昭義のひとりごと2007年10月分  


このページは私の日記のようなものです。私の感じること、周りで起こったことを書きます。


このページは下から上へ順番に日付が新しくなっています。前のものを読みたい方はこちらからどうぞ。

生徒さんへの重要な連絡があります。こちらです。(2007.10.25)必ずご覧下さい。

栄子先生のひとりごとはこちらです。理恵子の公式サイトはこちらです。
根津理恵子の ポーランド通信第9回がアップされました。 こちらからどうぞ!


10.31

 今日は朝から父を病院に送り、その後秋葉原のガード下の電気街でネジを買いました。今作っているSV-14LBのネジを適当に着けていったら足りなくなってしまったのです。ところが黒いネジはなくシルバーの物しかなかったので、裏面の見えない所に着けました。
 家に戻ってからいよいよ最後の段階に取り掛かりました。電圧は指定のプラスマイナス10%に収まっているので、いよいよ音出しをしてみました。ところが右チャンネルの音が波打つように出たり出なかったりするのです。あわてて主治医の大橋さんに電話したら左右の管を入れ替えてみるようにとのアドバイス、やってみたらキレイに音が出ました。ソケットが渋かったようでした。そこで今度はXLR-RCA変換プラグを使ってみたら右チャンネルがだんまり、診断を仰ぐとトランス周辺のハンダ付け不良でしょうとの事でした。基板を外してトランスの周辺のハンダ付けをやり直せば良いのですが、タイムアップになってしまいました。短い時間のうちに作らなければ、と気ばかり焦るのでつまらないミスが...........SV-14 LBは入院する事になりました。
 音が出るかをWS-350B(樽アンプ)+Entry Sのシステムの前に入れてみて試してみました。トラブルだらけでゆっくり音を楽しむ余裕がなかったのですが、SV-14の音の深さはとても印象に残りました。これなら防音室のSV-9t+kitLS3/5Aと組み合わせて楽しめそうです。

 明日からはいよいよボエームの練習が始まります。


10.30

 今日中に完成させられるかと思っていたSV-14LBですが、急に用事が出来て今晩は早く寝ないといけなくなってしまいました。したがって音出しは明日に持ち越しになってしまいました。配線は一応終わっていますが、確認作業までは行きませんでした。

 N響は明日までお休みで、11月1日からはサンティ先生の定期が始まります。最初のA定期はプッチーニのボエーム(演奏会形式)です。サンティ先生の十八番ですから今からとても楽しみです。
 1〜5日は練習、6〜7日はホールでハウプト・プローベとゲネラル・プローベ、8日は休み、9日(金)は夜7時から、1日おいて11日(日)は午後3時から本番という予定です。普通の定期2回分くらいの感じです。

 最近スリッパは夜が明ける前のまだ暗いうちに必ず私を起こしに来ます。寝ている耳元で突然「ニャ〜〜〜」と鳴いたり、人の額をチョンとつついたりして「寝てる場合じゃないよ!食べる物ちょうだい!」と言ってきます。
 そこで食べる物をあげてからまた私が寝ると、また「ニャ〜〜〜」やチョンがくるのです。最近は毎晩2〜3回起こしにきます。スリッパ!.........頼むから夜は寝かせてね!


10.29

 今日は午後からやり残したSV-14LBを作り始めました。6月の半ばには送られてきていたのですが、なかなか作る時間を見つけられなくて今日までやり残していました。今日はほぼ半分まで何とか作りました。明日には何とか音を出せるかな?という感じです。出来たら早速SV-9t+kitLS3/5Aにつないでみたいです。あとModel2もやり残しています。こちらも作れると良いのですが........?
 これでサンバレーのプリはSV-3、SV-722(Macintosh型)、SV-310に続いて4つ目です。メインはSV-501 II、SV-501 SE、SV-91B、SV-4、WS-350Bと5台あります。作り過ぎでしょうか........?


10.28

 今日楽しみでヴァイオリンを弾いている社会人の方のレッスンをしていて、こういう大人の人にもソルフェージュをしないといけない事を強く感じました。この人はとても一生懸命練習しているのですが、弾き出すとすぐに身体が硬くなってしまい、すぐに弾けなくなってしまうのです。今日試しにエチュードを歩きながら弾いてもらいました。最初は1歩ごとに1音弾きます。次に1歩ごとに2音弾きます。次に1歩ごとに4音としていくつもりだったのですが、第2段階1歩ごとに2音でも出来ないのです。音を出さないで弾く格好だけをするときちんと出来るのですが、ヴァイオリンを持つとすぐに足と弾くのがずれてしまうのです。
 そこで左手で拍子をとりながら、右手で1拍に2音を叩いてもらいました。(出来たら右と左を入れ替えます。)案の定うまく行きません。弾いていて拍子やリズムがおかしくなる場合には、必ずこのリズム叩きまで戻らないといけないです。うまく弾けない時は必ず基本に戻って、何が出来て何が出来ないのかを再確認しないといけません。
 これは私達も常に念頭に置いておかないといけません。うまく弾けない所はたいてい急ぐか力むかのどちらかが原因になっています。分かってみるとごく当たり前の事ですが、出来ないうちは当然の前提条件を満たしていないのです。こういう事はいくら人に指摘されても、本人がその問題に気付くまでは絶対に直りません。知識として分かるのではダメなのです。うまく弾けるかどうかは運動能力ももちろん大切ですが、基礎的なソルフェージュが出来ていないとその運動能力を活かせません。

 というような事を感じているうちに、真夜中になってしまいました。


10.27

 最近の我が家の流行りは近くのショッピングセンターにあるパン屋さんのフランスパンをトーストしてガーリックバターをつけるものです。家で朝食を食べられる時はこのトーストを食べています。このフランスパンはとても香りが良く、冷凍した物でもとても美味しいです。
 練習の時は途中の渋滞が怖いので、まず練習所に行ってそこで家から持ってきた朝食を食べています。

 今SV-91Bには88年物の300Bと274Bが、SV-501 SEには99年物の300Bが付いています。昨日のサンバレーの店主のひとりごとを見ると今は300Bは1セット19万もするようです。274Bとセットにすると30万とは.......91B用の88年物の300Bはスペアを1セット確保してありますが、何かあったらと心配です。91Bはシングルなので助かりますが、プッシュ・プル・アンプだったら一体いくらかかるのでしょう。管だけで60万という事になります。ドライバ段の管の事も考えるともっと高くなります。
 投機の対象になっているようでもあり、流通量は減っているそうです。いずれにしてももう生産されていない管ですから、今もっている物を大切に使っていくしかありません。
 とは言っても私にとっては持っているだけでは意味はなく、良い状態で音楽を奏でて初めて意味があります。その点については楽器も同じで、古い楽器も持っているだけでは意味がないのです。こういう物を投機の対象として買い占める事だけは是非ともやめて欲しいです。


10.26

 原油高騰で最近はガソリン代がとても高くなっています。私は普段高速はDモード(普通の変速パターン)、一般道ではDSモード(スポーツモード)で走っています。DSモードにすると発進などとても気持ちよく走れますが、その分燃費は悪くなります。この前から一般道も急ぐ必要のない時はDモードで走っています。それと同時に走行距離が上がる程に燃費もわずかに上がってきています。車が馴染んだのか、私が車の変速パターンに馴れたのか分かりませんが........

 弓が変わって最近弾き方が変わったと書きました。その弾き方がほぼ固まってから、色々な曲を弾く事によって更に弾き方が変わって行っています。これだから楽器や弓を替えて弾き方が馴染むのに何年かかかるというのも納得出来ます。最終的には本番を何回か経験して、緊張したり興奮しても弾き方が狂わないようにならないと弾き方が身に付いたとは言えないでしょう。
 この弾き方はその時の体調、気分によっても変わりますし、年齢による体力の変化も影響してきます。ですから一度良い弾き方を覚えたらそれで完成というものではないのです。いつも弾きながら自分の弾き方をよく観察して、体調や気分の変化に対応できる巾を出来るだけ大きく持っていないといけません。


10.25

 今日も朝から色々な用事があり、アッという間に夜になってしまいました。
 そんな中でレッスンで面白いというか珍しい経験をしました。とても意欲があって一生懸命練習されているのですが、人前で弾くとたいていどこかで間違えてしまうというアマチュアのヴァイオリニストです。ずっと前から自分の弾く音をよく聴けていないという事は分かっていました。ところが今日レッスンをしていてその原因がやっと分かりました。弾きながらうまく弾けなかった事を反省したりその先の難しい所を心配しているために、今自分の弾いている音を聴けていなかったのです。「頭の中で始めの2小節を歌ってみて、その速さで音をよく聴きながら弾いて!」と注文を出したら、音がしっかり出てきて音程もきちんととれているのです。起きてしまった事やこれから起こるかもしれない事をくよくよ考えるのではなく、今自分が弾いている音を大事にして弾くように宿題を出しました。
 うまく弾けない場合にその本当の原因がどこにあるかを見つけるのは大変です。生徒の場合も自分の場合も.........
 指の押さえ方が原因でまわりまわって身体が硬くなっている人もいました。気長によく観察して、どこを直せば良いのか見つけるのが教える側の仕事です。そういう時に私の今までの経験を活かさないといけません。
 弾けない原因はほとんどの場合構え方や身体の動かし方に原因がありますが、稀に弾き方に対して持っているイメージが違っている場合もあります。そのイメージの力点を変える事によって演奏が変わる場合もあります。


10.24

 今日は栄子先生の講座、10:30〜12:30の2時間ですが内容は盛りだくさん。タイムテーブルをきちんと作って、寸前までお話する内容を練っていました。どんどん内容が膨らんで行くので心配したのですが、本番はうまく時間に収まったようです。講座の後は参加者の皆さんと食事会があり、家に戻ってきたのは2時半くらいでした。
 私は今日は車で送るぐらいしか出来ませんが、帰ってきた時の笑顔を見てホッとしました。今日の講座については栄子先生のひとりごとをごらんください。

 月末には少し時間がとれそうなので、ずっと前に買ったままで作る時間のなかったSV-14LBを作ろうと思っています。離れで使うつもりですが、離れのシステムは入り口はCDプレーヤーTL 51X、プリはSV-14LBです。その後をSV-9t+kitLS3/5AにするかSV-4+LS5/9にするかをSV-14LBの音を聴いて決めようと思っています。
 問題はLS5/9を離れに持って行ってしまうと、私が聴く機会が少なくなってしまうであろう事です。


10.23

 明日の栄子先生の講座の準備で、色々なところを飛び回りました。この忙しい中を栄子先生の携帯がすぐ電池切れになるので、ドコモショップに電池を買いに行きました。ところが今の我が家の状況から機種変を奨められました。私達は2人ともいまだにmovaを使っているのですが、今替えるならサービスエリアの点でも料金プランの点でもFOMAにした方が良いそうです。これを機会に私もFOMAにしたいのですが、車のフリーハンズのアダプターとPowerbookの携帯Sync用のコードも交換しないといけません。私の525iはmovaとFOMAに対応していますが、FOMAにするならアダプターを交換しないといけません。また携帯Syncの方も奨められた2機種には対応していました。(こちらもコードは替えないといけません。)
 来月ちょうど1年点検をしてもらうので、その時にアダプターを交換して機種変をする予定です。

 最近BMWの5シリーズがマイナーチェンジしました。大きな変化は530のエンジンが変わった事とATが変わった事です。細かい部分ではiDriveに8つのプログラマブルボタンがついたり、全機種の携帯のハンズフリー機能がBluetooth対応になったりしています。ご面相も細部が変わりました。
 今の車になって2年が経ちますが、今の525iはとても気に入っているし何の不都合も感じていません。今までは2年経つと色々な所のほころびが気になったものですが、今回は前より走行距離が多いにも関わらずそういう衰えを感じません。


10.22

 今日はヤマハに行ってヴァイオリン曲のCDをたくさん買い込んでから、練習所に行きました。ヤマハ銀座店は今改装中なので、有楽町の駅前に仮店舗を構えています。コンサートの参考にするためにはいつも同じCDを聴くのではなく、何種類かの違う演奏家を聴かないといけないのです。仮店舗なので品揃えはかなり少なくなっていますが、一応すべての曲のCDが見つかりました。
 車で行く時はいつも会社線の下にある駐車場に入れていますが、時々満車で入れない事があります。今日は運良く止められました。
 練習所に着いたのは午後の練習が始まる頃の時間でしたが、どうも今日は午前中に練習は終わってしまったようでした。今回はベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲とブラームスの4番という手慣れたプロなので、それほど時間を必要としなかったのでしょう。それはともかく私は2階のライブラリに行ってボエームの譜面をコピーしてもらいました。N響はオペラはほとんど演奏しないので、DVDを見て準備しておかないといけません。パ−ト譜にして全部で54ページ(カットが7ページあります。)という大作です。
 練習所のコピー器はとても高速で、とにかく速いです。コピー器は私達に とって必需品なので、10年以上前から半分業務用のコピー器を持っています。今のは2台目で4〜5年前に入れ替えました。こういう物は日進月歩ではなく分進秒歩の世界だそうで、どんどんスピードと機能が増えていきます。我が家のコピー器には両面コピーの機能のない事が今の機会で一番不満を感じるところです。

 今日はウィークデーなのでいつも通りの渋滞で、ナビの言う通り錦糸町で下に降りて新大橋通り→昭和通りのコースを通って行きました。帰りは渋滞がなかったので半分の時間で帰れました。


10.21

 色々な用事をしていたらアッという間に夜11時になってしまいました。(ですから今日はあらためてご紹介する事はありません。)とはいっても想像以上に色々な用事をこなせ、ホッとしています。
 今日は東京駅まで2往復しましたが、日曜日で道が空いるので片道30分かからずに行けとても走りやすかったでした。明日は譜面を借りに練習所に行かなければいけないのですが、ウィークデーですからさぞかし時間がかかる事でしょう。


10.20

 最近イスに座って弾くのと運転に共通点を感じています。弾く時には楽器が鎖骨の上で安定して動かないように構える事が大事です。運転する時は身体がイスから浮かずにハンドルをどの位置へも切れる事が必要です。どちらの場合も身体に力が入らずに安定している事が大切です。その感覚を最近ふと感じたのです。この感覚を追い込んでいくと、イスとハンドルの距離は思った以上に近くなります。シートに両肩を付けたまま右手でハンドルの一番上を肘に少し余裕を持たせて持ってみて下さい。ソファーのようにシートバックを寝かせて座るとホンドルの一番上を持つと肩がシートから離れるでしょう。これを追い込んでいくとシートへの座り方が根本から変わります。
 もちろん弾く時は肩をイスにつけるわけではありませんし、運転する時と同じ姿勢をとるわけでもありません。似ているのはシートへの体重の載り方です。これは私にとってはとても有益な経験でした。
 私はうまく弾けたかどうかという事と同時に、弾く時に違和感がない事が大切だと思っています。ですから何か気になる事がある時は、それから解決するようにいつも心がけています。


10.19

 昼前に家を出て松戸三郷を通って外環経由で浦和に行きました。家の近くは混んでいましたが、市川の駅前からは順調に進み思ったより早く着けました。私がヴァイオリンの手ほどきを受けた先生が埼玉会館のすぐ近くに住んでいらっしゃったので、私には浦和はとても思い出深い街です。私が小学生の頃浦和までレッスンを受けに何回か行った事があります。(私が小さい頃は先生が市川まで出張でレッスンにいらっしゃっていました。)

 会場に着いてからお昼を食べに行って会場に戻ってきたら、ゲネプロのちょうど1時間前でした。チェロとコントラバスの若い人たちがステージ上で練習をしていました。
 ゲネプロはプロ順にペール・ギュント、ピアノ協奏曲、シベリウスの1番という順に弾きました。藤岡さんはダイナミックに曲を持っていかれるのですが、伴奏の単純な音形が拍になかなか納まらず私はとても苦労しました。でも本番は大変受けていたので、客席では不自然には聞こえないのでしょう。それにシンフォニーのフィナーレの盛り上がりはすごかったので、それが良かったのかもしれません。
 アンコールにはエルガーの夕べの歌を弾きました。この曲はお初にお目にかかった曲です。

 本番が終わって外に出たらすごい勢いで雨が降っていました。会館の地下駐車場に車を止めていたので、濡れずに帰る事が出来たのでとても助かりました。ナビは5号線で竹橋に出るように指示してきましたが、私は言うことを聞かずに三郷南(半年ほど前に出来た新しいインターです。)まで走りました。このインターは松戸と三郷の中間くらいにあるので、今まで以上に外環に乗るのは楽になりました。(常磐はもちろん東北、関越等へも都心を通らずに行けるので楽な上に高速代も安くてすみます。そういえば首都高は2008年に距離別運賃導入とか言って値上げを目論んでいます。ごく短距離だけはホンの少し値引いて、全部走ったら物凄い値段にしようというのは目に見えています。全部走って今の料金、短距離は値引くというのなら話は分かりますが...........ガソリンにかかっている税金だって根拠はいい加減この上なし!消費税UPを言うならその前にやる事は山のようにあるでしょう。というのが庶民の偽らざる心境ですね!これ以上言い出すと止まらないので、ここでやめておきます。それにしても「ふざけるなよ!」と言いたくなりますね。

 私はこの次のB定期とその後のサントリーでのN響ロマンティック・コンサートは降り番です。この間に21日(日)は理恵子が浜松でカワイの80周年記念コンサート第3弾、栄子先生が24日(水)に指導法講座です。


10.18

 午前中はシベリウスの1番を、午後からはペール・ギュント、ピアノ協奏曲の順に練習しました。今回の演奏会はグリーグの没後100年、シベリウスの没後50年を記念して前半はグリーグ、後半はシベリウスを取り上げています。藤岡さんの指揮は豪快な感じを出そうとされていました。ピアノ協奏曲も普段より豪快でした。練習の方は念入りに進んでいきました。
 この前の休み中に覚えた奏法はとても調子良くいきました。この感触を間違いなく身に付ける事が目下の急務です。

 今年は10月の初めまで猛暑だったので今まで夏物で過ごしてきましたが、秋物に入れ替えました。この前洋服を大幅に処分して片づけた時には夏物と秋冬物をハッキリ分けたのですが、そのうちに半袖と長袖が混在してしまいました。今月中には夏物をクリーニングに出して、クローゼットの中を整理しないといけません。
 衣替えと言えば松脂については昔は湿気の多い夏は粒子の細かいものを、乾燥する冬は粘っこい黒い物というように違うタイプを使っていました。でも今では一年中HillのDarkという黒い松脂を使っています。粒子の細かいものはさらっとしているのですが、音に粘り気が不足します。それでDarkを使うのですが、あまりに湿度が高すぎると粘りすぎます。でも弾き方を工夫すれば何とかなるので、今では1年中同じタイプを使うわけです。


10.17

 明日はあさっての浦和の演奏会の練習です。藤岡幸夫さん指揮で
グリーグ/ペール・ギュント組曲より
 朝の気分、アニトラの踊り、ソルヴェーグの歌
グリーグ/ピアノ協奏曲
 ピアノ:仲道郁代
シベリウス/交響曲第1番
というプロです。埼玉会館で19:00開演です。
 埼玉会館は三郷で外環に乗り外環浦和で降りるのですが、都心を抜けるのとは違って事故さえなければ時間が計算出来るので気が楽です。

 AppleからメールニュースでMacOS X Leopardが今月26日に出るという案内が来ました。今の我が家の環境ではLeopardを導入する意味があるのか疑問です。ハードにどのくらいの力が必要なのかがよく分かりませんが、IntelMacを念頭にしているのでしょうから、必要システム条件は一応満たしてはいますがG4 1.5GHz程度の我が家の環境にはいささかキツイです。このOSのバージョンアップにどこまで付き合ったら良いのか本当に悩みます。
 最近のMacはiSightを内蔵している上に新しい規格のAirMacカードを持っています。iSightが内蔵されているのでブロードバンドが使えるとテレビ電話が出来ます。私は別売のFireWireで接続するiSightを持って旅行していますが、今のBookはその必要がないのです。
 色々考えると今の環境で行くのはあと1年位が限度でしょう。


10.16

 今日は午前中に出かけた後、庭の芝刈りをしました。芝刈りと一緒にポーチュラカが終わってしまったので全部抜きました。今我が家の庭はいささか寂しい状態ですが、次にパンジーを植えるまではこの状態が続きます。刈った芝を集めたら大きなゴミ袋が7つ、台所のゴミと合わせると明日は8つのゴミ袋を出す事になります。またしばらくすると裏にある大きな木の落ち葉が離れの方を埋め尽くします。毎年の事ながら樋は詰まるし、大変です。

 今日練習していて今回の休みの最後の仕上げが出来ました。色々の曲を試しに弾いてみてもとても調子が良いです。もちろんそれだけですべてが解決するほど簡単ではありませんが、最後に楽器の鎖骨への載り方に残っていた違和感がこれでなくなりました。
 弾く上で一番難しいのが理性と感情のバランスの取り方です。何も考えずに単に感覚に任せて弾くのは、同じ間違いを何度もするでしょう。ではよく考えた方が良いのかというと、そうとも言えません。頭でっかちになってしまって、妙な事に捕われてしまいます。そこら辺の気持ちの持ち方が整理出来たのです。こういう悩みはそれぞれの人の根本に深く関わっています。他人には絶対に分からないところですから(というか他人には知られたくないところという方が正確.......とても微妙な話!)、自分で解決するしかないのです。でもそうであるからこそ解決は難しいのです。


10.15

 N響は昨日のオペラシティ、今日の長良川国際会議場と演奏会がありますが、バッハの曲ばかりなので編成がとても小さくほとんどの人は降り番です。私はその後の浦和の埼玉会館のグリーグとシベリウスの演奏会が出番です。
 今月はどういう経緯からかは知りませんが、先週がお休みという今までにないスケジュールでした。こういう時は奏法を見直す良いチャンスです。毎日N響に行っている時はなかなかそのような気持ちのゆとりが持てませんが、長期の休みだと基本に関係する部分を見直す事が出来ます。普通は夏休みくらいしかその時間が持てませんが、今年は今月がその良いチャンスです。この休みのおかげでとても大きな収穫がありました。(自分で弾くだけでなく教える事についても!)

 昨日は寝ている間にスリッパが3回も起こしに来ました。前は栄子先生を起こしに来ていたのですが、いつからか私を起こすようになりました。長〜い爪を隠しながら私のおでこをちょんと触るのです。無視していると耳元で「ニャ〜〜」と鳴きます。そしてしばらくの間私が起きるのを両足をそろえて待っています。これは何かして欲しい時にスリッパがするポーズです。
 このスリッパはよく2階の窓から外を眺めています。

 上の写真のように手(前脚)をキャットランドにかける姿はスリッパのトレードマークです。あまりにかわいいので思わず写真を撮ってしまいました。家の近くには何匹も猫がいますが、スリッパは仲間を見つけると慌ててここから降りて1階の窓辺に行きます。
 今晩もまた起こしに来るのかな..............まぁ、かわいいからいいか!


10.14

 今日は年末のミニコンサートの選曲のためにSV-4+LS5/9を聴きました。同じ曲でも弾く人が違うと雰囲気がまるで違います。その雰囲気の違いを聞き取って自分が弾いたらどうなるのかを想像するのはとても面白いです。演奏家によってその曲のどこにスポットライトを当てるかが違うのですが、それを聴くのもとても面白いです。その中で弾き方のヒントを得られる事もあります。そのためにも私はすぐそこで弾いているイメージが得られる、近い音で聴く事が多いです。特に1階のレッスン室の音は特に近い音です。
 そのコンサートの最初と最後の曲は無事決まりましたが、間に入る曲だけがまだ決まりません。明日今度はSV-91B+Devonで色々聴いてみようと思っています。

 今日は午後からアマチュアオケの定期演奏会を聴きに行きましたが、レッスンの都合で前半だけしか聴けませんでした。とてもたくさんのお客さんが入っていて、演奏もとても楽しめました。メインプロこそ聴きたかったのですが、最後まで聴けないので休憩になったところで戻りました。
 生徒さん達は皆前に書いたグッズを自分でも作っています。(誰にでも1つ400円で簡単に作れます。)今日来た生徒さんもとても楽しそうにニコニコしながら体操を楽しんでいました。きちんとこのグッズを使ってもらえれば、遊びの中でヴィブラートの手の動きを感じられます。


10.13

 この前ノイズが出たSV-4ですが、サンバレーに送って見て頂いたら「初段EF86のグリッド部分の配線で2本挿すところでハンダのひげが出ており隣の端子と接触している」のが原因だったそうです。(真空管オーディオフェアの直後の大忙しの中を診て頂いて本当に有難うございました。)最初に私が作った時に端末の処理をきちんとしなかったという事で、良い教訓になりました。そのSV-4も夕方に手元に戻ってきました。今久し振りにLS5/9の音を聴いています。
 このLS5/9は私が真空管に目覚めた頃買ったトールボーイが思ったように鳴らずに困っている時に手に入れました。このLS5/9、当時は300Bのシングルで鳴らしていました。たしかにその前のトールボーイよりははるかに良いのですが、どうしても今一つ鳴り切らなかったのです。ある時ザ・キット屋店主のひとりごとを参考にプッシュプルアンプSV-9tを試してみました。そうしたらそれまでとは違う骨格のハッキリした音が聞こえてきました。これぞRogersという感じです。反対にSV-9tでStirlingを鳴らすと、ハッキリはしているのですが少しきつく感じました。この時スピーカーによって合うアンプは違うのだという事を痛切に体験しました。
 最近サンバレーから出たkitLS3/5Aも同じ傾向を持っていて、こちらは小さい分シングルでも鳴りますが、本領はプッシュプル・アンプの方がよく出ます。同じ出力でもシングルとプッシュプルとでは鳴り方はまるで違います。
 RogersとTANNOYでは同じイギリスのスピーカーでもずいぶん違う個性を持っています。私は最初は自分にはプッシュプルは合わないと思っていました。でもこのLS5/9を相手にしてみると、単純にシングルとかプッシュプルとか言えないのだとつくづく感じました。今はLS5/9はSV-4(KT-66プッシュプル)がフルにドライブしてくれています。皆さんもお手持ちのスピーカーを芯まで鳴らしたいのだったら、ぜひ色々なタイプのアンプを試して下さい。
 アンプの影響力はオーディオシステム全体から見ると精々2〜3割位ですが、実際にアンプを替えてみると音はとても変わります。(一番影響力の大きいのはスピーカーです。スピーカーで基本的路線は決まってしまいます。後はそれをどう活かすか?です。)更に私は管をWEやGEC、Telefunkenに替えています。たしかにとても高いのでどなたにもお奨めという訳にはいきませんが、機会があったらぜひその音を皆さんにも味わって頂きたいです。コスト・パフォーマンスの評価は人によって様々ですから、ヴィンテージ物に意味を感じない方もいらっしゃるでしょう。でも私としてはぜひ一度はその違いを味わって頂きたいです。
 とは言っても一瞬ですべてが分かるほど単純ではありません。しばらくじっくりと付き合って初めて本当のところが見えてきます。本当に良い物に接すると、自分の感覚も変えないといけなくなります。そして自分がその新しい感覚に合うようになるにはかなりの時間が必要です。その点は何事についても同様で、オーディオだけでなく車もカメラも、そして楽器や弓についても同じ事が言えます。例えばデジカメもコンパクトとディジタル一眼では世界が違うのがその一例です。


10.12

 今日はカワイ80周年記念コンサートがありました。このコンサートの詳細は栄子先生のひとりごとをごらんください。(今日はアップ出来ないと思いますが、近いうちにアップされるでしょう。)
 明日は栄子先生と一緒に演奏する事になっています。家に帰ってから少し練習をしました。明日は朝が早いので今日はこれで失礼します。


10.11

 もう1本の弓Fetiqueの毛替えはもう少し先にするつもりだったのですが、今月はほとんどN響に行かないのでスケジュールを考えて急遽今日も毛替えをしてもらいました。楽器屋さんは明大前なので、電車だと都営新宿線+京王線で電車だけで1時間かかります。車だと市川から7号線→環状線内回り→4号新宿線の幡ヶ谷というコースになります。昨日も今日も江戸橋までほとんど渋滞なしに行きましたし、帰りの三宅坂の渋滞もほとんどないという幸運のために帰りもアッという間に家に着きました。
 毛替えをする時には水を使うので、初めて弾く前にはその水分をしっかり飛ばしておかないといけません。家に戻ってから2〜3時間毛を乾かしてから松脂をつけました。最初は松脂をたくさんつけて、強めに弾いて松脂がまんべんなく行き渡るようにします。しばらくしてから普通に弾きます。
 弦も弓の毛も交換してから3〜4日経たないと馴染みません。ですから本番を控えて交換するなら1週間位前に弦と毛を替えるのがお奨めです。何故本番の3〜4日前ではないのかというと、弦を交換した時に場合によっては風邪引きだったりすぐに切れる事があるからです。もしそういうトラブルがあっても1週間前ならもう1度交換しても間に合うからです。
 私は松脂はHillのDarkを使っています。これはオールシーズン使えます。Hillには粒子の細かい明るい色のものと粒子の粗いDarkの2種類の松脂がありますが、日本の気候にはDarkが合います。音色に気を使う演奏家の人たちはこれを使う人が多いです。
 ついでに言うと、弦はG〜A線はPirastroのOliveでE線はPirastroのGoldです。音色、音の張り、伸びなどビニル弦の比ではありません。私は例えばG線など16の3/4という太さのRigid[堅巻き]を使っています。もちろん他の弦もこれに合わせて太い物を使っています。この弦との相性の点で前のPeccatteの時は苦労させられました。
 ただ弦には風邪引きなどのトラブルは付き物ですから、管理と回転の良い楽器屋さんで買わないといけません。賞味期限切れのような古い弦は禁物です。もちろん錆など問題外です。


10.10

 今日は昼からHenry(アンリ)の毛替えに行ってきました。6月の半ばに手に入れてから初めての毛替えですが、やはり知らないうちに毛が劣化していました。
 毛替えをした後はまず毛を乾燥させて、そのあと松脂をたくさんつけて弾きます。毛がしっかり乾燥する前に慌てて松脂をつけてしまうと、音が湿った感じになってパリッとしません。
 楽器屋さんでは弦の話に花が咲き、ビニール弦はたしかに単価は安いですが良い音は精々2〜3週間しか持たないので良い音を維持するにはガット弦と同じくらいのお金はかかるという話になりました。それに演奏効果はガットの方がはるかにあります。問題は音程がすぐ狂う事ですが、これも糸巻きをきちんと維持すればあまり問題にはなりません。最近ではとても高価なビニール弦も出てきたそうですが、これも良い音の出る期間は短いそうであまり実用にはならないようです。
 夜になって毛替えした弓で弾いたら、思っていた以上に良い音が出てきました。弦も弓の毛も交換しないと知らないうちに音は劣化しています。そのことを充分に知っていても、交換するといつも感激します。

 今日は行きは両国までは順調にいきましたが、その先は竹橋まで渋滞しているようでナビは外回りで行くように指示してきました。今日はそれに従いました。帰りは珍しく新宿線は三宅坂で少し渋滞しているだけなので、外苑で新宿線に入りました。三宅坂の手前で少し渋滞しただけで、その先は順調に走れました。
 明日あさってと続けて出かけるのですが、今日のように順調だと良いな!


10.9

 ホームページを持っていると毎日毎日気の遠くなるほどのスパムメールが舞い込んできます。毎日500通近いメールが来ますが、意味のあるメールはほぼ20〜30通しかありません。時々間違えて大事なメールを捨ててしまう事もあります。ですから折角いただいたメールを消去してしまっている場合もあるのではないかと心配になりますが、500通近いメールを全部読む訳にはいきません。

 私が前のD.Peccatteを壊して新しい弓を手に入れてからほぼ4ヶ月が経ちました。その間に色々試行錯誤をしていき、やっと新しい弓に馴れました。それと同時に弾き方も演奏スタイルもかなり変わりました。楽器や弓が替わると無意識の反応の部分が変わるので、そこまで含めて馴染むのには何ヶ月から年単位の時間がかかります。今回一番変わったのが弓への圧力のかけ方です。楽器や弓をどんどん買い替える余裕などありませんが、色々の楽器や弓と相対する事によって出来る勉強はとても貴重です。
 楽器と弓はいつも弾いていれば必ず事故に遭うものです。その中でも弓の方が楽器より何倍も事故に遭う可能性が高いのです。ですがN響では楽器には保険がかかっていますが、圧倒的に事故の多い弓にはかかっていません。ですから弓については自分で負担して保険に入っています。この前の事故の時はその保険のおかげで息がつけました。(とは言ってもそれだけでは足らず、更に上乗せして新しい弓を買っています。楽器保険に入ってから30年近くが経ちますが、今回初めて保険金をもらいました。)
 明日は楽器屋さんに行って、新しい弓Henryの毛替えをしてもらいます。


10.8

 今日はアマチュアの社会人の方のレッスンがあり、グッズを使ったものを含めて4種類の体操をしました。弾く時に意欲が先走ってしまって関節が固まってしまう癖があるので、リズム体操などをしながらリラックスするようにしてみました。もちろん一度で直る訳はありませんし、今までと違う意識の持ち方に面食らっている状態です。でも何ヶ月か経ったら色々な曲が弾けるようになるでしょう。
 生徒さん達にやらせてみてこのグッズの使い方に色々新発見がありました。ただ上手に使えばこれほど有効なものはないと思いました。ピアノとヴァイオリンでは楽器の構え方が違うので、ピアノと同じ体操をしてもヴァイオリンには役立たないと思っていました。でもやってみたら共通に使える部分は思ったより範囲が広い事が分かりました。例えば鍵盤と指板では共通点はないように見えますが、指が鍵盤や指板をしっかり掴まえる必要がある事は同じです。また両手首の使い方は違っても手首を柔らかく動かさないといけないのは同じです。
 それに左手の構えを良くするためのグッズなのに、やってみると右手にも良い刺激があります。

 この前Powerbookのバッテリーを渋谷のApple Storeで買いましたが、その時に店の人に聞いた話から100%充電したら電源のアダプターを外して、Powerbookがスリープするまで使い切るようにしました。使い切ってスリープすると電源アダプターを挿してもすぐには復帰しませんが、いつもアダプターを挿したままにするよりはバッテリーは長持ちするでしょう。
 そのようにしてみると思った以上にPowerbookを酷使している事に気がつきました。というのは日に1回ないし2回バッテリーを使い切っているからです。本当はMacBook Proに移りたいのですが、W01Kが使えなくなるので移れないのです。Apple Storeで新しいMacBook Proで使える高速な通信カードの話を聞いても、W01Kより速い物の話はまだ出てきません。演奏旅行で日本中どこでもW01Kより高速にインターネットにアクセス出来るのでなければ移行出来ません。USBのカードリーダーが使えれば言う事ないのですが、それもあまり確実ではないようです。W01Kが新しくなってくれれば良いのですが.........

 来週はN響はしばらくお休みです。来週の月曜日15日に岐阜で演奏会がありますが、曲目はバッハですから編成はとても小さくほとんどの人はその次の19日(金)の埼玉会館の演奏会までお休みです。


10.7

 今日は初めに小さい子のレッスンがあり、昨日書いたグッズでレッスンしました。グッズだけでなく体操も一緒にやりましたが、それぞれ効き目は違いますが誰にもとても有効でした。何ヶ月かレッスンの度にこれを繰り返していかないと本当の効果は上がらないでしょうが、今日の手応えはとても良く私もうれしくなりました。
 レッスンの後例のコーヒーを飲んで15分寝るという小休止の後、クラシックコンクールの東京地区本選の審査に葛飾シンフォニーヒルズに行きました。今日は中学生の部門で30名を聴きました。コンクールは尻上がりに盛り上がっていき、審査していても全然疲れを感じずに最後まで一気に行けました。皆とても頑張っていましたが、こういうコンクールで一番決め手になるのは音が活きているかどうかです。丁寧に弾いて傷がなくても、何故この曲を弾いているのかが分からない演奏は結局埋もれてしまいます。強引に弾けば良いという意味ではありません。

 そのクラシックコンクールを終わってから家に帰る途中で、栄子先生から電話がありました。その内容は栄子先生のひとりごとに紹介されています。ごらんになって下さい。


10.6

 C定期2日目でした。ブラームスは小山さんが昨日よりゆったりとした感じに弾かれていて、私には今日の方が魅力的でした。運命も外山先生のもって行き方に馴染んできた感じで、今日の方が迫力がありました。運命というと瞬発力の勝負のようなもって行き方が多いですが、外山先生はそれとは違う世界を表現しようとされているようでした。弾く側から言うと速いテンポでごりごり行く方が楽ですが、今回のような弾き方はバランスの取り方が色々な点で難しいです。その意味で今日の方が良かったと感じたのです。
 今日は栄子先生が小山さんの大ファンの知り合いの方と一緒に客席で聴いていました。N響の演奏会をお聴きになるのは初めてとの事でしたが、とても喜んでいただけました。

 今日は連休の初日、首都高も普段とは違う混み方でした。行きは錦糸町で下に降り、帰りは箱崎まで下の道を行きました。土日は一般道の方がずっと流れが良いのです。途中で首都高を見ると渋滞でほとんど動いていませんでした。土日は車の台数が少ないのに合流のところで普段より重症の渋滞になるのです。

 実は最近栄子先生にとても面白いグッズを教えてもらいました。元々はピアノ用なのですが、ヴァイオリンにも左手の構えとヴィブラートを良くするのにとても有効に使えるのです。このグッズはどこにでもある物に少し細工をするだけですぐに出来ます。これを使って半分遊びながらうまくなる切っ掛けをつかんでくれればうれしいです。


10.5

 今日はC定期の初日でした。ブラームスのピアノ協奏曲第1番がほぼ50分、運命が30分弱というプロです。ブラームスのピアノ協奏曲というと身体の大きい男のピアニストが弾くものというイメージがありますが、小山さんはがなり立てるのではなく音を吟味して弾かれていました。ブラームスのピアノ協奏曲は単に難しいだけでなく、50分近い長さを物ともしないスタミナを必要とする大曲です。これだけ長いですが本番で弾いていて最後まで一気に持っていかれました。
 運命はゲネプロ本番と進むに従ってテンポが上がっていましたが、本番のテンポでも普通に弾かれるのよりかなりゆったりとしたテンポでした。普段はフィナーレのコーダの部分のセカンドの音形は決してきちんと弾けないのですが、今回は弾けました。

 今週は渋滞が少なく、今日もカーナビに表示されているより渋滞はかなり少なめでした。カーナビが最初言っていた到着予想時刻より15分以上早くホールに着いてしまいました。いつもこうだと有難いのですが.....

 明日はC定期2日目であると同時に、真空管オーディオフェアの初日です。毎年真空管オーディオフェアには行っているのですが、今回は残念ながら土日ともに行けません。


10.4

 今日も昨日と同様の進行でした。小山さんは昨日以上にエネルギッシュに弾かれていました。運命は外山先生は気持ちゆっくり目のテンポで、じっくり進ませるように指揮されています。特に意外だったのはフィナーレのコーダでもほとんどテンポアップしない事です。よく想像されるほどにはテンションは高くないです。今回の定期はブラームスが聞き物だと思います。

 理恵子が戻ってきてから練習はもっぱら私の部屋でするので、なかなかステレオを聴けません。もっとも理恵子は参考のために色々CDを聴いています。音出しはきちんとしているのでその点は安心ですが、自分の耳の方のトレーニングは不充分です。オーディオは演奏と同様やはり自分で意識して音を出すという作業をしないと自分の納得する音になりません。それを早くしたいという事です。
 Stirling、Devon、LS5/9の3つが主に使っているスピーカーですが、これを全部鈍らないように聴き込むのはとても大変です。その上離れにkitLS3/5Aをおいたら更に大変な事になります。よく鳴らすためには最低でも1つのスピーカーを1日30〜40分は鳴らさないといけません。4つあったら最低でも1日2時間かかるという事で、考えると気が遠くなります。特にLS系のスピーカーはたまに鳴らす位では本領を発揮してくれません。この充分に鳴らない感触は、きちんと弾いていない時の手袋をはめたような感触と同じです。残念ながら今我が家のスピーカー達はいささかナマクラになっています。


10.3

 練習というと普通はメインプロから始め、協奏曲は最後にします。ところが今回はまずブラームスのピアノ協奏曲第1番を練習し、その後メインの運命を練習しました。朝練習所に着いたらソロの小山さんが練習スタジオで弾かれていました。私が着いたのは8時半過ぎでしたから、小山さんはその前に着いていた事になります。今回2日ともブラームスから練習を始め、その後運命という順です。
 外山先生はブラームスにすごく力を入れていらっしゃって、協奏曲を2日とも練習するというのは異例な事です。小山さんは堂々たる演奏をされています。

 来週の金曜日12日19:00〜文京シビックホールで「カワイ80周年記念コンサート 華麗なる響演 次代を担うピアニストによる多彩な響き」というコンサートが開かれます。音楽ジャーナリストの上田弘子さんの監修で江尻南美、島田彩乃、高橋多佳子、根津理恵子の4人が出演します。プログラムは
1.ショパン/変奏曲(遺作) 根津理恵子&高橋多佳子(連弾)
2.ショパン/ノクターン第17番 根津理恵子
3.ドビュッシー/喜びの島 島田彩乃
4.ラフマニノフ/練習曲「音の絵」よりNo.1,2,6,9 江尻南美
5.ショパン/アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズ 高橋多佳子
    −−−− ◇ −−−−
6.ラヴェル/ラ・ヴァルス 島田彩乃&江尻南美(2台4手)
7.シューベルト/「ます」より第4&5楽章 江尻南美&島田彩乃&高橋多佳子&根津理恵子(2台8手)
というもので(曲目は当初発表されたものから一部変更になっています。)、ピアノは2005年ショパンコンクールで使われたSK-EXと1990年ショパンコンクールで使われたEXの2台です。ソロ、連弾、2台4手、2台8手と多彩な形で4人の演奏が楽しめる楽しい演奏会です。皆様ぜひご来場ください。詳細はこちらへ。


10.2

 昨日買ったHDDへのデータのコピーを昨日寝ている間にしました。データの中で一番大きいのがHDDMovieのデータです。Movie内蔵のHDDは30GBですから、一杯に撮ると撮り終えるたびにデータが30GB増えるわけです。30GBというとHDDにコピーするのに約1時間かかります。
 PowerbookのデータのバックアップはHDD1つで足りるのですが、Movieのデータのバックアップ用のもう1つのHDDに今日1日かけてデータをコピーしました。これで今までと同じ環境が作れました。
 今度のHDDは傾けるとヘッドを退避させる機能がついているので、大きなデータのコピー中に止まってしまうともう1度最初からやり直さないといけません。スリッパが横を歩いてHDDに触るとコピーは止まってしまいます。ですからビクビクしながらやっています........!

 今日Rogersを聴いていたらまた右からノイズが聞こえました。管は全部入れ替えてあるので、ノイズの原因は管ではない、という事になります。(整流管だけは交換していませんが......?)昨日はノイズもなく気持ちよく聴けたのに、残念です。


10.1

 今日から10月、もう今年も3/4が終わってしまいました。今日近くのショッピングセンターのLAOXで500GBのハードディスクを買いました。USBのHDDで500GBというものですが、動画のデータはとても大きいのですぐに一杯になりそうです。レッスンの様子をHDDMovieで撮っているので、それを入れておくHDDが欲しいのです。今までは250GBのHDDに色々なデータを入れていたのですが、もう残りが何十GBになっているのでもっと大きいものが必要になったのです。容量の7〜8割位まで入るようになったら、それ以上にデータを詰め込むのは良くないからです。勿体ないからといってギリギリまで入れるのは禁物です。
 今回買ったHDDには傾けるとセンサーが働いて、ヘッドが退避する機能がついています。このおかげで途中でコピーが終わってしまいました。安心と言えば安心ですが、200GB近いデータをコピーしている時に途中で止まってしまうとどこまでコピー出来ているのか分からないのでとても困ってしまいます。
 それにしても私がMacを始めた時のHDDは100MBでした。しばらくして500MBの外付けを買った時にはその容量の大きさに感激したものでした。今やHDDの容量はもうすぐ1TB(テラバイト)です。私がMacを始めた時の1万倍です。

 夕方にRogersのセッティングを少し変えてみました。RogersをDevonのすぐ横に来るように間隔を少し開き、スタンドを出来るだけ前にもって行きました。ちょっと聴いた感じでは音の重心が少し上がったようですが、音の切れは良くなりました。もっと聞き込んでみないといけません。

 N響はあさってからC定期の練習が始まります。外山雄三先生指揮のブラームスのピアノ協奏曲第1番(ピアノ:小山実稚恵さん)とベートーヴェンの運命というプロです。


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