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昨日行った浦和には私が最初に習ったヴァイオリンの先生が住んでいらっしゃいました。アマデウス・アンサンブルのコンサートマスター朝枝さんも最初は同じ先生でした。
埼玉会館というと私はN響に入りたての頃ここでの演奏会の会場練習が終わった後、近くの鰻屋さんに連れて行ってもらってとても美味しかったことを覚えています。今ではその店もなくなってしまっているようで、近くを歩き回ってもそのような店は見つけることが出来ません。でも近くには鰻を食べさせるところがたくさんあります。(昨日忘れた埼玉会館の写真を今日アップしました。)
私たちは会場の思い出も色々ありますが、それ以上にそれぞれの街に思い出の店がたくさんあります。今でもあそこの街に行ったらあの店に行こうというようなところがあります。
以前は2〜3年で日本中を回るというのが演奏旅行の普通のペースでした。ですが最近は行く所と行かない所の差が激しく、東北地方はほとんど行かなくなっています。(単発でそれぞれの都市に行くということはあります。)
アマチュアのヴァイオリニストでお子さんが家に来ている方がいます。今はお子さんを教えることが大変で、ご自分で弾くことがほとんどなくなっているのだと思うのですが、ご自分もヴァイオリンを弾くことになりました。親子の合奏を目指して無理のないペースで是非頑張って欲しいと心から祈っています。お子さんを教えることを通して何かを体得されていると思うので、それをご自身の演奏に活かして欲しいです。(色々な面白いアイデアをお持ちでこちらもお話を聞くと面白いことがたくさんあります。)
またいつも勉強会で息子さんの伴奏をされるお母様もいらっしゃいます。こういうことを通して親子の絆が出来ると、とても楽しい親子共通の話題が出来ると思います。その昔ヴァイオリンやピアノを弾かれたご両親は是非お子さんと一緒に弾いてみて下さい。上手く弾けなくても楽しい一時を過ごせますよ!
今日は埼玉会館での演奏会でした。東京近郊での演奏会が段々少なくなって行く中、ここ浦和や大宮、市川などは数少ない例外です。興味のある人は東京の演奏会を聴きに来て下さるので、近郊の演奏会には定期を聴きに来て下さるような方はなかなか来て頂けないのです。今回はもともとはスヴェトラーノフ先生の演奏会だったわけですから、そういう方達も聴きに来て頂けたとは思います。
昨日本番をやっているので今日は昨日より落ち着いて弾けたと思います。会場の響きが昨日と今日とではかなり違うので、今日の方が音の芯が聞き取り易かったです。
今日トップページを手直ししました。Muse音楽教室関連のリンクも直しました。
サンバレーのJB300Bを聴きました。一言で言うとSV-501iは性能重視、JB300Bは昔懐かしい感じです。基本的にはSV-501iの方が私は好きですが、JB300Bの持ち味も捨てがたいものがあります。かなり長い間聴き続けてみないと本当のところは分かりません。エージングの問題もあり、今の状態ではSV-501iの方が音が馴染んでいますがそれは当然でしょう。
今ルービンシュタインの弾くショパンのソナタ第3番を聴いています。72歳と74歳の時の録音なのですが、1楽章と2楽章でかなり音が違います。その事以上にこの年でこのように弾けるのはすごいです。向こうの人は日本人に較べて演奏家生命が長いです。日本人でいうと園田先生は別格に演奏家生命が長いです。(指揮と違って自分で音を出すのですから、同年齢でも意味合いが違います。)
今回のマイケル・スターンさんは今年の5月3日に亡くなられたスヴェトラーノフ先生の代役を引き受けて下さった方で、スヴェトラーノフ先生のプロをそのまま曲も変更せず指揮されています。スターンさんはお父上のアイザック・スターンの1周忌の演奏会が色々なところで行われるので、世界中を飛び回っていらっしゃるそうです。その中N響のステージに立って下さったことは大変有り難いことです。
今日ゲネプロの時から私は弾きながらスターンさんの指揮を見て、合唱団の指揮を見ているような錯覚に捕らわれました。ヴォェヴォーダというほとんど知られていない曲をスヴェトラーノフ先生がわざわざ選んでいらっしゃるので、出来ることならスヴェトラーノフ先生の棒でこの曲を弾いてみたかったです。今回以上にきっと素晴らしい曲なのだと思います。(今回は全体にテンポが速すぎるように感じました。)ロココもソロとの呼吸が今一つと聞こえました。
その1つの原因は対向配置にあると思います。普通の配置だと両方のヴァイオリンがまとまって聞こえるので他のパートも聞き取りやすいでしょうが、対向配置だとヴァイオリンの音が左右両翼に分散してしまっているように聞こえてくると思います。特に両方のヴァイオリンのアンサンブルがとりにくくて仕方ありません。私は個人的にはこの対向配置はやりたくありません。
何と言っても今回スターンさんが曲目も変えずにスヴェトラーノフ先生のプロをそのまま指揮された事はとても有り難いことで感謝いたします。
今日はマイケル・スターンさんの練習でした。チャイコフスキー特集で、
1.交響的バラード「ヴォェヴォーダ」
2.ロココの主題による変奏曲
チェロ:アレクサンドル・クニャーゼフ
3.交響曲第4番
というプロです。
練習は4番から始まりました。テンポが段々重くなっていく癖があるということをさかんに言われていました。ロシア人の指揮者のようなテンポの持って行き方をしたいような感じでした。オーケストラはテンポの設定がわからないとそれぞれ自前のやり方でテンポを合わせていくものですが、最初の練習の時はお互いに見合いになってしまうのでテンポが遅くなってしまうことがあります。
次にヴォェヴォーダを練習しました。この曲は特に難しいというわけではありませんが、何ヶ所か弾き難いところがあります。それ以上に多分N響にとって初演の曲で、どんな仕掛けになっているのか分からないので、かなり時間をかけて練習しました。(私もこの曲がある事を初めて知ったくらいです。)
最後にロココの練習をしましたが、私は曲降りでした。
明日はオーチャードホールで演奏会です。
今日は一日中細かい用事に追われてぐったり疲れてしまいました。明日はまた練習があるので、今日は簡単に書きます。
今日レッスンで専門を志す子をレッスンしたのですが、どうしてもただ音を並べるだけになってしまうのです。今まで色々な言い方をしてレガート奏法を試みるように仕向けて見たのですがうまくいかなかったのです。ところが今日単純に「どんなに簡単なところでもメロディーだと思って弾いてごらん。」と言ったら、音のつながりが急に良くなり、いつもなら弓を返した時に弓をたくさん動かしてしまう癖まで直ってしまいました。それぞれの子によって何か言い方のツボのようなものがあるのだなとつくづく思わされた今日でした。(この子の場合以前だったらこの言い方では直らなかったので、とても意外でした。)
このところずっと気になっていた事が今日1つ解決し、スッキリとしたと同時に急に食欲が出てきました。人間というのは本当に感情にとても支配されるものなのだということを再発見しました。それにしても今日のビールの美味しかったこと。
先程サンバレーのホームページの中の「店主日記」を拝見したら、昨日のN響のアイシン・ハーモニーホールでの演奏会のことが書かれていました。大橋さんは私のすぐ左に座っていらっしゃいました。本当はもう少し真ん中辺りの席で聴いていただきたかったのですが、そういうわけにも行きませんでした。
大橋さんの書かれている通りに、私は作ることも大好きですが、どちらかというとそれで良い音を出すことの方に重点を置いています。自分の作ったキットから他の人も納得出来るような音が出て初めて良かったと思う私です。
今回のように対向配置だとヴァイオリン協奏曲の時などソロの方の演奏がよく見えてとても参考になります。今まで私は右手を高目に構えて弾いていたのですが、この年になると肘を低めに構えた方が良いかもしれないと加藤さんの演奏を見ながら思いました。昨日本番中にちょっと試してみたのですが、余計なことをしたために譜面を1段読み違えてしまいました。普段の練習でちゃんと自分のものにしてから本番にかけないとダメでした。(弾き手というのはいくつになっても更に良い弾き方があるのではないかと、いつも探しているものです。それが見つかった時のうれしいこと。滅多にそういうことはないのですが。)
今日はアイシンワーナーのハーモニーホールでの演奏会でした。お昼過ぎに東京を出て三河安城で降りました。そこでサンバレーの大橋さんとお会いしました。大橋さんにハーモニーホールまで送っていただいて、そこで真空管アンプの先輩横山さんとも一緒に2時間近くお話をしました。私は自分だけでなくいつも家族と一緒に音楽を聴くので、気軽に聞けてテレビと同程度の存在感のステレオで良い音を聴きたいのです。音楽の楽しさは人とそれを共有すると更に楽しさは倍加します。私はこの曲のここのシンバルの音がどうだとかいうような聴き方はしないのです。勿論そういう楽しみもありますが、それがメインの楽しみ方ではありません。(音を聴いているのではなく音楽を聴いているのです。)
大橋さんは昨日おとといと真空管オーディオフェアで東京にいらしていたのに、今日は半日私たちにつきあっていただいて本当にバイタリティのあるタフな方です。この行動力には頭が下がります。ありがとうございました。
今日の会場ハーモニーホールは今まで何回も来ています。車でないと交通の便が良くないのと、近くに食べるところがあまりないのが玉に瑕ですが、音はよく通る感じで昨日より弾き易かったです。特にチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲の時の加藤さんの音の通り方にそれを感じました。その原因は会場のプロポーションだと思います。昨日の会場は奥行きが深く、今日の会場は奥行きが浅いのです。会場の奥からの音の反射が今日の方が強いからです。といっても音がキツイというわけではありません。
今日辺りになると小泉さんの持って行き方が馴染んできて、何をやろうとしているのかその意図がよく分かりました。なかなかユニークで面白いと思いました。
三河安城駅で名古屋行きの新幹線を待っている今日のソリスト加藤さんと、永峰さん、中村さんの3人です。
今日は所沢ミューズでの演奏会でした。私はここに来るのは初めてだと思っていたのですが、ゲネプロが終わった後会場のレストランに行ったら、「ああ、ここ前に来た事ある。」という景色でした。でも過去のホールの写真を見てもここの写真はないので、このホームページを始める前に来ているのかもしれません。とすると97年5月以前の話なのかもしれません。そんな昔のことだとは思えないのですが、ホームページに記録が残っていないところを見ると5年位前なのでしょう。
西武新宿線の航空公園駅から歩いて10分位で今日の会場に着くのですが、駅から会場までの道はとても気持ちの良い街並みです。
今日の会場は響きは良いのですが、ステージの反対側の音はいくぶん遅れて聞こえます。といっても弾き難いというほどではなく、気持ち良く弾けるホールです。今回は対向配置をとっているので、あまり弾き易くはなかったです。セカンドはファーストの隣で弾いた方が絶対に良いです。
本番になったらさすがにN響という感じでした。運命の初めの弾き方など何回弾いても何か違和感があるのですが、本番は良くまとまっていました。こういうところでずれないところはN響の凄さだと思います。練習の時には不安感があっても本番になると、自分たちでまとまってしまうのです。
チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲も弾き飛ばさないでじっくり弾いていくというやり方で、私はこういう弾き方はとても好きです。
明日は安城のアイシンワーナーのハーモニーホールでの演奏会です。明日午後会場に着いたら、サンバレーの方と会う約束をしています。(サンバレーは安城の近くの刈谷市にあります。)今からとても楽しみです。
小泉さんはよく弾かれるオベロンや運命には満足せずに、色々なところの音符の長さやスタッカートの具合にとても細かく注文を出されています。特に運命の出だしは独特のタイミングで、初めはいささか面食らいましたが何回かやっているうちに要領は呑み込めました。全体的にフェルマータをあまり伸ばさず、棒が動いたらすぐに弾けば良いようです。出だしはとても速めのテンポですが、同じ形が戻ってくる所ではテンポが落ち着いています。目指しているところが今一つ分からないところではあります。
加藤さんのチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲は割と落ち着いたテンポでじっくり弾いていくタイプです。特にフィナーレなどそれほど速くなく、全部の音をしっかり出していくという弾き方です。
このところ長めのプロが続いていたのですが、今回はN響にしてはコンパクトなプロです。いつもいつも長大なプロを組まなくても良いと思います。
練習終了後一度家に帰って昼寝をしてから、また別の用事で出かけました。昼寝をしたのに用事の途中で眠くて困りました。そんなに夜更かししているわけでもないのに、どうしてなのかな?.....早く寝ようっと。
明日は23日の所沢、24日のアイシンのハーモニーホールの演奏会の練習です。指揮は小泉和裕さんで、以下のようなプロです。
1.ウェーバー:歌劇「オベロン」序曲
2.チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲(ヴァイオリン:加藤知子)
3.ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
加藤知子さんも日本人離れした音の持ち主で、ヨーロッパを中心に活躍されている方です。
24日のアイシンワーナーの演奏会の日に、今私がリビングで使っている300BのアンプキットSV-501iのメーカーであるサンバレーの方とお会いする約束になっています。アンプを作る側の方には是非演奏する側の感覚を理解して頂きたいので、何回かメールを差し上げたことがあります。今回お会いしてゆっくりお話しが出来ればと思っています。
最近某雑誌を読んでいて最近のステレオは透明度が今までよりはるかに良くなっているという事が書いてあったのですが、またまたクリアさってどういう事なのだろうかと考えさせられました。クリアに全てを分解して聴かせて、聴いている人に何を伝えたいのでしょう。料理を食べている時に調味料が1つ1つ浮き立ってきたらツヤ消しですよね。それを一生懸命やっているのが今のステレオだったりして.......?違いますか。こんな聴き方をしていたら、良い演奏家など育ちません。演奏家のやっている1つ1つのプロセスなど暴いて音楽の何が分かるのですか?(どんな名演奏家でも実演だったら1回の演奏で何ヶ所も不本意なところはあるものです。)ホンのちょっとした弾き間違いを聞き取ったなどと言って大騒ぎして何の意味があるのですか。それにそういう機器を持っている人の音楽に関する批評がまるで見当違いだったりすると、折角の機械がかわいそうです。
ここが一番問題なのです。今のステレオの世界ではステレオが主役で、音楽はそれの引き立て役としてしか使われていないのです。だから我々演奏家とは同じ音楽を聴いても聞いている部分がまるで違うのです。何度も言いますがラジカセで聴いたって、名演奏は名演奏です。名演に聞こえるからそのステレオが良いのではないのです。どんな機械で聞いても名演に聞こえるように弾いている演奏家が上手なだけです。
昨日の庄司さんの演奏についてはとても多くの方から素晴らしかったというメールをいただきました。庄司さんの演奏は以前学生コンクールの披露演奏会で聴いたことがあります。その時もひときわ目立った存在だったと思いました。小さい時から本を読むことが好きだということを、テレビの番組で見たことがあります。昨日の演奏などそういう下地の上に成り立っているのでしょう。ヴァイオリンの弾き方という方法論の次元を超えたものを感じさせてくれます。次世代を背負って立つようなヴァイオリニストになることでしょう。
今日はB定期2日目でした。今日も庄司さんの演奏は素晴らしかったです。休憩時間にも楽屋では日本人にもこんな演奏をする人が出てきたのだという話で持ち切りでした。今日はアンコールを弾かれました。弾き出した時には聴いたことのない曲で、一体なんという曲なのだろうとステージの上でお互いに話し合っていました。ジョルジョ・フェラーリという人の12のキャプリースより第7番だとのことでした。ショスタコーヴィッチを弾いた後にニコニコしながら余裕で弾いている感じで、ずーっとこのままでいて欲しい存在です。
火の鳥の方は昨日の方がよりファンタジーがあり、良かったように感じました。今日で今回のデュトワ先生の公演は終りです。次は12月にまたいらっしゃいます。12月はベルリオーズのレクイエムというとても大掛かりな曲が演奏されます。
昨日の定期を聴かれた方から「 紗矢香おそるべし!」というメールをいただきました。やはり会場で聴いていてもすごく迫力があったようです。とても10代の演奏家とは思えないほどの完成度です。
ちょっと前からオークラからサントリーホールに向かう途中の一方通行の道の様子が変わっていました。(正面がオークラ方向、後ろがアークヒルズです。つまりオークラからサントリーホールに行く時は、この坂を下るのです。この道はとても交通量が多く、荷物を持って歩く時などとても歩きにくかったのです。)
前は車道の部分だけの道巾で、車と歩行者が交錯する歩きにくい道でした。ところがこの前から左側の部分が歩道になっていたのです。この土地を持っている会社が歩道として開放しているという看板が出ていました。この都心の地価の高いところをこのように開放するというのは素晴らしいことです。
今日はB定期の本番でした。今回の定期の一番の収穫は庄司さんでしょう。日本人の若い演奏家の中でもぴか一の存在だと思いました。この長大なカデンツァをもつコンチェルトの一番のポイントのカデンツァをすごい集中力で弾き切り、聴衆まで引き込んだこの演奏は聞き物です。速い楽章などデュトワ先生の割と大きめな指揮振りにも影響されず、マイペースを崩さず弾き切ったのは見事でした。(これはソリストに余裕があるから出来ることで、精一杯弾いているような人だったらこのようにはなりません。)若さのエネルギーに圧倒されました。終わった時の顔を見るともう1回でも弾けそうな余裕を感じました。
このところ若いソリストが続けて登場していますが、今日の庄司さんの演奏を聴くと日本人の若い演奏家にもっと注目して欲しいです。パフォーマンスばかりの目立つ生煮えの演奏に付き合わされると、何も言うことがありません。
後半の火の鳥は先生がちょっとテンポを押さえ目に持っていかれたので、全曲版をわざわざ選んだ意味がよく出ていたと思います。カッチェイ王のところでちょっとテンポが滑っているような感じはしましたが、全体的には割と良い音が出ていたと思いました。
練習の時の今回のプロは暗すぎるのではないかという心配は、今日終わってみると杞憂に終わったようです。明日も今日と同じように行くことを祈っています。
休憩時間の控室での話を総合すると、バレーなしに演奏会バージョンで弾くのだったら短い1919年版が一番よくまとまっているのではないかという意見が圧倒的に多いです。全曲版はバレーがあって初めて活きてくるというのが私たちの印象です。勿論全曲版が悪いというわけではなく、聴衆として聴くのだったら19年版の方が聴きやすいという意味です。ストーリー的には全曲版の方が妥当でしょう。指揮の持って行き方次第ですから、棒とオケがうまく噛み合えば全曲版は聞き応えがあるというものでしょう。
昨日に続いて午後はショスタコーヴィッチのヴァイオリン協奏曲の練習でした。今回も10代のソリストですが、今回は聞き応えがあると思います。ちゃんとオケの音を聴きながら弾いているので、こちらとしてもとても弾き易いです。それに何と言っても音が素晴らしいです。
今回の定期は2曲とも暗い印象がとても強く、いつもの先生の選曲とはいささか雰囲気が違います。今までとは違う路線を求めていらっしゃるのかもしれません。春の祭典もペトルーシュカもお得意のレパートリーですから火の鳥も当然お得意なのでしょうが、明るさを信条とされる先生のプログラミングとは思えないようなところがあります。
午後からはショスタコーヴィッチのヴァイオリン協奏曲第1番の練習でした。この曲も暗い雰囲気です。この曲は協奏曲には珍しく4楽章構成の曲で、3楽章のパッサカリアからフィナーレの間にとても長いカデンツァがあります。2楽章と4楽章の速い2つの楽章はオケの方も弾くのは大変です。ソロはとても見事で、2日も練習する必要があるのだろうかというのが偽らざる印象です。
今日は昨日以上に道が空いていて、行きも帰りもとても楽でした。ですがこういう日は必ず他の車にはお構いなしに、強引に隙間に入り込んでくる車がいるのです。今日も行きに1台そういう車がいました。
今レコードを聴いているのですが、やはりCDよりレコードの方が聴いていて落ち着きます。何で高性能な筈のメディアの方が音楽的につまらなく聞こえるのでしょう。オーディオ自体も高性能を謳い文句にしているものの音は平板に聞こえます。昔の低性能な方が録音する技術者が必死で音楽を捉えようとしているように見えます。技術的な方法論ばかりが先行していて、肝心の音楽が見捨てられています。
今日は一日火の鳥の全曲版の練習でした。バレーのつかない演奏会バージョンとしてはこの1910年版は視覚的要素のない音だけの版なので、全体を通していささか暗すぎる印象が強いです。演奏会用の版としてはやはり1919年版が一番良くまとまっているのではないかという声が多かったです。この版をわざわざ使うのだったらバレー付きでやって欲しかったです。というのは音だけでなくバレーが付いて初めてこの版の良さが出るからです。
この全曲版を聴く機会はあまりないので、その意味では今回の定期は聞き物ですが。
普通協奏曲の練習は練習の最終日の午後にあるのですが、今回はソロの庄司さんの希望で明日とあさっての2日にわたって練習があります。ソリストの並々ならぬ意気込みの表われで、練習が楽しみです。
今日は連休の初日で天気も良くなかったので、道はとても空いていて家から30分位で練習所に着いてしまいました。普段でもこれくらい空いていると有り難いのですが。明日もほぼ今日と同様であろうと楽しみにしています。
朝からとても涼しく、さすがに9月半ばという気候です。小さい子の場合弾くことにちょっとでも不安があると、弾き出す前から態度に出てきます。ですから練習がちゃんと出来ていないと自分で自覚している時など、レッスン室に入ってくる時からオドオドしているものです。ゆっくり練習して1つ1つの動きを納得してから、少しづつ速くして行けば弾けるようになるのですが、どうしても気が焦るので徹底的にゆっくり弾けないのです。これを毎回毎回根気よく続けていくことが大切です。
弾けない時にはテンポ通りにゆっくり弾いてみることが一番の薬になります。メトロノームの助けを借りて半分くらいのテンポで正確に弾いてみることをお奨めします。(この半分のテンポなら弾けるはずです。半分のテンポでも弾けないような曲はまだその曲に挑戦する資格がないということです。)自分ではテンポ通りに弾いているつもりでも、勘違いをしている場合がとても多いものです。
明日からは「死の鳥」いや「火の鳥」の練習です。1910年の全曲版を弾きます。この曲も先生のお得意のジャンルです。どのような仕上がりになるのかとても楽しみです。世の中連休ですが、N響は2日とも練習です。
13日の金曜日というきわめつけの一日でした。今日はA定期の2日目でした。今日は前半は昨日に較べると落ち着いていたと思います。私の印象では今回の定期は先生の指揮振りが前半と後半ではすごく違うように感じられました。前半はいささか強引に感じるのです。全体としては昨日より今日の方が良く感じました。会場の反応もそのように感じられました。
昨日の本番の時からホルンの樋口さんが調子が悪かったそうで、今日はお休みになってしまいました。急に1番のエキストラを頼んだようです。
次はB定期です。火の鳥の1910年版(全曲版)がメインで、その前にショスタコーヴィッチのヴァイオリン協奏曲の1番があります。(ソロは庄司紗矢香さんです。)
今日はA定期の本番でした。前半は今一つピントが合わない感じのままで、会場の反応もいつもと違って盛り上がっていませんでした。後半になり牧神が始まってやっと焦点が合ってきた感じです。いつものN響らしさがやっと出てきました。今日の本番は尻上がりに良くなって行った感じで、最後にはいつものような反応でした。1曲目の「海賊」はやはり速すぎて色々なところで事故がありました。それに音が生のままぶつかっている印象です。牧神の神田さんのソロは素晴らしかったです。ルーセルが一番まとまっていたようで、一番落ち着いて弾けたのはこの曲でした。明日は前半がもう一つ盛り上がりたいです。
今日はゲネプロが終わってからグラスのビールを飲んだのですが、外に出たら暑さのせいでお燗をしたような感じになってしまいました。普段ならハンズとかロフトに行くのですが、今日は楽屋に戻ってゆっくり昼寝をしました。どのビルも入った時に涼しく感じるように強いエアコンをかけているので、建物の外と中の温度差が激しくて、体調を維持するのがとても難しいです。エアコンを直接体に浴びないように上着をいつも持っていないといけないので、荷物が多くて困ります。何とかならないものでしょうかね。
今まで練習してきたルーセル、ベルリオーズ、ドビュッシーは段々まとまって来ました。面白いと思ったのは、先生のテンポが最初に通した時と部分的に手直しをする時とでは微妙に違うのです。最初に通した時はとても速いのですが、手直しの時は一段遅いのです。通して弾く時は流れを重要視するからなのでしょうが、弾き手からいうと後からのテンポの方が落ち着いて弾けます。
午後はラフマニノフのピアノ協奏曲を練習しました。
栄子先生のひとりごとも1周年を迎え、私とは全然違う発想で書いているので、私にとってもとても参考になります。実生活でもよく花を育てるのと生徒を育てるのは一緒だと言っていますが、ひとりごともまさにその通りのことをたくさん書いています。 いつも頭の中は生徒と花を育てる事で一杯という感じです。
今回の練習の時など朝練習所に行くと、既に何人かの人がPowerbookやiBookを持ってきています。私以外は皆OS Xを使っています。今回のJaguar(10.2)でOS Xもやっとちゃんと使えるようになったとのことです。スキャナーはまだ使えないものが多いようですが、それ以外は一応普通に使えるようになったそうです。10.2になってスピードも速くなったようで、MACWIREなどで紹介されているのと同様な印象を持たれているようです。その様子を見ても私はまだしばらく待ちで行きます。
昨日は第2組曲を中心に練習したので、今日は第1組曲から練習しました。こうやって練習してみると第1組曲もなかなか良い曲です。初演の時に音楽以外の衣装と振り付けは酷評を得たようで、今では管弦楽組曲として演奏されることが多いそうです。ルーセルは初めは軍人として活躍していましたが、音楽への夢を断ちきれず軍隊をやめ作曲家としての道を歩いたという変わった経歴の持ち主です。とても魅力的な音のするところがたくさんある曲で、デュトワ先生がメインプロとして取り上げるのもよく分かります。
ベルリオーズの「海賊」はテンポがあまりにも速く、本番でちゃんと弾けるかいささか不安です。牧神の午後はフルートのソロは神田さんですが、デュトワ先生もとてもお気に入りでとてもご機嫌が良くニコニコされています。
まずルーセルの「バッカスとアリアーヌ」から練習が始まりました。第1組曲を弾いている間は初めて弾いたような気がしていましたが、第2組曲になったら色々なところで昔弾いたことを思い出しました。今日は主にその第2組曲を練習しました。どちらかというと第2組曲の方が面白く感じます。第1組曲の方は前に弾いているにもかかわらず、なぜか弾いていても印象が薄く思い出さないのです。
午後からはベルリオーズの「海賊」と牧神の午後を練習しました。海賊という曲は先生がとても速く振られるので、細かいところがとても弾き切れない難曲になってしまっています。最後に牧神を練習しましたが、海賊と違ってこの曲はとても丁寧に音色を作っていきました。海賊は清涼飲料水のような曲ですから、牧神の方にこだわるのは当然ではあります。
久し振りに定期の練習で今日は疲れました。帰りには日本音楽コンクールを聴きに行っていた栄子先生を迎えに行きました。
今日は珍しくレッスンがないので、朝から久し振りにMacの環境を整えました。まずiBookのOSを9.1から9.2.2に上げ、それに付随するソフトをバージョンアップしました。それからPageMakerの書類をプリントするのに、足りないフォントをインストールしPPD(プリンタ記述ファイル)を更新しました。このフォントのインストールにはとても手間がかかりました。まずフォントの入っているフロッピーが2DDなので、8500を起動させてそれでフロッピーを読んで、それをEther経由でG4に持って行きました。とても手間がかかっているのですが、そのフォント自体は今のOSでは読めませんでした。
今となっては2DDのフロッピーに入っているデータは、フロッピードライブの付いている機種でしか読めません。そうなると今唯一フロッピードライブの付いている8500を処分できないことになります。でもそのためだけにこんなに大きくて重いものをとってはおけません。
明日からはA定期の練習が始まります。今度の定期はメインがルーセルの「バッカスとアリアーヌ」です。他の曲は馴染みのある曲ですからてこずるというプロではないと思います。明日からまた頑張って練習に行かなくては。今年の秋から来年の5月位までは色々なイベントのオンパレードなので、体調には充分気をつけないといけません。
ヴァイオリンとピアノの両方を弾いていて、今年はPTNAのコンペティションを受け全国大会まで行った生徒の久し振りのレッスンがありました。本人にとってこの全国大会にまで行ったということがとても自信になったようで、ヴァイオリンでも今までとは見違えるような変身を遂げていました。よく栄子先生が言うように子供の可能性は無限大で、何かをきっかけにガラッと変わることがあります。 今までは自分で弾いている音をあまり聴いていなかった子だったのに、今日は音をよく聴きながら弾いているので音程もとても良くなっていました。それに今までになくレッスンに集中できていました。とてもうれしいこの夏の成果の1つでした。
新しいWeb Designソフト「Freeway 3.5.5J」の10MB近いデモ版を先程ダウンロードしてみましたが、2分ほどで終わりました。やはりブロードバンドの威力はすごいです。
私は今Dreamweaverを使っているのですが、この新しいソフトFreewayのインターフェースはすぐには馴染めません。今Dreamweaverで何の不満もないので、あえて新しいソフトに乗り換える必要もないです。譜面書きのソフトの時にもそうでしたが、結局最初に馴染んだソフトが一番使いやすいです。(といっても私は最初はPageMill
でホームページ作りを始めましたが、PageMillが開発中止になってしまいました。そこでGoLiveにするかDreamweaverにするかずいぶん迷った揚げ句Dreamweaverになったので、最初からDreamweaverだったわけではありません。)
昨日導入したブロードバンドはとても気持ちが良いです。今まで写真が全部表示されるまでイライラしながら待っていたのがウソのようです。今までのメールアドレスはそのまま残してあるので、皆様とのメールのやり取りについては今までと変更はありません。ただPathインターネットに来たメールもこれからは返信を市川ケーブルネットから出すので、差出人のアドレスが変更になっています。ですが、Pathの方もそのまま活きているので今までのままでもメールは届きます。
ケーブルネットの設定はとても簡単でした。ただルーターのEtherのポートに極性を変えるスイッチがついていないので最初はインターネットに接続できなかったのですが、こんな事もあろうかと思って極性を変えるアダプターも買ってあったので、大して手間取ることもありませんでした。
これから旅行の時などにPHSや内蔵モデムでインターネットに接続すると、待たされることがあるでしょう。ケーブルテレビにアクセスする電話番号でもあれば良いのですが。今朝も用事で色々なホームページを探したのですが、表示の時間が早いし常時接続なので電話代を心配しないでいられるので助かります。ケーブルテレビは部分的には光ファイバーが導入されているので、そう遠くない将来には光に移行するでしょう。その事もあって今流行のADSLではなくケーブルネットにしたのです。
まだ大きなファイルのダウンロードはやっていないのですが、それをやると速くなったことを実感できるという話でした。N響にも既にブロードバンドに移行している人はたくさんいます。私もやっとその仲間入りを果たしました。
午前中にケーブルテレビのインターネットに接続の工事をやってもらいました。1時までに渋谷に行く用事があったので、すぐにインターネットに接続することは出来ませんでした。用事が終わった後秋葉原に行ってブロードバンドルーターを買って家に帰り、夕食後やっと接続できました。今までとはケタ違いの速さです。
実はターミナルを置く工事をした部屋は、普段はスリッパが夕方までゆっくり寝ている部屋でした。工事の人を見たスリッパは腰を低くして警戒体制に入り、呼吸まで犬のような荒い息になってしまったそうです。普段とちょっとでも違うことが起こると普段は今日工事をした部屋のクローゼットに逃げ込んでいるのですが、今日はその部屋に行けないので本当に焦ったようです。夕方私が家に戻った時は普段と同じに戻っていました。
今までは将来性が未知数なのでISDNのままにしていたのですが、色々なホームページを見に行っても遅くてイライラすることが多くなったので、ケーブルテレビにしました。ADSLというのは私には中途半端にしか映らないので、光ファイバーが使えるまで待つかケーブルテレビにするかの決断だったのですが、踏み切ることにしました。ダウンロードが速くなるのが楽しみです。
今日はオーディオ関係の雑誌の取材を受けました。結局5時間近くかかったのですが、色々なお話が聞けとても参考になりました。1階のレッスン室の取材がほとんどだったのですが、2階のリビングも見てもらいました。こちらは今1つ低域が出ていないのですがその点についてご意見を伺ったら、スピーカーの下にコーリアンの板を敷いてその上に木の台を置いていることとスピーカーコードが問題ではないかとのお話でした。お帰りになられてからコーリアンのボードを外し、コードを50芯の被服がしっかりしたものに交換して聞いて見たら、低域がしっかり聞こえるようになりました。想像していたよりずーっと効果がありびっくりしました。前に秋葉原で買った50芯相当の安いコードなのですが、高価なスピーカーコードよりずっとずっとマトモな音です。(今までのコードは芯数が少なくて被服が柔らかかったのですが、こういう場合は音が抜けてしまう傾向があるというお話でした。)また制振のアクセサリーは重ねて使わない方が良いようです。
地方にいらっしゃるステレオファンの方は生の音を聴く機会が少ないというかほとんどないので、生の音のイメージがないので試行錯誤で自分で工夫せざるを得ないから難しいのではないかというお話でした。私たちは生の音に囲まれているのでステレオの音の中から生のイメージを拾い出すのは簡単なのですが、たまにしか生を聞かないで良いバランスをとるのは無理かもしれません。そうなると雑誌に書いてあることを信じてやってみるしかないのでしょうが、これがまたあまり信用がおけないのですから困ります。使いこなしというようなタイトルの本を読んでやってみてもあまり効果は期待できません。その意味で今日のような機会に色々なステレオを見ていらっしゃる方のご意見を聞けたのはとても参考になりました。
今日は練習の始まる時に練習所に行きました。普段は練習がある時は7時過ぎに家を出て8時過ぎに練習所に着くのですが、今日は9時少し前に家を出て9:45頃着きました。いつもこのように行くのだったらもっとゆっくり家を出れば良いのですが、渋滞が心配なのでどうしても早く家を出て練習所で朝食ということになってしまいます。早々に家に帰り、近くのショッピングセンターで買い物をしました。
錦糸町から江戸橋まではいつも渋滞していますが、錦糸町で降りるかそのまま首都高で行くかはいつも迷います。私は降りるかそのまま行くかは半々なのですが、下の道を頑張って行って箱崎に行った時に首都高を見ると「下りなければ良かった。」と思うことも多いです。特にホールに行く時には我慢した方が正解のことが多いです。
昨日書いたヴァイオリンの音のことですが、ヴァイオリンの音の出し方はパンに蜂蜜を塗るような感じと言われます。(単純に左右に動かすだけではダメということです。)弓の動きは直線的に左右に動くものではなく、体の動きを借りて8の字のように動いて粘っこい音を出さないといけないのです。ですからCDを聴いた時に音がサラサラと聞こえるのは望ましいことではないのです。特に大切なのは音の変わり目です。切れ目なく、弓の返しが目立たないことが必要なのです。弓を使い過ぎてコントロール出来なくなると、音がきれいにつながらなくなります。それをステレオからちゃんと聞き取りたいというのが私の希望なのです。
旅行中に書き上げようと思っていた原稿を今日やっと書き上げました。昨日一応書いたのですが、読み直してみたら文章のタッチが気に入らないので、今日途中から書き直しました。近いうちにどの雑誌に載るのか皆様にご紹介できると思います。前のフィルハーモニーの原稿も原稿用紙10枚程度だったのですが、今回も同じくらいです。原稿用紙10枚というのは書くことが頭の中にまとまりさえすればすぐ書けるのですが、今回は表現の仕方が難しくて思ったより手間がかかってしまいました。
最近色々な人のレコードやCDを聴いていますが、私がもっとも好んで聴くのはミルシュタインとオイストラフの小品集です。ミルシュタインのCDは「A Tribute
to NATHAN MILSTEIN」、オイストラフの方は「Edition David Oistrakh(No.15)」というものでPieces rares
et virtuoses pour violonという副題がついています。どちらも単なるピアノ伴奏のCDなのですが、2人のヴァイオリニストとしてのすごさがよく分かります。というのはどちらのCDも聴いていると弓の動きがよく分かるのです。同じCDでもスピーカーが違うとかなり印象は違います。B&Wでもこの2人のすごさはよく分かったのですが、Rogersと較べると音の表面が平坦に塗りつぶされたように聞こえます。これは私の環境にはRogersの方が合っているということで、どちらが良いという事ではないようです。いずれにしろ私は真空管のシングルアンプの音が好きで真空管で聴くわけですから、B&Wの本領は私の環境では出てこないでしょう。
いまリビングに移って同じミルシュタインのCDを聴いていますが、音が軽くサラサラと聞こえます。いまメリディアンが修理に出ているので、Goodmanの携帯用CDプレーヤーで聴いているのでそのせいだと思います。メリディアンだともう少し充実した音が聴けるのに。早く帰ってこないかな........
温度は依然として高いのですが、暦の上では9月になり秋になったわけです。N響もいよいよ2002〜03年のシーズンに入ります。最初を飾るのがデュトワ先生のシマノフスキーの「スターバト・マーテル」と「歌劇ロジェ王」です。(私は降り番です。)
今度のシーズンはN響にとって激動の歴史の始まりになるでしょう。オーケストラ活動がどうなって行くのかという基本的な問題のほかに、N響の歴史の転機にもなる年でしょう。皆様の温かいご支援が更に必要になっていくと思います。
今私の家の前の電柱を移動する工事が行われています。動かす距離は4mほどなのですが、新しい電柱は今までのものより細いのです。直径が10cmほど小さいのですが、電柱の重さは従来のものより重くなっているそうです。明日また工事に来て柱上のトランスを移すことになるようです。昨日はものすごい数の車が来ての大工事になったようですが、明日も多分同じでしょう。電柱が細くなるととてもすっきり見えます。