昭義のひとりごと2010年1月分  


このページは私の日記のようなものです。私の感じること、周りで起こったことを書きます。

このページは下から上へ順番に日付が新しくなっています。前のものを読みたい方はこちらからどうぞ。

生徒さんへの重要な連絡があります。こちらです。(2010.2.2)必ずご覧下さい。

栄子先生のひとりごとはこちらです。理恵子の公式サイトはこちらです。
根津理恵子の ポーランド通信第17回がアップされました。 こちらからどうぞ!


1.31

 今日は発表会、周りのご家族のご協力、そして何より本人たちの頑張りで無事終わりました。今日演奏して、それぞれに課題はあります。でもご家族には今日は本番を弾き切った事を褒めてあげていただきたいです。そして本人に達成感を味わわせてあげて欲しいです。どこかに少々傷があったとしても、全曲をきちんと弾き通すという事は大変な事なのです。そして今日の反省点は次に練習する時の糧にすれば良いのです。
 プログラムの作り直しや自分の練習で連日夜中の3時に寝る、という変則的なスケジュールが続いていました。何事もなく終わったのでホッとしていますが、もっと時間を有効に使わないといけない、とつくづく感じました。

 次は11日のフィルハーモニック・アンサンブル・オーケストラの演奏会です。そして中旬はN響のB定期+名古屋定期です。名古屋定期の前日にはサンバレーにお邪魔するつもりです。ついこの間新年を迎えたのに、もう1月は終わってしまいました。これで少し落ち着くので、これからオーディオにももっと手を出そうと思っています。
 明日はこのところ続けて欠けている歯の治療をしに行きます。何年か前に修理は終わったと思っていたのに、このところ続けて3本欠けてしまいました。

 先ほどちょっと時間があったので、この前入手したSmartScore X Proを試してみました。(Finaleに付属するLite版とは違います。)シベリウスのヴァイオリン協奏曲の譜面(鉛筆の書き込みのない譜面をスキャンしたかったので、よく使われているInternational版ではありません。)の1ページ目をスキャンしてみました。

 上の写真は譜面をSmartScoreでスキャンして認識させ、それを修正せずにFinaleで開いたものです。思ったよりはるかに精度高く譜面を読んでいます。もちろん間違えているところは何ヶ所かありますが、これくらいなら充分実用になる精度です。上の写真はかなり縮小していますが、この曲をご存知の方が見ると驚かれると思います。ニュアンスを表す言葉もある程度読んでいます。これなら自分がコンサートで弾く曲の譜面をスキャンして、自分専用のボーイング、フィンガリングをつけてプリントする事が出来ます。さらにFinaleで細工して譜めくりの場所考えたレイアウトにする事も出来ます。
 基本的にこれくらい読んでくれれば、これの利用法は色々考えられます。近いうちに是非色々試してみたいです。


1.30

 いよいよ明日は生徒の発表会、連日その準備が大変でした。最初に作ったプログラムが今一つ気に入らないので、ご案内を表にしてプロを挟み込む形に直しました。それによって最初はB4用紙1枚だったのを、2枚に直しました。表は和紙風の厚手の紙、中のプログラムは最初に使った中厚口の普通紙です。生徒たちにもとても好評で、皆にこにこ持って行っています。

 普通紙にプリントした時には花の立体感があまり出ていなかったのですが、和紙風の紙にしたらとてもキレイな出来になりました。
 私にとって今回印象的だったのは、先週楽器屋さんに毛替えに行った時に、3/4のとてもよく音のでる楽器に出会った事です。この楽器を弾こうとしている生徒さんは、去年クラシック・コンクールの全国大会に出たのですが、楽器が1/2だったために音量が不足していました。そのため発表会が終わったら3/4にするつもりでしたが、良い楽器が見つかったので急遽本番1週間前に新しい楽器に替えました。下手なフルサイズも真っ青、というくらい音がよく出る楽器です。弾き始めて1週間なのに、一生懸命弾き込んでかなり楽器に慣れました。その気になれば時間がなくても何とか出来るのですね。明日の舞台でどのように弾いてくれるか、楽しみにしています。
 会は明日1月31日(日)13:00から江戸川区東部フレンドホールで開かれます。都営新宿線瑞江駅北口から徒歩2分(駅のすぐ裏手に当たります。)お近くの方は是非お聴きになってください。

 このプログラムをプリントしている時に、紙送りがうまくいかず1枚ごとに用紙ジャムを起こしていらいらしていました。そうしたら私の布団の端からかわいい耳が見えています。スリッパが自分で布団の中に潜り込んで、寝ているのでした。お歳を召して寝ている事が多くなりましたが、いつまでも元気でいてね・・・スリッパ!


1.26

 近くのショッピングセンターの中にある楽器屋さんによってnanoKEYを買ってからオペラシティに向かいました。

 上の写真のように13インチのMacBook Proの巾と同じで、収まりがとても良いです。楽屋で早速試してみましたが、楽譜の入力に使うならこれが一番です。

 肝心の演奏会の方は、現田さん佐藤しのぶさんの熱狂的なファンがたくさんいらっしゃっていて、とても盛り上がりました。テンポはゆったりめで、じっくり聴かせる新世界でした。
 久し振りにオペラシティで弾きましたが、ここは天井がとても高くてよく響くので、弾いて気持ち良いです。ステージの上から上を見ると天井の高い事............


1.25

 昨日は2月11日に池袋の東京芸術劇場で開かれるフィルハーモニック・アンサンブル・オーケストラの練習に行ってきました。この演奏会に理恵子がショパンの1番のピアノ協奏曲を弾かせていただくので、私はオーケストラの一員として弾く事になりました。プーランクの牝鹿、ショパンのピアノ協奏曲第1番、サンサーンスの交響曲第3番というプロで、昨日は全曲を通して練習しました。プーランクの牝鹿はかなりの難曲です。
 足利の演奏会の時から風邪気味だったのですが、昨日は最悪の状態でした。弾いていてもフワッとしていて集中しない事!それで家に戻ってから早々に寝ました。

 昨日早く寝たおかげで、今日は昨日よりかなり体調は良かったです。でもまだ本調子からは遠いです。
 今日は現田さんの指揮で明日のNTTコンサートに向けての練習でした。プッチーニの交響的奇想曲は初対面の曲でなかなか難しい曲でした。次にフィデリオの序曲、新世界の順に練習しました。今日も風邪気味で集中しませんでした。家に帰ってからレッスンまで昼寝をして、何とか体調は戻ってきました。
 明日はゲネプロが珍しく14:30からなので、朝はゆっくりできます。


1.23

 今日は足利市民会館の演奏会でした。市川駅の前を通って松戸に行くバス通りを走るつもりでしたが、市川駅の少し前から渋滞してほとんど前に進まないので、裏道を使って松戸に抜けました。矢切の辺りからはずっと順調に走れ、会場には予想より30分近く早く着きました。佐野藤岡から出た人は混んでいたと言っていましたが、館林で出たらとても順調に走れました。
 会場前の通りの反対側にあるフレンチ・レストランでお昼を食べて、ズィッツ・プローベに備えました。今までこの会場に来た時はいつもレストランで古印最中を買えたのですが、今日レストランに行ったら古印最中の影も形もありませんでした。聞いたら古印最中は扱っていない、との事でした。足利に行く時はこれが楽しみだったのですが..........

 今日の会場足利市民会館は、ステージの上がそれほど広いわけではないのに、大編成の曲をよく演奏しています。今回も打楽器、ハープ、ピアノなどが並んでいるので、私の席など客席からはほとんど見えない状態です。弾いていてもお邪魔虫のような感じでした。
 広上さんは難物のプロコフィエフの7番を割とあっさりとうまくまとめていらっしゃいました。曲の進行はあまり分かりよくはないのですが、どういう感じに弾かせたいかというイメージは充分伝わってくるので、弾きやすかったです。プロコフィエフは35分位ですが、ベートーヴェンは47〜8分かかっています。バランスとしては頭でっかちですが、全体のまとまりは良かったです。

 帰りは会場で手に入らなかった古印最中を、本店に寄り道をして買いました。車だと大した距離ではありませんが、歩いたら会場からも駅からもかなり時間がかかるところでした。家に帰って食べたら、口の中でホワッと広がりとても美味しかったです。
 次のN響出演は火曜日のNTTコンサートです。現田茂夫さん指揮で、前半は佐藤しのぶさんの歌を中心とし、後半は新世界です。会場はオペラシティですが、私は久し振りに行きます。


1.22

 今日はずっと不調を抱えていた歯の治療をしに大崎まで出かけました。前に直してもらった歯がどんどん欠けてしまい、結局3本をやりなおす事になってしまいました。練習所から10分位で着くところなのですが、家から行くのは結構な手間です。思いの外に早く治療が終わったので、家に戻ってから近くのかかりつけの内科に行って薬をもらい、明日に備えて給油と洗車をしてもらいました。1つ1つは大して時間はかからないのですが、そういう大した事のない用事でも3つ4つと重なると大変です。気がついたらもう夜11時になっていました。

 時間があるようだったら近くのショッピングセンターの楽器屋さんで昨日ご紹介したnanoKEYを探すつもりでしたが、こちらはお預けです。幅だけはQY-70の方が小さいですが、電源アダプターとMIDIインターフェースがいらない上に、厚さがはるかに薄いです。
 今回のMacBook Proの交換は、ハードディスクの残りが少なくなった事が最大の原因ですが、それと同時に飛行機の機内持ち込み手荷物のサイズ制限も大きな原因です。15インチが13インチになったからといって、目立って大きさが小さくなるわけではありませんし、軽くなるわけでもありません。でも少しずつ積み重ねて行くと、大きな違いになります。持って行くコード類も整理しました。

 明日は足利の演奏会です。いつも通り三郷南から外環に入って、東北道で館林で降りるというコースで行きます。明日はマチネなので、Macを開ける時間も場所もありません。持って行ってもせいぜいiPod touchくらいでしょう。


1.21

 今日は楽器屋さんに行って、もう1本の弓の毛替えをしてもらってからホールに向かいました。これで手持ちの楽器は2セットとも弦と弓の毛が新しくなりました。弦と毛の劣化は毎日接しているとあまり感じませんが、こうやって弦と毛を変えるとやはり音が違います。
 今はガット弦というとピラストロのオイドクサとオリーブエンドくらいしかありません。今ではオリーブのG線は1本1万円ですが、音の良さを考えると仕方ありません。自分ではまだ試していませんが、オイドクサのG線も結構使えるという話でした。
 今日は毛替えのほかに、3/4の楽器を見せてもらいました。候補は2台あり、30〜40分弾いていくうちに印象はかなり変わっていきました。最初に音がきついと思った方の楽器が、弾いていくうちに馴染んできつさがとれていきました。(もちろん2台の楽器の値段はかなり違います。)もう1台もかなり良いのですが、相手が手ごわ過ぎました。

 5時過ぎにサントリーホールの楽屋に着いたら、フルートのKさんが私と同じ13インチのMacBook ProでFinaleを使って譜面を打たれていました。そのKサンが使っているMIDIキーボードが秀逸でした。
 KORGのnanoKEYというもので、2オクターブ分の25鍵のキーボードです。横幅が13インチのMacBook Proと同じで、電源はBookのUSBから取れる上にドライバをインストールしなくても認識してくれるそうです。音はMacBook Proで聞けるので、私の使い方だとこのキーボードで充分です。今はQY-70+電源+MIDIインターフェースをセットにして持ち歩いていますが、nanoKEYだとこれとUSBケーブルだけですみます。いくぶん華奢にできているのが気になりますが、Finaleの高速ステップ入力程度の用途ならこれで充分でしょう。それに4000〜5000円とかなり安いです。

 本番の印象は昨日とほぼ同様ですが、昨日より3分位余計にかかっていました。ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲がかなりゆっくりだったからでしょう。それにしても2日間でこれほどテンポが違うのも珍しいです。武満さんとプロコフィエフは昨日とほぼ同じ進行でした。
 あさっては足利で演奏会です。東北道で佐野藤岡で降りて・・・・・というのが普通の行き方ですが、佐野藤岡に大きなアウトレットができて、かなり渋滞するという話です。私はいつも1つ手前の館林で降りて足利に向かう県道を走っています。信号がほとんどない道なので、とても走りやすく時間的にも佐野藤岡で降りるのとほぼ変わりありません。問題は帰りの浦和の渋滞です。


1.20

 今日はB定期の初日でした。ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲のソリストが最初に発表されたヴィヴィアン・ハーグナーさんの腕の故障のために、堀米ゆず子さんに変更になっていました。ゲネプロは武満さん、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲、プロコフィエフの7番のプロ順に進みました。プロの前半がとても長く、それに較べて後半は短めです。
 今回会場の響きに何か変化があったように聞こえました。ステージ上の響きも楽屋のモニターから出る音も、今までよりエコーが長く聞こえました。私の気のせいかもしれませんが............

 ゲネプロのあとアークヒルズの中で昼食を食べてから、この前と同様にスターバックスでコーヒーを飲んで昼寝をしました。隣の席にも私と同じく昼寝をしている人がいました。その反対にラップトップを持ってきて仕事をしている人もたくさんいます。結局1時間以上昼寝をしてしまいました。
 それから楽屋に戻ってMacBook Proを相手に譜面の入力をしました。その中で今まで作った教材の入ったフォルダが、おとといと同じ症状を起こしました。rootでログインしてみると、そのフォルダの中身は見えます。でもいつものユーザーでログインすると、進入禁止のアイコンが付いてしまいます。
 本番が終わって家に戻ってから、症状のあるフォルダを消去して、もう1度前のMacBook Proからデータをコピーしたら、症状は治りました。

 本番は私のところからは、これで合っているのかな?と思うところがありましたが、全体としては良い演奏だったと思います。明日もう1度弾いてから、1日置いて土曜日に足利で演奏会があります。


1.19

 細かくは書けませんが広上さんは比喩がとても面白く、皆笑いながら弾いています。そして必要のない練習はしないので、とても要領良く練習が進んでいきます。今日は午前中にプロコフィエフの7番と武満さんの曲を練習し、午後はヴィヴィアン・ハーグナーさんがソロを弾かれるベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲でした。私はベートーヴェンは曲降りで、午後は早々に家に帰りました。

 家に帰って、毎月5種類の豆を定期的に送ってもらっている土居コーヒーから、誕生日のお祝いにいただいたコーヒー豆を挽いてコーヒーを入れました。

 豆を挽くとあたりにとても良い香りが広がり、それにお湯を注ぐと上の写真のようにフワーッと膨らみます。このように膨らむのは焙煎の鮮度が良い証拠だそうで、土居コーヒーから送られてくる豆はいつもこのように膨らみます。そしてこれを飲むととても幸せな気持ちになります。

 このコーヒーを飲みながら、昨日トラブルに見舞われたMacBook Proに触りました。今日はトラブルもなく順調に動作してくれています。
 今回MacOS 10.6 SnowLeopardがインストールされていますが、10.6になってPowerPCをサポートしなくなりました。そして今まで触った感じでは、動作がとてもキビキビしています。今までOSが進むと必ず重くなっていたのですが、今回は珍しく反対です。
 今回は足利の演奏会があるので、衣装と靴を預けました。そのため明日は身軽に楽器とMacBook Proを持っていくだけですみます。サントリーホールの楽屋はワイヤレスLANがあるので、E-mobileを持っていかなくてもすむので助かります。


1.18

 広上さんはとてもユニークなアプローチでプロコフィエフを練習します。感覚的な面を最も大事にしているそのアプローチに前とかわりはありません。弾いていてとても面白く、あっという間に時間が過ぎる感じです。

 家に帰ってから撮った写真を保存しようとしたら、アクセス権の問題で保存できないというメッセージが出ます。色々やってもうまくいかず、Appleに電話したら丁寧に1時間以上対応してくれました。結局電話をかけている間には解決しなかったのですが、手順だけを聞いてその先をやってみたら、何とか解決しました。今まで機種を替える時にこの種のエラーを経験した事はなかったのですが、今回はその難しさを痛感しました。まあその副産物として、色々の方法を教えてもらえたので、それで良しとすべきでしょう。
 またNikonのNikon TransferとViewNXはまだSnowLeopardに対応していないようで、特にViewNXは必ず突然死します。今月中にはアップデータが出るそうなので、それまでは不本意ながらiPhotoを使います。iPhotoは良いソフトではあると思うのですが、その手順とか整理の仕方の癖が強く、どうしても好きになれないからです。

 その問題が起こる前に今度の発表会のプログラムをプリントしました。

 上の2つは内容は同じですが、イラストに合わせて薄いピンクと薄いイエローの2種類の紙を使っています。プログラムを自作するのは、このように色々なものができるのと同時に、校正がいつでもできるからです。またカラーのLEDプリンタなので、水分で滲む事もありません。
 私は皆さんにプログラムはDTPソフトを使って自作する事をお奨めします。今回作ったようなカラーのプロを業者に頼もうと思ったら、かなりの費用がかかるでしょうし、校正を何度もできないでしょう。自作ならそのネックもありません。
 私の場合ソフトはInDesignで、イラストはネット上のフリーの素材を使っています。私はPageMakerができた時からのユーザーで、私の環境はある意味PageMakerを活かすところから始まっています。最初はAldusから出ていたPageMakerですが、Adobeに移り、OSの進化に伴ってInDesignに移行しました。今の最新版はCS4(Creative Suite)です。でもしばらくしたら、CS5が出るのでしょうね。それにしてもCSの高い事!


1.17

 昨日MacBook Pro13"(ハードディスクは500GBです。)に色々なソフトをインストールし始め、アプリケーションは順調にインストールし終えました。仕上げに最後に自分が作った書類を移そうとしたら、設定のミスでうまくいきませんでした。結局ハードディスクを再度初期化して、ゼロからやりなおす羽目に陥りました。そして今日の夕方になってやっと終わりました。
 今回データの移行は前のMacBook Proをターゲットモードで起動して、新しいMacBook Proの外付けとして接続してデータを移しました。(ターゲットモードをインストールに使ったのは今回初めてです。)FireWire 800でつないだので、コピーのスピードが速くて時間が余りかかりませんでした。それとCPUのスピードはほぼ同じなのに、動作は新しい方がかなり速いです。OSのせいなのか、ハードのせいなのかは分かりませんが、とても同じスピード(2.5GHz)とは思えないくらい速かったです。
 今回のインストールの中で一番いらいらしたのがファイルメーカーのアクティベーションです。アクティベーションをするだけで30分以上かかったからです。

 そんな中で昨日レコードの配線に手を入れました。リビングでは、今まではカートリッジの出力をORTOFONのT−1000に入れてそのOUTをSV-722のMMに入れていました。それをカートリッジの出力をダイレクトにMC LOWに入れるようにしました。また1階のサブレッスン室のシステムは、ORTOFONのT-10を使わずに、樽プリのMC INに直接つなぎました。今までORTOFONのトランスの音に慣れていたのですが、プリのMC INに直接入れると音の鮮度が上がります。音の重心が少し上に上がる感じですが、決して軽々しくはなりません。空間の感じもトランス経由でない方がよく出ます。
 これを試しながら、Autograph miniに足したパイオニアのPT-R4のあるなしも試してみました。簡単に言うとつけないと空間的な広がりがあまり感じられませんが、つけると空間が広がるのと同時に、中域の音のつながりがかなり良くなります。PT-R4の威力を再確認しました。
 実はこれは昨日試したのですが、昨日の店主のひとりごとにPT-R4の事が書いてあったので、私も今日書きました。

 明日からはN響のB定期の練習が始まります。広上さんの指揮で、プロコフィエフの7番がメインプロです。今回は同じプロで足利でも土曜日に演奏会があります。
 B定期は水木に行われるので、土日に色々なところで同じプロでコンサートが開かれる事があります。今月は足利、来月は名古屋、10月にまた名古屋、12月には横浜が予定されています。また今まで福岡や岡山でB定期と同じプロで演奏会が開かれています。
 定期と同じプロを地方の方にも楽しんでいただけるのは、私たちもとても楽しみです。


1.14

 MacBook Proのハードディスクの件については、ハードディスクを交換してAppleCareの対象外になったりすると困るので、メインは13インチの新型に移行して、音や画像は今までの15インチ版に任せる事にしました。新型の方は500GBのハードディスクを載せているので、今の状態でそのまま移行すると40%位の使用量になるのでちょうど良いところでしょう。ApogeeのDuettoというFireWireのファンタム電源付のインターフェースが手に入ったので、Logicで録音するようにしようと思っています。新型の方でも録音できますから、少しでも小さい方が良い場合は新型を持って行きます。
 本体は今日到着したのですが、今日明日は手を出せる状態ではないので、あさって土曜日にアプリケーションのインストールをしようと思っています。私の環境ではプリントする時は、アプリケーションを32bitモードで起動しないといけないという条件がつきますが、動かないソフトはほとんどないようです。OSのSnowLeopardも登場してからしばらく経ち、バージョンが10.6.2となったので、そろそろ大きなバグは解消されているでしょう。

 明日は午後から楽器屋さんに行って毛替えをしてもらい、その足で歯医者さんに行き治療を受けてから、家に戻ってレッスンです。そして昨日交換してもらったスタッドレスに今回初めて乗ってみます。前回は夏用タイヤがDunlopでしたが、今はMichelinですから、印象が違うかもしれません。まあ明日1日で70km近く走るし、来週は練習2日+定期2日+足利公演ですから、自分自身もタイヤも充分馴染むでしょう。


1.13

 A定期が終わってから発表会のプログラム作りやコンサートのお誘い作りなどで大変でした。封筒への宛名印刷が難物でした。封筒の種類によっては、プリントを始める時にプリンタが封筒をうまく吸い込んでくれないのです。テストプリントではうまくいったのですが、本式のプリントに移ったらエラーの続出です。何回かエラーを起こした後、結局封筒を吸い込む時に手で少し押してやる事で何とかプリントしました。プログラムの方はプリントする用紙を選ぶのに手間がかかりました。あさってには用紙が手に入るので、早速プリントしようと思っています。

 今使っているMacBook Proは250GBのハードディスクを載せていますが、色々なデータが増えた結果容量の80%近くまで使うようになりました。70%を超えた頃から何とかしないといけないとは思っていましたが、今となっては待ったなしの状況です。本当は今の倍くらいの容量が欲しいのですが..........

 次のN響出演は来週のB定期+足利公演です。この足利公演と2月のB定期+名古屋公演を見越して、今日タイヤをスタッドレスにしてもらいました。行きつけのタイヤ屋さんの若い衆が家に来てくれて、手際よく付け替えてくれました。このスタッドレスも今シーズンで終わりかなと思ったのですが、見てもらったらもう1シーズンは行けそうとの事でした。スタッドレスというと普通はスピードレンジはS(最高速度180km)ですが、私のつけている物はH(210km)です。1年中このタイヤでも良いくらいです。3月末までこのタイヤで行きます。


1.10

 昼頃に家を出てホールに向かいました。途中があまり渋滞していなかったので、寄り道をして買い物をしました。ホールには1時少し過ぎに着きました。ホールの前には開場前なのにかなりの人が並んでいらっしゃいました。とてもありがたい事です。
 A定期とC定期の2日目はともに午後3時開演です。普段は緊張が解ける時間帯に本番ですから、何回経験しても2日目のマチネーはペースを作るのが難しいです。今日も何回かつまらないミスをしてしまいました。
 今回のようなプロはセカンドは伴奏音形を延々と弾くので、リズムが後打ちと頭打ちが交代するところなど鬼門です。特にポルカ「観光列車」のような速い曲の場合は、1度間違えるとしばらく元に戻れません。また休みなく弾き続けるので、右腕が疲れてきます。
 今回は普段弾いている時につい忘れてしまう身体の左右対称を、いつもより意識しながら弾いてみました。ちょっとした事なのですが、とても有効でした。生徒にもやらせてみたら、ほとんどが楽に弾けるようになったと言っています。これがきちんと出来ると、楽器の持ち方も自然に解決します。


1.9

 今年の初めての定期演奏会でした。特に前半はいつもの定期と違って、お客様も楽しまれていらっしゃいました。ワルツだけでなく無窮動やポルカが入っているので、変化に富んだプロになっています。後半のR.シュトラウスの2曲は前半とは趣が異なりますが、華やかな楽しめる曲です。

 ゲネプロが終わってお昼を食べてから、ヤマハに行ってFinale2010のマニュアル本を買いました。これには普通の目次の他に、楽譜のそれぞれの項目にすぐ飛べるグラフィカル・インデックスがついています。オンラインヘルプを見ながら作業をするのはとてもやりにくいので、簡単な項目にすぐ飛べるこのインデックスは便利です。それからレコーダーの事情を店の人に色々聞きました。
 次に東急に行って、くたびれて内貼りが剥がれてしまったショルダーバッグの替わりを探したのですが、無駄足でした。それから東急ハンズに行って手帳のバインダーを買いました。そして最後にApple Storeに行って今のMac事情を調べました。一番調子が狂ったのがディスプレーです。MacBook Proにつなぐ純正のディスプレーがなんと24インチと30インチしかないのです。普通の家だったら、20インチ位が限度ですよね。そういえばiMacも知らないうちに21.5インチと27インチになっていますが、実際に自分の家に置くとどうなのだろうかと心配になります。
 色々やっているうちに時間もちょうど4時になったので、ホールに戻りました。それから昼寝する時間はありませんでしたが、気になっていた事を全部調べられました。でもせっかく持って行ったBookを開ける時間はありませんでした。

 楽屋に戻って軽く食べてから、着替えて舞台裏で指馴らしをして本番に備えました。今日はあまり深刻なプロではないので、いつもより気楽に楽しく弾けました。そしてとても良い気分で家に帰りました。


1.8

 今日はA定期の最後の練習日、全曲を通して弾きつつ部分的に細かく調整しました。そして午前中に「ばらの騎士」と前半の曲を、午後はブルレスケを弾きました。(私はブルレスケは降り番です。)
 昼休みに組合の会議があり、その後午後の練習が始まった時に私は表参道に行きました。246からちょっと入ったところが目的地なのですが、その近くのパーキングがなんと12分200円、つまり1時間1000円なのです。表参道ともなるとこんなに高く取られるようになったのですね。そして帰りは高樹町から首都高に乗ったのですが、今日は首都高はかなり混んでいました。明日からの連休を控えて用事のある車が全部出てきた、という感じです。明朝は連休で朝から首都高は渋滞しそうで、今から心配です。

 明日のA定期は6時開演なのですが、普段の7時開演とは1時間しか違わないのにこちらの感じはとても違います。7時開演の時は5時頃に楽屋に戻ります。それが6時開演になると、4時過ぎには用意を始めるので時間的にあまり余裕がありません。明日は東急ハンズとヤマハに行くので、その用が終わって楽屋に戻ると4時近くになるでしょう。

 私はMacBook Proの15インチを使っていますが、フルートのKさんは最新の13インチを使われています。バッテリーの持ちが良い上に薄くて軽いです。それにSDカードのスロットが付いています。今私が使っているMacBook Proは250GBのハードディスクがついていますが、そろそろ空きが少なくなりました。そこで内蔵のハードディスクを500GBにしたいのですが、そうするならOSもSnowLeopardにしたいです。
 今までMacBook Proは15インチと17インチしかなかったのですが、13インチが出てきたらモバイル用途にはこの方が使いやすいです。普段持ち歩くには少しでも軽い方が楽ですし、機内持ち込み手荷物のサイズ制限に対応するのにもこの13インチは魅力的です。唯一の問題点は表示エリアが今の1440×900が1280×800になる事です。でも外付けのディスプレーをつければこの点は解決できます。
 ハードディスクが一杯になる前にどうするか決めないといけないのですが、とても悩ましいです。


1.7

 尾高さんは「ばらの騎士」にとても時間をかけて、オリジナルのオペラのどういう場面なのかを説明しながら丁寧に練習しています。それから「天体の音楽」、皇帝円舞曲、無窮動......と練習し、最後にブルレスケをソロ付で練習しました。今月のA定期とC定期はもともとローレンス・フォスターさん指揮の予定でしたが、健康上の理由でA定期は尾高さん、C定期はジョン・アクセルロッドさんの指揮に替わりました。曲目は変更ありません。今回のA定期のプロは
 ヨハン・シュトラウスII世 / 喜歌劇「こうもり」序曲
 ヨーゼフ・シュトラウス / ワルツ「天体の音楽」作品235
 ヨハン・シュトラウスII世 / 常動曲 作品257
 ヨハン・シュトラウスII世 / アンネン・ポルカ 作品117
 ヨハン・シュトラウスII世 / ポルカ「観光列車」作品281
 ヨハン・シュトラウスII世 / 皇帝円舞曲 作品437
 R. シュトラウス / ブルレスケ(ピアノ:若林 顕)
 R. シュトラウス / 歌劇「ばらの騎士」組曲
です。明日もう1日練習して、いよいよあさってから本番です。

 まだ今年の仕事が本格的に始まっていないのか、昨日も今日も首都高は空いています。特に行きはとても順調で、いつもこうだと時間が読めて良いなぁ〜!帰りに銀座に用事があったのですが、こちらもパーキングは空車が目立ち、楽に止められました。ただ昭和通りだけはなぜか地下道が思ったより混んでいました。
 去年の暮に市川インターが、外環との接続を見越して模様替えされました。三郷南から湾岸の間は工事はまだほとんど手が付いていません。でもこれでいずれは繋がるのでしょうから、その意味では歓迎です。(全線開通すれば常磐東北関越へのアクセスが楽になるからです。)でも京葉道路自体は今回の工事でとても走りにくくなりました。なぜこんなに走り難くするのでしょう?


1.6

 今回のA定期は今年の初めからN響の正指揮者に就任された尾高忠明さんの指揮です。(この件についてはこちらをご覧ください。)午前中は「ばらの騎士」組曲を練習し、午後はプロ前半の曲を練習しました。ばらの騎士は同名の長大な歌劇の組曲版で、R.シュトラウスらしい音形を聴く事ができます。プロ前半の曲の中ではヨゼフ・シュトラウスのワルツ「天体の音楽」は初めてお目にかかった曲です。同じシュトラウスでも前半のヨハン・シュトラウス(+ヨゼフ・シュトラウス)と後半のR.シュトラウスではかなり雰囲気が違います。でも新年最初の定期にふさわしい曲が並んでいます。明日あさってはこれらの曲にプラスしてR.シュトラウスのブルレスケが加わります。これは自由なソナタ形式による20分ほどのピアノ協奏曲です。初めは「ピアノと管弦楽のためのスケルツォ」と名付けられていたそうです。
 今日はN響の仕事始めですが、N響の場合は初日から普段と全く同じペースで練習します。今回は曲数が多いので、初日から時間一杯練習しました。

 B定期はサントリーホールで水曜木曜に開かれますが、最近は同じプロで土曜日曜に演奏旅行をする、という事が多いです。今月はB定期のあと1日おいて土曜日に足利で、来月はやはりB定期のあと1日おいて名古屋で演奏会があります。こうすると東京の定期と同じ曲目でコンサートを開けるので、定期の雰囲気をそれぞれの地元で味わって頂けます。私たちにとってもこの定期のあと1日おいて演奏会がある、というのはとても楽しみです。というのは定期の翌日の休みの日に現地に先乗りできるからです。


1.5

 今月の終わりに久し振りの教室の発表会を予定しています。そのため生徒のレッスンをしたり、プログラムを作ったりと忙しい日々が続いています。(そのおかげでSV-A1の音を聴く機会が持てませんでした。)発表会は1月31日(日)に江戸川区東部フレンドホールで開かれます。生徒の皆さんは去年の色々のコンクールに続いて頑張っています。
 前にもご紹介した事のあるドミニク・オプノ著の『内なるヴァイオリン』という本は、挿し絵がとても明快で面白いです。ただ翻訳がいささか難解で読みにくいのが残念ですが.............その本の中に、ヴァイオリンを弾く時に無視されているのが身体の左右対称性である、という下りがあります。たとえば楽器の持ち方を直す時に、左半身ばかりに気が行って、右半身にはほとんど意識が行っていないというケースがあります。弓を持つ時はその逆に右半身ばかりに気が行ってしまうのです。いつも左右両方を意識しないと、全体がよくまとまりません。

 プログラムを作るDTP(デスクトップ・パブリッシング)のソフトはInDesign CS4です。このソフトの起源はPageMakerで、数値ではなくドラッグ&ドロップでデザインする直感的なMac的なソフトです。CS4になっても基本は同じで、素材集から気に入ったグラフィックを取り出して、それをプログラムの上に配置して、好きなように拡大縮小とトリミングが出来ます。100〜200枚位までだったら絵入りのプログラムなど自作できます。何といってもプリンタがカラーのLEDプリンタなので、インクジェットには禁物の水気を気にする必要がありません。


1.2

 今ごろになって1階レッスン室の大掃除をして、模様替えまでしました。今まではピアノを少し前に出して、その後ろにDevonとRogersを置いていました。そして左右スピーカーの間に使っていないデッキやチューナーなど色々な物を置いていました。Rogersをピアノの前に出さないためにこの配置にしたのですが、今回思い切って下の写真のように、そのRogersを部屋の長辺の方に移しました。

 そしてDevonの方も少し後ろに移しました。

 写真を見ればお分かりになるように、ピアノの後ろの雑物は全て片付けてすっきりしました。
 最初にRogersの音を聴いてみたら、今までとかなり響きが違い、高域がキツク聞こえました。次にDevonを聴いたら、前に音が出る感じなっています。今までスピーカーの間に置いてあった物に音が吸われていたのでしょう。Rogersの方は上の写真のようにしか置けないので、左右の開きがかなりあります。そこで内振りの角度を大きくして、中抜けしないようにしました。それで音は少しまとまって落ち着いてきました。でも今までとはかなり音が違うので、これからじっくりと音をまとめないといけません。もう1つ気になるのはプレーヤーがハウリングを起こさないかという事です。普通の音量では全然問題ありませんが、フルオケのフォルティッシモでどうなるかはまだ試していません。もし問題が起きるようなら、Rogersの位置を替えるか、Rogersではレコードは再生しないかのどちらかを選ぶしかないでしょう。

 今スリッパが一番長い時間いる場所は、1階の2つのレッスン室の間にある書庫の南側の窓です。今日もずっとそこに気持良さそうに長〜〜くなっていました。


2010.1.1

新年おめでとうございます

 穏やかな2010年の元旦が明けました。今年こそは良い年になりますように!

 今日は隣の両親の家に私たちと弟の家族が集まる恒例の年明けの行事をしました。我が家は年末までレッスンが立て込んでいたので、まだ正月を迎える準備が出来ていません。それなのにあさってからまたレッスンが始まります。
 夜になってからリビングの模様替えをして、心機一転をはかりました。そしてその後弾き初めをしました。

 今年は6日からA定期の練習が始まります。今月はこのA定期とB定期+足利、オペラシティでのNTT東日本コンサートに出演します。


2002年1月分2月分3月分4月分5月分6月分7月分8月分9月分10月分11月分12月分 
2003年1月分2月分3月分4月分5月分6月分7月分8月分9月分10月分11月分12月分
2004年1月分2月分3月分4月分5月分6月分7月分8月分9月分10月分11月分12月分
2005年1月分2月分3月分4月分5月分6月分7月分8月分9月分10月分11月分12月分
2006年1月分2月分3月分4月分5月分6月分7月分8月分9月分10月分11月分12月分
2007年1月分2月分3月分4月分5月分6月分7月分8月分9月分10月分11月分12月分
2008年1月分2月分3月分4月分5月分6月分7月分8月分9月分10月分11月分12月分
2009年1月分2月分3月分4月分5月分6月分7月分8月分9月分
10月分11月分12月分はこちらです。