第1集の1番のように打楽器が大活躍する曲はうるさくて聴いていられないのです。このディスクがちゃんと聴けるようになったのは実は去年の秋くらいからで、スーパーツイーターをつけた頃から落ち着いて聴けるようになったのです。あるいは管がWEになった事が原因の1つかもしれません。多分その両方がからんでいるのでしょう。
 小道を書きながらCDを聴いていたら気がついたら午前2時でした。早く寝ないと!スリッパが待っています。


10.3

 昨日寝る前にMilsteinのDVDを見ていたら感じるところがあり、真夜中に1時間ほど弾いていしまいました。無駄な力を抜きながら肝心なところに力を集中するのが大切なのですが、これが言うほど簡単な事ではありません。やはり構えが一番大切で、理屈で分っていても感覚的に掴めないと意味がないのです。ある程度まで良く弾けていてもダメな方向に振れてしまうと一瞬で元の木阿弥になってしまうものです。その分かれ道を自分で掴まないといけないのです。
 演奏家は一生の間に何千と新発見をするものだけれど、そのうち本当に役に立つものはせいぜい2〜3ヶ位の物だという記述を呼んだ事があります。私の場合はそれほど確率は低くはないのですが、新発見だと思ってもしばらく続けていると姿を消してしまう場合もあります。今回はそのように何日かで消えてしまうものではないでしょう。

 サンバレーの店主のひとりごとにも紹介されたように、来週の月曜日10日に大橋さんと第9のIさんにいらして頂ける事になりました。去年の9月に大橋さんがいらっしゃった時から何が変わったかと言うと去年はDevonにスーパーツイータが付き、真空管WEに変わり(300Bと整流管)、2階のCDプレーヤがCECのTL-51Xに変わりました。今年になってSV−310を試聴した時にSV-722を2階に持って行きました。そして7月には1階と2階のスピーカーを入れ替え、1階がDevon+ST25、2階がStirling+ST25になりました。言ってみれば去年の秋とはまるで違う構成になってしまっています。自分自身でも今の方が良いと思いますし、あまりというかほとんどステレオには興味のない栄子先生が音だけ聴いて今の方が良いと言っているので、多分今の方が良くなっていると評価して頂けると思いますが今回それを確認したいです。


10.2

 今日は手術後初めてのレッスンがあり、これでいつも通りの生活に戻りました。もらっていたお腹の炎症止めの飲み薬も今朝で終わりました。あとは木曜日までの禁酒だけが残っています。
  しばらくの間家の中の掃除をしていないので明日は家中をきれいにしようと思っています。自炊も調子が出てきました。野菜を混ぜるとすぐ出来る中華は美味しいのですが脂分が多いので、今日はサンマの開きを買ってきて焼きました。40代半ばまでは私も一日中肉を食べていて平気だったのですが、最近は和食の方が好みですし野菜も生より火を通した方が好きになりました。
 普段は感じないのですが、家事は山のようにありアッという間に時間が過ぎてしまいます。

 N響は明日海外旅行のための練習があります。

Aプロ
1.ヴァイオリン協奏曲/ベートーヴェン(ヴァイオリン:ワディム・レーピン)
2.交響曲第8番/ショスタコーヴィッチ

Bプロ
1. 鳥は星形の庭に降りる/武満徹
2.4つの最後の歌/R.シュトラウス(ソプラノ:ソイル・イソコスキー)
3.遊戯/ドビュッシー
4.ダフニスとクロエ第2組曲/ラヴェル

B’プロ
1. ヴァイオリン協奏曲/ベートーヴェン(ヴァイオリン:ワディム・レーピン)
2.遊戯/ドビュッシー
3.ダフニスとクロエ第2組曲/ラヴェル

という3種類のプロがあります。

 全体のスケジュールは
10月8日(土)出発、9日(日)は休日、10日(月)は練習
そのあと
11日(火) ベルリン Aプロ
12日(水) ウィーン Aプロ
13日(木) ウィーン Bプロ
14日(金)ブダペスト Bプロ
15日(土)移動日
16日(日)リスボン Bプロ
17日(月)マドリッド B’プロ
18日(火)旅行日
19日(水)帰国日
という12日間の旅行です。
 今回の旅行の目玉は何と言ってもウィーンのMusikvereinで2回演奏する事でしょう。私は今回降り番ですがMusikvereinで弾けない事だけはとても残念です。


10.1

 今年ももう後3ヶ月を残すのみとなりました。ついこの間今年になったばかりだと思っていたのに、月日の経つのは早いものです。今日から食事が普通に戻り、風呂にも入れるようになりました。(術後2日間はシャワーもダメなのです。ですから外との接触は遠慮していました。)お腹の調子もやっと本調子になりました。(今朝やっと張っていたお腹が元に戻りました。)明日からは普段通りレッスンが始まります。内視鏡検査は前日の食事制限まで考えると4〜5日間は何もできない状態になります。(ポリープがなければ前日と当日の2日ですみますが、私の場合はそうは行きません。でも今回で最初にあったポリープの影響が全部取れたでしょうと言われ一安心しました。)

 スリッパは家に私しかいないので、夜になると私の側に来てグルーミングをするようにさかんに催促します。前は人の側に来る時は食事の催促だったのでうすが、最近は食事よりグルーミングの催促の方が圧倒的に多いです。
 スリッパは鰹節が大好きなのですが、袋を開けてしばらく経った物だとあまり反応が強くないのに新鮮な物には反応がまるで違います。すぐおかわりの催促に来るのです。今日は調子を戻すべくヴァイオリンを弾いていたら、すぐにやって来てテーブルの上に乗ってグルーミングの催促でしばらく練習になりませんでした。

 今はスリッパも私の布団のところで寝ているので、1階でCDを色々聴いています。SV-310+SV-91BはSPから起こしたCDであってもとても存在感のある音を聴かせてくれます。帯域なんか広くなくても充分存在感のある音は聴けるものです。鋼のような強い弾力に富んだ音は本当に他に替え難い魅力があります。それにしても1階と2階のスピーカーを入れ替えてから、前より1階と2階の違いが少なくなりました。ブックシェルフとフロア型の違いがあるので低域の出方は違いますが、全体の音の肌合いはそっくりです。


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