昭義のひとりごと2011年2月分  


このページは私の日記のようなものです。私の感じること、周りで起こったことを書きます。

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2.28

 今日鹿児島から帰ってきましたが、10℃も気温が違うので春から冬に戻った感じです。
 朝外を見たら昨日以上に桜島は雲に隠されていて、頂上は完全に雲の中でした。九州の中を移動している時は荷物を適当にカバンに詰めていたのですが、そのままでは機内持ち込みのサイズに収まらない状態でした。カバンに納まらない荷物を宅急便で送ろうかと思ったのですが、カバンの中身を全部出してきちんと畳んでみたら見事に機内持ち込みのサイズに収まりました。やはりきちんと整理しないといけないですね。

 3時過ぎに最寄りの駅で降りたら、ミゾレ交じりの雨が降っていました。九州にいる時はコートさえいらないような気候だったのに、戻ってきたらマフラーが必要な温度です。体調管理が大変です。
 家に戻ってレッスンをしてから、また巣鴨に用事で出かけましたが、さすがにいささか疲れました。久し振りにMy Carに乗りましたが、いつも通りの手応えと乗り心地にホッとしました。明日は午前中に練習所に楽器と衣装を取りに行き、午後はまたレッスンがあります。まる1週間家を空けたのでしかたありません。

 サンバレーに入院したプリSV-722とメインSV-501ですが、どうもプリのフラットアンプ部に問題があるようでした。症状は突然左チャンネルだけが大きな音になるのですが、電源を切ると元に戻ってしまうので再現性がないのです。しばらく入院していてやっと今日症状が出たそうで、これから原因を調べていただかないといけません。


2.27

 昨日頑張ったおかげで、今日は昼過ぎまでゆっくりしました。部屋からは桜島が正面に見えます。

 こちらに灰は来ていませんが、ちょっとした風向きで様子はガラッと変わるでしょう。1時過ぎに鹿児島県文化センター(宝山ホール)に行きました。前に来た時にもご紹介しているので、今日は会場の様子だけにしておきます。

 ここ鹿児島は私がとてもお世話になったその昔のステージマネジャー&楽譜係のF垣さんの故郷です。前回も今回もF垣さんはN響の演奏会を聴きにいらっしゃいました。その昔この方を定期の後お宅の近くまで乗せて行き、それから我孫子の我が家によく帰ったものでした。私はこの方に譜面の製本し方を教えていただきました。この頃は両面コピーができなかった頃ですから、片面コピーを貼り合わせるという一手間が余計にかかっていました。今日もF垣さんを楽屋にお連れして、年配の方達にお引き合わせしました。
 今回の演奏旅行も無事終わりました。


2.26

 朝駅に行ったら思いの外にたくさんのN響の人に会いました。昨日は皆思い思いの1日を過ごしたようでした。大分から宮崎は特急でも3時間、距離にして下道でほぼ200km、レンタカーはやはり無理ですね。特急列車は走っている時は時速90〜100kmでしたから、それでも3時間かかるのですからマチネの今日大分から車というのは無理です。新燃岳の噴火が気になったのですが、今は小康状態のようで特に変わった事はありませんでした。

 今日は今までとは違う並びで、最初は一番後ろで指揮者がほとんど見えない場所でした。でもステージ係の方に並び替えていただいて、段の上の指揮者が見える場所に移りました。おかげで本番も落ち着いて弾けました。
 今日はプロコフィエフのヴァイオリン協奏曲の後のアンコールが、拍手が止まってしまい空振りに終わりました。1曲目のアイヴス、2曲目のプロコともに静かに終わるので、盛り上がらずに終わってしまいました。プログラミングの難しさを教える出来事でした。

 終演後私は鹿児島に移動しました。移動だけで5時間以上なのでとても疲れましたが、明日は移動がないので頑張りました。ホテルに着いたのが9時半過ぎだったので、ホテルの食堂は全てClosed、フロントで教えてもらった近くの焼き鳥の店「信玄」に行きました。あまり期待していなかったのですが、これが大正解、焼き鳥のセットにビールと焼酎で2000円の上に、とても丁寧に調理されていて今回の旅行で一番の食事になりました。私がこの先鹿児島に来る事は多分ないと思いますが、また来る時には是非また行きたいお店です。とはいっても明日はお休みのようなので、明日は他の店を探さないといけません。

 駅からのタクシーの運転手さんに聞いたら、新燃岳以上に桜島の噴火が大変のようです。今泊まっている部屋の正面に桜島が見えるのですが、大事にならない事を祈るのみです。


2.25

 今日は旅行日、というか演奏会のないフリーの1日でした。私はできるだけ連泊するという方針の元、今日は大分にいました。普段は観光などしない私ですが、1日時間があるとロクな事をしないので、昼から車を借りて、日本1長い大吊橋と湯布院に行ってきました。
 今回はプリウスでしたが、最後まで馴染めませんでした。ナビやディスプレーが見にくい上に、路面の凸凹をこんなに拾うとは思いませんでした。

 最初に九重の全長390mの”夢”大吊橋に行きました。

 横で見ている時は感じなかったのですが、橋の中央辺りに来ると渓谷沿いにとても強い横風が吹いてきます。その橋の中央から見る景色はなかなかのものでした。

 写真では迫力を感じませんが、実際に見ると遠景の山と滝がとてもキレイに見えました。ゆっくり景色を見てから、湯布院に向かいました。湯布院のインターを出るとすぐ道の駅があり、そこで色々情報を見て、そこから3km程の金鱗湖に行きました。風のない寒い冬の朝に霧が立ちこめる幻想的な湖だそうですが、行ったのが午後3時ですから、霧は拝めませんでした。

 吊橋の時も金鱗湖の時もたくさんの人がいましたが、日本語ではない言葉を喋る人が半分位でした。九州もこういう観光者をたくさん受け入れて活性化を図ろうとしているようですが、それなりの成果は挙げているようです。
 結局4時半位にレンタカーを返して、それから大分駅前を散歩して、早い夕食を食べました。今日はとても良いリフレッシュができました。今日こそ早く寝て明日からの移動に備えないといけません。

 明日は10時に大分を発って、宮崎までほぼ3時間、本番を終えてから鹿児島まで2時間という今回の演奏旅行で最もきつい移動です。でも明日鹿児島に行ってしまえば、あさっては移動なしです。鹿児島は食事はいささか不便なのですが、朝部屋から良い景色を見たいので、海沿いのホテルを取りました。


2.24

 実は24日、本番の後飲みに行って部屋に戻って家に電話したら、そのまま寝込んでしまいました。これは25日の朝書いています。

 熊本→大分はレンタカーでの移動にしたのですが、ほとんど片側一車線で遅〜いトラックにブロックされるので、しっかり時間がかかってしまいました。

 会場はオアシスタワーの中にあるiichikoグランシアタです。前半の2曲は会場も「?」という感じでしたが、ブラームスの1番はさすがにとても受けていました。ポゴストキーナさんは今日もイザイの無伴奏ソナタ第4番のフィナーレをアンコールに弾かれていました。オーケストラの方のアンコールはブラームスのハンガリア舞曲第2番です。

 今日は旅行日、明日あさっての宮崎鹿児島を残すのみとなりました。今日は大分に連泊して、明日宮崎入りします。


2.23

 いよいよ演奏旅行が本格的にスタートしました。今日は熊本まで移動して、演奏会です。10時過ぎに特急に乗り、鳥栖で乗り換えて熊本には1時前に着きました。ホテルに着いたら部屋に入れてもらえたので、お昼を食べてからしばらく昼寝をして会場に行きました。今日の会場は熊本県立劇場です。今回私は繁華街のホテルに泊まっていますが、駅前のホテルに泊まっている人がほとんどのようで、ホテルでは誰にも会いませんでした。

 演奏の印象は昨日と同じです。ソロのポゴストキーナさんは昨日はイザイの無伴奏ソナタ第4番の第1楽章を、今日は第3楽章をアンコールに弾かれました。今までブラームスの第1楽章の繰り返しをしていたのですが、今日からは繰り返しなしで行く事になりました。弾いた感じから言うと繰り返しなしの方がはるかに曲想に合っていると思います。

 本番の後、ホテルの近くの店で軽く飲みました。せっかく熊本に来たので、おまかせで馬刺しの色々の部位を食べました。それから球磨焼酎を飲みました。東京では麦やイモ焼酎が多いですが、今日飲んだ米の球磨焼酎はとても美味しかったでした。やはりその土地の酒と肴を頂くのが一番美味しいです。それもお湯割ではなく、ロックで飲むのが香りが飛ばず、最高でした。
 明日は麦焼酎の本場大分に行きます。そちらではどう感じるのか、今から楽しみです。


2.22

 今日は今回のシリーズの最初の公演地佐世保での演奏会でした。今日の会場アルカスさせぼは私は初めて来たような気がします。

 佐世保の駅のすぐ近くにある複合施設アルカスの外観です。 

 とても独特なキャラクターを持ったノットさんの本領が発揮された演奏会でした。私にはどうも指揮者の気配が伝わってこないので、とても弾きにくくて困っています。

 終演後先輩が「食べログ」で見つけた店に行ったのですが、これが大外れ、ネットの情報は玉石混交、という事を身をもって体験しました。いよいよ明日から移動して本番の演奏旅行が始まります。明日は馬刺しの本場熊本です。


2.21

 今日は佐世保への旅行日です。今回は今までとは違って、新宿線の一之江まで行って、そこから羽田までバスに乗りました。前に羽田からの帰りにバスに乗ってとても良い具合だったので、今回は行きにも使ってみました。羽田には定刻の30分前に着きましたが、これ位が一番具合が良いです。
 14:00のJAL便で長崎空港に飛び、そこからバスで佐世保に行きました。長崎空港の辺りはとてものどかで、仕事の事を忘れてしまいそうでした。今日はこれから夕食を食べにいきます。明日は佐世保駅前のアルカスSASEBOで17:30〜Sitz Probe(会場練習)、19:00〜本番です。今回は佐世保に2泊、熊本1泊、大分と鹿児島にそれぞれ2泊と、できるだけ連泊するようにしました。今日はホテルが部屋をアップグレードしてくれて、角部屋のツインにいるのでとても居心地が良いです。
 夕食を食べに外に出たら、ホテルに着いた時とは違ってとても冷え込んでいました。旅先で店に入るとよくN響の人に会いますが、今回もチェロの人たちが先客でいました。東京の相場から見ると3割安くらいの感じで、とても美味しかったでした。最初に目を付けたお店は満員で入れなかったので、明日終演後に予約を入れました。明日が楽しみです。


2.20

 今日は池袋の芸術劇場での都民フェスティバルでした。ノットさんはアイヴスとプロコフィエフの間をほぼattaccaで進めたいとの事で、アイヴスが終わった後袖に戻られないでプロコフィエフに移りました。作曲の背景も時代も地域も違うこの2曲をattaccaで弾かないといけないのか.........?本番の時にはソリストが2楽章の始めで弦を切ってしまいました。すぐに袖に戻られて、弦を張り替えてもう一度2楽章を始めから弾きました。余裕たっぷりで弾かれるその姿は素晴らしかったです。後半のブラームスの1番も自由に弾かせたいようですが、棒はあまり分かりよくは見えませんでした。

 行きは日曜日にしては珍しく事故がなく、あっという間に芸術劇場に着いてしまいました。いつも土日がこうだとうれしいのですが、なかなかそうはいきません。明日は九州に向けて旅立ちます。14:00のJAL便で長崎に飛んで、バスで佐世保に向かいます。これから荷物を作らないといけません。

 スピーカーのセッティングに手を入れたいし、プリとメインも作りたいし、奏法の再確認もしたいし、教材も作り直したいし、やりたい事は山のようにありますが、全ては九州から戻ってからにします。今の心配は宮崎と鹿児島の間の新燃岳の状況です。鹿児島空港が閉鎖されたりすると、28日に戻ってこられなくなりますが、自然が相手なのでどうしようもありません。


2.19

 ジョナサン・ノットさん指揮の九州旅行の練習の1日でした。最初にブラームスの1番を4,1,2,3楽章の順に練習し、その後アンコール、アイヴス、プロコフィエフの順にほぼ時間一杯練習しました。明日は池袋の芸術劇場で演奏会です。
 今回は基本的に列車で移動しようと思っています。熊本→大分は私たちに合う時間には2両編成の直行の特急が1本しかないですし、宮崎→鹿児島は宮崎の終演後移動したいのですが、列車は18:59発しかありません。そこでこの2ヶ所はレンタカーを借りても良いかな?と思っています。ただ大分→宮崎だけは時間がかかりそうなので車は使いたくありません。

 練習が終わってからは理恵子がシャネルのピグマリオン・デイズのソワレ(16:00開演)に出演するので、銀座のシャネルに行きました。今回は先輩のチェリストとショパンの序奏と華麗なポロネーズとベートーヴェンのチェロソナタ第3番を共演しました。

 昨日屋根裏のスピーカーの位置を変えたのを受けて、1階の新しいレッスン室のLS5/9を置く位置に手を入れてみたいのですが、九州から戻ってくるまでは手が出せません。3月になったらLS5/9のセッティングとSV-6、SV-9t SEの製作に取り掛かろうと思っています。3月は5日6日のオーチャード+結城のシリーズの後は、月末までフリーです。
 LS5/9のセッティングをどうしたいのかというと、スピーカーの間隔を少し開けて、少し後ろに下げたいのです。大橋さん流のセッティングも良いと思うのですが、私はしばらく聴いていると、いつも間隔を少し開けて後ろに下げています。この音の方が私は落ち着きます。私はお客さんのように音源から距離をとって聴くよりは、ステージ上などでもっと間近に聴くケースが圧倒的に多いので、そういう音の方が馴染んでいるのです。


2.18

 今日無事に定例行事も終わりました。隔離された作業場を得て、実質的にも気持ちの点でも他のところに影響を与えないので、とても能率が上がりました。明日は池袋の芸術劇場+九州の演奏旅行の練習です。
 アイヴス/答えのない質問
 プロコフィエフ/ヴァイオリン協奏曲(ヴァイオリン:アリーナ・ポゴストキーナ)
 ブラームス/交響曲第1番
というプロで、ジョナサン・ノットさん指揮です。そしてその後3月5日(土)オーチャード定期+6日(日)結城市民文化センターというシリーズがあります。こちらはアレクサンダー・リープライヒさん指揮
 ベートーヴェン/「エグモント」序曲
 シベリウス/ヴァイオリン協奏曲(ヴァイオリン:ヴィルデ・フラング)
 ブラームス/交響曲第4番
というプロです。その後3月12日〜23日までN響は北米公演(ワシントン、モントリオール、パーチェス、ニューヨークの4ヶ所)に出かけます。

 今日合間を見て、屋根裏のAutograph miniを板2枚分後ろに下げました。後ろの壁の助けを借りて、低音が少したっぷり聞こえます。もう少し様子を見て、更に微調整をします。まあもともと樽プリ+mini91Bでドライブするつもりなので、入院しているSV722とSV501 SEが戻ってきたら、そちら(樽プリ+mini91B)で音決めします。ある時とても良いバランスになったと思っても、時間が経つと最初の感激が消えてしまう事があります。たった1点のポイントを決めるのに何年もかかる事があります。途中で投げ出したくなる事もありますが、本当にシックリくる前に「これで良い!」と思ったら、そこで進歩は終わりだと自分に言い聞かせています。演奏もオーディオも同じです。
 特に最近強く感じるのが、思い込みの弊害です。大した根拠もなくいつもやっている事が、悪の元凶だったりします。基本に関わる事こそちょっとした狂いが大問題を引き起こします。今回の模様替えは色々な新しい視点を私に与えてくれました。とても面倒くさかったのですが、今となると大感謝です。


2.16

 今年は例年よりはるかに能率が上がり、予想したより早く作業は進みました。その作業の時に仮のシステム、アドバンスのPAR-1+樽アンプでAutograph miniを鳴らしています。ずっと鳴らしていなかったPAR-1を突然引っ張り出してきているのですから、馴染むにはしばらくかかるでしょう。樽アンプWS-350Bもしばらく音を出していなかったので、まだ渋いです。でもこの樽アンプ、Autograph miniをとてもよくドライブしています。でもまだまろやかな音は出てきません。またボリュームを少し上げ気味にした方が音は活きてきます。前段も含めて管を挿し替えると、違う面が聴けるかもしれません。今あるアンプでしかたなく組んだプリとメインですから、プリを選べばもっとよく鳴るでしょう。でもこの組み合わせを通して、色々な曲の新しい面を発見している事も事実です。ビーム管のメリハリはなかなかのものですね。これはヴァリエーションとして是非持っておきたいです。口径の小さいAutograph miniはDevonやStirlingとは違う傾向のメインアンプが良いのかもしれません。
 現状ではスッと前に出る音は魅力ですが、低域をもっと引っ張り出して、もう少しまろやかに鳴らしたいところです。
 来週は九州への演奏旅行があるので、管を挿し替えたりセッティングをいじる余裕がありません。戻ってきたら、SV-9tとSV-6が待っています。でも作りかけのまま出しておけるスペースができたので、やりかけでも簡単にキリが付けられるのでとても気が楽です。そして能率も上がります。


2.14

 今年は早めに確定申告を済ませたいので、昨日からその準備を始めました。今までは領収証などの山をリビングやレッスン室に置いておけなかったので、アンプ作りと同様にとても気が重かったのです。でも去年暮からの模様替えで屋根裏にそれを拡げておいても、そこに行かない限り普段の生活にもレッスンにも影響しなくなりました。早くこうしておけば良かったなぁ〜〜

 この作業をする時に音楽を聴きたいのですが、リビングのSV-722とSV-501 SEが入院したので、屋根裏の樽プリとmini91Bを下に持って行きました。そこで今家にあるアンプの中からずっと前に作ったアドバンスのプリPAR-1と樽アンプに急遽登場願いました。ケーブルテレビのラインからFMを受けられなくなってしまったので、FMチューナーが宙に浮いていたのですが、屋根裏だと東京のNHKはランプが2つ、千葉のNHKはランプが3つ点きます。我が家では千葉の方が電波は強いのですが、音色は東京の方がはるかに良いので、東京の方に合わせる事が多いです。

 先週の金曜日は前評判に反して、雪の影響は全然ありませんでした。でも今日は今(15日の午前零時)の時点で外はご覧の通りです。

 水気のとても多い雪なので、温度が上がればすぐ溶けるでしょう。でも今の時点で既に中央線は運転休止だそうです。明朝はどうなっているのでしょう、心配です。
 先ほど屋根裏に行って天窓を見たら、雪がのって窓全体が白く見えていました。窓を開けてみたら2〜3 cmの厚さの雪がのっていました。


2.12

 昨日は朝からみぞれが降り、この先どうなるのだろうかと思ったのですが、差し当たり車でホールに行きました。ゲネプロが終わってから外に出たらかなりの降りではありましたが、水気の多いみぞれなので道路には積もっていませんでした。本番が終わって、外に出たら雪の影響はほとんどありませんでした。

 昨日今日と本番は素晴らしいできでした。これだけ聴衆を引きつけられる演奏は滅多にあるものではありません。これだけのオーラを持っている指揮者は最近滅多にお目にかかれません。その意味で今回の定期は聴かれた方は久し振りに良い経験だったでしょう。とても大編成なのですが、それを頼みの絶叫型の演奏ではなく、とても音量をよくコントロールされていました。心配していた緩徐楽章は本番の時もよく分からないままでしたが、問題は表には出ないでなんとなく通り過ぎました。

 昨日は本番のあと急遽羽田に行く事になり、家に戻って生原酒を飲んだら、そのまま朝まで寝込んでしまいました。そのため昨日のひとりごとはパスしてしまいました。すみません。

 この前の車検を終えてしばらくしてから、エンジンの掛かりが悪くなったりiDriveのモニターが暗くなったりしていました。特に朝寒いうちに車を動かすと、iDriveが暗いのがとても気になっていました。今日帰りにディーラーに行って症状を説明したら、バッテリーを交換する事になりました。バッテリーを交換してもらったら、iDriveが明るくなりエンジンの回転も緻密になった感じです。今の車はバッテリーが弱ると、不要なところから電気を供給するのをやめて行くそうです。まず最初に時計にそれが現れるそうで、色々な設定がエンジンをかけた時にリセットされるようになるとバッテリーは寿命だそうです。まだそういう症状は出ていませんが、明らかにエンジンの掛かりなどは悪くなっていました。アクセルを踏んだ時の車の反応も明らかに良くなりました。これでしばらくは気持ち良く乗れそうです。


2.10

 いささか不安要素はありますが、無事練習も終わりました。今日の練習の中できちんと合わなかったので、振り方について細かく説明して下さりました。それはとても有り難いのですが、弾いている時にふっと見たのでは振り方が分からないという事の裏返しです。ですから本番で何かあった時に、人によって受け取り方が違ってズレる心配があるのです。この心配があるのがゆっくりした4楽章と6楽章です。そのためにも明日のゲネプロは大事です。
 今日から明日にかけて東京でも雪が積もるそうです。明日は休日なのでもし雪が積もるようだったら、電車で行く事にします。

 前にDevonのコーン紙に穴が空いていた時と同様、今回のスピーカーのネジの緩みはショックでした。当然の経年変化ですから、起きてなんの不思議もないのですが、自分の身に起きてみると驚きです。ターミナルの洗浄とか、このネジの緩みの確認など当然の事なのに案外見過ごされています。そういうところに手を入れないで、ステレオの音をうんぬんしても意味がないですね。
 8日に書いたようにStirlingの低域が妙に膨らんだ時に、スピーカー関係の接続を全部やり直しました。その時にハウリングを起こしているのなら、振動を吸収してくれるかもしれないと思って、制振ゴムを買ったり、御影石をコーリアンに入れ替えてみました。結局スピーカーのネジの緩みが原因なのが分かったので、昨日また前の御影石の状態に戻しました。やはりコーリアンより御影石の方が私の好みに合います。その過程でST(スーパーツイーター)の正相と逆相を試したら、現状では明らかに逆相の方が音に伸びがあります。Autograph miniのSTも逆相を試してみようと思います。

 最近ステレオの音がかなり変わったと思っています。私は重心の低い音が好きなのですが、最近は重心よりも音の流れの方をより重視するように変わってきています。この一番大きなきっかけは楽器の魂柱を調整してもらった事にあります。演奏もオーディオも自分の理想の音を出す事が目的なので、方法論は違ってもお互いに深く関連があります。


2.9

 今日は1、3、6、2楽章の順に練習し、4、5楽章は練習しませんでした。それでも15:15までみっちりかかりました。今回マーラーの3番をいつも以上に難しく感じます。

 昨日寝る前に母屋にあるスピーカーを全部見て回りました。Stirlingは六角レンチ、Rogersは+ドライバ、Devonはスパナと増し締めする工具はそれぞれに違います。Autographは緩んでいないようでした。一番緩んでいたのはStirlingで半回転(180°)位、RogersとDevonは角度にして60°位増し締めしました。そして音を聴いてみたら、響きがスッキリして静かになりました。本来止まっているべきところが今までは鳴いていたのでしょうね。今回低域が妙に強調されたレコードのおかげでスピーカーの緩みが浮かび上がって良かったです。
 リビングのSV-501 SEとSV-722(Macintosh型)が入院するので、その間は屋根裏からmini91Bと樽プリを持ってきます。つまりその間はAutographは屋根裏で休養します。早く健康になって戻ってきて欲しいです。


2.8

 今日からマーラーの3番の練習が始まりました。チョン・ミュンフンさんの練習は前回の時とは様子が変わっています。N響の人たちも「変わったよね?」という感想を持っている方がたくさんいます。今回は幻想もマーラーの3番も曲についての解説や解釈を細かく説明して下さるので、とても分かりやすいのですが、私自身はもっと弾かせていただいた方が身体に馴染んでうれしいです。
 この前の幻想と同じく、音のイメージを大事にされているのがよく分かり、ともするとただ弾くだけになりそうな傾向に警鐘を鳴らされています。それにしても今回の編成はとても大きく、ヴァイオリンはファーストセカンドともに18人です。普段はファースと16人セカンド14人ですから、チョンさんの力の入れようがよく分かります。

 このところ我が家のリビングのステレオの調子が今一つです。原因が今1つ分からないので、プリとメインを入院させる事になりました。昨日この一件でレコードをかけていたら、あるレコードで低域が異様に膨れ上がりました。今更セッティングを変えるわけにもいかずどうしたら良いのか悩んでいたのですが、ヒョッとしてスピーカーを固定しているネジが緩んでいるのではないかと思い見てみたら、案の定かなり緩んでいました。フレームが曲がらない程度に締めてみたら、かなり症状は改善されました。たまにはこういう点にも目を向けないといけないのですね。機会があったら他のスピーカーも見ないといけませんね。


2.6

 今日も昨日と同様素晴らしい演奏会でした。昨日も今日も細かいところでは色々あるのですが、チョン・ミュンフンさんが有無を言わさず引っ張っていかれるので、トラブルを物ともせずに進んで行きました。色々なところの解釈がどうかという問題はあるかもしれませんが、チョンさんの幻想として魅力のある響きになっていました。来週はマーラーの3番です。こちらはどのように料理されるのでしょう?楽しみです。

 帰りにヤマハホールに行っていた栄子先生と落ち合う事になりました。自分だったら246を行くのですが、ナビが裏道を指示してきました。試しにそちらを走ったら、それが大正解、予想の半分位の時間でヤマハに着けました。ナビの言うこともたまには聞いてみるものですね。

 昨日配達されるはずだったSV-6が、不在だったため今朝配達されました。これでSV-9t SEとSV-6が宿題になりました。もう1つの大きな宿題が確定申告です。今月中には片付けたいものです。
 SV-9 SEtは離れのkitLS3/5か1階ヴァイオリン・レッスン室のLS5/9をドライブさせるつもりです。SV-6はヴァイオリン・レッスン室のLS5/9のシステムに加えるものです。SV-9tの音は鋭いので、他の部分でそれをホワッと受け止めないと、神経質な音になってしまいます。その意味ではLS5/9に組み合わせるのが一番その可能性を活かせるのではないでしょうか?SV-4だと熟成した響きになりますが、SV-9t SEだと若々しい響きに変わるのでは?と楽しみにしています。


2.5

 前半のベートーヴェンも普段とは違う音のバランスで、モニターを通して聴いていても面白い響きでした。幻想は更にそれを突き詰めていて、1楽章のイントロの3小節だけでもどの音にも意味を持たせるようにされています。オクターブで音が重なるといつも以上に下を大きく弾かせているのですが、これがとても面白い効果を持っています。キレイに弾くよりaggressiveに弾くように、ということが納得できる出来上がりになっていました。今回の定期の会場の反応は久し振りに感じたものでした。

 ゲネプロが終わってから、いろいろの用事を済ませてホールに戻ったのは4時過ぎでした。最後に渋谷のAppleStoreに行きましたが、AirMacのネットワークの組み方のコツを教わりました。我が家にはExpressは既にたくさんあるので、それで遅いネットワークを作り、Extremeを新たに買って、既にあるExtremeと合わせて速いネットワークを組む事にしました。遅いネットワークというのは、プリンタやケーブルネットテレビのアダプターに付いているEtherのポートです。今までExpressとExtremeの違いをよく知らなかったのですが、今日AppleStoreで違いをよく教えてもらいました。ついでにMacについて色々の情報を教えてもらい、とても有益でした。


2.4

 今日も昨日と同じ順で練習しました。幻想は昼過ぎまでで終わり、その後ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲に移りました。
 チョン・ミュンフンさんは4楽章5楽章の表現にとても拘りがあり、何度も言われるのが「美しく弾くのではなく、Aggressiveに弾くように!」です。幻想という曲の内容からいって、こちらもキレイに弾く事が一番大事だとは思っていませんが、チョン・ミュンフンさんにはもっと突き詰めた音が必要なのでしょう。部分的には「?」と思うところはあっても、ここまで推進力、オーラがあると知らないうちにそのペースに載せられています。今回の定期は前半と後半が対照的で、聴いてとても楽しめると思います。久し振りの感触です。でも練習はとても疲れます.........

 実は今は5日の朝10時過ぎです。昨日書きかけのままアップしてしまったので、NHKに来てからこれを書いています。昨日の夜プリンタの給紙トレイをしまおうとしたのにうまくいかず、トレイを外したら大きなスプリングが2つ飛び出してきました。「えっ?どこから出てきたの?」.........来週の初めにOKIのサービスに来てもらわないといけない!と思ったのですが、落ち着いて考えたらこのスプリング、給紙トレイを押し上げているらしいという事が分かり、小一時間の格闘の末元に戻りました。おとといのAirMacといい、この給紙トレイといい、大した事ではなくても時間をとられてしまいます。「2度ある事は3度ある。」といいますが、今度は一体何が待っているのかな?.........心配です。

 今日は帰りに銀座のAppleStoreに寄ってくるつもりでしたが、練習が終わったらなぜか疲れてしまい、そのまま帰宅してしまいました。明日ゲネプロと本番の間に渋谷のAppleStoreに行きます。
 この前から書いているヴァイオリンのレッスン室のフォノEQですが、いろいろ迷った末SV-6にしました。管も大橋さんに見つくろってもらう事にしました。ORTOFONのKontrapunkt a+REGAのPlanar25で気軽に生徒に聴かせられるように、可愛いものにする事にしました。


2.3

 今日は幻想を編成の大きい順に4、5、1、2、3楽章と練習しました。キレイな音ではなく、曲の表現に合う音を出すように何度も言われていました。独特でとても面白い表現が聴けそうで、今から本番が楽しみです。普段はファーストが8プルト、セカンドが7プルトで弾くのですが、今回はセカンドも8プルトで弾いています。この次のマーラーの3番はファーストセカンドともに9プルトというものすごい編成です。

 夜になったら突然我が家のワイヤレス・ネットワークがダウンしてしまいました。メインとして使っていたTimeCapsuleの電源が入らなくなってしまったのです。1階レッスン室にあるAireMac Extremeをメインにしてネットワークを組み直しましたが、ネットワークの拡張に手間取り、復旧するのに1時間以上かかってしまいました。今日は差し当たりリビングでインターネットにつなげられるようにしましたが、プリンタの接続を忘れていました。プリントして初めてもう1台AirMacがある事を思い出しました。プリンタも無事ネットワークに組み込みました。あとは1階レッスン室にAirMac Extremeを入れれば元のネットワークが復元します。
 トラブルはたいてい夜になると起こるので、AirMacの予備をいつも手元に置いておく必要がありそうです。


2.2

 明日からは2月の定期の練習が始まります。最初はチョン・ミュンフンさん指揮のA定期で、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲(ヴァイオリン:ジュリアン・ラクリン)、幻想交響曲というプロです。

 昨日書いたプリの話の続きですが、レッスン室にSV-14LBを持って行ったことにより、フォノEQがなくなってしまいました。レッスン室でレコードも聴くためには(プレーヤーはREGAのPlanar25、カートリッジはORTOFONのKontrapunkt aです。)、今の組み合わせでやりくりするならAutograph miniのシステムを持って行けば良いわけです。でも部屋の広さからLS5/9をレッスン室に置きたいとなると、組み合わせるアンプがSV-14LB+SV-4になるので、フォノEQを手に入れないといけません。今ほとほと困っています。


2.1

 もう今日から2月です。新年になったのがつい昨日のような気がしていたのにです。朝食の時にバロックの音楽を聴くのが最近の習慣なのですが、今日アリシア・デ・ラローチャの奏でるモーツァルトを聴いていたら、突然左チャンネルの音量が大きくなりました。一度電源を切ってから、再度電源を入れて聴いてみたら症状は再現しません。大橋さんにメールで質問をしたら、ボリューム周りが疑われるとの事でした。そこでプリ、メインのボリュームを動かしてみましたが、ノイズも出ません。音に特別気になる変化があるわけでもないので、しばらくこのままで様子を見ます。
 今日の店主のひとりごとの「プリ版ヴォイシング・チャート」に触発されて、1階の新しいレッスン室と屋根裏部屋のプリを入れ替えてみました。今までレッスン室が樽プリ+SV-4、屋根裏がSV-14LB+mini91Bでした。それをレッスン室をSV-14LB+SV-4に、屋根裏を樽プリ+mini91Bにしました。
 最初にSV-4の相棒を樽プリからSV-14LBにしたのですが、これが思いの外にグッドカップリングでした。私は音を聴く時にその印象を言葉に翻訳しません。ですから今日の印象を言葉では表現しにくいのですが、樽プリの時より音が柔かで流れていながら、音の浸透力が増している感じでした。再度樽プリの音を聴く必要もなく、こちらはSV-14LBで決まりました。
 次に屋根裏に樽プリを持って行き、mini91Bの前段に入れました。こちらは最初聴いたら、あまりピンときませんでした。でもなんとなく予感がして、Autograph miniを載せているスタンドの位置をフローリングの板1枚分(7.5cm)後ろに下げたら良い感じになりました。調子に乗ってもう1枚分下げてみたら、こちらはハズレでした。たった7.5cmのことですが、音にはかなり影響がありました。
 本当は全ての組み合わせを試してみるべきかもしれませんが、あまりに組み合わせの数が多過ぎて、全部試したらいつ終わるか分からないので、選択肢はSV-4+LS5/9とmini91B+Autograph miniのプリをどうするかだけにしました。これで全ての組み合わせが丸く収まりました。あとはセッティングの微調整です。


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