ひとりごと2004年6月分  


このページは私の日記のようなものです。私の感じること、周りで起こったことを書きます。


このページは下から上へ順番に日付が新しいものになっています。
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栄子先生のピアノ教室プロフィールひとりごとも是非ご覧下さい。


6.30

 今日は昼頃練習所に楽器と衣装を取りに行きました。この前の旅行先で湿気ている表示になっていたので今日取りに行ったのですが、家に帰ってから見たら乾燥している表示になっていました。楽器の方も明日手を入れて、あさって練習所に持って行くつもりです。

 今度のヨーロッパ旅行ではスロヴェニアのリュブリアナだけが通信事情が分かりません。モデムアダプターを持って行く必要があるかどうかが分からず困っています。といっても私達はホテルに泊るわけですから、泊ったホテルの環境がどうかが問題なのです。最近はビジネスセンターのあるホテルもたくさんあるし、モデムアダプターを使わなくても良いホテルも多くなっています。といっても一応それぞれの国用のモデムアダプターとモデムセーバーは持って行きます。あさって練習所にいったあと秋葉原で色々買い込もうと思っています。


6.29

 今日は岡山から戻ってきました。10:07発ののぞみで家に着いたのはほぼ14:00でした。途中名古屋からしばらく爆睡してしまい、気がついたら新横浜に着いていました。昨日は割と早く寝たのですが、帰りの新幹線の時はいつもビールを1本飲んで寝てしまう事にしています。今日はしばらく目が覚めていたのですが、さすがに名古屋辺りから睡魔が襲ってきました。今日も品川で降りて総武快速で帰ったのですが、家に帰っても全然眠くならずに調子良く過ごせました。

 生徒が来るまでしばらく自分の練習をしようとしてケースを開けたら、なんと珍しい事にD線が切れていました。これを機会に弦を全部交換しましたが、ヨーロッパ旅行のための弦の予備が心配になってきました。ガットを1セットにドミナントを予備に持って行こうと思っています。
 今日は楽器と衣装を団に預けているので明日かあさってに練習所に取りに行って、 ちゃんと準備をしてからまた練習所に持って行かないといけません。楽器も衣装も一度ちゃんと湿気を取ってから預けないと気分が悪いからです。


6.28

 今日は岡山のシンフォニーホールでの演奏会でした。今日は昼まで名古屋のホテル(マリオットアソシア)にいて、12:16発ののぞみで岡山に来ました。岡山のホテルに入ってから軽く食事をして、部屋で休んでから会場のシンフォニーホールに行きました。今日はエーネスさんはアンコールにパガニーニのカプリースからg-mollの曲を弾かれました。(番号が分かりません。)

 今日は終演後ホテルに帰ろうと思っていたらNさん達と一緒に食べに行く事になりました。新和風とでもいう感じのお店で、ママカリの南蛮漬けなどの地元の味を楽しみました。今ホテルに戻ってきた所です。

 来週の火曜日にはもうヨーロッパに向かう飛行機に乗っているところです。月日の経つのは早いものです。
 私はこのところ腹の調子が今一つなのですが、これは夜寝ている時に薄着しているせいのようです。寝ている時に腹が冷えるようです。子供のような話ですが........


6.27

 今日は名古屋の愛知県芸術劇場での演奏会でした。今日の会場愛知県芸は日本でもトップレベルの音響を誇る会場で弾いていてとても気持ちが良く、今日の演奏はホールに助けられてとても良い演奏会だったと思います。弾きながら自分たちの弾いている音が会場に伝わり、それが反射してくるのが実感できるのです。

 今日の演奏会は特にエーネスさんのヴァイオリンがホールの時以上に会場の響きと相まって素晴らしかったです。ホールの時にはアンコールはなかったのですが、バッハの無伴奏パルティータ第3番のプレリュードを弾かれました。

 終演後昨日お世話になったサンバレーの大橋さんと楽屋口でお会いして、近くの焼き鳥のお店で2人で盛り上がりました。そのお店には既にN響の人が地元の方といらしていました。演奏旅行中に入ったお店でN響の人に会える場合は大体そのお店は美味しいのです。今日もとても美味しかったでした。
 その味の事はともかく、今日の会場の響きの良さを大橋さんも何度も強調されていました。今日も昨日以上に本音トークに花が咲き、とても面白かったです。2人とも昨日のA7の音は予想以上に良かったという意見でした。セッティングやアンプとの相性(アンプはSV91B)など色々あるのでしょう。いくら能率が良くても馬力ではなくトルクの厚いアンプでないとこれだけの質量を持ったスピーカーをドライブし切る事は難しいでしょう。大きな音を出さなくてもドライブ力の薄いアンプでは鳴り切らないでしょう。同じような意味で私はRogersの本領はプッシュプルの方がよく出るのではないかと思っています。それでこの前作った9T(Cutie可愛らしい)で早く鳴らしてみたいのです。大橋さんもヒョッとすると9Tで良い結果が出るかも知れないというご意見でした。
 楽しく盛り上がってホテルに戻ったら、睡魔に襲われて気がついたら24:00でした。明日は岡山に向かいます。

 実は昨日の夜中このひとりごとをアップロードしたあとメールを確認していたら、なんと1300通あまりのメールを再度読み込み始めてしまい1時間近くかかってしまいました。Mailはとても良いソフトだと思うのですが、うまくつながらなかった時などサーバに残っているメールを全て再度読み込みに行くのです。また私の場合はATTとの接続の具合がとても悪いのです。来月からはまた今までのEudoraに戻そうかなと思案中です。

 最近とても多くの方からST25がまだ入手できるというメールを頂戴します。皆さまには本当にお礼申し上げます。ぜひもう1セット欲しいのでとてもうれしいです。(メールを下さった皆さまにはお返事のメールを差し上げませんが、ここで心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。)


6.26

 丁度お昼に家を出て3時過ぎに三河安城の駅に着きました。サンバレーの大橋さんが改札口にいらっしゃっていました。実は今回大橋さんにせっかくお邪魔するのだからもし出来るならお近くの方と一緒に盛り上がりたいと提案して、急遽4人の方とお会いする事になりました。

 皆さんご自分の大好きなCDを持ち寄って4時過ぎに試聴会が始まりました。今回はメインはStirlingですが、右の写真に見えるALTECのA7やとても可愛いALTECのユニットを入れたバックロードホーンなども聴きました。意外だったのは最近大橋さんが手に入れたA7でした。私はオイストラフとミルシュタインのCDを持って行ったのですが、Stradを弾いても人によってこれほど違う音が出る面白い例として聴いていただきました。最初はStirlingで聴いていたのですが、A7で聴かせて下さいとお願いして切り替えてみたらこれが思いの外に素晴らしい音でした。普段は私が聴かないレッド・ツェペリンのCDを聴いている時に声を聞くなら小さいバックロードホーンも面白いという話になり、2つのバックロードホーンを聴かせていただきました。意外だったのは今まで色々な所でALTECを聴かせてもらっていますが、今回のように抵抗なく聴けたのは初めてでした。(自分の家に置くとしたら私は結局はTANNOYを選ぶでしょうが、今までだったら対象外だったALTECにこんな魅力があるとはとても意外でした。同じスピーカーでもセッティング1つでこれほど姿を変えるのですね。本当に楽器と一緒です。)同じStradを違う人が弾くとまるで違うように聞こえるのと同じように、同じALTECでも大橋さんが調教するとクラシックがこんなにまろやかに聞こえるのです。楽器ではなく弾き手が問題であるのと同様、ステレオもその使いこなしが大切だという事を再確認した試聴会でした。(しばらく聞き込んでいると、TANNOYもALTECもそれほど大きな違いを感じなくなっていました。結局は大橋トーンになっているのです。私の家でもどのシステムも同じような私の音になっています。)
 今回は同僚Yさんは降り番で私1人が来たのですが、そのYさんがとても良い音がすると力説していたたった8cmのユニットを使った右端の可愛いバックロードホーンは素晴らしい音がしていました。今までALTECの小さいユニットなど私は見向きもしなかったのですが、今回の聴き較べで見直しました。
 アッという間に時間が過ぎ、場所を変えて皆さんとご一緒に更に一時を過ごしました。

 私は普段の倍以上のお酒を気持ち良くいただき、ホテルに着いて部屋に入ってひとりごとを書き始めたらそのまま寝込んでしまいました。明日は上の写真の右端のTさんも大橋さんと同様にN響の名古屋定期を聴きに来ていただけるそうです。私達の活動もここにお集まりいただいた方達のような皆さんに支えられているのだという事を再確認した一日でした。皆さんお仕事はさまざまなのですが、音楽を生活の糧としてほぼ毎日聞き込んでいらっしゃるという方達です。皆さんとても包容力のある方達で、ご自分の家とはまるで違う音でもそれをそのまま受け取られていらっしゃいました。実はステレオの好きな方達というともっと偏屈な方達を想像していたのですが、その心配など全然いらないようなとても心地よい一時を過ごさせていただきました。またこちらにお邪魔する事があったらぜひお会いしたい皆さまでした。
 このように貴重な機会を与えて下さった大橋さんに感謝しながら明日に備えて寝る事にします。


6.25

 今日は雨のせいか行きも帰りも渋滞していて、昨日よりはるかに時間がかかってしまいました。昨日は帰りは首都高はほとんど混んでいなかったのに、今日は代々木の入り口の辺りから渋滞しているようで、更に悪い事に両国の分岐で事故がありました。結局錦糸町まで下の道を行き、昨日の倍の時間がかかってしまいました。

 演奏会の方は雨にもかかわらず開演1時間以上も前から入り口に列が出来ていてビックリしました。たくさんの方に聴いて頂いてとてもありがたい事です。今日は演奏会開始早々に事故がありましたが、聴いている限りでは気づかれなかったでしょう。(開始早々の第1音にフェルマータがなぜか今日の本番ではなかったのです。)それにしてもN響の人たちは合わせる技術というか経験はすごいものです。私にはこのイーゴリ公序曲はどうも今一つピンとこないです。ダッタン人の踊りを弾いた方がずっと栄えたように思いました。
 シベリウスのヴァイオリン協奏曲が今日の演奏の中で一番聞き物だったような気がします。大向こうをうならすという演奏ではありませんが、とても上品な演奏です。
 ドヴォルザークの8番についてはなぜか練習の最初の出来が一番良かったような気がします。タルミさんは速い楽章の最後でなぜかテンポを押さえぎみにされるのですが、こちらとしては発散したい所で頭を押さえられているように感じてしまいます。


6.24

 今日はA定期の初日でした。シベリウスのソリストジェームス・エーネスさんは上品で良く通る音の持ち主です。音量は特に大きいというタイプではありませんが、音色の素晴らしい人です。多分の大きめの楽器だと思うのに、こう見るとフルサイズではなく3/4位の楽器を弾いているように見えます。身体が大きいと余裕を持って楽器に対せるのでとてもうらやましいです。
 タルミさんは独特のテンポ感を持っていらっしゃるようで、特に最後の音の発音のタイミングが独特です。ドヴォルザークの8番の1楽章のコーダなど意識的にテンポを押さえていらっしゃっています。
 今日は最後の音が終わったのと同時に間髪を入れずに「Bravo!」が聞こえ、ビックリしました。

 今日は出がけにトラブルがあり、ヒョッとすると鍵を無くしてしまったのかと思って心配しました。鍵を探しているうちにNHKの入館証を忘れてしまい、 ホールの入り口でかばんの中を探していたら問題の鍵が出てきました。今朝は散々でした。代車に乗っているので普段と手順が違うのが原因なのですが、明日はいよいよ普段の車が戻ってきます。

 明日は定期2日目、あさっては公式には休日ですが私は1日早く名古屋に先乗りします。


6.23

 今日はA定期の練習2日目でした。今日は練習開始が30分遅い0時30分からでしたが、30分位の違いだと結局普段と同じ時間に家を出る事になってしまいます。ボロディンの序曲、ドヴォルザークの8番を午前中に練習し、午後からシベリウスのヴァイオリン協奏曲を練習しました。今回の曲は1曲目のイーゴリ公の序曲だけは今まで弾いたことのない曲ですが、あとの2曲はプロで取り上げられる事の多い曲ですから馴染みのある曲です。楽しんでいただけるプロだと思います。

 練習のあとN響の組合大会があり、そのあとN響のOBをお招きした懇親会がありました。その席に岩淵竜太郎さんがいらっしゃり、私は初めてお話をさせていただきました。岩淵さんを筆頭としてN響OBの皆さんは皆かくしゃくとしていらっしゃいます。楽しく色々お話をして、気がついたら9時少し前になっていました。

 明日はいよいよ本番です。1曲目のイーゴリ公序曲は知らないだけあってとても緊張させられます。恥だけはかきたくありませんから。


6.22

 今日はA定期の練習でした。ドヴォルザークの8番、ボロディンのイーゴリ公の序曲と練習しました。ドヴォルザークの8番は所々楽譜を書き換えたタルミ版です。このボロディンのイーゴリ公というとスヴェトラーノフ先生が振られたダッタン人の踊りが思い出されます。このダッタン人の踊りはN響の夏でも弾かれます。今回弾く序曲はなかなかの難曲です。ドヴォルザークは何度も弾いている曲なので、弾き難いという事はありません。

 練習の後クラリネットとヴァイオリンのオーディションがありました。(結果については公式の発表をご覧下さい。)そのあと先日N響を退団されたホルンの山本さんの送別会があったのですが、急に用事が持ち上がり残念ながら失礼しなければならなくなりました。山本さんと私は1990年にほぼ同じ時にMacintosh IIciを買いパソコンを始めました。今いるメンバーの中では私達がもっとも早い時期にパソコンを始めています。今では山本さんはWindowsとの両刀遣いですが、私は依然としてMacだけを使っています。(Windowsにも興味はありますが、今でも充分パソコンに時間を食われているのにこの上新しい物に馴れる時間などとれません。)

 普段はバックモニターの付いた車に乗っているので、バックは全然怖くないのですが、今乗っている代車は後ろが死角です。(バックモニターがついていなければ当たり前ですが。)早く車が戻ってくると良いなあ・・・・・


6.21

 昨日の勉強会が終わり、やっと一段落つきました。色々反省する事が多くて、とても収穫の多い勉強会でした。今日はゆっくりできるつもりだったのですが、色々用事があり結局一日てんてこ舞いしているうちに終わってしまいました。
 インターネットというのはとても便利なものではありますが、これほど時間を食うものはありません。また情報源としてこれほど手軽である一方、これほど信頼のおけないものもありません。所詮は使う人が自分の判断で信頼のおけるものとおけないものを区別して行かなければいけないのです。今日も気分転換に小旅行に行こうとして色々情報を集めたのですが、この事を再確認しました。

 今日からしばらく代車に乗らないといけなくなりました。2000ccの3ナンバー車なのですが、いくらアクセルを踏んでも前に出て行かず、夕方から東京駅へ往復して気疲れしてしまいました。今週の金曜日に車は戻ってくるのですが、それまでこの車がマイカーです。

 明日からはA定期の練習です。ドヴォルザークの8番がメインで、定期の後名古屋と岡山で演奏会があります。名古屋の演奏会は15:00からのマチネーで、終わってからどうしようかなと今計画を練っています。これが終わると私は海外旅行の準備モードに入ります。今回の海外旅行は今までになく間際まで何の準備もしていません。


6.20

 今日は2つの大事件にてんてこ舞いしました。

 その1番目。今日初めてこの前買ったワールドワイドビデオを使ってNTSCのテープをPALに変換してみました。もとのテープはNTSCで撮ったテープです。まずそれをハードディスク付きのビデオに移しました。次にそのビデオのハードディスクからワールドワイドビデオに移したのです。問題はワールドワイドビデオが起動するタイミングをつかむのが難しく、4〜5回取り直しました。

 その2番目。生徒の勉強会です。18:00から文化会館の地下のローズルーム(大会議室)で開きました。始めたばかりの初心者からコンクールを受ける子まで色々のレベルの生徒がいます。一堂に会した生徒達の演奏を一度に聴くと、楽器を持つ時に脱力する事がいかに大切な事か思い知らされました。その意味では生徒達以上に私自身にとって意味のある勉強会でした。生徒は皆一生懸命弾いているのに、その一生懸命さが逆に楽に弾く事を邪魔しているのです。
 今回は普通の勉強会とは違って、1度弾いてから色々アドバイスをしてもう1度弾かせました。大切な事は1.脱力、2.暗譜です。脱力は姿勢によって決まります。楽器を持つ時に楽器を鎖骨に載せるという感覚が一番大切だと思います。暗譜の問題点は弾く人が自分は覚える事が不得意だと思っている事に一番の原因があります。どんなに覚える事が不得意な人でも自分の家への帰り方はちゃんと覚えられるのです。覚え方のポイントのつかみ方が拙いだけなのに、その原因を記憶力のなさに勝手になすりつけているのです。
 譜面を見るという視覚的要素、ヴァイオリンを弾く上での左手と右手の動き、この一見関連のなさそうな事をどうやって結びつけるかなのですが、頭の中で自分が上手に弾いている姿を想像してそれぞれのタイミングで何をしなければいけないかを改めて見直す作業が大切なのです。(速くて複雑なところはスローモーションで想像すれば良いのです。)暗譜の能力は記憶力から来るのではなく、想像力から来るのだと私は思っています。覚えるってそんなに難しい事ではないのに........


6.19

 今日は明日の勉強会を控えて半分以上の生徒が最後の調整に来ました。5時頃レッスンが終わり、6時からの習志野フィルの練習に出かけました。本番ではセカンドに入って弾くので、今日もセカンドの一番後ろで弾いてみましたが、こうすると色々問題点が浮き彫りに見えてきます。弾く上での問題点はやはり会場で聴いているだけでは分からないものです。オケの中に入って一緒に弾いていると、どこにどういう問題点があり弾く人がどう感じているかという事まで一緒に弾くと見えてきます。
 それにしても皆さんデュカスにルーセルというフランス物の中でも歯ごたえのあるものを健闘して弾いているのには驚かされます。ルーセルのような難物を皆それぞれに自分の課題をこなしながら、皆で合わせて行くのです。私がアマチュアオケを初めて教えた頃とはアマチュアオケの性能もぐんと驚くほど上がっています。この習志野フィルの本番は来月6日からのヨーロッパ旅行の直前の4日(日)です。場所は習志野文化ホールです。

 練習のあと家に戻って家の近くの酒屋で買ったにごり酒を飲んだら、とても気持ち良くなってしまいました。明日は夕方18:00から勉強会です。生徒が皆頑張ってくれる事を祈りながら寝込んでしまった私でした。

 ところで前にも書いたTANNOYのスーパーツイーターの件ですが、もう既に全て売り切っているようです。今から新規に手に入れるのは無理という事のようでした。この先再生産をするという事もないそうで、ST25と50はもう手が届かなくなっていました。何とかもう1つ欲しかったな.......


6.18

 今日はホームページのメンテナンスをしました。ちょっとした変更でも手間は大変です。それにやってみたら気に入らなかったりして.........思ったよりはるかに大変な作業でした。

 それも含めて今日は一日何をやってもうまく行かない一日でした。明日はあさっての勉強会を控えての最後のレッスンのオンパレードで、最後に習志野フィルの練習に行きます。本番の時には私もセカンドの一員として弾くので、明日もオケの中で弾いてみようと思っています。7月4日に習志野文化ホールで本番がありますが、プロはデュカスの「魔法使いの弟子」、ルーセルの「バッカスとアリアドネ」、フランクの交響曲ニ短調です。


6.17

 今日もワッツさんのブラームスは絶品でした。余裕タップリの名演でした。サンサーンスの方は色々小さい事故はありましたが、盛り上がって終わることが出来ホッとしました。来週はドヴォルザークの8番のA定期のあと名古屋と岡山に行きます。今回もサンバレーにお邪魔する予定にしています。そして名古屋の芸術劇場の演奏会を聴いていただきます。私にしてみるとこういう演奏会の響きをアンプの作者に聴いていただいて、そのエッセンスをアンプ作りに活かしていただけるのが最大の楽しみなのです。名古屋の芸術劇場とアイシンのハーモニーホールでの演奏会はいつも大橋さんに聴いて頂いています。

 あと2週間ほどでヨーロッパへの演奏旅行になります。何かとても落ち着かない気分のうちに気がついたらベルギーのブルージュにいたということになりそうで、体調の維持が大変です。
 その前に生徒の勉強会を無事終えることが最大の宿題です。


6.16

 今日の演奏会は何と言ってもワッツさんのブラームスが素晴らしかったです。余裕タップリに弾かれるブラームスには楽しませてもらいました。オケの方の音については聞いているとニアフィールド過ぎる感じがして、私には今一つ馴染めない感じでした。この前のオーディオフェアで聴いたALTECのような感じがしたのです。こういうやり方もありなのでしょうが、どうしても抵抗感があります。

 今朝は道が空いていてとても順調にホールに着きました。いつもこうだったら言うことないのですが........それからホールの前のアンデルセンで軽い朝食を食べゲネプロに備えました。今日はYさんと一緒にゲネプロのあとお昼を食べてから私は六本木で時間を潰しました。ホールには5時半くらいに戻りました。
 今までは終演後家に帰る時新橋駅前を通って土橋から首都高に乗っていたのですが、新橋駅前のタクシーのマナーの悪さに嫌気が差して今ではすぐに首都高に乗っています。(二重駐車や信号無視などひどいものです。)その方が時間が早くタクシーに邪魔されず快適です。

 実は今日午後秋葉原に行こうかと思っていたのですが、お昼に生ビールを軽く飲みたくなってしまったので諦めました。目的はDevonにもスーパーツイーターをつけたいのです。スーパーツイーターで全てが解決するわけではないのですが、Stirlingでとても上手く行ったのに味を占めてこちらもと思っています。


6.15

 今日は練習の初めから昨日とは違って、細かく音量を指定されていました。ブラームスのピアノ協奏曲はワッツさんも悠揚迫らないテンポで弾かれていました。昨日の練習のテンポには根拠がありました。ワッツさんが弾かれるのを聴いていればどこで何が起こるかはちゃんと予想できるのですが、サンサーンスの場合は今一つよく分かりません。単に拍子を数えていれば良い所でも、弾いていると不安感がよぎります。明日はゲネプロでそれが払拭されることを祈っています。

 今度の日曜日にヴァイオリンの生徒の勉強会をします。今回は単に発表会のミニ版にするのではなく、色々工夫をしてみようと思っています。このところはレッスンで演奏会で弾くために必要な手順を何度も復習させています。口で注意するだけでは本番になると結局全て忘れてしまうので、弾き出すまでの手順など4〜5回繰り返させてしっかり覚えさせるようにしています。それでも本番になるととんでもないことを始める生徒がいるものです。今回の勉強会では生徒の半分がお父さんかお母さんの伴奏、半分が栄子先生の伴奏という具合になっています。親子共演している様子を見ていると、親が子供を上手く泳がせていたり、逆に子供の方が上手で親が苦労しているのを逆に子供が見守っていることもあり本当にそれぞれの親子像が見えて面白いです。


6.14

 今日はヨアフ・タルミさんの練習初日でした。サンサーンスの3番の交響曲とブラームスのピアノ協奏曲第2番です。すぐに盛り上がってしまう傾向があり、いささか大げさでした。全体に思い入れたっぷりにゆっくりめなテンポで、協奏曲の時にもソリストがこのように弾くのかは疑問です。といっても練習初日で指揮者の方も私達がどういうタイミングで弾くのかまだ呑み込めない状態での話ですから、今の状態で判断するのは時期尚早なのかもしれません。
 先週の定期は知らない曲ばかりだったのでとても大変だったという話を聞きました。それに較べれば今回の方がやりやすいかもしれません。

 昨日の夕方練習をしていたら左手が思うように動かなくてどうしたのかなと一瞬焦ったのですが、色々の物を弾いてそれからしばらく別の事をしていたら自然と普段の様子に戻りました。おととい夕食後左手首を何となく圧迫していたので、そのせいで痺れていたのでしょう。今日の練習は普段と同じにできました。昨日は4の指を弦に載せてもただ載っているだけで、押さえているという感覚では全然ありませんでした。


6.13

 午前中のレッスンが終わったところで秋葉原に出かけました。家に帰ってからスピーカーコードを細工して、スーパーツイーターST25を聴きました。初めに今までの音を聴いてからスーパーツイーターをつないだのですが、あまりの違いに元に戻そうという気にはなりません。最初はレベルが89dBクロスオーバーが18kHzという状態で聴きました。色々試してみて結局はレベルが85dBクロスオーバーが18kHzが今の状態ではベストに感じました。細かい設定はともかく、スーパーツイーターをつけて一番違うのが中低域の音質です。今一つ中低域がほぐれずに音に何かがまつわりついているように聞こえていたのですが(今までは聴いていると何か隣の人に寄り掛かられているような感じがしていました。)、今日の状態だと音の肌合いがとても気持ち良く聴けるのです。私は今までStirlingを高域を−2で聞いていたので、その状態で聞くとレベルが89dBだとバランスがとれていませんでした。

 聴いていると全然高域が強調されていないのですが、全体が抜けて繊細さが強調される音でした。帯域を拡げるためではなく、音の抜けを良くするためにぜひ使って欲しいです。 音量を上げても少しもうるさく聞こえないのです。とにかくめったに経験出来ない変わり方にうれしくなった今日でした。今日もこれから何か聴いてみようと思っています。
 TANNOYを使っている方はぜひこのスーパーツイーターを試していただきたいです。といってももうすぐこのスーパーツイーターは廃番になります。関心のある方はぜひ試してみて下さい。私は絶対にお奨めします。


6.12

 昨日買ったビデオでPALのテープを見ました。横方向の線が乱れて見えるのですが、普通に見る分には困らない程度に見えます。PALとNTSCの橋渡しがこれで出来るのはとても助かります。その上昼過ぎに電話があり、今日中にはスーパーツイーターが入荷するとの事で、明日午前中のレッスンが終わったら取りに行きます。昨日大橋さんと少し話をした感じからこのスーパーツイーターは使えるのではないかという感触を得て、とても楽しみにしています。 これを紹介して下さった四弦亭さんには感謝しています。(明日は日曜日、秋葉原まで20分もあれば行けます。)
 昨日はホテルを借りてのオーディオフェアに行きましたが、全体的に見るとその事を有効に活かしているとは言えない感じでした。自分の部屋を確保しているのだから独自の視点でイベントを進行できるわけでもっとそれぞれの部屋で独特なイベントを期待していたのですが、単に普通の試聴を個室でやっているだけになっていました。

 このところ続けてカウンターが888888になっているというメールを何通か頂きました。ブラウザとお使いの方の環境のせいでカウンターが888888を表示してしまう場合があります。私のところでもブラウザによってはいつも888888を表示します。カウンターの表示部分が全て点灯すると8になるわけで、混乱を招く事必死なので888888のプレゼントは取りやめます。次のプレゼントは90万と致します。


6.11

 今日は午後から秋葉原に買い物に出かけました。NTSC、PALなど全てのビデオに対応できるビデオを買いたかったのです。今では日本のメーカーはこういうものは作っていないそうで、やっとSAMSUNGのワールドワイドビデオというものを見つけました。値段はほぼ5万円でした。それから頼まれていた電池をたくさん買い、次の用事まで1時間弱時間があったのでホテルニュー神田で今日明日と行われるMJ春のオーディオフェアをちょっと覗きました。時間がないのでサンバレーの展示を中心にちょっとしか見られませんでした。

DAC Model2の試聴
本当は一番聴きたかった300Bアンプの聴き較べ

 行った時には丁度DAC Model2のありなしの試聴の最中でした。(このDAC Model2がないと特性上は広帯域なのでしょうが私には中域の抜けて聞こえる音は好きではありません。)3時にその試聴が終わり次は300Bアンプの聴き較べになるところでしたが、私は時間がなくなってしまいました。ザ・キット屋のバスタオルを頂戴して帰ってきました。ありがとうございました。
 他のメーカーの部屋もちょっとずつ覗きましたが、私は受けつけない音でした。
 そのあとオークラ系のホテルイースト21に用事で行き、家に戻ってから一家で近くのショッピングセンターに行き豆腐料理を食べて夜10時位に戻ってきました。今日は一日外で過ごしました。(N響は今日C定期の初日でした。)
  サンバレーのひとりごとにTANNOYのスーパーツイーターの事が載っていましたが、今日ティアック・エソテリクのホームページを見たら件のスーパーツイーターST50と25は今月2日を持って生産終了となっていました。今月の20日までは注文を受けるが、そのあとは廃番になるという話でした。欲しい方は急がれた方が良いでしょう。なおST200と100は継続するようです。ただこのスーパーツイーターの使い方については割り切りが必要なようです。

 昨日夜更かししてSV-9Tを最後まで作ったのですが、音出しをしてみたらボリュームをちょっとでも上げるとブーンという音が出ます。アースの配線不良ではないかという話ですが、しばらくは時間がとれないのでおあずけです。月末にはA定期のあと同じプロで名古屋に行きますが、その時にまたサンバレーにお邪魔する予定です。大橋さん、今度はまたゆっくりお話しをさせて下さい。(今回は名古屋のあと岡山に行くので、新幹線で行く事にします。)ボロディンの「イーゴリ公」序曲、シベリウスのヴァイオリン協奏曲(ヴァイオリン:ジェームス・エーネス、ドヴォルザークの交響曲第8番というプロでヨアフ・タルミさん指揮です。


6.10

 今日は夕方からSV-9Tの製作を再開しました。しかし最後のハンダ付けが上手く行かず、しばらくこのままになりそうです。手が2本ではとても足りません。短時間で作らなければならないので、どうしても焦ってしまいます。

 しばらくステレオを聴くような展開になりませんでしたが、やっと落ち着いて聴けそうです。この後定期が2本B定期とA定期があり、そのあとA定期と同じプロで名古屋と岡山定期があります。そのあとMusic Tomorrow2004があり(私は降り番)、そのあと7月6日にヨーロッパに向けて出発します。その直前の4日(日)には習志野フィルの定期演奏会があり、私もセカンドで一緒に弾きます。
 ヨーロッパ旅行は最初はベルギーのブルージュに滞在し、練習2日の後本番があります。そのあと1日おいてスロベニアのリュブリアナとオーストリアのフィラッハで公演があり、また1日おいてドイツの軍港キールとアムステルダムで公演があり18日に帰国します。(フィラッハ以外はショスタコーヴィッチの5番、フィラッハはベートーヴェンの4番がメインです。)そのあとN響「夏」がNHKホールと大阪のザ・シンフォニーホール、柳井のサンビームやないであります。そのあと掛川、アイシン、松山という演奏旅行があり夏休みになります。(これも降り番)また休み明けに川崎の新ホール、石巻、福島、秋田、山形という旅行があります。毎年の事ではあるのですが6月末から8月一杯は旅行のオンパレードで、体調の管理には気を遣います。


6.9

 今日は家の用事を色々済ませました。夕方からSV-9Tを少しずつ組み立て始めました。前には部品をシャーシに取り付けただけでしたが、今日からハンダ付けを始めました。とても細かい細工でいささかやり難いです。今までシングルしか作らなかったので、プッシュプルの可愛いアンプを1つくらいは作ってみたかったのです。明日中には完成できそうで、どんな音が聴けるのかとても楽しみです。300Bや6BM8のシングルアンプと良く比較してみようと思っています。(組み立て途中の写真は色々のところで紹介されているので省略します。)

 栄子先生は体調が良くないので早く寝ました。明日には元気になると思います。


6.8

 今日は昼休みに練習所に行きました。降り番でも用事は色々あるものです。

 やっと降り番になり、やらなければならない事とやりたい事を何とかこなさないといけないのですが、どうやったらその時間を捻出できるのか困っています。明日からは出かけないで自分の用事を普段通りに順番にこなせるように頑張ります。


6.6

 今日は一日かけて盛岡から戻ってきました。朝10時に出発しようと思っていたのですが、目が覚めたらその時間に発つのはとても無理、1時間遅れの11時にスタートしました。前沢サービスエリアで飲み物を買い、仙台南インターで一度遊遊北東北の精算をして再度東北に入り国見サービスエリアでお昼を食べました。盛岡を出る時は天気が良かったのに、南下するに従って雨模様になり最後は土砂降りになってしまいました。ナビは川口線を上り平井大橋で出て蔵前橋通りを行くようになっていましたが、四ツ木や小岩のあたりの混雑がいやなので外環で三郷に行きそこから松戸を抜けて帰りました。家に着いたのはほぼ夕方6時でした。ゆっくりマイペースで7時間の道のりでした。距離にして600km近くを1人で運転したのでさすがに疲れました。でもインスパイアのHiDSの威力はすごいです。この疲労感は福島辺りから帰ったような感じですから。特に右足首が痛くならないのがうれしいです。(アクセルをずっと踏みっぱなしだと400kmも運転すると足首が重くなってきます。手元のボタンで加減速が出来るので上手にやればほとんどアクセルを踏まないで速度を調整出来るのです。)

 とにかく無事に家に戻った事をご報告しました。今回の演奏旅行で色々感じた事はまた日を改めて書きます。


6.5

 今日はMさんと11時に出発する約束をして、少し前に出発出来ました。盛岡から久慈まで思ったほど時間がかからずにとても快調に往復出来ました。盛岡から九戸まで高速で、九戸から久慈まで下の道というコースです。九戸からしばらくの県道が車がほとんど走っていない素晴らしいドライブコースでした。(盛岡で聞いたよりはるかに速く着けました。)今日の会場久慈市文化会館はとても目立つ建物で、建築家黒川さんの作であるという話です。今日のホールは収容人員1100位のおとといの原町とほぼ同じ規模のホールでした。割と新しいホールで、響きもなかなか良かったです。
 ソリストが今日だけ変更になるので、16:00からシューマンだけ練習がありました。私自身は今日のソリストの方が好きでした。クリヴィヌさんの指揮は何回本番をやってもしっくりこないところがあります。来週の定期の人魚姫などで本性が分かるのだと思いますが、残念ながら私は降り番です。

 終演後は行きの反対に走ったのですが、久慈から九戸まで私の前に4台の車がいました。この4台が全てN響演奏会のお客さんの車でした。かなり広範囲の方が久慈までわざわざいらして下さっているという事でした。盛岡に戻ってから遅い夕食を食べて部屋に戻ったら日付が変わっていました。

 明日は一人で家まで帰ります。今回仙台以北は遊遊北東北という通用3日の割引券を使っていますが、11000円で3日間乗り放題です。実際には今回のコースだと3000円弱得をするという計算になります。ただ料金所を通る時に時間がかかるという弱点があります。明日は仙台南で一度高速を降りて再度入り直さないといけないのがいささか面倒です。明日はどれくらいかかるのかまるで見当がつきませんが、とにかく無事に帰る事が一番です。(明日のようなドライブにはインスパイアは最高です。定速走行装置で淡々と走りながら、音声コマンドで色々な情報を聞きながら、またラジオやCDを聞きながら帰るのです。今までの経験からも退屈などしないで帰る事が出来ます。といっても600km位のドライブですから、体調を調えておかないといけません。)


6.4

 今日はN響の旅行規定では本番のある日の移動時間は4時間以内と決められているので移動日という扱いになります。(昨日の公演地原町から久慈までは4時間では移動出来ないからです。)今日は昼前に仙台のホテルを出て、一ノ関で降りて厳美渓、それから前沢牛を食べ、食後ちょっと戻って中尊寺の金色堂を見てから盛岡に来ました。
 最初に一関インターで降りて厳美渓に行ったらなんとN響の先客がいらっしゃいました。

 カゴにお金を入れて板をたたくとカゴが対岸のお店に引っ張られて行き、対岸のお店からカゴにお団子を入れて右の写真のようにロープで運ばれてくるという趣向です。私はヴァイオリンのMさんと一緒です。私達はお団子は食べませんでしたが、景色を堪能しました。この後前沢市内で前沢牛を楽しみました。その後少し戻って平泉の中尊寺の金色堂を見に行きました。

 私は普段演奏旅行でもあまり観光しないのですが、今日は本番がないという事もあり空気の良さを楽しみました。昨日もつくづく感じたのですが、空気が澄んでいてとてもキレイに景色が見えます。この後盛岡に行き、Mさんととっておきの和食のお店で移動日を楽しみました。このお店は以前にフラッと入ってたまたま演奏会を聴きにこられた大学の先生ご夫妻と同席させていただき、話に花が咲いた思い出のあるお店です。

 明日は三陸海岸の久慈市で演奏会です。明日も一日キレイな空気を堪能出来ます。


6.3

 今日は原町市民文化会館ゆめはっとのこけら落とし公演でした。家からはほぼ4時間のドライブでした。
 今日は途中でHさんを乗せて、三郷まで一般道を行き常磐道に乗りました。常磐道の終点まで行き、そこからまた一般道を30kmほど走りました。常磐道にもそこから先の6号線にも美味しそうなレストランがなく、結局3時過ぎにホールに着いてから近くのファミリーレストランでお昼を食べるというなんとも味気ない展開になってしまいました。

 収容人員1109という小振りなホールです。響きもなかなか良質で、出来立ての割には馴染んでいました。演奏自体については印象は変わりません。今日はほぼ満席の盛況で、昨日とは大違いでした。聞いた話では構想から20年経ってやっと出来たホールだそうで、この時代にせっかく出来たホールです。ぜひ良い公演を頻繁に催して欲しいです。

 終演後原町から仙台まで来ました。会場を出たところで道が混んでいたのでカーナビを頼りに裏道を走ったのですが、これが思いもかけないほどの正解で仙台のホテルには一番乗りだったようです。道は曲がりくねってはいましたが道幅はそれほど狭くない上に、信号が全然ないのです。明日は盛岡に行きます。明日からはMさんと一緒に動きます。明日は中尊寺を見て前沢牛を食べながら行こうとMさんと話がまとまりました。

 実はホテルに戻ったら居眠りをしてしまい、今は明け方の4時です。


6.2

 今日は浦和の埼玉会館での演奏会でした。浦和は私が最初にヴァイオリンを習った先生が住んでいらっしゃったところで、いつも浦和に行くと小さい時の事を思い出します。

 東京近郊の演奏会は全体に不振なのですが、今日も空席がとても目立つとても残念な演奏会でした。とても盛り上がった演奏会で来て下さったお客様は満足してお帰りになりましたが.........
  この原因は私から見ると近郊の演奏会の性格づけの問題ではないかと思えるのです。東京では定期演奏会をやっているわけですから、近郊に住む音楽ファンは定期演奏会を聴きに出かけられます。ですから近郊で定期の縮小版をやっても、本当の音楽ファンはホールに行ってしまいます。一方普通のお客さんにはぜひ聴こうと思うような魅力的なプロにはなっていないのです。近郊の都市のホールはそれぞれに参謀をかかえていらっしゃるはずなのに、定期を追いかけてばかりいるのです。せっかくクラシックの演奏会を企画するのだったらもっとお客さんに魅力を感じさせる企画にして欲しいです。
 知らない曲を好んで聴きに来る人などいません。逆にベートーヴェンとかモーツァルトといったらすぐにお客さんが集まるほど単純でもないのです。 例えば今回のプロは定期でやるのだったらとても良いプロです。でもこれを近郊の演奏会でやったらハッキリいってお客さんを呼ぶのは難しいでしょう。せっかくN響を呼んでいただけるのだったら、もっとお客さんにアピールする企画にして欲しいです。クラシックの演奏会は売れないと嘆く前に、だれに何を聴かせるのか工夫すべきではないでしょうか。私達も空席相手に弾きたくはありません。  


6.1

 今日の演奏会を弾いて不思議な気持ちになりました。というのは私達がN響で弾くのは仕事な訳ですから、手順がハッキリとしていないと私達としては気持ちが悪いのです。ですが今回クリヴィヌさんはそういう事にはあまり拘っていないようです。結局拘っている事が普段の私達が問題にしている事とはまるで違うのです。これこそ音楽が人間的だという事の証拠です。クリヴィヌさんの指揮はオケとして弾くという事から言うと決して弾き易くはありません。ですが独特の視点からそれぞれの曲を見ていて、それをどう消化しているかという事は別の問題としてとても面白い表現になっている事はたしかです。
 今回の演奏旅行の後の定期でクリヴィヌさんの本質が見えてくるのでしょう。どんな曲を振っていてもとにかく楽しんで音楽をする事が一番大切な事だと思っていらっしゃるようで、私達がともすれば忘れがちな事を思い出させてくれます。ですがオケとしては付き合うのが難しい指揮者である事はたしかです。
 オーケストラという大きな団体が1つの方向を目指して動くとすれば、もう少し重量感があって欲しい気はします。ですがクリヴィヌさんは軽くてrubatoが効いているものを求めているようで、オケというよりはソリストが伴奏者と合わせている時のような感じがしてきます。たしかにオーケストラでもこのような軽さがあっても良いわけで、いままでのN響のやり方とは正反対の方向を向いてはいますが、新しい視点だと思います。
 音楽をやる人の人数分だけ音楽のやり方はあるのだという事をあらためて知らされた感じで、好き嫌いの次元以上の本質的な問題を提起しているのだと思います。
 明日は浦和の埼玉会館で、あさっては原町市、1日おいて5日に久慈市での演奏会です。


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