ひとりごと2003年7月分  


このページは私の日記のようなものです。私の感じること、周りで起こったことを書きます。


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栄子先生のピアノ教室プロフィールひとりごとも是非ご覧下さい。


7.31

 ずっと懸案だったETCのアンテナを今日交換してもらいました。ディーラーの方では動作を確認したという話ですが、私自身は今日はETCを使うことはありませんでした。昨日練習所に行った時、インスパイアに興味のある人が運転席に座って座り心地が良いとさかんに言っていました。

 昨日は時間がなかった上に雨が振ったので花殻摘みをしなかったのですが、今日花壇を見たら花殻がすごくたくさんありました。栄子先生がお花は生徒と同じで毎日手を入れないとアッという間に悪くなると言うのがよく分かる今日の様子でした。本当は朝早く起きて涼しい間に花殻摘みをして水をやるのが一番良いのですが、朝なかなか起きられません。ずっと栄子先生がいないせいかスリッパは寂しいようで、ニャーニャーとさかんに遊んで欲しいと催促してきます。

 今日はN響はアイシンのハーモニーホールでの演奏会です。サンバレーの大橋さんはすぐ近くの刈谷から今日の演奏会を聴きに行かれるようです。(このところ大橋さんは体調不充分だったそうですが、今日は演奏会を聴きに行かれるとのことです。)大橋さんは知り合いにたくさんプレーヤーがいらっしゃる上に、演奏会をご自分からよく聴きに行かれます。ですから作られるアンプはどれも自然な音がしています。(その意味では性能は中庸だと言われるイギリスのメーカーの中には聴感上素晴らしい音を出すところがあります。でも不思議なことにマニアには評判が良くありません。)私達にとってはステレオは聴いて良い音がしなければ意味がないのです。理論的にまだ解明されていない重要なファクターがあるのではないでしょうか。(人間の耳をステレオに合わせるのではありません。出てくる音を人間の耳に合わせなければいけないのです。)


7.30

 昨日夜久し振りに聴いたCDはクライスラーの2枚でした。ウィーンフィルの人達がパーティーで色々のレコードを聴いた後、最後にクライスラーを聴いてしんみりしたという話がよく分かります。勿論SPの復刻版ですが、そのような事を全然感じさせないです。この2枚はかなり曲が重複しているのですが、同じ曲の演奏がまるで違います。それぞれに音楽を楽しんでいることがよく伝わってくるCDです。同じ人の演奏でさえこれくらい違うのですから、聴く方もその時によって色々の聴き方があって当然ですね。このとても狭い周波数帯域のCDでも聴いていると全然その事を感じません。どんな器械で聴いているかなどどうでも良いという気にさせられます。

 今日はチェロの入団のためのオーディションがありました。オーディションの時はいつも感じることですが、若い人の演奏には迫力があります。今日も聴いていて自分が入団のオーディションを受けた時のことを思い出しました。N響のそれも特にヴァイオリンはこれから7年の間にかなりの人数の人が定年を迎えます。(その中には私も入っています。)そのためにも世代交代をスムーズに進めていかないといけません。N響全体を見てもこの10年位の間にかなりメンバーが替わるでしょう。


7.29

 昼頃雨が降ってきたので今日はお花に水をやらなくても良いかと思ったのですが、中途半端な雨だったので夕方花殻摘みと水やりをしました。もう7月も末だというのに窓を開けると気持ち良い風が入ってきます。今年は一体いつ梅雨が明けるのでしょう。一人でいるのだから自由に過ごせると思っていたのに、やることが多すぎて今のところ何も出来ません。

 このところ5日間ほどステレオを聴く時間がありません。今日はこれから久し振りに聴いてみようと思っています。私にとってはステレオは音楽を聴くための道具ですから、どんな理論があろうとそれから出てくる音に説得力がなければ私には興味はありません。ましてその理論について議論をするつもりなど全然ありません。要するに聴いてプレーヤーとしての私が求める音が出てくれば良いだけです。皆さんそれぞれにご自分の趣味で良いと思うステレオを聴かれれば良いわけで、お互いにそれが同じ方向を向いていなくても一向に構わないというのが趣味の良いところでしょう。
 この休みには実は色々聴き較べをしたいのですが現状でその結果は充分想像できるので、今のまま楽しんだ方が精神安定上も良いです。この聴き較べというのは普段音楽を聴くのとは違う神経を使わされるので、私はある意味楽しくはあるのですが悩ましくもあります。私にとっては出てくる音と音楽こそが大事なのであって(演奏家が何をしようとしているかが音を通して聞き取れることが一番大切なのです。)、音響学やステレオ学(そんなものがあればの話ですが......)には興味はありません。色々本を探して読みましたが、音楽を聴く時にそういう知識が役に立ったという経験は残念ながら今までありません。ステレオについての話は全て経験論の集大成で、更に言うと例外のオンパレードです。結論は全て「やってみなければ分からない。」です。(どの雑誌を見ても最後はこれが結論になっています。「だからこそステレオは面白いとも言えますが.......」といって終わっているのです。実際聴く立場から言うとこれではたまったものではありません。)

 これから下の部屋に行って、色々なCDを楽しんできます。

 先ほどこの前のN響のヨーロッパ旅行で色々お世話をして下さった来住さんという方からメールがあり、その中に来住さんの近くの家の猫ちゃんの写真がありましたのでご紹介します。本名はロッキーというそうですが、来住さんのお宅ではミルミル(略してミル)と呼んでいらっしゃるそうです。鼻の頭の色と首の辺りの色が違いますが、スリッパにそっくりです。(ミルちゃんは鼻の頭はピンクですが、スリッパは黒、首の辺りはスリッパの方が黒の部分が多いです。)猫って皆同じポーズをするのでしょうか?今隣に同じような格好をしたスリッパがいます。


7.28

 昨日から栄子先生が家にいないので、朝から家事の嵐で大変でした。午前中に花殻摘みをしていたら、通り掛かりの方から「毎日この前を通るのを楽しみにしているのですよ。」と言われ、毎日ちゃんとお花の世話をしないといけないなと思いました。(栄子先生は毎日この上にレッスンをしているのです。まあ私もレッスンはしていますが。)

 実は夕食の時に晩酌をしたら眠くなってしまい、今までウトウトしてしまいました。(今午前2時過ぎです。)栄子先生のいない間になにをして過ごそうかなどと思っていたのですが、今日1日でもやるべきことは山のようにあることに気がつきました。慣れない家事をして気が疲れてしまいました。ステレオの聴き較べに車の走り込みなどやりたい事は山のようにあります。でも....その前に.........
 明日は(と言うか今日ですが)花殻摘みをして家の掃除をして、などと色々予定はしていますがどこまで出来ることやら.........あさってはチェロのオーディションがあるので練習所に行かなければいけないのでむしろ気が楽です。


7.27

 今日は栄子先生と入れ替わりに夜に家に帰ってきました。スリッパがニャーッと鳴いて寄って来るかと思ったら、人の顔を見たら無視して爪磨ぎを始めました。今日は10時半ののぞみで広島に行き、廿日市のホールに行きました。

 4〜5年前に来ているそうなのですが、ここのホールの写真は私の記録には残っていません。このホールはどこかのホールによく似ているのですが、ステージマネージャーの人も思い出せないという話でした。
 ガーシュインもバーンスタインもスウィングが必要な曲です。このスウィングというのは例えば8分音符の連続でも、付点でも3連でもないリズムです。ジャッドさんもこのスウィングをするように言われています。このスウィングというのはちょっと怠惰な感じあるのですが、日本人にはこの要素がもっとも欠けているかもしれません。スウィングと指示のある部分では幾分テンポが速すぎるきらいがあるように感じます。
 今回のプロはどうも1曲目のコープランドの「ビリー・ザ・キッド」はあまり受けません。3回とも1曲目が終わった時の会場の反応は「?」というようにしか感じません。ラプソディー・イン・ブルーからは極く普通の反応になるのです。今回のプロは3曲で良かったということかな?

 N響はこのあともう1シリーズ演奏会がありますが、私はこれで夏休みになります。栄子先生は外国に行ってしまったので、ひとりごとは8月の初めに戻って来てからの更新になります。色々面白い話があると思いますのでご期待下さい。今はまだ飛行機の中だと思います。


7.26

 今日は大阪のシンフォニーホールでのN響夏でした。9:53分東京発ののぞみでここ大阪に来ました。ホテルでユックリしてから会場に行きました。
 シンフォニーホールの隣には昔ホテルプラザがあり、そこに泊まると自分の部屋が楽屋代わりになるのでとても快適でした。今はホテルプラザはなくなってしまっているので、そこから少し歩いたところのホテルを常宿にしています。今日も12時半くらいにホテルに着き、軽くお昼を食べてから会場に行きました。会場までは歩いて10分ほどという距離です。
 今回の指揮者ジャッドさんは時々微妙なタイミングの時にオケを探るような感じがあり、私としてはいささか弾きにくいです。といってももう本番を経験しているので、致命傷になるようなことはありません。
 今日は午後4時からのマチネの演奏会なので、演奏会が終わってもまだ6時なので外は明るいです。夏の演奏会の時はいつも経験することですが、夜の演奏会でも開演時は外はまだ昼間のような明るさです。聞いた話では大阪も今日梅雨が明けたそうです。明日は栄子先生と入れ違いに私は家に帰ります。

 明日は10時過ぎの新幹線で広島に行きます。廿日市は前にも行っていると思うのですが、ひとりごとを始めてからの写真データの中には廿日市の会場の写真はありませんでした。今日は新幹線に乗ってすぐ寝てしまい、気がついたらもうすぐ名古屋というところで一度目が覚め、次に目を覚ましたら京都の少し前でした。新幹線の中で2時間近く寝ていたことになります。明日は広島まで1時間ちょっとの道のりです。向こうに着いてからゆっくりしようと思っています。


7.25

 今日はN響の夏の本番第1回目でした。さすがにN響という感じで、ゲネプロの時から練習の時とは響きが違っていました。今日弾いた感じからいうと1曲目のコープランドのビリー・ザ・キッドは反応があまり良くありませんでした。2曲目のラプソディ・イン・ブルーでも思ったほどの拍手ではありませんでしたが、さすがに後半になると良い反応でした。
 N響は普段よく弾く曲の場合は、棒が少々どうであってもピタッと合うのですが、今回はあまり普段弾かないアメリカ音楽であるせいか棒がちょっとハッキリしないと微妙な探り合いがおきます。今日もあれっ!というところがありました。といっても聴いていて分かるほどの不具合にはなりませんでしたが........
 あすは大阪、あさっては廿日市(広島)での演奏会です。2日ともマチネです。

 今朝は首都高がとても混んでいて、ホールに着くまでに普段よりかなり余計に時間がかかってしまいました。その上帰りも代々木から入った途端に渋滞が始まっていて江戸橋の辺りまでずーっと渋滞のようなので、外苑で早々に下に降りて錦糸町からまた入り直しました。700円を2度払ったということです.......もったいない。それにしても雨の五十日というのは本当に最悪です。帰りなど夜9時頃3ヶ所くらいで事故があったようです。
 それにしても今回のホンダのPremium Clubというのはすごい機能を持っています。今までカーナビのボタンで検索していた情報を音声操作で走りながら検索できるのです。例えば「交通情報」と言うと、センターから目的地方向への交通情報をダウンロードして、そのまま待っているとその情報をナビが読み上げてくれるのです。(スピーカーがたくさんあるので、ラジオが鳴っている中で他のスピーカーから情報が読み上げられるという具合です。)それに今までのVICS情報とは違って県境をまたぐ場合でもセンターで最短のコースを教えてくれるというものです。(このPremium Clubというサービスは新車の購入時にディーラーに申し込んで車自体を登録すると受けられものです。更にこれにはQQコールという緊急時のケアをしてくれるサービスがついています。これだけでもPremium Clubに入る意味があるというものです。また多機能携帯と同じで使い方が頭に入るのには時間がかかります。ハンドル周りのスイッチの配置はまだ身体には入っていません。とにかくハンドルの左側には9ヶ、右側には6ヶのボタンがあるのですから。)


7.24

 今日も明日からのN響夏の練習でした。昨日と同様ウェストサイド、パリのアメリカ人、ビリー・ザ・キッドとやり、最後にラプソディー・イン・ブルーを練習しました。ピアノ・ソロはナイダ・コールさんです。ラプソディー・イン・ブルーというのはオケが活躍するところとソロの活躍するところが交互に出てくるので、今日の練習ではソロを割愛して練習しました。(ですからコールさんがどのようなピアノを弾かれるのか今日の段階では何ともいえません。)普段ほとんど弾かないジャンルの曲ばかり集めた明日の演奏会はどうなるのでしょうか?今回のような曲を弾く時、馬鹿騒ぎにならないように張り切り過ぎないことが大切です。今日の練習でもジャッドさんが音量をセーブしているところは音が整理されていました。
  明日は前半最後のホールでの演奏会です。明日家に帰ったらあさってからの演奏旅行の準備をしないといけません。といっても演奏会は2回ですが1泊するだけですから、準備は10分もあれば出来てしまいます。その後のアイシンと四日市の演奏会は私は降り番です。

 今日帰りに給油して燃費を見たらディーラーで車を動かさないで修理している時のガソリンの消費を入れて7.8km出ていました。これは普通に走っているときの前の車の燃費と同じです。多分実際に走行している分については9km位は出ていると思われます。それにレギュラーガソリンですからガソリン代は2〜3割は少なくて済みます。


7.23

 今日はラプソディ・イン・ブルー以外の3曲を練習しました。最初にウェストサイド、次にパリのアメリカ人、最後にビリー・ザ・キッドという順で練習しました。ウェストサイドは時々弾く曲ですが、指揮者によってかなり雰囲気が違います。最初に全曲通して、それから少しずつ練習していきました。注文はとても多いのですが、その割には要領良く練習は進んで行きます。その印象は後の2曲目でも同じです。4曲ともアメリカ音楽というのは弾いていても今一つ焦点が合わない感じで、こういう曲はプロの中の1曲ないし2曲で良いという感じです。
 こういう曲ではセカンドなど表に出ることはほとんどないのですが、譜面自体はかなり弾きにくく難しいです。リズムが単純ではないこともその大きな原因になっています。その分聴いて面白いのですが.............

 新しい車になって唯一具合の悪かったETCですが、昨日修理してもらって今日は行き帰りともにちゃんと動作しました。今日は帰りに両国ジャンクションから市川インターまでクルーズコントロールを使ってみました。最初に希望のスピードに設定して走っていくと、遅い前走車がいるとそれに合わせて自分の車のスピードが遅くなり、その車がいなくなると最初に設定した速度まで戻るということの連続です。またレーンキープアシストの助けもあって、よほどキツイカーブでない限り自分でハンドルを切らなくてもちゃんと曲がっていきます。この楽さ加減を味わうと、無気になって飛ばす気になどなりません。(クルーズコントロールはブレーキを踏めばすぐ解除されます。その後RESUMEスイッチを押すと前に設定した速度まで復帰します。)また走っている時に急に前走車に近づくと、ディスプレーにオレンジ色でBRAKEの文字が点灯します。(普通の感覚だとそれ以上近づくことは出来ません。ですから自動でブレーキを踏まれることはまだ経験ありません。それを頻繁に経験するようだったら、その人はよほど強引な運転をする人です。)
 更にこの車はとても燃費が良いです。オペラシティへの行き帰りはリッター10km以上出ていますし、そのあと2度ディーラーで修理をしてもらった時にエンジンをかけっぱなしにしているにも関わらず、今でもリッター7.7kmを表示していますから、普通に走っている状態の前の車と同じ燃費です。それにレギュラー仕様ですから、それだけでもガソリン代はかなり浮きます。
 一番気に入っているのは乗り心地の良さです。今までの車でも充分乗り心地は良かったのですが、今度の車ははるかに乗り心地が良い上にはるかに静かです。(ラジオを点けていてもその音量が前よりずっと小さいのです。)前の車はセーバー25V、今の車は新型のインスパイアです。


7.22

 今朝から具合の悪いETCの様子を見てもらいましたが、症状は出なかったようです。今まで6ヶ所のETCのゲートを通ったのですが、ちゃんと読んだのは1ヶ所だけだったのです。明日練習所に行く時に様子を見てみようと思っています。
 また行きつけのタイア屋さんに行ってタイアを見てもらったら、フランス製のミシュランのPrimacyだとのことでした。(前の車にもこのタイア屋さんでPrimacyの1インチ小さいサイズを付けてもらっていました。)

 昨日おとといのイケるジャンに出られた二胡のマさんの弾き方は良い参考になりました。無理をしないで楽に弾くということの大切さは印象的です。明日からは今年のN響の夏の練習が始まります。
 プロは
1.コープランド:バレエ組曲「ビリー・ザ・キッド」
2.ガーシュイン:ラプソディ・イン・ブルー
3.バーンスタイン:「ウェストサイド物語」〜シンフォニック・ダンス
4.ガーシュイン:パリのアメリカ人
というもので、ピアノソロはナイダ・コールさんです。25日にホールで、26日に大阪のシンフォニー・ホールで、27日に広島の廿日市市文化ホールで演奏会があります。


7.21

 今日は大宮のソニックシティ・ホールでのイケるジャン・クラシックでした。今日の演奏会は基本的には昨日と同様の進行でした。今回のテーマは「Fantasy Express」というもので、指揮者(Conductor)が車掌(Conductor)になってお客様を「Fantasy Express」で色々なところにご案内するという企画です。今回の演奏会はお客様に東儀さんのファンがとても多く、昨日も今日も前列に座っていらっしゃる女性達は東儀さんが登場されるとウットリした顔でステージを見上げています。
 私自身は個人的には二胡のソロのマさんの弾いている時の表情がとても印象的でした。
 私は次のN響夏のシリーズが終わると夏休みです。25日にNHKホールで、26日に大阪のシンフォニー・ホールで、27日には広島県廿日市市でという3回のシリーズです。

 今日の会場の大宮ソニックシティは、JR京浜東北線の大宮駅前にあります。ここの演奏会の時は今まで面白いことがたくさん起こっています。私にとって一番印象的だったのは、その昔Powerbook2400が発表された直後にここでの演奏会があったのですが、ホルンのYさんがゲネプロの後駅前の電気屋さんに行って2400を買い込んできたことです。私はその時既に2400を注文してあり入荷待ちの状態だったのですが、フラッと店に行ったYさんに先を越されたのはかなりショックでした。
 今日は近くに住むハープの早川さんと一緒に車で行きました。まだ私が自分の車のことをちゃんと呑み込めていないのですが、車自体の乗り心地はとても良かったです。車体の剛性が上がっているので、路面のでこぼこを直接に受けることが少なくなっています。今度の車の純正のナビは8インチの大きさがあり、後付けのサードパーティーのナビより表示面積は大きいです。またこのナビは音声操作で携帯に登録した相手に発信することも簡単にできます。(今までは運転中には登録した3つの相手にしか発信できませんでした。今度の車は走行中に音声操作で携帯に登録されている相手に発信できるようになりました。)またこの車はハイオクではなくレギュラーガソリン仕様である上に、流しの状態になると3気筒運転になるので(高速で100km以上で巡航している状態でもECOのグリーンのランプがついています。その全てが3気筒運転ではないにしても、ECOランプはリッター10km以上になった時に点くものですから燃費が良い事は確かです。その上6気筒運転と3気筒運転の境目はまるで感じられません。)、燃費は今までの2500の車よりかなり良いです。出費は最低でも今までの2割減になりそうです。


7.20

 今日は昨日納車になった車で初めてN響に行きました。今までの車もなかなか気に入っていたのですが、今回は遥かに良くなっていました。首都高を流して走る程度ではほとんどがECO運転になっていて、オペラシティまでのドライブもいつもより遥かに疲れないでアッという間に着きました。ハイオクを必要としない今回のエンジンはとても性能が良く、とても爽快です。それに運転中に3気筒運転に移行するので燃費が良いです。今日の行きは平均燃費11kmでした。
 まだ車にちゃんと慣れていないので、運転していても「あれっ、どうすれば良いのだろう?」と思うことばかりです。基本的な車の走行性能はとても素晴らしいです。

 今日のイケるジャン・クラシックは第3回目です。今日のコンサートは私服で良いとの事ですが、皆それぞれに工夫を凝らした衣装を着ていました。私は生成りのジャケットに黒のシャツとスラックスという格好でした。コンサートは金管によるデュカスのペリのファンファーレで始まりました。前半の最後に天山牧羊女という曲を弾きましたが、そのソロのマ・シャオフィさんのゲネプロの時のアンコールの練習の様子です。マさんはとにかくいつもニコニコと楽しそうに弾かれるのですが、聴いていてもとても楽しいです。後半最初は東儀さんが笙と篳篥を弾かれ、盛大な拍手を浴びていました。
 今日の演奏会はNHKが収録していたので、近いうちに放送されると思います。明日は大宮のソニック・シティでの演奏会です。

 ひとりごとを書いていたらスリッパが机に乗ってきて人の前でこの写真の様な格好で座っています。

 猫が人にお尻を向けているというのは気を許している証拠です。今オイストラフの小品集を聴いているのですが、この音が聞こえたらスリッパが寄ってきて、毛繕いをして欲しいと催促しています。


7.19

 今日の練習は2人の指揮者のそれぞれの個性が垣間見えてなかなか面白かったです。岩村さんの方が私達の前で指揮をした経験が多いので余裕がある感じですが、齊藤さんはその分意欲充分という感じです。二胡のマ・シャオフィさんの弾く天山牧羊女は聴いてはとても楽しめる曲だと思いますが、テンポがかなり速くて弾きにくい音形の曲です。明日は私服でステージに上る私達にとっては悩ましい演奏会です。ほんと、明日何を着たら良いのでしょう?

 昨日のサンバレーの大橋さんのひとりごとに、油絵とパステルの差という題がついていました。これは昔私が学生の頃先生によく言われたセリフと同じ題目だったのでとても面白かったです。日本人の音はお茶漬けの音、言ってみればパステルの音です。向こうの人特にユダヤ人の音は油絵の音です。弓の動かし方がお茶漬けのようにサラサラしているのではいけないというのです。こういう抽象的な話をすると適当に自分に都合の良いように解釈される恐れが大です。音楽は音色だけで成り立っているわけではないのでリズム感テンポ感、解釈がしっかりしていないといくら油絵のような音でもそれだけではダメなのですが......でもこの言葉はある意味神髄をついているのでご紹介します。

 今日帰りに今度の車の納車をしてもらいました。今度の車のマニュアルは普通の説明書のほかに、カーナビについての説明書が同じくらいの分量があります。レッスンが終わってからハンズフリーの設定をやってみたのですが、今一つ呑み込めていない所があります。現状では登録されていないので、ナビの機能のうち魅力的なところを体験することはまだ出来ません。今月の末頃までには設定を送ってもらえるようなので、それから色々な機能を試してみようと思っています。


7.18

 明日からはイケるジャンクラシックVol.3です。アシスタント・コンダクターの岩村さんと齊藤さんの2人が指揮されます。明日練習で、あさってはオペラシティで、21日は大宮のソニック・シティで本番です。ステージ衣装は自由という気楽なコンサートで、普段の演奏会とはまるで違う気楽なコンサートはクラシック界の底辺を拡げようという試みです。
 プログラムはデュカスのペリのファンファーレ、ワグナーのワルキューレの騎行、チャイコフスキーの眠りの森の美女のワルツ、R.コルサコフのシェへラザードのカレンダー王子の物語(第2曲)、曹元徳の天山牧羊女、東儀秀樹の星空に包まれてとI am with you、久石讓のとなりのトトロの主題歌、J.ウィリアムスのハリーポッターと賢者の石のハリーの不思議な世界、ストラヴィンスキーの火の鳥の子守歌と終曲です。

 昨日今日と明日車を替えるための準備をしています。練習には今の車で行きますが、帰りにディーラーに寄って車を受け取ります。本番には新車で行けます。トランクの中には信じられないほどの不要な荷物が入っていました。今まではETCやリモコンエンジンスターター、セキュリティなどが全部後付けで配線が表に出ていましたが、今回はそれも全てオプションでつけているので醜い配線は見えないです。色々な機能が満載ですから、それに慣れるまでにはしばらく時間がかかるでしょう。

 これを書いているとスリッパがすぐ隣にやって来て、頭を撫でて欲しいと甘えてきます。最近スリッパはまるで喋っているような鳴き方で、色々催促するようになっています。スリッパは最近人間の言葉が分かるような反応をします。(「待っててね!」と言うとそのまま待っていたりするのです。)スリッパの相手をしていると不愉快なことがあったことも忘れられます。スリッパは最近爪が伸びてきたので、手頃な物があるとあたり構わずに爪磨ぎを始めます。この前はデュラン版のラロのスペイン交響曲の譜面で爪を研がれてしまいました。こんなことをしても何でも許せてしまうほどかわいい子です。


7.17

 さすがに2日間で1000kmを一人で運転したのはやり過ぎでした。今日は目が覚めたのは10時半過ぎでした。起きてもしばらく身体がシャキッとしない状態でした。今度の大阪広島の旅行は行きが新幹線、帰りは飛行機なので今回に較べれば天国のような落差です。

 これから落ち着いてステレオを通して音楽を聴くことが出来ます。自分が練習するのと同じかもしかするとそれ以上の練習になるのがこの音楽を聴くことです。私達にとっては感性と技術が両輪になって進んで行くものですが、これを支えるのがイマジネーションです。このイマジネーションは人の演奏を聴くことから起こることがとても多いのです。CDを聴いたり、他の人が練習しているのを聴くことがヒントになる場合もたくさんあります。そのためにステレオが私にとってはとても大きな意味があるのです。
 私がその意味で今一番共感を覚えるメーカーがサンバレーです。音に対するイメージが私ととてもよく似ているのです。メールのやり取りや直接お会いしてのお話を通してその事を強く感じます。(周波数特性なんて二の次で一番大切なのは帯域における音の密度が揃っていることで、要は高域から低域までみっちりとシームレスに繋がっている音こそが大切。その上で帯域の広い狭いが初めて検討されるべきであるというご意見で、音より音楽が大事だということなのです。)
 日本では大体アンプメーカーの人は本番の演奏会を聴きに来ません。忙しくて聴きに行く暇が無いという理由で。生の音を聴くのが一番のヒントなのにです。イギリスのメーカーなどは設計者が音楽ファンだというケースがほとんどだそうで、日本との違いは覆いがたいものがあります。

 私にとってもう1人ステレオの指南役をして下さっていた方が、今年の6月末で現役を退かれてしまいました。今私が持っているステレオの中核はこの人を通して手に入れたものです。MERIDIANのCDプレーヤー、LINN SONDEKのレコードプレーヤー、スピーカーではTANNOYのDevonとStirlingとRogersのLS5/9、MYRYADのMCD500というCDプレーヤーなどです。時の流れとは言え、とても残念です。

 今これを書きながら理恵子のピアノを聴いていますが、ちょっと違う音楽を聴きたいので下の部屋に行ってしばらく楽しもうと思っています。


7.16

 今日は長岡市立劇場の演奏会でした。私は今日仙台から長岡に磐越道経由で行きました。途中対面通行のところがあるので、4時間かかりました。磐越道で覆面に捕まった人がいたそうです。長距離トラックの飲酒の検問でもした方が遥かに世のためだと思うのですが..........?

 今日の会場長岡市立劇場は今まで何回も来ているところです。今日の会場は客席のグリーンが印象的なホールです。もっとも本番の時はお客さんが座っているので、グリーンは見えないのですが.........前に夏の演奏旅行で来た時は、花火大会と重なって大渋滞した覚えがあります。長岡の花火大会は会場のすぐ近くで行われます。
 このところ若い弦楽器奏者が続けて登場していますが、皆とても将来が楽しみです。今回の神尾さんも日を追うに連れて余裕が出てきています。人によって好みは色々あるでしょうが、皆頑張っています。今回の指揮者ヴィットさんは独特の指揮をされる方で、今まで似たような人を見たことがありません。

 本番が終わってから途中で夕食を食べながら帰ったので、家に着いたのは0:40位でした。これで今の車での旅行も無事終わりました。それにしても今回2日間でほぼ1000km走ったら、さすがに疲れました。今日より昨日仙台まで行く方がしんどかったです。


7.15

 今日は久し振りに仙台の宮城県民会館での演奏会でした。今朝10時半頃家を出て、仙台まで来ました。途中郡山を過ぎたところでお昼を食べました。といっても一人で仙台まで運転して演奏するのはやはりいささかきつかったです。今日1日でほぼ400km位運転しています。明日は1日で600km弱運転するわけで、一人で運転するのの限界に近いとは思いますが、明日はそれほど時間に追われているわけではないのでのんびり行きます。
 今日の印象は昨日とほぼ同じですが、ソリストは若いので1日ごとに逞しくなって行く印象です。演奏家にとっては本番こそが命なのだということを確認させられました。今日の演奏会では1曲目のエグモントが終わったところでブラヴォーが来てしまいましたが、お客様が喜んでいらっしゃる様子がよく伝わってきてとてもうれしかったです。明日は長岡の演奏会です。仙台から長岡は東北道に乗って郡山で磐越道に乗り換え、新潟から長岡に行くという道筋です。4時間もあれば長岡に着くと思います。

 私達の年代になると皆本番後は適当にお腹を満たして早々に寝るというパターンになっています。自分の事を考えても30代の時は本番が終わってから飲みに行っても、次の日にはほとんど影響がなかったものです。でも時とともに段々無理は利かなくなっています。

 実は今日仙台のホテルに着いた時に栄子先生から携帯でメールが入ってきて、栄子先生の胃カメラの結果を知らせてくれました。栄子先生よりは私の方がポリープが出来ているわけで身体に気をつけるべきなのですが...........?私は極楽トンボというべきなのか......?
 私は演奏旅行になるといつもさっさと寝てしまうのです。明日目が覚めてからゆっくり風呂に入るといういつものパターンです。


7.14

 今日は横浜みなとみらいでの演奏会でした。今回のメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲のソリストは神尾真由子さんです。普通はさらっと行くところでも大家の風格で歌っていくところは将来が楽しみな存在です。ヴィットさんはゲネプロの時は割と速めのテンポでどんどん行っていましたが、本番になったら用心しながらという感じがありました。今日のアンコールはシューベルトのロザムンデの間奏曲でした。テーマはともかく、間に入るエピソードはとても速いテンポで、このような弾き方は初めて経験しました。

 昼頃交通情報を見たら江戸橋までかなり混んでいるようだったので、初めから9号線の千鳥町から首都高に入りました。こちらは流れは順調で行きも帰りもほぼ1時間弱で着きました。メンバーの中には今日仙台まで行ってしまう人もいるようです。


7.13

 アントニ・ヴィットさんというポーランド国立の指揮者が振られています。運命については指揮者持参の譜面で弾いていますが、その譜面にはNARODOWA(国立)の文字の印が押されています。奇をてらったところのない極く当たり前の指揮をされる方ですが、もっと名前が出ても不思議ではないというのが実感です。運命、アンコール、エグモント、メンコンという順に練習しました。(アンコールについては当日のお楽しみですから曲名は伏せておきます。)

 練習のあとN響の年に1回の定例の組合大会があり、そのあとOBを含めての懇親会が行われました。今日はとても多くのOBがいらっしゃって、とてもにぎやかな懇親会でした。先輩のUさんはご自分が卒業してからN響のすごさを身をもって知ったということで、私達現役にその有難さを分かるように力説されていました。今年の懇親会は例年になく早めに終わり、7時半頃にお開きとなりました。

 それから私は家に帰ったのですが、家に帰ったら長谷川先生が栄子先生の生徒達をレッスンされていました。私は直接お話はしませんでしたが、スリッパに会いたいなと言われていたそうです。今週の末には私の車が変わることになっています。長谷川先生がご自分のホームページで注目されていた車になるのです。実は今度の仙台長岡の旅行までに車が来ると丁度良い慣らし運転になるので良かったのですが、残念ながらそれには間に合いませんでした。

 明日は午前中に近くの歯科医(とても有名な名医でいらっしゃるそうです。)に行ってから、みなとみらいに行き会場練習と本番というスケジュールです。あさっては今の車での最後の遠出という事で、仙台長岡に行ってきます。(これだけでほぼ1000kmになるので、慣らし運転には持ってこいだったのです。)


7.12

 明日からいよいよ夏の演奏旅行が始まります。あさって横浜みなとみらいで、15日は仙台の宮城県民会館、16日は長岡の市立劇場です。仙台の演奏会は久し振りですが、仙台に限らず東北の演奏会が最近はとても少ないです。前は郡山、福島、仙台、盛岡、青森、秋田、山形というような演奏旅行がよくありましたが、最近は東北はどこか1ヶ所で単発というケースがほとんどです。最近は西高東低です。
 その昔地方にたくさん出来たホールは今はどうなっているのでしょう?器は出来てもそこで開かれるべき演奏会が満足に継続できるはずがないので、最初からこれをどうやって維持するのだろうかと心配だったのですが、この経済状況ではそのホールそのものが足を引っ張る存在になっているはずです。今色々なところに「何でこんな良い響きのホールがこんな所にあるの?」というところはたくさんあります。でもその会場でも公演をとることが出来ないので、会場のピアノが泣いているというようなケースはよく聞く話です。
 その事をよく表す現象が我々がそういうホールに行った時に起こります。それはそういう立派な会館の食堂での出来事なのですが、普段はほとんどお客さんが来ないのでノンビリ営業している食堂(レストランというべき?)が、N響公演になると我々楽員が食べに行く上にお客さんが早々といらっしゃると大混雑になるのです。特にフレンチ・レストランみたいな格好をしている所ほどこういう混雑が多いのです。


7.11

 今朝はあまり天気が良くなかったのに、昼過ぎには日が照って暑いくらいになりました。その時に珍しく車のトランクの掃除を始めました。あまりに暑いので花壇の花がダウンしているように見えたので、暑い中水まきをしました。ところがしばらくしたら雨が振ってきてわざわざ水まきをする必要もなかったことになりました。 夕方出かけたのですがその時はかなり雨が降っていました。

 このところ練習をしていて強く感じるのは、自分の敵は自分だということです。演奏する時はだれしも自分の表現したいことが出来るように頑張るものですが、この頑張るということが余計な力が入る最大の原因なのです。大家と言われる人はだれしも自然体で弾けていますが、これがとても難しいことなのです。単に力を抜くと音が出てこないで説得力のない演奏になります。だからといってちょっとでも意識過剰になると無駄な力が入ってしまい、全曲を通しての連続性がなくなってしまうのです。この力のバランスはとても微妙で、実際に楽器を持って構えた時にいつも同じ状態で構えられるわけではありません。どうやっていつも同じように構えるかが大切なのですが、毎日同じ心理状態ではいられないので、どうやっていつもの自分の姿に早くなれるかが問題なのです。


7.10

 今日も突然の用事で午後いっぱいかかってしまい、市川市内を走り回りました。役所仕事の融通の利かなさに嫌気の差す一日でした。今日はたまたまレッスンが1人もなかったので救われました。

 N響はこれから夏の季節に入ります。1つには昨日の演奏会から燕尾服ではなく、黒服になりました。(8月一杯まで黒服です。)もう1つは演奏旅行が始まります。今年は短いものが多く、7月はこの次が横浜みなとみらい、仙台、長岡、次が「イケるジャンクラシック」でオペラシティと大宮ソニックシティ、その次が「N響夏」でNHKホール、大阪シンフォニー・ホール、廿日市、その後がアイシンのハーモニー・ホール、四日市というスケジュールです。
 最近の不況のせいもあり演奏旅行も2〜3ヶ所だけというケースが多くなっています。

 今久し振りにアッカルドの弾くバッハの無伴奏を聴いています。私のレッスン室のステレオのプリとメインを交換してからあまり落ち着いて聴けない日が続いていましたが、今日はジックリ聴いています。前にも書いたようにプリはサンバレーのSV-722Macintosh型、メインも同じサンバレーのSV-501SEです。(この組み合わせにたどり着く迄にプリは5種類〔プリを使わないという選択肢まで入れると6種類です。〕、メインは7種類くらい取り替えて聴き込んでいます。)同じCDでもプリとメインを変えると印象はかなり違います。(私の部屋ではメインの影響力の方が大きいように感じます。でもどちらも私にとって欠くことの出来ないものです。)同じアンプでも音量の設定で印象は違います。
 前に時間が出来たら自分の持っている色々なアンプを比較試聴しようと書きましたが、今の状態で聴いているうちに結果はもう見えてしまいました。
 前にCREEKのプリで聞いていた時はアッカルドのバッハはあまりニュアンスが浮かび上がらなかったのであまり好きではなかったのですが、今のアンプで聴くとなかなか名演です。次はミルシュタインとシェリングのバッハの無伴奏の1番を聴きました。ミルシュタインは全体をまとめて聞かせるという弾き方、シェリングは全体の統一性と同時に細かいところにまで気を配った弾き方です。従ってミルシュタインは速め、シェリングは遅めのテンポです。それぞれの持ち味の中に良さがあるの同時に、失われるものがあるのも確かです。それにどちらかに決めなければいけないというものでもないでしょう。最後にエネスコを聴いてみました。遅めのテンポでジックリ聞かせるというアプローチで、聴いて面白いですが参考というわけには........?誰が良いかはそれぞれの人の好みですが、私にとっては誰が最良かを決めることが問題ではないので、そういう観点では聴いていません。


7.9

 今日はMusic Tomorrowの本番でした。オペラシティについて朝食を食べてからホールに行こうとしたら、車寄せのところで丁度指揮者バーメルトさんが車から降りられるところでした。私がバーメルトさんを控室までご案内することになり、色々お話をしました。どのくらい日本にいらっしゃるのですかとお聞きしたら、3週間いたけれど明日日本を発つとおっしゃっていました。バーメルトさんは「あなた方のオーケストラはとても素晴らしいです。」ととてもうれしそうな顔をされておっしゃいました。何年か前にオペラシティに来たことがあるとのことでした。ステージ階に上がって事務局の方に控室まで連れていってもらいました。
 バーメルトさんは2000年のMusic Tomorrowも指揮されています。今日の本番も開演の時は空席が目立ちました。それに客席の反応も今一つです。Music Tomorrowはもっともっとワクワクするような催しでなければいけないと思わせられました。今年の曲はどれも割と単純な形の中で表現しようという感じが強く、例年Music Tomorrowを弾くと何でこんな記譜をするのだろうと思わせられるのですが今年はそういう抵抗感はありませんでした。面白かったのはターネイジのScreaming Three Popesの中にすごく日本的な盆踊りを思わせる部分があったことです。
 私が一番共感を感じたのは新実さんのヴァイオリン協奏曲でした。ただ単にヴァイオリン協奏曲だったからかもしれませんが.......?


7.8

 今日はターネイジ、湯浅、権代、新実さんという順で練習しました。普通新作というととてもマトモに弾けないような音計ばかりが連なっているのですが、今回の曲は権代さんの曲はわかりませんがそれ以外の3曲はほとんどの音形がちゃんと弾けます。その点では今回の曲はどれもマトモに感じます。
 明日の演奏会は権代さんの曲の配置が他の曲とかなり違うので、休憩後権代さんの曲の後また10〜15分のセット替えがあります。明日は久し振りにオペラシティでの演奏会です。(20日(日)にはイケるジャンクラシックがここであるので、1週間したらまたここに来ます。)

 今日権代さんの曲を練習している間にOS Xで起動してみたのですが、OS9とはアプリケーションのあり場所が違うし設定のやり方が違うので、AirMacへの接続するのに手間どってしまいました。といってもOS Xも8月にはOS10.3(Panther)が出るし、CPUもG5の時代になってきたようです。そろそろOS Xへの本格的移行を考えないといけないようです。実際にPantherが出て色々な問題がある程度クリアできたら、いよいよ移行しようかな.........
 私がOS Xへの移行を渋っているのは、プリンター(OKIの2030N)のドライバーがちゃんとOS Xに対応することとMIDI関連がちゃんと動作することの保証がないからです。OSとしてはOS9よりOS Xの方が安定しているのは間違いない事実です。 早くドライバーが正式にXに対応してくれるのを待つだけです。

 このところ雑用が多くてほとんどステレオを聴く暇がありません。


7.7

 今日の練習は珍しく11:00からでした。ターネイジ以外の湯浅、権代、新実のお3方の曲を練習しました。昨日は新実さんのヴァイオリン協奏曲は練習しなかったので、午後いっぱい新実さんの曲をやりました。私はThree Screaming Popesは今一つよく分かりませんでした。新実さんの曲はソロが竹澤さんということもあり、面白く聴けました。ただ場所によってはオケの方が厚いので、ソロの動きが聞き取りにくいのではと思うところがありました。

 今日家に帰ってAirMacを触っていたら新しいソフトがあるというソフトウェア・アップデートのメッセージが出たので何気なくOKを押したら、それが問題の始まりでした。新しいバージョンのAirMacになったと思ったら、今までの設定がずれてしまいEthernet上のポストスクリプトプリンターが見えなくなってしまったのです。そのうちにインターネットにまで接続出来なくなってしまいまいた。
 AirMacをリセットして設定し直したら無事元に戻りましたが、思いの外時間がかかってしまい今日はこれで失礼します。栄子先生もこの余波を受けて今日のひとりごとの更新は諦めてしまいました。


7.6

 今日はMusic Tomorrowの練習でした。ターネイジのThree Screaming Popes、湯浅さんの内触覚的宇宙第5番、権代さんの愛の儀式の3曲を練習しました。(私は権代さんの曲は曲降りです。)湯浅さんの曲は今まで弾いた曲とはまるで違う感じの曲で、最初に通して弾いた後湯浅さんがこの曲の意図するところをかなり長い間説明されました。日本語が分からないバーメルトさんがいつ終わるのだろうというような顔で、湯浅さんの説明を見ている様子が印象的でした。権代さんの曲は舞台上の配置が他の曲と違うので、練習の時も本番も楽員は邪魔にならないように外に出ることになっています。バーメルトさんというとこのような現代曲を得意とされているというイメージがあるのですが、手堅く手際よく練習を進められています。

 その後急に用事が出来てしまい、楽しみにしていた習志野フィルには結局行けませんでした。昨日のゲネプロの様子を見ると普段の練習とは違って皆さんとても張り切っていたので、本番も乗りの良い演奏になったことでしょう。
  アマチュアオーケストラ活動の先駆者でいらっしゃった市川交響楽団協会の理事長村上正治さんが、今年4月25日に亡くなられました。市響では今月20日に村上先生追悼の第301回「交響楽の午後」を開きます。指揮は早川正昭先生、プログラムは先生自作のマリンバ協奏曲(マリンバ:高橋美智子)とマーラーの交響曲第5番です。

 栄子先生は今日PTNAの審査のために岐阜に行きました。日帰りも出来るのですが慌ただしいので、今日は岐阜に泊まってきます。明日は多分その感想を書くと思います。ご期待下さい。以前は理恵子も栄子先生も旅行というと大きなカバンを持ち歩いていたのですが、皆旅行慣れしてきて小さいカバンで済ませるようになりました。私もこの前のロシア・ヨーロッパ旅行の時小さいカバンで行こうと思ったのですが、機内持ち込みするカバンの選択を間違えたため結局中はすき間だらけの大きなカバンを持って行きました。理恵子はこの前のポーランド行きの時はその教訓を活かして身軽に行きました。その立役者が3ウェイに使えるキャスター付きの軽いカバンです。私は今は国内の演奏旅行ならこのカバンで済ませています。(飛行機に乗った時に機内持ち込み出来ることが条件です。)
 最近は前のように1週間とか2週間とかの長い演奏旅行がほとんどないし、楽器と衣装を団に預けているので持って行くのは着替えプラスアルファくらいで充分なのです。今月の演奏旅行はどちらも1泊するだけなのでこのカバンで充分です。8月の旅行は珍しく10日間と長いですが、宿泊地を上手く考えれば連泊できるし夏なので着替えも少なくて済みます。


7.5

 今日は夕方から習志野文化ホールで習志野フィルのゲネプロを聴きに行きました。

 

 最初は真ん中の通路のすぐ後ろのところで聴いていたのですが、もっと後ろの方が場所が高いせいか音はよく来ていました。今回の3曲の中ではチャイコフスキーの4番が一番まとまって聞こえました。指揮の新田さんがかなり速めのテンポで振られているのですが、あまり乱れることなく弾けていました。ただフォルティッシモになると張り切り過ぎの感があり、響きが押し付けられていたのが残念でした。この3曲の中では特に「エン・サガ」が難曲だと思います。指揮者にとってもオケにとっても。明日の本番を是非聴いてみたいのですが、明日はMusic Tomorrowの練習なので聴くことが出来ません。時間に余裕があれば本番後の打ち上げパーティーに行こうと思っています。(何も用事が入らなければ良いのですが。)

 栄子先生は明日1泊でPTNAの審査に出かけるので、今その準備をしています。今年は色々なことが重なって、我が家は3人とも別の方向を向いて活動しています。(理恵子は今月末の渡米に備えて毎日練習に励んでいます。)
 我が家には長男がいるので、1人(匹?)に出来ないので必ず誰かが家にいるようにはしています。夜になって誰もいないと寂しがるのです。この前も名古屋から帰ったら玄関まで降りてきて「にゃーーっ!」と頭をすり付けてきました。(普段は回りに人がいると「スリッパ」と声をかけても知らん顔をして無視します。今日も家に帰ったら台所の窓のところにいたので、「スリッパ!」と呼んだのですが無視されました。)


7.4

 今日も来客と自分の用事で一段落ついたらもう夕方でした。それから自分の練習をしたらもう夜になってしまいました。今から考えると学生時代はとても自由になる時間があったのに、その時は全然その有難みが分かっていなくて随分時間の無駄遣いをしてしまいました。若い時には練習していても自分の姿をちゃんと振り返っていませんでした。ですから今から考えると力み過ぎてしまっていました。今になってもっと早くこうすれば良かったという反省はたくさんありますが、何も気がつかないで同じことを繰り返しているよりは遥かに良いかなと思っています。
 練習する時に力まないで自然に弾いてみることの大切さを身にしみて感じる今日この頃です。

 私は明日までN響は休みですが、明日は習志野フィルの定期演奏会のゲネプロがあります。あさっての本番がN響の練習と重なってしまうので、弦分奏をやった効果が出ていることを祈りながら明日のゲネプロを聴こうと思っています。お近くの方は是非6日(日)の14:00から習志野文化ホール(JR津田沼駅前)での第63回定期演奏会(入場料1000円)を聴きにいらして下さい。指揮は新田ユリさんです。シベリウスの交響詩「エン・サガ」と組曲「カレリア」、チャイコフスキーの交響曲第4番というプロです。

 このところレッスン室でサンバレーのプリSV-722とメインSV-501SEという組み合わせでずっと色々なCDを聴いているのですが、他の組み合わせと比較するまでもなくこの組み合わせで行く事にしました。細かいことを言えばどのアンプにも注文はあります。でもこの組み合わせで聴くと何故か音楽に集中できるのです。(結婚相手を探すのと同じで、音楽上の伴侶である楽器とステレオは少々傷があっても惚れ込めるところがあればそれで良いのです。私にとっては楽器もステレオも比較して計算づくで選ぶものではありません。)
 2階のリビングはプリがQUADの66とメインがSV-501i、スピーカーはTANNOYのDevonです。1階のピアノのレッスン室はエレキットのTU-873とJordanのEntrySです。防音室に今まで使っていたCREEKのプリとヒノの300Bのメインアンプを持って行こうと思っています。(この部屋のシステムを組み直さないといけないかもしれません。)理恵子の部屋にはTU-870とEntrySがおいてあります。(理恵子が寝る前にCDを聴くためのシステムです。)こうやってみるとどの部屋ででも音楽は楽しめるのです。それぞれに注文はありますがどの組み合わせでも不都合なく演奏を楽しめます。強いて言えばリビングのメインをどうするかです。まあジックリ聴き込んで結論を出そうと思っています。


7.3

 今日は5月の末から入院していた母の退院日でした。家に帰ってからの諸注意を担当の先生にいただき、ほぼ1ヶ月ぶりに帰宅した母はとてもうれしそうでした。また心細そうだった父もうれしそうです。今回の定期は降り番ですが、私のポリペクトミーと母の退院と病気に関する事で全然降り番という気がしないうちに終わってしまいました。
 私は今朝から普通に食事できますし、今日から風呂に入っても良いです。昔なら大手術なので患部が出血しないように充分気をつけないといけないのです。

 今日久し振りに理恵子の練習を聴いていたら、たった半月の間に随分弾き方が変わっていました。無理をしないで極く自然に音を出せるようになっています。ポーランドでエヴァ先生にとても有益なレッスンを受けたと昨日帰りの車の中で言っていたのがよく分かる変わり方です。私自身はこのような経験がないので、我が子のことながらとても羨ましく思いました。若い方は是非このような経験を積んで、新しい自分の可能性を見つけて下さい。
 ポーランドの曲というと日本ではショパン、シマノフスキー、ウィニアフスキー位しか知られていませんが、理恵子が持って帰ったCDには日本ではほとんど知られていない作曲家の面白い曲がたくさん入っています。日本では有名でない物は仮に良い物でも全然評価されません。人が良いというとそれに付いて行き、自分では判断しない(出来ない?)というのはとても寂しいです。ですから日本ではナンバー2やナンバー3は全然注目されないのです。(これは前に書いたオーディオの世界と同じ音楽界の問題の1つです。)
 ポーランドでは一般道でも100km以上で走るのが常識のようで、タクシーもバスも乗っていてとても恐いそうです。成田からの帰り、日本はとてもお行儀の良い走り方だとしみじみ言っていました。演奏会に連れて行ってもらうのも車に乗らないといけないのですが、なんとも恐いそうです。

 N響は今日明日のA定期で今シーズンの定期は全て終わります。グリンカの「ルスランとリュドミラ」序曲、チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番(ソロはジョン・キムラ・パーカー)、プロコフィエフの組曲「ロメオとジュリエット」(バーメルト版)です。ロメオとジュリエットはデュトワ先生で録音したものとはかなり違う抜粋のようです。来週はMusic Tomorrowです。その後は横浜、仙台、長岡という演奏旅行です。この演奏旅行は今の車での最後の旅行になります。


7.2

 今日理恵子がポーランドから戻って来ました。とても有益な勉強が出来たようで、満足した表情で帰ってきたのには安心しました。新しい目標をいくつか与えられたようで、こなすべき曲数はとても多いようです。日本の音大に較べてこなすべき課題が圧倒的に多く、このような状況で勉強したら遥かにレパートリーがたくさん出来るでしょう。こういう環境で2年勉強したらさぞかし成長するでしょう。
 ポーランドというとヴァイオリン曲ではWieniawsky、Szymanowskyが有名です。日本では手に入らない譜面を見つけたら買って欲しいと頼んでいたのですが、今回はそういう機会に恵まれなかったそうです。日本に戻ってくる時に持ってきてくれることを楽しみにしています。

 今日は栄子先生と成田まで行ったのですが、まだ食事制限があるのでお腹に力が入りません。今日久し振りに運転したのですが、こんな感じだったかなというのが実感です。夕食から徐々に普段の食事戻れるので、明日になれば元気になるでしょう。お腹を掃除したのと同じことになるので、時々大腸の検診を受けるのは良いのかもしれません。


7.1

 実は4月のヨーロッパ旅行の直前の1年に1回の定例の内視鏡検査の時に6mmほどのポリープが見つかり、海外旅行に行くのだったら後で取ると言われました。昔なら大手術のところを通院で出来るのですが、術後の経過をちゃんと見るためには旅行出張は1週間から10日はダメなのです。今日無事ポリープも取れてまず良性でしょうとのこと、一安心です。また来年今ごろに術後に安静にできる時期を狙ってまた見てもらいます。
 大腸の内視鏡検査をするようになったきっかけは、今から3年前の正月NHKの健保で便の潜血の検査があり、それが陽性に出たことに発します。NHKの健保で専門の病院を紹介してもらい内視鏡で調べてもらったら、なんと4〜5つポリープが見つかり、一番大きいものはなんと21mmもありました。内視鏡で切除する手術では1回7mmしか切れないとのことで、結局都合4回に分けて取りました。それから定期的に見てもらっているわけです。
 12時に病院に行って、午後2時には帰路につきました。話に聞くとこの病院の先生はこの分野の大御所だそうで、内視鏡検査は苦しいという話がまるでウソのような巧さです。もっともこれから1週間はアルコールを飲んではいけないことは勿論、色々な制限があります。
 今はお腹は空いているのですが、飴玉をなめて空腹を癒しています。夕食はお粥1杯だけ食べられます。あさってからは普通に食事できます。

 このようなわけで身体を休めないといけないのでステレオを聴く機会が多くなっています。今は私のレッスン室のステレオはメインアンプをこの前作ったSV-501SEにして色々なCDを聴いています。私の聴き方というのは考えてみると、音の音色、密度、スピードが揃っていることを大事にしているようです。それと同じくらい大切なのは1つの音の中でのニュアンスの違いが出るかどうかです。この事は普通のステレオファンの方はほとんど問題にされていませんが、演奏家はある音を弾く時に始めから終わりまで同じ大きさ同じ音色で弾くことは絶対にありません。音楽はフレーズごとに聴いている人に近づくか遠ざかるかのどちらかの方向性をもっています。その中で一音ごとに音には方向性(近寄るか遠ざかるか?)があるのです。これがちゃんと聞き取れるステレオが音楽的なのですが、この点について私は真空管アンプには一日の長があると感じています。
  勿論スピーカーにもプレーヤーにもそれが表現出来ているものと出来ていないものがあります。割合から言えばアンプの影響力は小さいでしょう。それにCDプレーヤーはソリッドステートだということも事実です。でも他を同じに固定しておいてアンプを石から管にすると、急にホッと出来るのも確かです。私にとってオーディオは音楽を聴くための道具なのであって、主役は音楽なのです。音を聴くための道具ではありません!オーディオはそういうものではないと言われても、私も音楽に携わっている以上音楽の聴き方を変える気はありません。
 今日は安静になどと言われるとどうしても一生懸命音楽を聴くので、こういう事が気になって仕方ないのでした。


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