4.11
今日はC定期の初日でした。少し遅めに家を出たのですが、ホールにはいつもと同じ時間に着きました。最近割に道は空いていて、今日も両国の合流の所で少し時間がかかっただけでした。NHKの5階の食堂でいつも通り朝食を食べてゲネプロに臨みました。
ゲネプロはほとんど問題もなくすんなり通りました。前にトゥランガリラを弾いた時にはオンド・マルトノの音がとても大きかった覚えがあるのですが、今回はとても控えめな音量でした。楽屋では同じ事を言っている人がいました。バランスは今回の方が良いと思いました。
ゲネプロが終わってから楽器屋さんに行きました。時々弦の反応が悪いと感じる事があるので、少し細めの弦に張り替えてみようと思ったからです。私はG線はオリーブエンドのリジッド(堅巻き)を使っていますが、時々太過ぎるのではないかと感じるのです。(普段は16 3/4を使っています。)ゲージを1/4落としてみようと思って楽器屋さんに行ったのですが、そのゲージの線は日本には輸入されていないとの事でした。そして今までのままでしばらく弾いていたら、ふと不満を感じる時は疲れて構えが悪くなっているのだということに気がつきました。きちんと構えている時は発音も良く音もよく通ります。つまり太過ぎると感じたら構えが悪くなっているのです。
そのあとホールに戻って昼寝をしました。1時間近く寝てしまいました。地下の楽屋ではW-01Kではインターネットに接続出来なかったのですが、この前手に入れたE-Mobileでは接続出来る上に速度もかなり出ます。サービスエリアが狭いという問題はありますが、エリア内であればかなりの速度が期待出来ます。メールを読んだりホームページを見るのであれば、これ位の速度があれば充分です。
いよいよ7時から本番です。今日は1曲だけの定期ですから開演は7時5分過ぎ位でした。80分以上の大作を弾いている割には会場からの反応に冷めたものを感じました。普段の終演時の反応を考えるといささか意外でした。少し遅めだから?........たしかに普通はフィナーレなどもっと熱狂的なテンポで弾かされます。1998年4月にデュトワ先生がこの曲を指揮されていますが、その時は速いテンポで追いまくられてとても疲れた事を思い出します。今回はメルクルさんは楽しむ感じに弾くようにと、テンポが速過ぎないように念を押されています。それが原因で会場まで乗り切らなかったのでしょうか.........?私には分かりません。 |