栄子のひとりごと 2003年3月分

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3.31

 発表会の幹事さんと各係の責任者の方と反省会をしました。お母様方はしっかりと色々な角度から見ていて下さるので考えてもいないような貴重な意見交換が出来、次回の発表会へつなげる素晴らしいアイディアがたくさん生まれました。次の発表会は2年後です。お母様方の嬉しそうな様子を見ていたら2年後と言わず、また来年やりたくなってしまいました。さあ次はいよいよコンクールです。今年は夏に海外に行く用事があるので生徒たちは早めの予選を受けるように準備しようと思っています。


3.29

 昭義先生が第一生命ホールまで車で送ってくれたので30分ほどで会場に着いてしまいました。ロビーに着くと私の可愛い生徒達も既に到着していました。その後待ち合わせをしていた山田先生とご一緒に会場に入ると先生が「演奏者の表情、息遣い、ペダリング等がよく見える前の方へ行きましょう」とおっしゃったので前から2列めに座りました。こんな前に座ったことがなかったのですがなるほど演奏者の様子がよくわかりいつものコンサートとは一味違った意味でとても楽しめ、勉強になりました。前の席に座るのも面白いもの です。
 フィットペダルとボードを使ってくださったお二人の演奏も、よく拝見することが出来さすがに無理のない美しい姿勢で演奏も完璧でした。こんな演奏を聴かせて頂くとやはり作って良かったと実感できます。ほとんどの演奏者が個性豊かで選曲も素晴らしく最初から最後の田村響君まで充分に堪能出来、あっという間の7時間でした。


3.28

 明日はピティナの入賞者コンサートが第一生命ホールで開かれます。昨年のピティナコンペティションの集大成です。前から聴きに行こうと思っていたのですが、うっかりしている内に完売してしまっていました。諦めていましたが、運良くチケットが手に入り聴きに行けることになりました。その出演者の中にお二人フィットペダルとボードを使って演奏してくださる方がいらっしゃいます。指導していらっしゃる先生からそのことをお聞きし、明日のコンサートが益々楽しみになってきました。華やかなステージを想像し、今からわくわくしています。


3.27

 発表会では生徒がよく頑張ってくれたので次への目標もはっきりとしてきました。大きな行事を終え、生徒達はやっと春休みということでのんびりしている事でしょう。今後はコンクールを受ける生徒、基本的練習に徹する生徒、と様々ですがたまには息抜きも練習の一つと思っています。私も今日は久し振りにずっと見てやれなかったお花の手入れをし、身も心もリフレッシュしました。


3.25

 今日は理恵子がお世話になった芸大の卒業式でした。朝からあいにくの雨模様でしたが式は11時から新奏楽堂で厳かに執り行われました。在学生代表の弦楽四重奏の調べに始まり、約1時間半の卒業証書授与式の後再び弦楽四重奏で幕を閉じました。その演奏者の中に昨年理恵子と一緒にコンサートを開いた傳田さんがチェロを弾いていらしたので嬉しくなってしまいました。美しい調べにうっとりと耳を傾け、様々な思い出をふり返っていました。まだあどけなかった芸高入学式からはや7年・・・・時の流れの速さに驚くばかりです。この素晴らしい環境の中でたくさんの先生方や仲間達に囲まれて音楽を学べたことが本当に幸せなことだと思います。秋にはポーランドへの留学を控えています。厳しい世界ですが、自分を見失わず一歩一歩前進して欲しいと思っています。


3.24

 昨日の続きです。指導者の演奏まで含めて全ての演奏が終わり集合写真を撮る時に生徒の一人が私に向かって大きく手を振り「先生!!!とってもじょー ずだったよ!!!!」と、本当に嬉しそうに言ったのです。その言い方がまたすごく可愛くて思わず笑ってしまいました。間際にはレッスンが忙しすぎてまともに自分の練習どころではなかったので、指導者の演奏はカットしようかと昭義先生と話したりもしましたが、生徒はみんなとても喜んでくれたようなので今ではやって良かったと思っています。でも充分に練習も出来ずにステージに上がることはいささか怖いものがありました。今日は朝から発表会のことでうれしいメールを、いらして頂いたたくさんのお客様から頂きました。


3.23

 生徒の発表会が無事終わりました。毎回発表会は演奏者の気がちらないように前の何列かはテーピングで空席状態 にするのですが、今日はそれ以外の座席は全て埋まってしまうほど多くのお客さまにいらして頂きました。何と言っても皆が大変頑張ってくれたコンサートでした。聴いていて今日の演奏をするまでのひとり一人のさまざまな道のりを思い出し、胸が熱くなってしまいました。幼稚園から大学生まで全ての生徒が自分の子供のように可愛くステージできらきら輝いている姿を見て、こんな生徒達を教えられる私はなんて幸せ者かとあらためて感じました。また裏方さんに徹してくださったお母様がたの仕事ぶりが徹底していて、今回私は安心して生徒の演奏に耳を傾けることが出来ました。いつも思うことですが、子供の成長は本人の努力はもちろんですが、周りで毎日支えとなる家族(親)からの影響が大ということです。この2つが満たされていてこそ初めて指導者の一言一言が生きてくるのだと思います。その点、私たちの教室には理解あるご家庭の生徒さんが多く、今日の様な素晴らしいコンサートが開けたのだと自負しています。次の写真は第3部のアンサンブルに出た生徒達の写真です。

 今日のコンサートの目玉の一つであるフィットペダルとボードが大活躍しました。6名がソロとアンサンブルでダンパーペダルソフトペダルをフル活用し、物の見事に使いこなしてくれました。従ってそれをセットするお母様方も見事な手さばきでした。どこにも手抜かりがないあたりさすがは栄子先生の生徒のお母様方!!!実にテキパキと行動されていて驚きました。
 もっともっと書きたいことがたくさんありますが、今、頭がついていけないほど疲れているのでこれくらいにしておきます。


3.21

 毎日レッスンで少しバテ気味でしたが心配していた生徒も今日になって良くなってきていたのでやっと安心できました。
明日も最後のレッスンにくる生徒が何人かいます。ホームページをご覧になっているたくさんの方から発表会を是非聴きたいというメールやファックスを頂いています。時間が書いてなかったようなのでここにお知らせいたします。
 とき  3月23日(日)1時30分開演、 終演4時半
 ところ 市川市文化会館  小ホール
    第一部 ピアノとヴァイオリン独奏の部
    第二部 ピアノ独奏の部
    第三部 アンサンブルの部
    第四部 ヴァイオリンと卒業生の部
        指導者の演奏
出演者一同お待ちしております。どうぞいらしてください。


3.18

  発表会に向けてレッスンが立て込んできました。仕上がりの良くない生徒が今頃になってジタバタしていて、レッスンの嵐です。発表会当日に疲れがピーク になってダウンしないように上手く調整しないといけません。先生に頼らずテキパキと出来る生徒が増えてくれると楽なんだけどなー・・・・・。

 演奏会、発表会のビデオを撮るということは、思い出作りは勿論ですが自分の弾き方やステージマナーを振り返るという大きな意味があります。また自分の演奏だけではなく、他の人の演奏を見ることが大変勉強になるのです。


3.17

 今我が家はまるでお花屋さんです。昨日頂いた花束で家中良い香りです。

 

 昨日のプログラムはスカルラッティのソナタ(連打ばかりの)、ハイドンのソナタ、ドビュッシーの映像第2集、宍戸睦郎のトッカータ、休憩をはさみ後半はオールショパンプロでスケルツォ第3番、國谷先生のインタビュー、幻想即興曲、ワルツ第4番(小猫ちゃん)、ポロネーズ「英雄」、お客様の大喝采に応えてアンコールは、ショパンのエチュードop.25−6「3度」、ワルツ「子犬」、ヴィラ=ロボスの道化人形、の3曲でした。いらして頂いたお客様には大変喜んでいただけたようで、地元市川でのリサイタルは大成功となりまし た。


3.16

 超満員のお客様の温かい拍手に迎えられ無事コンサートを終えて帰ってきまし た。家を出て会場に入ると既に調律の方といつも理恵子のリサイタルにはプロ 顔負けの撮影をして下さる私の生徒さんのお父様がいらしてビデオの準備をさ れていました。午前中にリハーサルをしましたがピアノがことのほか重たく、響きもほとんどないためリハーサルだけで体力を消耗してしまうのではないかと思うほどでした。合間合間に調律の方に手を入れていただき少しずつは改善 されましたが、根本的には問題点を残したまま本番を迎えることになってしまい 気が気ではありませんでした。会場によっていろんなピアノがあり短時間にその感触になれなくてはならないのがピアニストの宿命ではありますが、今日のピアノには正直参ってしまいました。調律師さんも限られた時間でお気の毒なほど精一杯の調整をしてくださり感謝感激です。本番が始まると楽屋での、うかない顔が想像もつかないほどニコニコとステージに出てきたので私も気持ちを切り替えコンサートを楽しもうと思いました。一曲ごとに調子が出て きて國谷尊之先生の巧妙な司会でインタビュー後はお客様もこころから楽しんでいらっしゃる様子がわかりました。國谷尊之先生は会場を盛り上げる天才で す。できれば理恵子のコンサートではいつもご一緒に出演していただきたいな〜なんて勝手なことを考えてしまいました。でも全国のトークコンサートや課題曲説明会に引っ張りだこの先生ですから無理なんです。なにはともあれ最終的には大変印象的なコンサートになりました。来週は生徒達の発表会です。このピアノでは少々気が重いですが今日よりは状態が良くなっていることを願っ て・・・・。いらして下さった皆様本当にありがとうございました。

 

(今日のプログラムはスカルラッティのソナタ(連打ばかりの)、ハイドンのソナタHob.XVI-52(Es-Dur)、ドビュッシーの映像第2集、宍戸睦郎のトッカータ、休憩をはさみ後半はオールショパンプロでスケルツォ第3番、國谷先生のインタビュー、幻想即興曲、ワルツ第4番(小猫ちゃん)、ポロネーズ「英雄」、お客様の大喝采に応えてアンコールは、ショパンのエチュードop.25−6「3度」、ワルツ「子犬」、ヴィラ=ロボスの道化人形、の3曲でした。)


3.15

 明日はいよいよ理恵子のリサイタルです。解りやすい楽しい曲が多いので私の生徒達もみんなとても楽しみにしてくれています。國谷尊之先生の司会も楽しみです。詳しくは明日ご報告いたします。


3.14

 ここ2〜3日、発表会に向けての雑用が立て込んでいて、夜になってやっと自分の時間ができ、練習を始められるのは11時過ぎです。普通の家庭ならとっくに寝静まるころなのでしょうが、我が家の場合は家族三人がそれぞれに各部屋に分れて真夜中に黙々と練習しているというわけです。また明日も多分こんな調子ですのでホームページをゆっくり書けません。でもなぜか忙しすぎる位の方が楽しく充実しています。生徒の方もここへ来てやっと調子が出てきた様で す。


3.12

 発表会に向けて昨日から『お仕置き部屋??』が大活躍です。お仕置き部屋は普段のレッスン室と、離れたところにあります。少し前のことですがここで生徒を練習させていたことをすっかり忘れて4時間ほど閉じこめてしまったことがありました。気がついてあわてて行ってみるとその子は真っ赤な顔をして一 生懸命練習中だったのです。さりげなく『頑張ったから、そろそろ止めようか・・・、』と言い、練習したものを聴かせてもらうと、ものの見事に悪いところが直りうれしそうにニコニコしていたのです。この子は「こんなに集中したのはひさしぶり〜」といったのです。「泣いてなくてよかった!」と安心した栄子先生でした・・・。お仕置き部屋と言っても生徒達はここで練習出来ることがうれしいようです。当たり前の練習が出来てなかったり練習不足の場合は必ずこの部屋に入って2〜3時間修業を積むことになっています。当たり前の練習とは、ゆっくり良く音を聴いて弾くこと、片手ずつ(特に左手)の暗譜がしっかり出来ていること、部分練習が徹底的にできていること、等です。このところレッスン以外のことで考えなければ

ならないことがたくさんあったので 一人ひとりの様子を良く観察できないままに日が過ぎてしまい、今になってその付けが回ってきてしまいました。残された1週間でどれくらいラストスパー トがかけられるでしょうか。ほとんどの生徒がいつもの倍レッスンに通ってく ることになりそうです。発表会間近になってこんなあわてている自分が情けな いです。


3.11

 今日はとてもうれしい出来事が2つありました。1つはフィットペダルとフィットボードの素晴らしさをわかっていただき、記事として取り上げていただくことになったこと。もう1つは受験のために休んでいた生徒がレッスンを再開し、すごく頑張っていること。この生徒は出来ることなら発表会に出たいと受験後、張り切っていましたがやはりそのためには少し時間が足りず間に合わないため涙を呑んで出場をあきらめたのでした。でもうれしいことに発表会当日はお手伝いにきてくれるという優しい生徒です。学校では生徒会の役員としても活躍しました。何でも意欲的で頼もしい生徒です。


3.10

 我が教室に来て、まだ間もない生徒は先週注意したことをほとんど直さずにくる子が多いです。多分緊張しているせいだと思うのですが、私の言っていることがあまり通じません。最初のうちはリラックスできるように色々冗談などを言ってみるのですが、どうも栄子先生のことを心の中で「こわ〜いおばさんだ ・・・」と思っているのでしょう。にこりともしてくれません。ひとりで冗談を 言ってるのって寂しいよー・・・・。うなずいたり、ハイ!と返事をするのでよくわかっているのかと思うと全然そうではないのです。1週間後に聴いてみるとな〜にも直してなかったりするので驚きです。案の定、今日も全然直っていな かったので、新しい生徒には必ずする、ざるとボールの話をこの新しい生徒にしてみました。先生の話や注意をよく聞いてうけとめるのが『ボール』で何も 聞いていなくて全部流れていってしまうのが『ざる』です。この話をすると不思議なことに翌週から全く別人のようになってレッスン室に入ってくるので実に確かなおまじないです。まだ私のレッスンを受けるようになってから2ヶ月 くらいなので私が何を望み、何をどれくらいしなければならないのかが全くわかっていないのでしょう。今度この生徒がどんな顔でレッスンにくるかが楽し みです。


3.9

 午前中から一日発表会に向けてのリハーサルでした。全体を通して感じたことは小さいころは無心で弾いていてもだんだん大きくなると環境や練習量によってかなり差がついてきます。特に小学校高学年位からは本気で練習しているかそうでないかで比べ物にならないほど差がついてしまうものです。今日のリハーサルは中には、よく頑張っている子もいるのですが、残念ながら全体に物足りなさを感じたので、あと2週間でどれだ熱くなってくれるか・・です。かなり焦りを感じてしまいました。


3.8

 以前から憧れていて、ほとんどお話もしたことのない先生から夢のような嬉しいお電話がありました。フィットペダルとボードをとても気に入ってくださって、「生徒も使わなければなりませんがこれこそ指導者が生徒のために持つべき必需品です。成長期の子供たちに最高のものを作っていただきました。ボードの方はMー60より広めで軽く、持ち運びにも便利、滑り止めの工夫も素晴らしい。これからセミナーで各地に行きますがそこで紹介いたしましょう。」とおっしゃってくださったのです。喜びの種を一つ一つ蒔くことで日本全国の小さなピアニスト達に花を咲かせることが出来たらこれほどに嬉しいことはありません。私のこんな夢がいつの日か叶いますように・・・。


3.7

 昨日に引き続き今日はボードの話です。ペダル以外にもう一つ、娘が足台を使って大変苦労していたことがあります。それはMー60が演奏中に滑って移動してしまうことです。私はMー60を初めて購入したのが娘が5歳の時なので今から17年ほど前のことになります。多分出来たばかりの頃でまだ余り普及していませんでした。今はだいぶ改良されていますが、その頃は今のより更に床との接触面積が狭く練習の時に滑るだけでなく、踏み込むと前にガクッと倒れてしまうことが何回もありました。そこでそのMー60の下の部分に大きな板を釘で打ち付けて全く倒れることをなくすことに成功しました。

滑ることの予防策は板の裏に黒いゴム板を貼ることで解決しました。コンクールでは小さな失敗も許されないので、その上更に用心のためにガムテープも貼ったのですから・・・今考えるとすごい入れ込みようです。でもそれくらいしてやらなければ、それまで苦労したことがすべて一瞬で水の泡になってしまうかもしれないのですから当たり前でしょう。そんなわけでコンクールやコンサートにはどんなに遠くへ遠征する時も、絶対に板とゴム付きの自分の足台を持参することが当然で、会場に置いてあるものを使ったり人のものを使ったりすることは絶対にありませんでした。ですから大きくなって足台がいらなくなった時の喜びはひとしおでした。子供の成長に合わせて親や先生がしてあげなければならないことは山のようにあるのですね。でも、だからこそ育て甲斐があるのでしょう。
 フィットボードはこのような様々な苦い経験を基に何度も試作を重ね出来上がった物です。どうぞペダルとともにその醍醐味を味わってみてください。


3.6

 フィットペダルとボードを使っていただいた方からたくさんの嬉しいメール や お手紙をいただく様になりました。
ペダル付き足台(Mー60)を一番低く下げた状態は床から13センチなのです からどう考えても、今まで足台を付けて弾いていた人がいきなり床に足を付け て弾けるわけがありませんよね。13センチの身長が伸びるためには少なくても 1年半から2年はかかるでしょう。しかもMー60なしでばっちり弾けるように なるのは140センチ越えていなければ不可能だと思います。これは自分の娘で 痛いほど経験済みです。確かに140センチになると補助なしで弾くことは出来 ますが、上半身を自然な形を保ちながら何時間も疲れずに弾くことは不可能な 事でした。ですからMー60ではもう弾きづらいと感じてから全くいらなくな るまで(この状態の年齢は8歳から12歳くらいまでですから小学校2年生から 6年生まで)という非常に大切なときに弾きにくいという理由から弾くことが 嫌いになってしまったり悪い癖がついてしまったりしたら大変なことになりま す。アシストペダルを考案された方にも何回か私の希望をお伝えしてこのよう なものを是非作っていただけないかとお願いしましたが「充分理解できます が、むずかしいことですね・・」とのお答えでした。困った揚げ句、もう自分 がやるしかないと思ったのです。今回これが出来たことにより多くの方に買っ ていただけたことそして喜んでいただけたことでやはり私と同じ気持ちで悩ん でいらした方が大勢いらしたことが証明されとても安心しました。このセット を是非購入したいと言ってくださるのは本気で生徒さんのことを考えていらっ しゃる方と本気で子供の成長を望んでいらっしゃるご両親だけなのです。まだ この肝心なことに気づかない人もたくさんいます。弾いている本人はどうした らよいのか解らないのですから周りの大人が気づいてあげなければかわいそう です。
まだホームページ上でしか公開していないのにこの反響ですから、チラシが出 来たらどんなことになってしまうのでしょう!


3.5

 久しぶりにレッスンに集中できました。やはり教える側の姿勢で生徒の反応 は 随分違ってくるものです。私が疲れている時にはそれなりのさえない反応 しか返ってこないのですが私が元気いっぱいで妥協せず要求すれば、生徒達は 必ず応えてくれます。今日はほとんどの生徒が一生懸命練習してきていて、反 応もよく大変いい気分です。ある程度弾けてきて更に磨きをかけたい時に使 う、とっておきの方法を教えました。すると面白いことにすぐに出来る子もい れば 全く出来ない子もいました。出来なかった生徒のひとりが『なんかすご く変われそう!!!家でやってみる!!』といって目を輝かせて帰って行きま した。 これによってこの生徒が次回までにどれくらい変わってくるかが大変 楽しみで す。何でもすぐに出来てしまう生徒を教えることは、より上を目指 せるのでもちろん楽しい事ですが、反応の鈍い生徒を目覚めさせることも同じ ように、いやそれ以上に楽しいです。


3.4

 発表会が目前に迫っているというのにフィットペダルのことや理恵子のリサ イタルのことでひっきりなしに電話の応対や打ち合わせをしなければならずレ ッスンに集中できないことが悩みの種です。発表会の時期でなければこの両方 ともが私の生き甲斐であるはずなのに・・・・
しかもコンサートも完売、ペダルも完売となってしまいました。売れないのも 悲しいことですが売れすぎてもまた別の意味で大変な事が起こってきます。次 から次と仕事が湧いてきて毎日あっという間に真夜中になっているという始末 です。ペダルは一応明日で一段落するのでやっと生徒のことをじっくり考える ことが出来そうです。今日のレッスンで何人かの生徒のお母様に 『ペダルと ボードがほしいのですが・・・・』といわれて初めて気がついたのです。『し まった!!そう言えば私の生徒には、試作品のペダルとボードしか渡していな かった!!』この子達のおかげで素晴らしいものが出来たのに、なんていうこ とをしてしまったのだろう。可愛い生徒達の分を確保してあげるのをすっかり 忘れているうちに完売してしまったのです。
 もう発表会までわずかしかないのでとにかくこれからは生徒の方にしっかり と目を向けレッスンに集中しなければ・・・・・


3.3

 昭義先生がリビングのスピーカーの高さを色々変えています。高さを変えて いるだけなのですが、全然聞こえ方が違うので驚いています。いつも聴いてい る曲なのに全然違うCDを聴いているのかと思うほどです。魅力的な響きでい つまでも聴いていたくなります。音楽を聴くことがこんなに素敵なことだった とは・・・・
 さて、次は嬉しい誤算・・・フィットペダルがブレークし始めました。売れ なかったらどうしようか、と内心ドキドキしていましたが今度は足らなくなっ た らどうしよう・・・・という問題になってきてしまいました。特に先生用 に作った セットの売れ行きが良く生産が間に合わなくなりそうなのです。こ のところ使 っていただいた全国の先生や生徒さんから感想や使い心地につい て、嬉しいメールをいただいています。「ひきやす〜い!すご〜い』という声 を聞けることが今一 番嬉しいです。


3.1

 今日は銀座のヤマハで課題曲説明会があり、朝から先生方と大変有意義な時 を過 ごしてきました。会場は熱心な先生方の熱気で一杯でした。今年も、あ れもこれも可愛い生徒たちに早く弾かせてみたいと思う曲がたくさんありまし た。これから色々弾いてみて指遣いなどの細かい直しをして発表会後に生徒に 渡すことになります。
 さて休憩時間にはフィットペダルとフィットボードの件で大いに盛り上が り、なんと先生用に作ったセットSが売り切れてしまいました。やはり一生懸 命な先生方の悩みは一緒でした。
 『素晴らしい素晴らしい!!こういうのを探していました』と言っていただ き 瞬くうちに予約されてしまいました。このセットは中でもいちばん高いセ ット だったのでまさかこんなことになるとは思ってもいないことでした。久 しぶり にこんなに嬉しいことを経験しました。これによってこの先生方の生 徒さん達 が「弾きやすい!!!!。』と言って喜んでくれると思うと更にぞ っとするほど嬉しくなってしまうのです。
 いつも出かける時は帰宅してからの用事が出来るだけ少なくなるように色々 済ませてからになるのでたいていは乗ろうとしていた電車に乗り遅れそうにな るのです。今日も例によって大忙しで支度をしていましたが案の定、出遅れて あわてる羽目に・・・・でも昭義先生が車で送ってくれるというので大助か り。道が空いていたので、銀座までアッという間に着いてしまいました。


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