昭義のひとりごと2010年12月分  


このページは私の日記のようなものです。私の感じること、周りで起こったことを書きます。

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12.31

 いよいよ今年もあと1時間半になりました。家の模様替えもほぼ終わりました。昨日いつもお願いする調律師さんがヤマハの調音パネルなる物を4枚貸して下さいました。
 早速奥のレッスン室で試してみました。本来は壁に吊るすものですが、我が家では写真のように置くしかできません。

 たったこれだけのものでどれほど効果があるのか分かりませんが、試してみました。この部屋ではスピーカーが壁に寄り過ぎているので、壁からの反射がかぶっているのだろうと思っていました。この2枚のパネルを置くとそれがとれて、良い感じに聞こえます。残りの2枚をこの2枚の手前に並べたり、スピーカーの奥に置いたり、スピーカーの前の床に置いたりしましたが、一番バランスが良いのはこの状態でした。

 今日更に新しいレッスン室でこのパネルを試しました。

 前はゴミ置き場のようだったこの部屋も、このようにやっと整頓できました。この部屋の横幅は内のりで310cmなので、壁からスピーカーの中央までを1mにして、ほぼ1:1:1にしてあります。最初はスピーカーは内振りなしにしたのですが、聴取点の後ろに交点が来るくらいに内振りさせた方が音のつながりが良かったです。奥のレッスン室ほどではありませんが、やはりこちらも一定の効果があります。
 このパネルは効果があるのは125〜4000Hzだそうで、高域は置き方によってはきつく聞こえます。でも全体のバランスはかなり改善されています。
 データを見ると楽器練習室だったら1畳当たり2枚が目安とあります。でも私の家ではステレオに使うのなら10〜16畳位の部屋でも片チャンネル1枚計2枚で充分でした。
 写真の左側にあるCDケースはニトリで見つけたキットです。作るのは手間もかからず、20〜30分で出来上がります。これは2つを縦に重ねています。1つでCDを96枚収納できるそうです。

 まだ片付いていないので写真ではご紹介できませんが、屋根裏部屋もやっとスピーカーの配置が決まりました。小さいスピーカーなので壁に寄せて壁からの反射で低域を補おうと思ったのですが、どうも音が決まりません。逆に前に出してきてスピーカーの間隔も少し狭めたら、やっと気持ち良く音が前に抜けるようになりました。こちらもわずかに内振りをさせた方が、音のつながりが良かったです。結局どのスピーカーも少し内振りにする状態に落ち着いています。

 今年もあと1時間になりました。今年の最大の出来事は何といっても7月末にスリッパがいなくなってしまった事に尽きます。もっと早く体調の変化に気づいてやらなかった事が悔やまれます。いまだに..........


12.25

 おとといはN響の忘年会で渋谷に行ってきました。駅前のビルの地下にある寿司屋さんが会場で、去年もここで同じメンバーで盛り上がりました。今年の第9は初日にマイナー・トラブルがあったようですが、指揮のリリングさんはただ者ではない雰囲気を醸し出しているようです。今年は最後の27日の演奏会がサントリーホールで行われます。

 昨日はプリンターを屋根裏からリビングに移しました。11月の半ばに1階から屋根裏に持ち上げた時に較べれば、移動量は半分ですから楽なはずですが、消耗品を含むと40kgという重さは半端ではありません。前回は一人で無理やり運びましたが、今回は腰を痛めないために手伝ってもらいました。
 このプリンタがなくなったら、屋根裏はかなりスッキリしました。屋根裏はまだ片付いていないので、家具の配置もまだ決まっていません。屋根裏ですから天井が不定形なので、定在波の心配がないのは良いのですが、響きの調整は手間取りそうです。床面積は10畳ありますが、天井は一番高いところが2m30cmといくぶん低めです。
 前にAutograph miniをドライブするアンプが決まらずに困った事を書きましたが、その原因は試聴に使った部屋にありました。そのレッスン室をきちんと配置替えしたら、今ではLS5/9がなかなか気持ち良い音を聴かせてくれています。そしてここに置くつもりだったAutograph miniは屋根裏に行きました。今は屋根裏はDENONのCDプレーヤー+Model2+SV-3+SV-501 SE+Autograph miniという陣容です。CDプレーヤーとプリをどうするかは未確定ですが、ここは楽しんで聴くスペースなので、気楽に行きます。


12.21

 夜になって新しいレッスン室の配置を最初からやり直して、部屋の様子がやっとシックリ来ました。最初にまずスピーカーの配置を決め、それから机とイスの置き場所.......と決めていったのですが、どうも気に入りません。大きいものから段々小さいものの置き場所を決めていったら、すんなり落ち着きました。新しいレッスン室は縦長なので、縦方向に大きい物を置いて、横幅が狭くならないようにしました。
 結局ステレオは短辺側に置き、内振りは交点をほぼ自分の所に持ってきました。離れから皮革製の応接セットを持ってきて、ステレオの反対側の部屋の奥に置きました。この応接セットが音を吸ってくれて、今までいくぶんきつめだった音も丁度良い感じになりました。部屋のインテリアがきちんとできると、その部屋の響きも自然にまとまってくるようです。今まで部屋の中に散らばっていた雑物が片付いたら、急に落ち着いた良い部屋ができ上がりました。
 あとは屋根裏部屋です。ここが片付いたら、今回の模様替えも完成です。


12.18

 最後まで馴染めなかったショスタコーヴィッチの8番ですが、何とか無事終わりました。今回の3回の本番の中では今日が一番きつかったです。この救いのなさがどうしても馴染めないのです。今日は14:00本番、従ってズィッツ・プローベが12:30です。一応11:00に着くのをメドに家を出ました。
 江戸橋まで空いているなら、9号線か羽田線で行くのですが、江戸橋までかなり混んでいるようだったので、外環経由で千鳥町から湾岸で行きました。そこそこに車の数は多かったのですが、順調にみなとみらいに行けました。
 会場に着いたらM里さんが地下鉄で3駅5分くらいで中華街に行けるとの事で、ラーメンを食べに早速出かけていかれました。私は近くで軽くすませました。

 第9は出番ではないので、今日で今年の演奏会は全て終わりました。今年はあと家の片付けが待っています。
 新しい私のレッスン室のステレオの音の調整をしています。家具の配置からスピーカーの置き場所が自ずと決まってきます。このスピーカーの位置は前後で10cm違うとかなり音が変わります。10cmほど奥にスピーカーを持っていったら、音の抜けが悪くなりました。
 スピーカーの内振りも交点を自分の前、自分のところ、自分の後ろと3つ試してみました。今までは大体交点を自分の後ろに持って行くのが良かったのですが、今回は自分のところに焦点を合わせるのが最高でした。音の感触は奥の部屋とは違い、かなりストレートに前に出てきます。
 屋根裏部屋も片付いたら、同様にセッティングを試します。


12.16

 昼前に楽器屋さんで毛替えをしてもらい、その後健康診断を受け、午後3時前にサントリーホールに着きました。それからゆっくり遅いお昼を食べてから、昼寝をして本番に備えました。
 本番は昨日よりは傷は少なかったでした。本番を2度弾いて、とてもキレイなところはたしかにたくさんあるのですが、私は結局最後まで馴染めませんでした。
 昨日の定期を聴かれた方お2人から感想のメールをいただきましたが、お2人ともとても良かったと仰っていらっしゃいました。たしかにコールアングレとファゴットのソロは素晴らしかったです。これだけでも聴いて良かったと思えるでしょう。
 あさって横浜のみなとみらいで同じプロで演奏会をします。この演奏会が私の今年最後の出演になります。来年は1月のA定期から出ます。


12.15

 本番の時は想像していたよりは上手く噛み合えました。「良かった良かった」という感じです。馴染めないのは一向に変わりませんでしたが.......

 アークヒルズの駐車場は1時間800円ととても高価です。でも先月気がついたのですが、昼間は駐車料金の上限が3000円になっていました。朝9時から夜9時まで置いても3000円というのはとても助かります。今日も最初はゲネプロと本番の間に毛替えに行くつもりだったのですが、駐車料金を考えると明日毛替えに行く方が安上がりなので、明日行く事にしました。

 明日は午前中に毛替えに行ってから、健康診断を受け、その後サントリーホールに行きます。


12.14

 ショスタコーヴィッチの8番はどうやっても私は馴染めません。身体がこの曲の世界を受け付けないのです。こんな事は滅多にないのですが、今回ばかりはどうしようもありません。体調を良くするためにも今日は早く寝ます。


12.13

 今回のB定期はラヴェルのピアノ協奏曲とショスタコーヴィッチの交響曲第8番です。5楽章形式で、通して弾くだけで1時間以上かかる超大作です。5番とよく似たリズムがたくさん出てきますし、身動き出来ずにじっと身構えているような緊張感がたまらない曲です。日本人の感覚とは最も対極的なところにある種類の音楽です。明日もう1日この曲とラヴェルのピアノ協奏曲を練習して、あさってから本番です。

 土曜日にGenelaxのKT66が届きました。今までSV-4に何かあったらどうなるのだろうかと心配でしたが、やっと安心出来るようになりました。今現役で使っているアンプの管の予備は一応揃ったので、良かったです。
 家の模様替えがまだ途中なので、RogersのLS5/9とTANNOYのAutograph miniはまだつないだだけの状態です。他の荷物が片付いてからじっくり音を追い込もうと思っています。


12.11

 今日も昨日と同様、なかなか良かったと思います。何といっても3人のソロが素晴らしかったです。また前にいらっしゃった室内楽オーケストラの皆さん、大人と子供のコーラスも良かったです。大人のコーラスはステージ上にいますが、子供のコーラスはバックステージにいました。カーテンコールの時に子供たちがステージ上に出てきたのですが、背が低いので客席からはあまり見えなかったでしょう。私のところからもあまり見えませんでしたから。
 オーボエの北島さんが現役最後の定期出演の記念の花束を受けられていました。私も2年前の12月のC定期の時に花束をいただきました。その時もデュトワ先生の指揮で、メインはホルストの「惑星」でした。弦の方は私が団塊の世代最後でしたが、管は私のあと続々と卒業されています。

 家に戻ってから昨日買ってきたハードディスクにバックアップをとりました。1つのハードディスクに2つのMacのバックアップをとりたかったのですが、ハードディスクに付いてきたソフトを使ったら後からとったバックアップのファイル構成がおかしいのです。今もう1度初期化して最初からやり直しています。
 それと同時にiMacにFinalCut Expressをインストールしてみたのですが、AppleStoreで言われたようには動作してくれません。Appleはオンラインマニュアルが好きですが、これを見ながら操作するには2台Macがないと使えません。マニュアルと実際のソフトの画面を同時に見られないからです。結局簡単なマニュアル本を急遽ネットで注文しました。

 バックアップに取り紛れてアップしたつもりになっていましたが、日曜日の朝になってアップしていなかった事に気がつきました。今9:20です!


12.10

 ゲネプロまではあまり楽しめなかったのですが、本番はとても素晴らしかったです。会場でも素晴らしく聞こえたと思います。本番は気持ちの点でも終わりまで一息に一気に行けました。明日も良い本場が迎えられると思います。

 戦争レクイエムは演奏時間は1時間半位ですから、ゲネプロも普段より早く終わりました。お昼を食べてから、AppleStoreに行ってバックアップ用ハードディスクを買い、楽器屋さんに行って毛替えをしてもらいました。ホールには4時半過ぎに戻り、少し昼寝をして本番に備えました。
 私がMacを始めた20年前にはハードディスクというと100MBが10万位していました。今では2TBのハードディスクが2万弱で、同じ値段で1万倍の容量が得られるようになったという事です。私自身はこの10年間手持ちのハードディスクで問題があった事はないのですが、AppleStoreの人の話だと今でもハードディスクのエラーは減ってはいないそうです。私はたまたま幸運だったのかもしれませんが、ありがたい事です。
 それから楽器屋さんでFetiqueの毛替えをしてもらいました。この前毛替えしてから少し経つのですが、ホールに戻って弾いてみたら、気になっていた事がほとんど解決しました。来週のB定期の時にはもう一つのアンリの方も毛替えしてもらいます。


12.9

 昨日と同様の進行で、戦争レクイエムを練習しました。ステージの上で弾かずに動かずに自分の出番を待つ、というのはとても辛いです。これなら弾き詰めの方が楽です。管楽器とか打楽器の人が待っている時の気持ちがよく分かる今回の戦争レクイエムです。同じ pp (ピアニッシモ)でも弾いている方が楽です。弾く側の文句はともかくとして、とてもキレイな響きの曲です。オーケストラが2つ、コーラスが2つ、ソリストが3人という大編成で、主役がどんどん移って行くので響きが変わっていきます。聴いているとその変化がとても面白いです。

 練習が終わってから、船橋ララポートのIKEAに行きました。屋根裏部屋のステレオ1式を入れる収納を見に行ったのです。色々なものを見たのですが、今日は結局何も買わずに帰りました。もう少し設置場所の条件を詰めてから、再度考える事にしました。
 今まで屋根裏に置いていた物がまだ片付いていないので、最終的にどれ位の面積が使えるのかまだ分かっていません。今月中には離れの改装ができ上がるので、それから母屋の模様替えです。(母屋は改装はせず、部屋の使い方を変えます。)
 今まで自分が動かずに、レッスン以外の用件はできるだけリビングでしようとしていました。すると自然にリビングはゴミ箱になってしまいます。そこでそれぞれの部屋の役割を決めて、人間が用件によって部屋を移るようにしたのです。1階はレッスン室、2階は生活の場、屋根裏は私の作業場です。
 Macとアンプ作りは屋根裏でするので、ソフトや真空管、工具はこの部屋に移りました。ただプリンタだけはリビングに置きました。そして我が家で最もCPUが速いiMacを屋根裏に持って行き、このMacではFinalCut ExpressとLogic Expressを中心に使おうと思っています。
 そして1階の私のレッスン室には我が家で一番遅いiMac G5を置いています。この部屋はホームページやYouTubeを見せたり、iTunesの曲を聴かせるくらいにしか使わないので、これで充分なのです。
 今屋根裏部屋にはSV-9t SEの箱が積み残した宿題としています。これがこの部屋で作る最初のアンプになりそうです。私の用途からいうとあともう1つ樽プリが要りますが、しばらくは今使っていないSV-3で行きます。


12.8

 朝から合唱と男性陣のソロ付きで戦争レクイエムの練習をしました。そのあとソプラノ、児童合唱団の順に練習に参加され、1日かけてフルに練習しました。今回前に座っている室内楽オーケストラは各パート1人で複雑な事を弾いているので、大変だと思います。それに対して私たち普通のオーケストラの方はずっと休みになるところがあったりして、落ちないように小節数を勘定するのが仕事です。
 明日もう1日じっくり練習して、あさってからいよいよ本番です。演奏会でこの曲を聴く事はほとんどないと思いますから、今回は良い機会です。とても変化に富んでいて、面白い曲です。ただ私たちにとっては、ステージの上でじっと動かずに待っていないといけない、修行のような曲です。


12.7

 今日は戦争レクイエムの練習初日でした。この曲は普通のオーケストラに室内楽オーケストラ、合唱、ソリストがつく大編成の曲です。今日はオーケストラのみの譜読みの練習でした。午後は室内楽オケの練習でした。2つが一緒になった上に合唱+ソリストがつくのですから、大変な事この上なさそうです。

 家に戻ってから懸案だった屋根裏のベッドをばらして、家族総掛かりで何とか2階に移しました。それから空いた屋根裏にステレオを置いて、音を出してみました。まだつないだだけですから、色々気になるところはたくさんあります。でも何とかなりそうです。
 ここのシステムはDENONの安いCDプレーヤー+Model2(Optical接続)+SV-3+SV-501 SE+Autograph miniです。ソースは基本的にCDですが、ケーブルテレビのラインからFMを引けなくなって開店休業だったFMチューナーもつなぎました。屋根裏なので、とてもよく電波を拾ってくれます。この部屋の面積は約10畳、天井の高さは一番低いところで125cm、一番高いところで230cmです。その気になればこの部屋でも立って弾けます。
 今まではアンプを作ろうと思うと、レッスン室で作るしかないので、レッスンが2〜3日ないように調整して、その間に一気に作ってしまわないといけませんでした。でも屋根裏が使えるようになると、そこに作りかけのまま出しておけるので、慌てずに楽しみながら作れます。今までアンプを作っても一発でうまく行かないと、レッスンや生活に支障を来してしまっていたのです。既にアンプ作りの工具と真空管はここに持ち上げてあります。
 それにコンピューターを使っての作業も場所を取って大変でしたが、今回の模様替えのおかげでこちらもうまく行きそうです。同時に2つの用事まででしたら、何とかこなせそうです。
 あとプリンターを下ろさないといけません。でもこれはA3対応のカラープリンターですから、本体が32.3kgあります。これがまた曲者です。
 ただここは屋根裏なので、夏暑く冬寒いというオマケが唯一の問題です。エアコンはありますが.......


12.6

 今日は杉並公会堂に9:30に集合、という事で家を7時半過ぎに出たら9時前には着きました。私は車で行く時は現地で朝食を食べるので、今日も駐車場に車を入れてから近くのカフェに行きました。今日は大学一般部門の全国大会でした。杉並公会堂の小ホールは奥行きの割に横幅が長く、音が思った以上にストレートに来ました。楽器をきちっと鳴らしている人の場合、ここでは多分きつめに聞こえるでしょう。でも仮にそうだとしても、弾きながらホールの響きを聴いて加減をしなければいけないでしょう。

 明日からはC定期、ブリテンの「戦争レクイエム」の練習です。明日は午前中はTuttiの、午後は室内オケの練習ですから、私は午前中だけ出番です。譜面自体はそれほど難しくはありませんが、合わせるのはとても難しそうで、今から思いやられます。

 帰りに環八に出た途端にブレーキ関連のアラートが出ました。その事を気にしながら、スリッパを思い出しながら複雑な心境で帰りました。ディーラーに寄って見てもらったら、ブレーキとアクセルを同時に踏んだ状態になってアラートが出たのでしょう、との事でした。私は左足ブレーキなので、そのような状態になる事は充分考えられます。でも今までこのようなエラーが出た事はありません。しばらく様子を見て下さい、と言われました。


12.5

 昨日はアルゲリッチさんがアヴデーエワさんのショパンを聴きにいらっしゃいました。ショパンコンクールの主催者副代表の方もポーランドからいらっしゃいました。色々な方が入れ替わり立ち替わりいらっしゃり、休憩時間は舞台袖のロビーは大賑わいでした。今日はロビーは昨日と較べると落ち着いていました。今日も開演の時の拍手はものすごい厚みで、Sold Outが納得出来ました。
 来週はブリテンの「戦争レクイエム」です。これもとても大編成です。

 昨日サンバレーのホームページで新たに入荷したNOS管が販売されました。SV-4のデフォルト管であるGolden DragonのKT66はそのまま持っていますが、安心のためにGenalexのKT66をお願いしました。300BにしろKT66にしろ日常的に聴いていれば、いつかは寿命が来ますから、その時のために用意をしておかないといけません。時が経つに従って真空管を手に入れるのがどんどん至難になっていくのが心配です。
 私はレッスン室では楽器を弾く事が主役で、ステレオは大事ではありますが有能な脇役です。ですからまずピアノを置いてからスピーカーの置き場を探すので、今回いつもの置き方が出来ず、部屋の中央近くに出てきました。その事によってLS5/9の新しい面を発見しました。屋根裏部屋は演奏する場ではないので、スピーカーの置き場をまず確保できるのですが、新しいレッスン室のようにスピーカーを壁から離して前に出してみて、響きがどうなるか試してみようと思っています。

 明日はN響はお休みですが、クラシックコンクールの全国大会の審査があるので、朝から出かけます。会場は杉並公会堂ですが、ここに行くルートのほとんどがお星さまになってしまったスリッパが通院していた時の道です。杉並公会堂は高井戸で降りて環八で四面堂に行くのですが、その少し手前の五日市街道沿いに動物病院はありました。明日は走りながらあの頃を思い出しそうです。


12.4

 今日はA定期の初日でした。何といってもショパンが素晴らしかったです。練習ゲネプロの時はあまり感じなかったのですが、本番になったら派手ではないのですが、素晴らしい音色でした。ロシアのピアニストというと音量がすごいというイメージが強いのですが、アヴデーエワさんはそのイメージとはかなり違います。音量で押すタイプではないのですが、小音量でもとてもよく通る音です。アルゲリッチさん以来45年ぶりのショパンコンクールの女性優勝者だそうです。アルゲリッチさんとは持ち味がまるで違いますが、素晴らしい演奏でした。
 今日と明日の演奏会はともにSold Outだそうです。ステージ上から客席を見ても、今日は本当にSold Outが納得出来るお客さんの入りでした。

 お昼を食べてからApple Storeに行き、VictorのGZ-HM1のデータの処理のしかたとAirMacネットワークの拡張のしかたを聞きました。今までGZ-HM1のデータをそのまま外付けハードディスクにとっておけば良いのか、iMovieで取り込んでおくのが良いのか決めかねていました。でもFinal Cutを使えば、AVCHDのデータをそのまま活かせるようなので、その点を聞きたかったのです。もう1点のAirMacネットワークの拡張というのは、別棟でもインターネットにつなぎたいからです。別棟だとAirMacで拡張するより、Etherのケーブルを引いた方が良いそうです。

 楽屋に戻って20分昼寝をしてから、本番に備えました。あと2分位という時に、メールが入ってくる音で目が覚めましたが、丁度良い昼寝になりました。


12.3

 今日は1こま目にストラヴィンスキーを、2コマ目にショパンを弾きました。ストラヴィンスキーはようやく全体像が掴め、不安感なく弾けるようになりました。ショパンは今回はEkier版を使っていますが、普段ひている版だと16分音符のところが8分音符だったりして、「えっ?」というようなところがたくさんあります。ソロのアヴデーエワさんはゆったりとした貫録のある演奏です。本番がどのようになるのか、とても楽しみです。

 昨日早く寝たのですが、やはり寝不足、家に戻ってから2時間近く寝てしまいました。それから弾いてみたら、しばらく違和感のあった部分がスッキリ解消しました。集中力がなくなる上に構えまで崩れてしまうのですから、夜更かしは禁物です。

 楽しみにしていた屋根裏部屋のステレオのセッティングは、家具の移動が出来ないので、しばらくお預けです。私は今までスピーカーを部屋の奥の壁からあまり離していなかったのですが、今回はピアノを部屋の奥に置いたために部屋の前に出てきました。それによって今までとは違う響きのバランスが見えてきました。早く屋根裏部屋で似たようなセッティングを試してみたいです。


12.2

 今日は「海」、「ウグイスの歌」の順に練習し、午前中に終わりました。デュトワ先生はいつも最初は丁寧に細かく練習しますが、ある程度こちらに意図が通じると、あまり深入りせずアッサリと練習は終わります。明日は「ウグイスの歌」とショパンのピアノ協奏曲第1番を練習します。今回はエキエル版を使います。普段使う版とは表情だけでなく、譜割まで違います。ソリストは今年の第16回ショパンコンクールの優勝者ユリアンナ・アヴデーエワさんです。今日は夕方から帝国ホテルでポーランド大使館の主催で、記者会見とセレモニーが行われているそうです。

 このところの片付けで夜遅くまで夜更かしが続き、体調があまり良くない、というか睡眠不足で集中力が落ちているので、今は10時半過ぎですが、早々に寝ます。


12.1

 いよいよ今日から師走、今年もあと1月になってしまいました。
 今日からデュトワ先生の定期の練習が始まりました。ドビュッシーの「海」から始まり、午後に「ウグイスの歌」を練習しました。「海」は何回も弾いていますが、「ウグイスの歌」は私は弾くのは初めてだと思います。いつも通りまず最初に全曲を通して弾いてから、先生の気になるところを順番に弾いていく、というやり方で進んでいきます。「ウグイスの歌」は速い上に込み入っているので、気を許すとすぐに落馬してしまいます。

 今日新しいレッスン室にピアノを移したので、片付けておいたステレオ一式を再度つなぎ直しました。ピアノが入ったせいで、スピーカーが今までよりかなり部屋の中央に出てきました。私としては異例なくらい前に出しましたが、音色と音の立ち上がりが気に入りました。弾く場所が少し圧迫されますが、この方が音が良いので我慢します。
 今度は屋根裏部屋のセッティングが待っています。今日の教訓を活かそうと思っています。ベッドとこの前一生懸命持ち上げたプリンタを2階に下ろす事になりました。そうすると屋根裏はかなりスペースがとれる上に、天井が斜面なので定在波が起きにくいので、条件としては良いと思います。ここにはSV-501 SE+Autograph miniを置くつもりです。プリとCDプレーヤーをどうするかはまだ決まっていません。


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