昭義のひとりごと2006年6月分  

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このページは私の日記のようなものです。私の感じること、周りで起こったことを書きます。


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生徒さんへの連絡があります。こちらへどうぞ。(2006.7.11)ピアノの生徒さんは栄子先生から重要な連絡があります。必ずご覧下さい。


6.30

 今日は1日惑星を練習しました。このところ色々の事が続いているので午前中はまだ良かったのですが、午後からは身体がきつかったでした。今日も家に戻ってからアッという間に夜11時になってしまいました。明日の練習は今日より変化があるので(午前中は惑星、午後からアンコールとショパンを練習します。)今日よりは体調は良いとは思いますが、今日は早く寝ます。あさってまでは結局何も出来ないままになりそうです。

 気持ちをリフレッシュする時間も持てないので何で発散したら良いのか分かりません。こういう時は何をしても思ったように行かないものです。そういう中でも色々楽しみな事はあるもので、8日のオペラシティでのMusic Tomorrowのあと新宿で盛り上がる約束があります。また宝塚のステップで栄子先生とリクエスト・コーナーを中心とするコンサートをする事になっています。いつも何か目標を持っていないとどんどん流されて行ってしまいそうです。


6.29

 昨日は目黒で会合があり、気持ち良く飲みました。家に帰ったらそのまま寝込んでしまいました。というような訳で昨日はひとりごとを書けませんでした。

 今日は理恵子の習志野文化ホールでのリサイタルでした。N響が演奏会を開く大ホールでのリサイタルなので小さい音がちゃんと聞こえてくるのか心配したのですが、想像以上によく響いていてホッとしました。1500人近いホールなので入りを心配したのですが、とてもたくさんのお客さんにいらして頂き本当にうれしかったです。
 実は今日家から会場まで3往復する事になってしまい、とても疲れました。そのおかげで明日出かける時にガソリンを入れてから行かないといけなくなってしまいました。昨日AUX端子を増設してもらったのですが、感度がとても低くて思ったような音は聴けません。iDriveをリセットしているので、走行に関するデータが一部飛んでしまっています。

 明日からは日曜日のオーチャード定期の練習です。ショパンのピアノ協奏曲第1番(ピアノ:クリスティーナ・オルティーズ)とホルストの惑星というプロで、指揮はジョナサン・ノットさんです。


6.27

 今日は栄子先生が書いたような事情でアッという間に一日が終わってしまいました。明日は夜話し合いに出かける事になっているのですが、飲む事になるので電車で出かけます。今日からはN響はショスタコーヴィッチの第14番のレコーディングです。編成がとても小さいので弦は前の方の人たちだけが出番で、私達は3日間降り番です。この休みの間にやるべき事はたくさんあるのですが、なかなか思ったようになりません。

 理恵子が戻ってきて私のレッスン室を占領しているので、夜落ち着いてステレオを聴くという生活は来月の中旬までやって来ないでしょう。自分の練習だけをして人の演奏を聴かないと、段々迷路に入って行くものです。今弾いている曲でなくても良い演奏を聴いていると色々思い当たる事があり練習の良いヒントになるのですが、その場を奪われてしまうとヒントを得る良いきっかけを持てなくなってしまうのです。
 私は自分の部屋ではこのような聴き方をするので、弾き手がすぐそこにいるイルージョンを得られるようなセッティングをしています。つまりとても近い音で聴いています。でもその中で名演奏家だけが持つリッチな音を常に求めているので、近い音であっても決してきつい音ではありません。このバランスこそが私が演奏活動から得られた最大の収穫です。
 もうそろそろ日付変更線が近づいているのですが、もう少しリクエストコーナーの練習をしてきます。


6.26

 思いもかけぬ事が持ち上がり、急に忙しくなってしまいました。今日も一日とても忙しかったです。栄子先生共々しばらく更新がままならないかもしれません。


6.25

 前回の韓国旅行の様子はこちらにあります。デュトワ先生で第9を韓国の合唱団と演奏して、合唱団のエネルギーに圧倒された事をよく覚えています。

 今日はN響創立80周年記念演奏会でした。プログラムは韓国公演と同じですが、武満さんの曲は編成の変更があり原曲通りシンセサイザーを使いました。(私は降り番なので詳細は分かりません。)またピアノ協奏曲の後にアンコールがありました。また最後にブラームスのハンガリア舞曲第1番をアンコールに弾きました。(韓国ではこの他にもう1曲アリランをアンコールに弾きました。)
  あさってからはショスタコーヴィッチの交響曲第14番のレコーディングが目黒のパーシモンホールで行われます。この14番はとても難しい曲のようです。難しいといえば来月8日のMusic Tomorrowのリゲティのサンフランシスコ・ポリフォニーも演奏不可能のような難曲です。ここしばらくは難曲の連続です。
 こういう曲を車で聴くためにアクセサリーのAUX端子を増設するので、1泊で車を預けます。(この増設端子をiDriveに認識させるのに時間がかかるので1泊しないといけないのです。こうすればFMトランスミッターのようにノイズが入らずにiPodの音を聴けます。)


6.24

 家で久し振りに寝たのでとてもよく寝られました。私はあまりベッドによって寝られないという事はないタイプですが、それでも家に戻ると睡眠の深さが違うのが分かります。昨日は普段とは違う部屋で寝たのですが、そんなこと関係なくよく寝ました。今回は楽なスケジュールでしたが、やはりそれなりに疲れました。
 昨日ホテルを出発する前に今回色々お手伝い頂いた方に声をかけられました。「根津さんですよね。私もMac派です。」..........その方は大学で教えていらっしゃるそうで、私が今興味を持っているIntelMacと1.25GHzのPowerbook+23インチのディスプレー(外付け)を使っているそうです。お話をしていてMacBook Proのカードスロットは今のものとは形が違い、W01Kを使っている私はすぐには移行できない事を教えて頂きました。(規格が違う事は知っていましたが、形状が違う事は知りませんでした。)またその方はNIKONそれもフィルムカメラのユーザーでいらっしゃるそうです。そう言えばこの前のサンバレーの東京試聴会の時に後でお話ししたMさんもNIKON派だったなと思い出しました。今回の韓国公演の取材に来ている方のカメラもCANONとNIKONがほぼ半々でした。
 また通訳のお手伝いをして頂いた方と記念写真を撮りました。
 今回は羽田←→金浦とどちらも市内から近い空港でした。私の家からは羽田も成田も同じくらいの時間ですが、金浦は市内まで近いのでかなり楽でした。羽田から首都高に上がって感じたのは韓国に較べて日本は流れが落ち着いている事です。しばらく運転していないので流れに乗れないのではないかと心配だったのですが、その心配はいりませんでした。その韓国も今はクラクションはほとんど鳴らさないように変わっています。
 今回の韓国旅行の演奏会はサッカーの試合と日程が微妙にズレていました。事前に調整済みだったのではあるのでしょうが、本当に良かったです。昨日は韓国も敗退しアジア勢は全滅だったという事ですが、もし昨日から今日にかけてソウルにいたら大変な事になっていたでしょう。特に泊まっていたプラザホテルは市庁舎目広場の正面に位置するので、一晩中大騒ぎで寝られなかったでしょう。

 明日は同じプログラム(武満さんの3曲、モーツァルトのピアノ協奏曲ハ長調、ブラームスの1番)でNHKホールで16:00から創立80周年記念コンサートを弾きます。午後2時半からズィッツ・プローベがあります。その後27日(火)〜29日(木)はアシュケナージ先生指揮でショスタコーヴィッチの第14番「死者の歌」のレコーディング(ロンドン・デッカ)があります。この曲はとても小さい編成で、セカンドヴァイオリンなど6人だけが出番です。従って私は29日まで降り番です。


6.23

 ホテルの前の市庁舎前広場は今晩の韓国スイス戦を控えて準備が進められています。日本は惜しくも敗退してしまいましたが、今日はここ韓国の試合です。市庁舎前広場には20000人の人が集まるのだそうです。その時間になったらこの近辺は全く動きが取れなくなるのでしょう。朝食の会場であるホテルの和食のレストランからこの広場が目の前に見えます。(残念ながらカメラを持って行きませんでした。)
 今日はホテルを午後1時に出て金浦空港に向かい、アシアナ航空の便で羽田に向かいます。今回の韓国旅行はウォンが高いせいもあって国内の演奏旅行より高かったでした。また街を走っている車がほとんどHyundaiかKIAで、BENTZやBMW、トヨタにそっくりな車がとても多いです。普段はBMWの3シリーズに乗っている人が乗り心地はボディの剛性が高くてなかなか良かったと言っていました。なかなかのものだったそうです。
 今回は初めの2日はインターネットの接続に悩まされましたが、先ほど部屋の精算をしたらそのためか接続料(1日約2500円、計1万円)は取られていませんでした。といっても初日に約1時間、2日目に2時間以上接続のトラブルに付き合わされたのですから、こちらから言えば当然ですが。(もし旅行期間中に1回も接続できないと帰った時に1000通位のメールを一度に受ける事になったはずです。ホテルの近くにはインターネット・カフェがあるそうなのですが、いくら24時間営業でもちゃんと着替えてそこまでPowerbookを持って行くのは夜などとても面倒くさいので何とかして部屋で接続したかったのです。)
 今回旅行先で初めてSkypeの音声通話を試してみましたが、これはとても有効です。ただどちらかがイヤホンを使わないとハウリングを起こします。問題はイヤホンを差したままだと呼び出し音が鳴らないのです。今回は家の方で通話をする時だけイヤホンを差してもらいました。普通の電話より話しやすかったです。Etherが使える所ならどこでもこれは使えるわけです。今のMacBookシリーズは本体にカメラが内蔵されているので、両方がこれを使っていればEtherでテレビ電話が出来るわけです。(必要なソフトiSightは初めからインストールされています。もちろん音声通話も出来ます。)今やインターネットを使うとここまで出来る時代になっているのですね。こうなるとインターネットへの接続さえ確保できればどこにいても家族をすぐ隣に感じる事が出来るわけです。「亭主元気で留守が良い・・・・!」ハイ、ごもっともです。失礼しました!

 6時少し前に無事羽田に着き、先ほど家につきました。今回はソウルとテジョンの間に1日休みがあったので、とても楽でした。


6.22

 朝食後昨日も夜行ってみた南大門市場まで歩いてみました。

南大門 南大門市場
ホテルの向かいにある大漢門

市庁舎前広場に面するこのホテルの落書対策?
向かいの広場に集まった人が大挙して押しかけたら
一体どうなるのでしょう?

 南大門はこの前来た時にもご紹介したような気がします。市場から表通りに出た所にはたくさんのカメラ屋がありました。ディジタル一眼が中心で、日本のカメラ屋よりも品揃えがあります。NIKONもD70s、D200、D2xなど数台ずつ展示しています。そういう店が何軒も隣り合って並んでいるのです。面白いのですが最近はウォンが高くて、値段は日本と変わらないくらい高いです。食事をしても値段は東京と変わりません。
 今日は昼過ぎにバスで大田に向かいます。デラックスなバス4台に分乗して行く事になっています。(1台が12:30に、残り3台が13:30に出ます。)

 大田(テジョン)までは途中で15分休憩してほぼ3時間の道中でした。JR九州のグリーン車のような片側1列片側2列のゆったりしたバスです。

 今日の会場は空席が目立つ入りだったのですが、終演時やアンコールの時の盛り上がり方はものすごかったでした。おとといのソウルの演奏会は完売だったそうですが、ステージからも満員に見えました。この演奏会入場料は一番高い席が25000円という話で、こんなに高いにも拘わらず完売だった事には本当に驚きいます。

 いよいよ明日は日本に帰ります。


6.21

 今日はフリーの1日です。もともと演奏会が予定されていたようですが、会場の都合がうまく行かずフリーになったそうです。そうでなければこのような日程にはならないでしょう。ステージ係の人たちは今日大田に行ってホールに搬入するそうです。コンサートチームの人たちは明日私達より早めに新幹線で大田に行くという話です。(大田までは新幹線で1時間弱、バスでは休憩を含めて3時間かかるそうです。)私達がフリーでのんびりやっている時にも回りは準備のために動いて下さっているわけです。ご苦労様です。
 朝7時過ぎには一応起きて、演奏旅行の習慣でそれから風呂に入りました。昨日はインターネットの件でてんてこ舞いしてしまったので、今日はまず食べてからという事に徹しました。ご覧のように今のところは順調に行っています。昨日は結局3時位まで起きていたので、今睡魔に襲われています。昼過ぎまで一寝入りしようかな?........zzzzzzz!

部屋から見た景色

 朝から雨が降っているのですが、街行く人は傘を差している人いない人は半々くらいの感じです。午前中に展望台まで北側を見に行った人もいるようですが、この天気で何も見えなかったとの事です。
 今までAirMacは使えないとホテルの人に言われていたのですが、やってみたら問題なく使えます。(そのまま切り替えるのではうまく行きませんでしたが、ログインしなおしたらすぐに接続できました。)今までの演奏旅行の経験から言うとMacintoshだからインターネットに接続できなかったという事は一度もありません。うまく行かない場合はほとんどの場合ホテル側の設定の問題です。今までの海外旅行でもホテル側と何度も交渉すると大抵接続できるのです。(今まで私が外国でつなげなかった事が一度もないのがその証拠です。2004年7月13日のクラーゲンフルトの場合は部屋からつながらなかったのに、翌朝食堂にEtherのポートを見つけそれを使ったらすんなりつながったという事もありました。)今までの海外旅行では不思議に問題が起きるのは長期滞在するホテルの場合がほとんどです。(その最たるものが2003年4月のサンクトペテルブルクです。その時はホテルのビジネスセンターで何とか凌ぎました。また2004年の最初の滞在地ブルージュでも最初は大騒ぎしました。)そのため今回も問題が起きるのではないかと心配したのですが、案の定最初の2日はトラブル続きでした。(そのおかげで昨日は朝食を食べ損ないました。9時過ぎから11時くらいまでホテルのスタッフとやり合っていたからです。)

 6時過ぎにおととい食べに行った店の通りの反対側のフグの店に行きました。フグの塩焼きとチリ鍋を食べたのですが、とても美味しかったです。(この店には他にアンコウの鍋も置いています。ひれ酒も飲んでみましたが、とても良い香りでした。)私達は6時半位に店に入ったのですが、7時過ぎには満席になっていました。日本人は私達だけで、他は皆地元の人たちでした。この地区はガイドブックにはあまり載っていない所で、この地区を歩き回っていてもN響の人には全然会いません。
 付け合わせのキムチとかじゃがいもにはそれぞれ微妙に違う味付けがしてあって、日本にいる時には絶対に食べないくらいたくさんの野菜を食べてしまいました。フグもたくさん食べているのですが、食べ終わっても少しももたれていません。このように健康的な食生活をしている人たちを相手にサッカーをしてもまず勝てないだろうとつくづく思い知らされます。それにこちらの人たちは皆肌がとてもきれいです。それもこの食生活のおかげでしょう。そんなことを考えさせられた美味しい食事でした。
 食べ終わってから腹ごなしにホテルを通り過ぎて南大門市場まで歩いてみました。少しは歩かないといけませんから.........


6.20

 昨日は10時過ぎには寝ました。体調も良く万事快調と言いたいところですが、インターネットに接続できなくなってしまいました。今朝起きてメールを読もうと思ったらインターネットへの接続が切れていました。再度ログインしようとしたら昨日と同じ進行でエラーが出てしまいました。今日は昨日とは違うスタッフが来てくれたのですが、今日はいくらやってもダメでした。IPアドレスの取得に問題があるようなのですが、どうやっても解決しません。(PRAMのクリアもしてみましたが、無駄でした。) この調子では帰るまでメールは読めないし、ひとりごとのアップロードもできなさそうです。

 今回のホテルの前には市庁舎があり、その前の広場はサッカーの時などに多くの人が集まる場所になっています。

 今日の会場芸術の殿堂はホテルからバスで30分ほどのところにあります。

 午後3時からゲネプロがありました。プログラム順に武満、モーツァルトのピアノ協奏曲、ブラームスの1番、アンコールの順に練習しました。前半の2曲は編成が小さいので弦はほぼ半分の人たちは降り番になっています。ゲネプロが終わってから会場の前の通りの反対側のカフェのようなところで軽食を食べました。私はカレーを頼んだのですがとても辛くてびっくりしました。
 本番は夜8時に始まりました。今日はアンコールにハンガリア舞曲第1番とアリランの2曲を弾きました。今日の会場の盛り上がり方はものすごいもので、日本では経験できないものでした。今の日本にはこれだけのエネルギーを感じさせる機会がないという話が終演後の楽屋で盛り上がりました。今の日本人はこれだけの熱さを忘れているのではないか?という事です。

 ホテルに帰ってインターネットに接続しようと思ったらやはりうまく行きません。フロントに行って話をしても埒が明きません。あきらめて近くのインターネットカフェの場所を教えてもらって、そこでひとりごとをアップロードすべく文章を書いているうちに突然Skypeの呼び出し音が鳴ってインターネットにつながりました。ホテルの回線に問題があったという電話がかかってきました。明日になるとまた問題が起きるかもしれませんが、今は一応順調につなげています。


6.19

 いよいよ韓国旅行です。家を8時半前に出て待ち合わせていたFさんと羽田まで来ました。BIG BIRDの隣にかわいらしい国際線ターミナルがあります。こちらはmini BIRDといった雰囲気です。ここの隣の駐車場P5はすぐに満車になるとの事で少し早めに来たのですが、幸運な事にまだ満車ではなく無事車を置けました。(満車になるとBIG BIRD側のP1駐車場に置いて、連絡バスに乗らないといけないようです。)

 N響の人たちは皆定刻のはるか前から集まるので、私が着いた時には既に20人近い人が来ていました。なんと7時過ぎには着いていたという人までいるそうです。今は10:15ですが出国審査は40分にならないと始まらないようです。飛行機は12:10に出る予定なのでまだ2時間近くある事になります。今回は海外といっても所要時間は2時間ほどですから、国内旅行のようなものです。

 4時過ぎにホテルにチェックインしました。部屋に入って早速インターネットに接続しようとしたら、まずチェックインの手続きができていないというメッセージがでました。フロントで手続きをしてもらってインターネットに接続しようとしたら、 最後に意味の分からないエラーメッセージがでて先に進めなくなってしまいました。部屋に出ているEtherのケーブルをAirMacにつないでみたのです。色々やって無意味に課金されるのも嫌なので、ホテルの技術の人に来てもらって見てもらいました。AirMacを使わなければ接続できるので仕方なく直結で使う事にしました。このホテルのインターネット接続料は税込みで約2000円です。安くはありませんが、スピードはちゃんと出ています。
 今日は6時に待ち合わせて外で食事をする事にしました。 今回はソウルに4泊する上にあさってはフリーなので、これを機会に寝不足を解消しようと思っています。

 ホテルから歩いて10分くらいのところにある店に行って焼肉を中心に食べてきました。一緒に行ったTさんの持っているガイドブックに載っていた店なのですが、地図を見ても場所がよく分からず近くの交番で聞いたらお巡りさんがそこまで案内してくれました。とても美味しくて大満足で帰ってきました。

キムチの瓶、赤い文字は日付です。

 前回ソウルに来た時も同じガイドブックに載っている焼肉屋に行きましたが、それは肉の市場で働く人たちに食べさせる店のようでとても美味しかったです。今日行った店のすぐ近くにはそのガイドブックお奨めのフグの店があるようで、明日あたりまた行こうかと思っています。
 ホテルに戻ってからSkypeを使って家と話をしてみましたが、今ではiSightを使えばテレビ電話もできますからこれ位は当然といえば当然かもしれません。
 明日はソウルの芸術の殿堂での演奏会です。開演は20:00ですから終演は22:00、ホテルに戻ってから食べに行くと23:00という事で夜更かしモードに突入しそうです。


6.18

 アシュケナージ先生の到着が遅れるという事で今日の練習は12時から3コマで行われました。ブラームスの1番、武満、ピアノ協奏曲の順に練習しました。それから簡単な旅行説明会がありました。特別に新しい事はありませんでしたが、ホテルの部屋にはEtherのポートがあるようで料金の問題はありますが、スピードの点では問題はなさそうです。
 昨日はかばんを2つにしようと思ったのですが、Powerbookをスリーブに入れて、付属品をかばんの外付けポケットに入れたら思ったより隙間ができ1つにまとめる事が出来ました。

 演奏上の問題ではないのですがこのところずっと気になっていた事が最近解決しました。理屈としては分かっていても感覚的に今一つピッタリ来なかったのが、写真を見ていて直すべき点が急に分かりました。分かってみると簡単な事でもそれを体得するにはたくさんの蓄積を必要とします。何事も上達するにはいつも問題を意識しながら色々トライしてみないといけないという事を痛切に感じさせられました。本で読んだり話に聞くのはとても助けにはなりますが、それだけで上達できるほど簡単な事ではないようです。


6.17

  韓国旅行をあさってに控えて準備をはじめました。着替えなどは国内旅行とほぼ同じなので別に大した準備はいらないのですが、電源とパソコン関係の準備が大変なのです。ソウルのアクセスポイントとローミングのための設定をプリントして、モデムセーバーとモデムのコードを準備しました。海外旅行の時は私は基本的にATTを使うのですが、もし万一不調だった場合にBIGLOBEのローミングを使わないといけないのです。最近は部屋にEthernetが入っていたり専用のアダプターを貸してくれるところが多いのですが、それがうまくいかないケースもかなりの割合で起こります。そういう時は最も原始的かつ低速なモデムでつなぐという方法しかないのです。今まで海外旅行というと半分くらいの割合でインターネット接続上のトラブルが起こっています。一番困るのはスパムメールです。最近は日に200通近いメールが入りますが、そのうち80〜90%はスパムです。今では入ってきたメールはリストを見ただけで本文など読まなくてもスパムは100%分かります。いらないメールは即ごみ箱行き、そして即サーバからも削除です。
 荷物についてのもう1つの問題はカメラです。前はポケット型のデジカメを持って行っていましたが、ズームがほとんど効かない上にシャッターチャンスを逃す事が多いので1眼の方を持って行きます。(またその電源アダプターがかなり大きいのです。でも起動速度や画質などを考えると一眼の圧勝です。)そのおかげで旅行かばんを2つ持って行く事になってしまいました。
 機内持ち込みのかばんには着替えを半分とPowerbookとデジカメを入れます。

 今回の旅行の大まかなスケジュールは以下の通りです。
19日(月)12:10アシアナ航空1015便で羽田発→14:30金浦空港着
      16:00ホテル着の予定
20日(火)15:00〜17:15ゲネプロ
      20:00ソウル公演(ソウル芸術の殿堂)
21日(水)自由日
22日(木)18:00〜18:30ズィッツ・プローベ
      19:30テジョン(大田)公演(大田芸術の殿堂)
23日(木)15:50アシアナ航空1045便で金浦空港発→17:50羽田着
 今回の旅行は季節柄お腹を壊さないように気をつけないといけません。私が最初にソウルに行った時はまだ夜は外出禁止という時代でした。それから何回ソウルに行ったのかは覚えていません。そう言えばソウル→大邱→釜山という演奏旅行もありました。今回は大田もソウルから往復するので、ホテルはずっとソウルです。


6.16

 今日は午前中から月1回の定例の用事で東陽町のイースト21に行きました。午前中は雨がかなり降っていましたが、午後になると雨も上がりました。

 夜になってずっと懸案だった樽シリーズの試聴をしました。最初に樽アンプ+樽mini+樽サブウーファーを聴いてみました。前にSV-501 SE+樽mini+樽サブで聴いた時より音の輪郭はハッキリしているのですが、思ったほど音の伸びがなかったです。SV-501 SEで聴いた時の方が音の伸びはあったように思います。次に樽アンプでStirling+ST-25を聴いたのですが、SV-501 SEの方に一日の長があります。これは私のリビングでピアノ・ソロやヴァイオリン・ソロを聴いての印象ですが、ジャズを聴いたらまるで違う印象になるでしょう。ただStirlingを鳴らした時の外向きの闊達さは300Bのアンプでは得られない貴重な響きです。
 今使っているシステムは永年かけて部屋の響きまで含めて熟成させたものですから、今こうやって試してみて今のシステムの方が良く聞こえるのは当然でしょう。(そうでなければ今まで何を苦労していたのか分からない事になりますから。)
 この前の試聴会の時にもお話しましたが、私は演奏家が同じ部屋の中で弾いている感じを求めているのです。それを追求していくとやはり直熱3極管の音に一番共感を持ちます。とは言っても直熱3極管ではドライブしきれないスピーカーがあるのも事実です。私の持っているRogersのLS5/9などは典型的例です。SV-91Bでもドライブし切れなかったのに、たった8+8WのプッシュプルアンプSV-9Tではビシッと音がしまりました。今この樽アンプを前にしてビーム管のシングルでどの程度LS5/9が鳴らせるのか聴いてみたいです。

 しばらく色々なCDを続けて聴いてみましたが、結論としては樽アンプは私が今まで求めていたものとはベクトルの違うアンプです。私があまり重要視していない部分に光を当てているというビーム管の特性がありながら、直熱3極管に似た音を持っている不思議なアンプです。時々自分の軸を確認するために聴いた方が良いアンプだと思います。もちろん基本的なライン(300Bの、それもSV-91Bのような内向きな重量感のある音)には変更はありません。


6.15

 今日はB定期の2日目でした。今日は1曲目のセレモニアルのメンバーがステージ上に出て、弦はフル編成でバッハのアリアを演奏しました。それから定期の曲目の演奏に移りました。今回のモーツァルトのピアノ協奏曲はベートーヴェンかと思うくらいスケールの大きい演奏でした。また後半のフランクもとても重量感のあるものでした。もっとあっさりとしてin tempoで進むフランクを予想していた私には意外でした。

 今日は定期2日目ですから普通なら目が覚めるまでゆっくり寝ているのですが、栄子先生がポーチュラカと松葉牡丹を植えるのを朝から手伝いました。終わったら身体の節々が痛くなってしまい、運動不足を思い知らされました。午後になったら雨が降り始め、恵みの雨になりました。
 4時過ぎに家を出てサントリーホールに向かいました。この前のサンバレーの東京試聴会の時にアナログ誌の方がいらっしゃっていたので、アークヒルズの丸善でアナログ誌を買い、その中の樽アンプの製作記事を面白く読みました。韓国に行く前に樽アンプ+樽mini+樽サブウーファーの音を試したいと思っています。2階でプリ(SV-722Macintosh型)の出力を樽アンプに入れて試してみようと思っています。あまり低域の出ないヴァイオリンソロとか歌物ならスピーカーが小さいという事もあまり目立たず、その良さが現れるでしょう。

 今日の演奏会が終わり、いよいよ韓国旅行の準備をしないといけなくなりました。 ホテルのインターネット環境が分からないのですが、分かってみても対応策を打てるわけではありません。最悪の場合モデムで接続になるのですが、日に200通近いメール(そのうち8〜9割がスパム)を受ける私としては本当に頭にきます。ブロードバンドでつなげる事を祈るばかりです。(Etherで接続出来るとAirMacが使えるので、部屋の中どこにいてもインターネットに接続できるのでラクチンなのですが........?)


6.14

 今日の定期は最初に弦楽器がフル編成で舞台に上がり、理事長のご挨拶の後岩城さんへの哀悼の意を込めてバッハのアリアを演奏しました。ついこの間までステージに上がられていたのに、という思いでいっぱいになりました。
 その後全員が袖にはけてから舞台を転換して、セレモニアルを弾きました。この曲は2003年4月のデュトワ先生指揮のロシアからの演奏旅行の時にプロの1曲目に取り上げられた曲です。とてもきれいな曲です。2曲目はモーツァルトのピアノ協奏曲第25番ハ長調です。休憩後はフランクのニ短調です。

 実は今日は練習が始まる前からトラブルが発生し、ゲネプロが終わった途端に家に戻りました。結局骨折り損のくたびれ儲けに終わってしまいましたが、何とか解決してホールに戻りました。楽屋で何とか仮眠をとって本番に備えました。そのおかげで本番は乗り切れましたが、今日の演奏会については何がどうなっていたのかあまりよく分かりませんでした。とにかく今日は疲れました。


6.13

 今日の午後の練習の休憩の後突然N響の正指揮者でいらっしゃった岩城宏之さんの訃報が伝えられました。「今日の午前0時20分、心不全のため都内病院にて逝去されました。(享年73歳)」との事でした。私も個人的に岩城さんの思い出はたくさんあります。
 今回はとても思い入れの多いフランクで、今まで演奏した時とは表情といいテンポといいかなり違うのでいつも気をつけていないといけません。全体的には重めな感じです。フランクの交響曲はドイツ系の指揮者がよく取り上げる曲で、サヴァリッシュ先生も指揮されています。
 ピアノ協奏曲はもともとはイングリット・ヘブラーさんが戴冠式を演奏される予定でしたが、急病のため来日不可能になったためスティーヴン・コワセヴィチさんが急遽出演される事になりました。と同時に曲目もハ長調第25番に変更になりました。詳細はこちらをご覧下さい。

 昨日も今日も行き帰りともに道は割と空いていて、とても順調でした。特に帰りは2日ともカーナビが2号線の天現寺から首都高に入るように指示してきました。私が最初に車を運転した頃(今から20年以上前)は天現寺を使う事が多かったのですが、最近は芝公園か新橋から入るように指示するケースが多いです。一の橋ジャンクションの辺りの渋滞がないからなのでしょうが、これは車の数が少ない事を示しています。駐車違反取り締まりの影響なのでしょうか?

 この前聴いて外向きな音で魅了してくれた樽アンプですが、大橋さんからのアドバイスで樽mini+樽サブウーファーを鳴らしてみようと思っています。(Stirlingの音はよくまとまっているので、バイアンプ駆動をわざわざ試す必要もないでしょうとの事でした。)置き場所をどこにするかが大問題なのですが.........どうしましょう?

樽アンプ 樽mini+樽サブウーファー

6.12

 今日からはB定期の練習です。武満さんのセレモニアル、モーツァルトのピアノ協奏曲、フランクの交響曲ニ短調というプロです。今日の練習はフランクから始まり、最後にセレモニアルを練習しました。フランクは1楽章から始まりました。普通ならまず通してそれから細かいところを詰めていくという形になるのに、今日は初めから細かいところを詰めていくという形になりました。今回の練習が2日なのでこのようになったのかな?と思いましたが、私としては何回も弾いている曲なのでまず通して全体の作り方を示してもらった方がやりやすく感じました。
 今日の練習では特に第1楽章に力を入れていて、フランクにかけた時間の半分位第1楽章にかけていました。 誰でも1楽章には一番時間をかけるのですが、これほど第1楽章に力を入れるのは例外的です。

 土曜日のサンバレーの東京試聴会は私もとても楽しかったでしたし、昨日ご紹介したHiroko様のホームページにクーベリックのシューマンのCDを題材にした事を取り上げて頂けると、このCDを取り上げた甲斐もあるというものです。また色々な演奏家のCDをただ聴き較べるだけでなく、奏者の観点からその違いをご紹介するというのは誤解される危険はあるのですが敢えてやってみました。いかがでしたでしょうか?


6.11

 昨日は懇親会で色々な方とお話をしました。
 そのお1人Hiroko様はご自分のホームページで私が最初にかけたシューマンの2番のスケルツォについて書かれています。 このCDが対向配置になっている事は私も最初は気がつきませんでしたが、昨日ご紹介したスケルツォのセカンドの音でその事に気がついたのです。
 またWindsの村瀬さんと久し振りにお話をしました。印象的だったのは村瀬さんは何か新しいものを作る時に図面を引くのではなく、ある時突然に考えているものが具体的な像になって頭に浮かぶのだというお話です。このように直感的に新しい物を作り出せる方の想像力と創造力には頭が下がる思いです。そうであるからこそ大橋さんとの協力関係が成り立ったのでしょう。
 また懇親会の後スタッフのMさんとお話をして色々な面白いそして参考になる事を教えて頂きました。 Mさんは音楽を腕組みしてしかつめらしい顔をして聴くのではなく、楽しんで聴いて欲しいと力説されていました。私も同感で、普段の生活の中で気楽に楽しんで頂きたいと思っています。

 昨日は部屋に戻ってから少しひとりごとを書き出したところで少し寝てしまいました。3時過ぎに目が覚めてそれからやっとひとりごとを書き上げてまた朝7時半まで寝ました。そして10時少し前にまた2階のパレットルームに行ってご挨拶をしてから、私は家に戻りました。
 駐車場から車を出してエンジンをかけたら、パネルに警告灯が点いたままになっていました。ディーラーに持っていったら早速コンピューターで調べてくれて、一時的なエラーではないかとの事でした。(左後ろの座席の下にあるセンサーの接触不良という結果だったそうです。)でも出先でこのような事を経験すると本当に心臓に良くないです。

 レッスンが一段落したので、樽アンプの試聴をしました。

樽アンプとSV-91B

 ちょっと聴いた印象は91Bと較べると明るくてより筋肉質な感じで、サンバレーのショールームで感じたより更に良い感じでした。残響感は91Bの方がある感じです。同じソースでも時々アンプを入れ替えて聴いてみたいなと思わせる逸材です。これで私の家にはサンバレーのアンプだけでメインが501i、501SE、91B、9tそしてこの樽アンプ、プリはSV-3、SV-722、SV-310、EQアンプがSV-310EQという陣容でどれもいつでも聴ける状態にしなければと今頭を悩ましているところです。樽アンプで樽miniに樽サブウーファーを組み合わせた物を鳴らすというのも良いかな?とも思っています。何と組み合わせても良さそうなので、悩みは多いです。


6.10

 今日はサンバレーの東京試聴会でした。私は4時半からのコマでお話をする事になっているので、3時過ぎに会場であるホテルニュー神田に着きチェックインしました。というのは今日は楽器2台とその他の荷物を持って行くので車で行かざるを得ないのですが、懇親会で楽しく飲みたいので会場であるホテルに泊まる事にしたのです。
 ホテルに着いて部屋に入ってインターネットへの接続を確認してから、会場である2階のパレットルームに行ったらウインズタイムの真っ最中でした。

ウインズタイム。雰囲気がとても良く出て気持ちの良い音でした。 プッシュプルアンプの聴き較べ
村瀬さんが今日に合わせて作られたスピーカースタンド
後ろまでよく音が通っていました
出版関係の方とお話される大橋さん
早速次の企画の話なのでしょうか?

 その後プッシュプルアンプの聴き較べになりました。クラシックについては私にはシングルアンプの方が良く聞こえますが、ジャズなどを聴くと5極管のプッシュプルには一日の長があります。
 いよいよ自分のイベントが始まりましたが、最初は今日のN響定期の曲、シューマンの1番を取り上げて、面白い部分をご説明しました。私の持って行ったRafael Kubelik指揮のバイエルン放送響のCDは対向配置をとっているので、普通の配置のCDと較べてみました。
 次に楽器の違いより弾き方の違いの方が影響が大きいという事を色々な例を取ってご説明し、更に実際に楽器で弾いて聴いて頂きました。(圧力が主導する場合、スピードが主導する場合の音の違い、また弾き方によって同じ楽器から色々な表現力が得られるという実例を聴いて頂きました。)次に最初にかけたシューマンの1番のCDを使って主部の出だしを私が普段聞いている音量で聴いて頂き、それから1段階ボリュームを上げ、更にもう1段階ボリュームを上げてむやみに大音量にする事より、小レベルの音離れを良くする事の大切さを感じて頂きました。
 そんなことをしているうちに時間もアッという間に過ぎてしまい、最後にバッハの無伴奏パルティータ第3番のガヴォットとロンドを私のソロで聴いて頂きました。

 その後ホテルの1階のレストランで懇親会がありました。今回の試聴会には色々な雑誌の方がいらっしゃっていたようで、私も某誌のKさんにお会いしました。また私が今のDevonの置き方(今はフロアから70cm位の高さのスタンドに載せています。これを契機に私の音がまとまっていったのです。)をするようになったきっかけを作って下さったSさんご夫妻に初めてお会いしました。9時過ぎまで皆さんで楽しく過ごしましたが、その後スタッフの方と一緒に近くのデニーズでまた盛り上がりました。(大橋さん達は近くのおそば屋さんに行かれたのですが、私達の年代になるとそこまで食べられないのでコーヒーを飲みに行ったのです。)今日は一日とても楽しかったです。皆さん本当にありがとうございました。
 12時過ぎにホテルに戻ったら不在着信で何度も家からの電話を受けていたので、電話をして今日の理恵子のコンサートの様子を聞きました。栄子先生のひとりごとにたくさんの写真が紹介されています。どうぞご覧下さい。


6.9

 明日の豊橋でのコンサートのために出かける理恵子を東京駅まで送った後、渋谷に行きました。市川インターから入った所から雨がすごく、ワイパーが回り続けていました。それにオートライトにしていると常にライトが点いた状態になるくらい雨が降っていました。今日はどこを走っても大渋滞というほどではないのですが、全体に混んでいました。
 今の車になって半年で9000km以上走りました。7000kmを超える頃からとても馴染んできて、前のインスパイア以上にタイムラグなく反応してくれるので気持ちが良いです。この良い状態を維持する事がこれからの最大の課題です。

 渋谷で用事を済ませてから、慌てて家に戻りレッスンをしました。 それから自分の練習をしたのですが、明日の試聴会の説明のために色々な音の出し方を試してみました。良い音と悪い音、持ち味の違いを追試してみたのです。こういう事を実地に説明するという事はとても自分にとっても役に立ち勉強にもなります。大橋さんにこういう機会を与えて頂いた事を本当に感謝します。
 同じ大きさの音を出すにしても、その人の感性だけでなく体格的な条件から最適な弓の圧力とスピードの組み合わせが決まってきます。この自分に最適な組み合わせを早く見つける事が大切で、弾く事によって自分が鼓舞されて行く感じが持てると最高です。
 弓の圧力とスピードはともに上限と下限があります。圧力はかけ過ぎると音は潰れますし、足りないと音になりません。スピードは遅過ぎると音は活きませんし、速過ぎると音がひっくり返ります。この圧力(重さ)とスピードのバランスの取り方は色々なバリエーションがあってとても悩ましいものです。(力の掛け過ぎで音が潰れるケースが圧倒的に多いものです。迫力ある音と潰れた音の区別がついていないのです。同じ事がオーディオにも言えるという事を明日ご紹介しようと思っています。)


6.8

 この前の定期で気がついた事が少しずつ馴染んできてとても良い感じです。特に右手が解放された感じがしてとても弾きやすいです。右手を治すつもりだったのですが、左手もつられて動きが良くなりました。
 右手の動きで私が特に気をつけているのはどんな場合も弓の動きを止めない事です。無理をして弾くと必ず弓を返す時に弓が止まって関節が伸び切ってしまいます。そうならないように弾き方を工夫して行く中で色々な事に気がつきました。特に左右の対称を守る事が大切です。具体的には文字ではなくレッスンの中で様子を見ながら説明するのでないと、誤解される危険があるので具体的にはご紹介できません。

 今日は夜になったら樽アンプの音が聴けると楽しみにしていたのですが、理恵子があさっての豊橋でのコンサートを控えて練習に打ち込んでいるので今日は聴けませんでした。明日は理恵子が午後から豊橋に行って会場で練習するので、明日の午後聴いてみようと楽しみにしています。
 今日はあさっての試聴会で使うCDを全部聴いてみました。私の家の2階では思った通りの音が出ていますが、会場で聴いた時にどの程度違いが出るのかは分かりません。本当は事前に会場で聴いておきたいのですが.........弾き手が何を聞き取ろうとしているかを分かって頂けると良いなと思っています。


6.7

 駐車違反の取り扱いが変わってから車の数が減ったような気がします。今日も交通情報を見ていると普段より空いているように見えました。昨日も今日も羽田までとても順調に、そして帰りも今まで混んでいた所も大して混まずに帰れました。今までがら空きだった駐車場がいっぱいになっているケースがとても多いので、車を使わないという人が多いのかもしれません。

 土曜日にはホテルニュー神田でサンバレーの東京試聴会が開かれます。ステレオを通して私が何を聴きたくてどのような音を求めているのかについてご紹介したいというのが私の望みです。文章ではなく試聴会という席ですので、いらして頂いた方には実際の音を聴いて頂きます。多分今までこのような席では取り上げられた事のないようなお話になると思います。ご期待下さい。その後の懇親会にも参加させて頂きたいと思っています。
 理恵子が戻ってきて1階の部屋を練習に使っているので、ステレオを聴く機会がなかなかありません。今も1階で練習している音がかすかに聞こえてきます。面白いのはスリッパはピアノが鳴っているのは少しも気にしないのですが、ヴァイオリンの音は好きではない事です。私が練習しているとよく頭を撫でて欲しいと催促しにきますが、無視して弾いているとすぐにいなくなります。

どこ向いてるの?スリッパ

6.6

 今朝は羽田まで行きました。羽田までどういう経路で行くべきかとても悩ましかったのですが、私が家を出た頃には7号線が空いていたのでカーナビの言う通り7号線→9号線→湾岸線という経路で行きました。とても順調で想像したよりはるかに短い時間で着きました。いつもこうだと良いのになあ!というのが感想です。それから練習所に寄ったのですが、10時ちょっと過ぎだったので練習が始まったところだったようです。今回からはメルクルさんが指揮されます。今回はシューマンの4番、クララ・シューマンのピアノ協奏曲、シューマンの1番というものです。7月の中旬にはメルクルさんの指揮で今回の1番4番を含めてシューマンの交響曲全曲を録音します。

 去年の11月の末に私は車を替えましたが、その車(BMWの525i)にはAUXの端子がないのでiPodをつなぐにはFMのトランスミッターを使わないといけません。この前書いたようにハーマン・カードンのDrive+Playを買ってiPodをつないでFMで飛ばしてみましたが、ノイズが多くてあまり気分良くありません。そこでディーラーに聞いてみたらアクセサリーとしてAUX端子があるそうなので、それを頼みました。先週末に入荷したようなのですが、iDriveとの接続の問題(iDriveに後付けのAUX端子を認識させないといけないのです。)があり2日間預けないといけないのです。まる2日間預けられる時がなかなかないので月末まで待たないといけなくなってしまいました。このDrive+PlayはFMでもAUX端子でも出力できるのでAUX端子がつけば使えそうです。ただそのAUX端子はグローブボックスの中につくそうなので、コードの処理がうまくいくかどうかはやってみないと分かりません。車でiPodが使えると移動中に聴きたい曲を聴けるのでとても助かるのです。
 私のiPodは20GBの古い物ですが、CDをiPodにどんどん取り込んでおけば移動中に楽しめます。どうせ車の中ですから圧縮されていても音質的には充分です。
 BMWにしたのは試乗した車の中で私には一番感覚的にピッタリきたからです。スペックだけ見ると特にどうという事はないのですが、運転して楽しくて疲れないのが気に入っています。長距離のドライブを何回かやってみて、前のインスパイヤよりずっと安定感があって疲労が少ないです。


6.5

 昨日本番中にふと思いついた事を家に戻ってから追試してみましたが、とても楽に弾けるポイントを含んでいました。具体的な事は言えませんが、今まで見つけたポイントの中ではある意味最も有効なものを含んでいるようです。自分が不得意だと思っている部分がかなり改善されたのです。これをこれ以降忘れないようにいつも意識する事にしました。自分だけでなく生徒にも有効でしょう。
 とは言ってもそれを1つ直しただけですべてが解決するほど簡単ではありませんから、しばらく色々な曲を弾き込んで身体の動きを調整しないといけません。外から見て変わった事が分かるようになるにはしばらく時間がかかりそうです。

 今週末の土曜日曜(10日と11日)には去年と同様ホテルニュー神田でサンバレーの東京試聴会があります。私は土曜日10日に最後のコマで演奏に関連した事を中心に実例入りで私の感じる良い音をご紹介したいと思っています。色々なCDだけでなく実際に楽器を弾いてどのように音が変わってくるのかお楽しみ頂きたいと思っています。そして最後に短い曲をソロで弾かせていただきます。


6.4

 おととい書いた理恵子のCDのノイズの事ですが、マズルカの中で聞こえます。これは3階にいる照明係さんが理恵子の演奏中にネジのような物を落とした音だそうです。NHKホールでもごく稀に異音がする事はありますが、このような形で雑音が入る事はまず考えられません。このCDでは最初に2次予選のマズルカが入っています。実際には1次予選は序奏とロンド(Track5)から始まっています。ものすごい緊張感の中で始まったショパンコンクールですが、先生には「コンクールもコンサートと同じ!コンクールだから特別な事するのではない。」と何度も厳しく言われたとの事です。コンクールのライブ盤ではあるのですが、1つのコンサートとして演奏しようとしている部分をぜひ聴いてやっていただきたいです。

 今日はA定期2日目でした。午後3時からの演奏会にはまだ身体が馴染まず、私自身が今日は今一つペースをつかみきれませんでした。今日は自分の事が気になって全体の出来を聴く余裕はありませんでした。

 最近弾いていて強く感じる事に、どの関節も絶対に伸びきった状態にして弾いてはいけないという事があります。身体に無駄な力が入ってくるとどこかの関節が伸びきった状態になりやすいものです。関節が強いバネのようにならないといけないのです。これを再確認したらとても弾きやすく感じました。


6.3

 実は昨日の夜新橋である人と一緒に飲みました。とても話が盛り上がりピッチが上がってしまいました。そして家に帰ったら気持ち良くなってしまいそのまましばらく寝てしまいました。そして2時過ぎに目が覚めてから慌てて昨日のひとりごとを書き、風呂に入って寝ました。
 朝はいつも通り7時半に起きて出かける用意をしました。そして出かける前に一仕事したので家を出たのは9時位になっていました。今日は交通情報では江戸橋までかなり渋滞しているようになっていましたが、実際に走って見たらほとんど渋滞していませんでした。行楽地に向かわれる方を中心とした渋滞の感じで、普段のような殺気だったような動きはないかわりに、とてものんびりしているのでイライラしないようにしないといけません。

 今日の定期は本番はなかなか良い感じでした。練習の時には今一つ馴染まないものを感じていたのですが、本番はよくまとまっていました。今回のソリストカプソンさんの構えはとても参考になりました。カプソンさんは譜面通りに弾く事をとても大事にされているようで、強弱の持って行き方もよくやられるのとは一味違いますし、特にカデンツァの最後の部分で普通はritardandoする所で譜面通りにストレートに弾かれたのは面白かったでした。アンコールにグルックのメロディーを伴奏なしで弾かれました。バッハかパガニーニを弾かれるのかと思ったのですが.......とても自然にしんみりと聴かされてしまったという感じです。


6.2

 今日も明日からの定期の練習でした。昨日と同様ラフマニノフ、ハチャトリアンと練習し、最後にメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲を練習しました。ルノー・カプソンさんのソロはあまりもたれずにどんどん進んで行くとてもよくまとまった感じです。今回のガイーヌ、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲、ラフマニノフの交響的舞曲というプロは聴いてとても楽しい良いプロだと思います。

 今日からサンバレーのホームページで理恵子のCDを扱っていただける事になりました。同時に横山さんのCDも同様に発売されました。CD単体でもお求めいただけますし、サンバレー社の製品を10万以上ご購入だとどちらか1枚、20万以上ご購入だと2枚ともプレゼントという事になりました。理恵子のCDは去年のショパンコンクールの1次予選と2次予選のマズルカのライブ録音で、途中で録音スタッフが物を落とした音が入っています。ライブ盤ですからミスタッチ等も含めて入っていますが、その場の雰囲気までよく分かるものだと思います。ぜひサンバレー社のアンプでその演奏の全貌を楽しんでいただきたいと思っております。
 このCDでぜひ聴いていただきたい事というのは、曲による音色の違いです。1次予選の序奏とロンドの後のノクターンの最初の音色感など是非ともお楽しみ頂きたい部分です。この場を借りてこのような機会を作って下さった大橋さんに心からのお礼を申し上げます。ありがとうございました。
 また今月6日(火)佐世保、10日(土)豊橋、 29日(木)習志野、来月1日(土)四日市のコンサートにもお近くの方はぜひ聴きにいらして下さい。詳細はこちらをどうぞ。


6.1

 5月は色々な行事と出来事があり思いの外に長かった感じでしたが、今日から月が改まりました。今回は渡邊一正さんの指揮で、ラフマニノフから練習が始まりました。とても精力的にそして思い入れたっぷりに指揮されていて、今までこの曲に感じていたイメージより一回り大きな感じがします。交響的舞曲は3楽章からなり、舞曲というよりは交響曲と言った方が良さそうです。(舞曲と言うにはスケールが大きいからです。)後半はハチャトリアンのガイーヌを練習しました。
 明日はこの2曲の後にメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲を練習します。


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